日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 縁・・ *

2006年07月16日 | 雑感

◆クレマチス  別名:テッセン  キンポウゲ科
  花言葉:美しいこころ・旅人の喜び

次女夫婦と展君のご両親とベビー布団を買いに行く、これで出産準備はすべて完了。
以前から夕食を一緒にと考えながら、私の身体のことが落ち着かなかったりで今日やっと叶った。  
料理は好きなので腕を振るおうと献立を色々考えていたが、夫や次女が手巻きがいいと言う事で了解。 

外でお会いすることはあっても我が家へ来て頂くのは初めて。 家の中を案内し準備の間に、
夫や次女がパソコンに取り込んでいる田舎の写真や、夫のブログ等を見せてさし上げた。

「展は、ちゃんと行儀良くしていますか・・」 お父さんの気遣いに 「展はスポーツをやっていたから、
そう言う者は上下関係と言うものが出来ているから、その点ではOKですよ」
同じすし桶から酢めしを取り具材を包み飲み食べながら、話は家族のことスポーツなど多方面にわたる。
もの静かなお父さん、お酒が飲める明るくい気さくなお母さん、とても和やかな夕食だった。
話ははずみすっかりうちとけて、ずっと以前からの知り合いだったようなそんな雰囲気であった。
夫はこう言う雰囲気作りは結構うまいような気がする。 苦手な私は感謝である。 
終わりには「高校野球迎えに行きますから是非、一緒に行きましょう」そんな話しにまで展開。
手巻きにして正解だった。


昔食事と言うと家族は、まるいちゃぶ台でみんなが顔を合わせ同じものを食べた。
子供もの頃は親はお客さんや地域のこと、子供たちは学校や友だちのこと五人いると聞いてもらう競争。
そんな日々を重ねる中に「和」が出来て、それは大きな家族の和に繋がっていたのではないかな。  
地域性もあるが、それが日本の原点でもあるような気がする。
(今は、TVメチャイケで加藤家の食卓があの丸いちゃぶ台、みんながぐるりと囲んで・・余談)

今は親子の食事の時間がまちまちであったりするのを良く聞く、我が家もそんな時期はあった。
どんな時も私はいるわけで、いない家族のこともいっぱい話しながら来たように思う。 
今や家族一同で顔を合わせて食事すると言うのは、当たり前でなくむしろ理想かもしれない。
家族関係親子関係のむつかしさは、そんなところからもくるのかな。

途中で展君のお父さんが気づいた。
夫が家と車の鍵をつけているキーホルダーと展君のお父さんのキーホルダーが同じだったのである。
夫はハワイへ行った時、友人や知人へお土産にと丸いのや四角、六角形や沢山買って来て残った
たったひとつを愛用して使っていたのだ。
展君のお父さんは知り合いの方にお土産で頂いたそうである。 
不思議だった、ちょっと形の変ったキーホルダーなのに。

縁って不思議・・。 出会うようになっていた両家なんだろうかな・・と思えて来る。
キーホルダーのそんな偶然が、お互いを良縁と結びながら夜会を心地良く終えることが出来た。
今でも不思議な気がする。 何十個もあった中の残りのひとつだったのに。


                        * 紫陽花今日の一枚 *