″出来なくて、やらなかった″のではなく
″出来るのに、あえてやらなかった″というのは
大きな違いでしょう。
良い時も悪い時も。
1932年日本で初めてのトーキー作品
「マダムと女房」が世に送り出されてから約30年。
映画の中で台詞を耳にするのは当たり前になったのに
あえて、排した意欲作![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/atten.gif)
裸の島![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
今年100歳で亡くなるまで
日本最高齢の監督だった新藤 兼人さん。
監督は独立プロの先駆者でもありますが、
実はこの作品を撮る前まで
その会社″近代映画協会″は資金繰りが悪化していた。
けれどこの作品が61年、モスクワ国際映画祭で
グランプリ(=最高賞)を受賞したり、
世界60か国以上で上映される大ヒットになったりして
会社も持ち直したんですって![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
ヒットしたのも納得。
台詞は一切ないのに、今見ても胸に迫るものがあります![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en1.gif)
瀬戸内海の小さな島に
トヨ(乙羽 信子)と千太(殿山 泰司)夫妻は
子供2人と暮らしています。
土は乾き、平らな部分などなく、
急な傾斜のある土地で
春は麦をとり、夏はサツマイモを植えながら。
とは言っても、この島に水はほとんどありません![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock1.gif)
だから彼らの生活は
大半が隣の島から水を汲んでくる事。
来る日も。
来る日も。
来る日も…
そんな厳しい自然の中で
今を必死で生きる女を
のちに監督の奥さんとなる乙羽 信子さんが体現し、
数十人のスタッフが合宿して撮ったヒューマンドラマです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/usagi.gif)
″裸の島″というのは
″何もない島″という事なんでしょうか![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_eye.gif)
最初に海に浮かぶその島が
映し出されるのですが、
ラストにもまた映るんです。
同じ島なんだけど
苛酷な状況をまざまざと見せつけられた後だから
全然違って見える。
改めて、何もない、
酷い所で暮らしているんだなぁと。
北の国からなんていい方だよ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/warai.gif)
あの、木の根っこを抜くシーンも
衝撃的でしたよね~![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock1.gif)
作物を育てるには非常に厳しい土地。
それでも、少しでも広げたいから
抜いたんでしょうけど、
くさりの様なものをひっかけて
夫婦2人でぐるぐる回って、抜いていたのには驚きでした。
いや、ショックに近い状態でしたね。
生きる事がそんなにも大変なのかと。
ショックと言えば、パシッーンですよ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0158.gif)
今の時代ならあり得ないですよね。
水をこぼしただけで
倒れるほど頬をひっぱたくなんて![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0162.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0162.gif)
まあ、でもその認識が甘いんでしょう。
たたくほど、水が貴重だという事なんですね。
しかもこのシーンがあるからこそ
ラストがより感動的![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en1.gif)
裸の島には物だけでなく、人も居ない。
当然お医者さんも居ないのです。
だから息子が熱を出した時、
わざわざ隣の島まで迎えに行ったのですが…
間に合わなかった![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_cry1.gif)
幼い息子を亡くした母親。
悲しみがどれほどのものか
それはやはり亡くした人でなければ分からないでしょう…
全身で表現している乙羽さんと、
それをただ黙って見ているしかない殿山さんの表情に
胸が痛みました。
そのまま、また元の生活に戻るのも。
そう言えば同じ60年に作られたおとうともまた
同じ様なラストでしたね。
働く事で気を紛らわす。
食っていくだけで精一杯の時代、
そうするしかなかったのかもしれません![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/usagi.gif)
″出来るのに、あえてやらなかった″というのは
大きな違いでしょう。
良い時も悪い時も。
1932年日本で初めてのトーキー作品
「マダムと女房」が世に送り出されてから約30年。
映画の中で台詞を耳にするのは当たり前になったのに
あえて、排した意欲作
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/atten.gif)
裸の島
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
今年100歳で亡くなるまで
日本最高齢の監督だった新藤 兼人さん。
監督は独立プロの先駆者でもありますが、
実はこの作品を撮る前まで
その会社″近代映画協会″は資金繰りが悪化していた。
けれどこの作品が61年、モスクワ国際映画祭で
グランプリ(=最高賞)を受賞したり、
世界60か国以上で上映される大ヒットになったりして
会社も持ち直したんですって
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
ヒットしたのも納得。
台詞は一切ないのに、今見ても胸に迫るものがあります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en1.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/book.gif)
トヨ(乙羽 信子)と千太(殿山 泰司)夫妻は
子供2人と暮らしています。
土は乾き、平らな部分などなく、
急な傾斜のある土地で
春は麦をとり、夏はサツマイモを植えながら。
とは言っても、この島に水はほとんどありません
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock1.gif)
だから彼らの生活は
大半が隣の島から水を汲んでくる事。
来る日も。
来る日も。
来る日も…
そんな厳しい自然の中で
今を必死で生きる女を
のちに監督の奥さんとなる乙羽 信子さんが体現し、
数十人のスタッフが合宿して撮ったヒューマンドラマです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/usagi.gif)
″裸の島″というのは
″何もない島″という事なんでしょうか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_eye.gif)
最初に海に浮かぶその島が
映し出されるのですが、
ラストにもまた映るんです。
同じ島なんだけど
苛酷な状況をまざまざと見せつけられた後だから
全然違って見える。
改めて、何もない、
酷い所で暮らしているんだなぁと。
北の国からなんていい方だよ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/warai.gif)
あの、木の根っこを抜くシーンも
衝撃的でしたよね~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock1.gif)
作物を育てるには非常に厳しい土地。
それでも、少しでも広げたいから
抜いたんでしょうけど、
くさりの様なものをひっかけて
夫婦2人でぐるぐる回って、抜いていたのには驚きでした。
いや、ショックに近い状態でしたね。
生きる事がそんなにも大変なのかと。
ショックと言えば、パシッーンですよ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0158.gif)
今の時代ならあり得ないですよね。
水をこぼしただけで
倒れるほど頬をひっぱたくなんて
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0162.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0162.gif)
まあ、でもその認識が甘いんでしょう。
たたくほど、水が貴重だという事なんですね。
しかもこのシーンがあるからこそ
ラストがより感動的
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en1.gif)
裸の島には物だけでなく、人も居ない。
当然お医者さんも居ないのです。
だから息子が熱を出した時、
わざわざ隣の島まで迎えに行ったのですが…
間に合わなかった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_cry1.gif)
幼い息子を亡くした母親。
悲しみがどれほどのものか
それはやはり亡くした人でなければ分からないでしょう…
全身で表現している乙羽さんと、
それをただ黙って見ているしかない殿山さんの表情に
胸が痛みました。
そのまま、また元の生活に戻るのも。
そう言えば同じ60年に作られたおとうともまた
同じ様なラストでしたね。
働く事で気を紛らわす。
食っていくだけで精一杯の時代、
そうするしかなかったのかもしれません
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/usagi.gif)
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