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18日 カルメン ・キルスティン・シャベス 【ミカエラ】浜田理恵 ・新国立

2010-06-19 | 新国立オペラ・・
カルメン・新国立18時30分ー22時5分(2回休憩)  5回公演・4回目・4F2-44・7,350円・妥当な額

 以前も観てましたが、印象が薄い・・今回も【カルメン】キルスティン・シャベス


【ドン・ホセ】トルステン・ケール、確かに声質、声量は好みでしたが・・何か深く伝わらない、丹田に音楽が入ってこない?何故疑問が・・オケに?指揮に?合唱に?演出に?演技に?・・

 何故・・私のバイオリズムの悪さでしょう・・佐渡指揮、林、佐野コンビのカルメンが浮かんでしまった・・チョット声量不足と感じても、それ以上に演技、歌唱で印象強く残り・・舞台に対する熱い・強い想いの違い?・・東条氏 批評

 変な考えも、国税を使って・・高い出演料を支払ってカタカナ歌手を使うより、現在の日本歌手、未来の歌手を育て、活躍の場を与える事も必要ではと想いながら・・観てました・・a href="http://plaza.rakuten.co.jp/casahiroko/diary/201006070000/#comment">加藤氏が・・新国立について

【ミカエラ】浜田理恵・・主役を張れる歌手が・・何時も存在感があり、発音、発声、歌唱力と素晴らしい・・林・・佐野・・指揮佐渡・・でも舞台が はれる?・・

 聴衆の顔ぶれが、若い方々20,30代・・外国人も多い・・演目で?何時もの年配者多数の顔ぶれと違い、空気感がちがいますね・・年齢層の若い動員力をいかにするかが・・

カルメン・・ジョルジュ・ビゼー/全3幕 【フランス語上演/字幕付】
【指 揮】マウリツィオ・バルバチーニ
【演 出】鵜山 仁    【美 術】島 次郎
【衣 裳】緒方規矩子 【照 明】沢田祐二
【振 付】石井 潤 【企 画】若杉 弘
【芸術監督代行】尾高忠明 【主 催】新国立劇場
キャスト
【カルメン】キルスティン・シャベス
【ドン・ホセ】トルステン・ケール
【エスカミーリョ】ジョン・ヴェーグナー
【ミカエラ】浜田理恵
写真
【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

色々の方のブログ

1日 影のない女 【皇后】エミリー・マギー【乳母】ジェーン・ヘンシェル  新国立

2010-06-05 | 新国立オペラ・・
                    5公演の5回目4F2-16・7,350円・安い

 初見でしたが、音楽自体が楽しめますね、フルオケから奏でる音楽の壮大さと、弦の響きの美しさが、歌手陣も総じて千秋楽で、疲れも残っていたと想いますが・・
1幕から氣が出ていた・・全開歌唱では・・歌詞は・・光があるから影が・・自分に付きまとう かげ・・其れが無い・・かげを えるために 人間界へ・・その影とは、心の闇を反映した・・
 皇后・エミリー・マギー  乳母・ジェーン・ヘンシェル・・存在感が高いですね
バラク・ラルフ・ルーカス、バラクの妻・ステファニー・フリーデ・・の歌唱も素晴らしい・・
<赤い鷹が飛来し、皇后が影を得なければ3日のうちに皇帝は石になるだろうと告げる>
 この歌詞が暗示的な・・大隅さんが鷹・歌声が小ホールで聴いてますが、今回、4階天井桟敷からでも、良く聴こえたし、終始皇帝の道案内で動き回って、赤の衣裳が引き立ってました、動き、歌唱も良かったのでは・・

