聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

北の国から'84夏 (視聴率24.3%)

2012-01-12 13:10:14 | 邦画ヒューマン
このドラマ自体しっかり見ていなくても、
誰かがパロディにしたり、
感動した話をしたりと、
部分、部分の話は知っている方も多いのでは



そんな「子供がまだ食ってるところでしょうが」という
あまりに有名なラーメン店でのシーンがあるのは



北の国から'84夏



確かに"人の不幸は蜜の味"と申しますが、
あれ何か見覚えが…)
やっぱりやりすぎですよ


いえ、でも今回はそれが相当面白い訳で…


若干スペシャル2作目でここまで悲惨なら
最後まで見られないんじゃないかと思ってきました


草太に関してはいわゆる罪が返ってきた自業自得ってパターン





1984年の夏休み。
父さん=黒板 五郎(田中 邦衛)の
親友中畑のおじさん(地井 武男)の
甥っ子君(六浦 誠)が、富良野に遊びにやって来たんだ。


努君は持ってきたパソコンを自慢したり、
父さんの悪口を言ったり、すげーむかつく訳で…



特に父さんの事をがっかりだなんていうのは許せない訳で…


だって本当の事なんだもん。あの日以来父さんは…






その日、父さんが出稼ぎから帰ってきて、
雪子おばさん(竹下 景子)も2年半振りに来るので、
迎えにいく事になっていたんだ。



けれど正吉君(中沢 佳仁)とのスキーが楽しくって
なかなか止められず、大急ぎで駅に向かった訳で…




た、大変です
と、父さん、丸太小屋が火事になってしまいました
しかもそれは僕=純(吉岡 秀隆)のせいかと思われ…




このシリーズで「印象に残るシーンは?」というアンケートでは
必ずや上位に入る
丸太小屋火災とラーメンを食べているシーンが出てくるスペシャル版第2弾です













子供と言うのは時々何の気なしに
痛い所を突きます。

今回純が五郎に言う事はまさにそう。


「昔の父さんならもっと自分でやった。」



最後のラーメン店でのシーンにつながりますが
これは多くの大人が言われたくない台詞なんじゃないでしょうか


だって、年とったんだもん



昔と比べられても困るよねぇ。
特に肉体的な部分では




ただし
この部分の肝だと思いますが、
精神的な事も絡んでいるから痛いんですよね。



年を重ねるとどうしても"チャレンジする事"を
避けるようになる。
そこに向かうのも大変だし、
失敗した時のダメージも若い時より大きいから。

"忙しさ"に感【かま】けるのもできるから。



でも本当は頑張んなきゃって思いもあって
そこを突かれたから、五郎は怒るしかできなかったんですよね


お子さんがいらっしゃる方は
1度や2度は、同じ経験をしているかもしれません。






私が一番印象に残ったのは、五郎の純に放った

「何でも悪いのは正吉君なんだな。」



色々問題が起きて
全て正吉君が元凶なんだと説明したからなんですが…




確かに自分も一緒にやったのに
全て他人のせいにし、身を守る態度は悪いと思いますが、
"盗み"に関しては
実際にやるのと、やらないのでは大きな違いがあると思うのです。



人は日々誘惑にさらされ生きている。
それをギリギリの所で我慢するのか、
それとも誘惑に負けて本能のままに行動するのかでは大きく違う。


実社会では盗ろうと"思っただけ"では犯罪ではないけど
"盗った"ら罪なんです。


正吉もしきりに「盗ろうとしただろ」と責めていましたが
違うんじゃないかと私は感じました


あなたはどう思いますか


もちろん、他の心に残るシーンなども教えて下さい


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