日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 神戸空港へ・・ *

2006年07月08日 | 風景・お出かけ

神戸の一人暮らしの婦人を訪ねる。 夫と次女と三人で。
展くんは神戸本社で、大阪の社員も一同に介し、営業成績発表及び新たな指針等の会議。
50人中6位。 良くがんばった。 日々のがんばりは毎日伝う。 
次女が作るお弁当やお茶やおしぼり、欠かさないメッセージにも元気をもらっているかな。
縁とは不思議なもので、本社は婦人の家まで歩いて行ける近い距離にあるのだ。

お昼を食べた建物の中には、東南アジア系の人たちが多く、

                                七夕飾りも国際色豊か、読めない・・。


婦人は八十歳を過ぎられて、老いが早くなったように感じられるが。
先月よりも白髪が少し増えているような気がする、外出もあまりすることはなく殆どが家の中。
天涯孤独、震災後仮設におられた頃は大勢の人たちと生きようと言う、勢いや明るさがまだあった。
新設の市営住宅は一人暮らしで、殆ど家から出ないから以前は人の気配を感じさせず寂しかったが、
いつの間にか高層住宅が増え、付近には美術館、日赤、大量販店や大きなスーパーが入った
HAT神戸も出来、街はにぎやかになった。 離れている私たちにはその事が少しは救いである。

異常なほどに汗をかかれるし躊躇しておられたが、夫が二月開港の神戸空港へ案内することに。
会議の終った展君もやってきてみんなが始めての、神戸空港へ向かう。

思ったよりずっと小さく、しかし展望のデッキには発着や離陸を見る人たちが結構いる、暑いのに。 
本当なら、色々な事にいっぱい興味や関心があった方なのに、最近は特に頭がふわふわするらしい。
足もおぼつかなくなって来ている。 何に対しても意欲が失せている。




四国のお墓参りでもどこでも、連れて行ってあげますよと、私たちは言っているのだがそこまでの
気力や体力は無くなっている。 なんとかして連れ出そうと夫は常に思っている。
神戸空港には行って見たいと言う気持ちはあったようで、行きと帰りとでは顔が全く違った。
「行って良かったわ」と、とても嬉しそうである。 




北側は市街地がまるでパノラマ。   (次女撮影)



見送られるのが辛い別れの後、家に着いたからと電話をしたときは話し中だった。
唯一上の階の友だちに、早速行ったことの報告をしていたようで、喜んでいただいて良かったと
私たちはただそのことが嬉しかった。  
歩行に手を添えていた私故、空港内などの写真は撮れなかったけれど。

このあたり一帯は一人暮らしの方が多く、年金暮らしや収入のない老人が多い。
税金や保険に新しい法律は、弱き高齢者にあまりにも無情で冷たく、心が痛む。



                   * 紫陽花今日の一枚 *