新国立 影のない女  [New Production]
Richard Strauss:Die Frau ohne Schatten
リヒャルト・シュトラウス/全3幕  【ドイツ語上演/字幕付】
【指 揮】エーリッヒ・ヴェヒター
【演出・美術・衣裳・照明】ドニ・クリエフ
【企 画】若杉 弘東条氏 批評
【芸術監督代行】尾高忠明  【主 催】新国立劇場
キャスト
【皇帝】ミヒャエル・バーバ 【鷹の声】大隅智佳子大隅さん ブログ【皇后】エミリー・マギー  【乳母】ジェーン・ヘンシェル
【霊界の使者】平野 和 【宮殿の門衛】平井香織
【バラク】ラルフ・ルーカス  【バラクの妻】ステファニー・フリーデ
【合 唱】新国立劇場合唱団  【管弦楽】東京交響楽団


第4場 鷹狩りの小屋
皇后は、影を得るためにバラクの家庭を悪用していることを苦しむ。夢で洞窟の中の皇帝が見え、鷹は皇后に影がないので皇帝は石になると告げる。皇后は皆を苦しめるくらいなら自分が石になりたいと絶叫する。
第5場 染物屋の家
昼間なのに暗くなった家の中に不気味な雰囲気が漂っている。女房はバラクに不実を働いたと嘘の告白をし、子供を諦めて影を売ると言う。彼女を照らしても影が無くなっている。乳母は皇后に急いで影を奪うよう囁くが、影に血が付いているので皇后は奪うのを躊躇する。バラクの手に短剣が現われて、女房が後悔にさいなまれて胸を差し出すと、地面が割れて二人は地底に呑み込まれる。



第3場 魔界の法廷
皇后は他人を不幸にしてまで影を手に入れることはできなかったと訴える。生命の水が湧き出し、その水を飲めば影を得られると告げられるが、皇后はバラク夫婦のために水を飲まない。奥のカーテンが開くと石に変わった皇帝が現れる。皇后は皇帝の後を追って死のうとする。皇后が再び生命の水を拒否すると、突然全ては赦されて皇后に影が生まれ、皇帝も元の姿に還る。二人が抱き合うと辺りは美しい風景へと一変する。滝の両側に現れたバラクとその妻は魔法の橋を渡って再会を果たす。どこからともなく、これから生まれる子どもたちの歌声が響いて来る。2組の夫婦は愛に溢れて抱き合い、子どもたちの歌声がさらに響く。

演奏時間  カット無しで3時間20分(各幕70分、70分、60分)
初演と評価
初演は1919年10月10日、ウィーン国立歌劇場で、フランツ・シャルクの指揮により上演された。主要配役は皇帝:アールガルト・エストヴィック、皇后:マリア・イェリッツァ、バラック:リヒャルト・マイヤー、バラックの妻:ロッテ・レーマンと当時望みえる最高水準であったという。第一次世界大戦後、初の大歌劇初演として大いに期待され、実際の上演も成功であった。ウィーン初演後、わずか2週間後にドレスデン国立歌劇場などでも初演された。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 皇后が目覚め、皇帝と出会った時に動物に変身するためのお守りを無くしたことを嘆く。赤い鷹が飛来し、皇后が影を得なければ3日のうちに皇帝は石になるだろうと告げる
 オペラの構想はシュトラウスとホーフマンスタールの間で話されており、モーツァルトの歌劇《魔笛》を意識したといわれる。物語は魔法の世界を舞台とするが、霊界、人間界、地下の暗闇をめまぐるしく行き来する。音楽としては、フルオーケストラの大音響から、室内楽的で透明感あるアンサンブルまで幅広く、シュトラウスの多様な表現技法を駆使している。
筋書き
作曲の経緯
『エレクトラ』、『町人貴族』、『ナクソス島のアリアドネ』、『ばらの騎士』と続いたシュトラウスとホーフマンスタールの協力になる作品である。作曲期間は1914年から1917年にかけて行われた。当初ホーフマンスタールは喜劇的人物を何人か入れようとしたが、シュトラウスが反対したという。
楽器編成
フルート4 オーボエ3 クラリネット5 ファゴット4 ホルン8 トランペット6 トロンボーン4
チューバ ティンパニ2 打楽器奏者4 チェレスタ2 ハープ2
弦五部(第1・第2ヴァイオリン各16、ヴィオラ12、チェロ12、コントラバス8)
 舞台裏にフルート2、オーボエ、クラリネット2、ファゴット、ホルン、トランペット6、トロンボーン6、ウィンドマシーン、サンダーマシーン、オルガン、タムタム4

