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聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

ロビン・ウィリアムズさんにラストが重なった

2014-09-04 23:35:17 | 洋画青春・ロードムービー
ドラマも見るようになってから
格段にアメリカやイギリスの俳優を目にする機会が増えたので
同時に訃報もよく届くようになった昨今。

それでも彼が亡くなったというニュースはとても衝撃的でした。
8月11日に63歳でこの世を去ったロビン・ウィリアムズさんに追悼の意を込めて
改めて出演作を見直したい気分。

手始めに、WOWOWで放送された89年の代表作


  

      いまを生きる


原題の"Dead Poets Society"とは
ロビン・ウィリアムズ演じる先生が
在学中に作った詩を読む会の名前で、
"いまを生きる"というタイトルは彼が生徒たちにラテン語で伝えた言葉。

内容もさることながらアメドラファンとしては
若かりし頃のジョシュ・チャールズロバート・ショーン・レナードが出ていて
可愛い~と浮足立ってしまいました
イーサン・ホークも若いね~


1959年、バーモント州のウェルトン高校
OBのジョン・キーティング(ロビン・ウィリアムズ)が赴任してきます。

厳格で伝統ある全寮制の男子校なので
生徒たちは抑圧されていて、
将来医者や弁護士などになる、いわゆるエリートコースに進む事が最優先。

ニール・ペリー(ロバート・ショーン・レナード)や
ノックス・オーバーストリート(ジョシュ・チャールズ)、
転入してきたトッド・アンダーソン(イーサン・ホーク)も例外ではありません。

ところが、教科書を破り捨ててしまえ
型にはまった教育ではなく
詩の素敵さ、自由の素晴らしさなど
キーティングはいまをいかに生きるかの大切さを生徒たちに説いていくので
次第に皆は感化されていくのです


そんなある日。
ニールはキーティングが在学中
「Dead Poets Society(デッド・ポエッツ・ソサイアティ)」という
詩を読む会を行っていたのを知り、
ノックスやチャーリー・ダルトン(ゲイル・ハンセン)らと共に活動を再開させます。

恋や音楽など各々が自分のやりたい事に目覚めていく中、
ニールは演劇を始めるのですが、父親に大反対され…


第62回アカデミー賞では脚本賞に輝き
ロビン・ウィリアムズも主演男優賞にノミネートされた作品で、
彼の風変わりな教師の役が光ります





この映画は何といってもラストでしょう
完全なネタバレですから、
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って言うのは嘘だけど、(面倒くさい女)
多分知って見ても十分面白いと思うので書きますと、
ニールは自殺してしまうんです

キーティングに色々教えてもらううちに
自分は演技が大好きで、
父親が怖くて我慢していたと気付くんですね。

父親には本音を話せないけど、キーティングには素直な気持ちを吐露できる。
反対されているという事も相談できるんです。

そして何とか説得して演劇に出る事を許してもらった。
でも出たらどうしてお前は逆らうのだと
その後陸軍学校に転校させて医者にならせると無理やり人生を決められてしまいます。
その夜彼は自殺…


学校側はこの責任の所在を明らかにしなければならないから
生徒たちに強制的に
キーティングのせいで死んだと書面にサインさせたんです。
放校処分にならない事と引き換えに。

その結果キーティングは学校を去ることになり、
皆は堂々と反抗できないから机の上に乗って彼を見送る…

このシーンは物語の途中から繋がっているんだけど
中盤で生徒たちが机に上がるシーンが出てきます。

  

彼が物事を様々な角度から見るために上がってみろと。
言葉を発する代わりに教えてもらった事を実践して
彼を慕っている、本当は自殺は彼のせいだと思っていないと訴える生徒たちに心が打たれるのですが…

今見ると彼の人生に重なって見えて仕方ありません。
必要とされているのに、
皆は彼を求めているのに退場しなければならなかった…

まだまだ彼の演技を見たかったのに
もっともっと見せて欲しかったのにこの世を去ってしまった…

あの最後のすべてを解って受け止めたような顔をして
この世も去っていったのかもしれません。

改めてご冥福をお祈りします。


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