『影のない女』は、その台本の持つ難解さや寓意が理解されにくいこと、また、長大な作品で上演も困難であることから、『サロメ』、『エレクトラ』、『ばらの騎士』、『ナクソス島のアリアドネ』などに比べて格落ちすると思われてきたが、近年はシュトラウスの最高傑作と語る人も出るほどであり、少なくとも前記の4作品に並ぶ作品と考えて差し支えない。
 日本における初演は1984年5月4日、東京においてハンブルク国立歌劇場の客演による。指揮はクリストフ・フォン・ドホナーニであった。また、1992年には名古屋と東京にてヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮、市川猿之助演出によるオリエンタルな舞台が著名である


 光が射す ところ 影が 生じ 影があるところ 生を 感じさせ

棟梁 批評

20日 愛の妙薬  新国立

2010-04-21 | 新国立オペラ・・
             5公演・3回目・中一日(23,25日)4F/2-22・7350円妥当な額

ドゥルカマーラ・ブルーノ・デ・シモーネ
アディーナ・タチアナ・リスニック・・・後半の両者の歌唱が素晴らしい、ロッシーニイロ?が色濃くでていた様な?・・歌唱、発声と良かったのでは・・

 ソロ歌唱では良い味ですが・・絡み・・重唱となるとかみ合わない感じは若さかな??ベルコーレ・与那城 敬、
ネモリーノ・ジョセフ・カレヤ・・
 ゲネプロが良かった様ですが・・3日目公演は疲れですか・・少しアレタ声が??
<伸びやかな高音はもちろん、低音にもしっかりとした安定感をみせ、まさに隙なしの歌唱を披露した。> ・・この文に??・・・
 
20日 新国立  愛の妙薬・1832
動画[New Production]
Gaetano Donizetti:L´elisir d´amore
ガエターノ・ドニゼッティ1797-1848ドニゼッティ/全2幕
【イタリア語上演/字幕付】
オペラ劇場
スタッフ
【指 揮】パオロ・オルミ
【演 出】チェーザレ・リエヴィ
【美 術】ルイジ・ペーレゴ 【衣 裳】マリーナ・ルクサルド
【企 画】若杉 弘 【芸術監督代行】尾高忠明【主 催】新国立劇場
キャスト
【アディーナ】タチアナ・リスニック
【ネモリーノ】ジョセフ・カレヤ
【ベルコーレ】与那城 敬
【ドゥルカマーラ】ブルーノ・デ・シモーネ
【ジャンネッタ】九嶋香奈枝
【合 唱】新国立劇場合唱団【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
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 場所 スペイン、バスク地方の小さな村、18世紀の終わり
前奏曲の後幕が上がると、村人の集う広場。ネモリーノは美しいアディーナへの想いを独白するが、彼女は魯鈍で弱気なネモリーノにはすげない。アディーナは『トリスタンとイゾルデ』の本を他の村娘たちに読んで聞かせて「飲めばたちどころに恋が成就する愛の妙薬、そんなのあり得ないわね!」と大笑いしている。村外れに宿営しているベルコーレ軍曹が行軍を率いて登場、その洗練された物腰と凛々しい軍服姿にアディーナは一目惚れ、ネモリーノは焦る。そこへ「森羅万象に通暁した、人類の救済者」と名乗る薬売りドゥルカマーラ博士なる人物が登場、巧みな宣伝口上で村人に薬を売り付ける。人々が去った後残ったネモリーノはドゥルカマーラに「イゾルデの使ったという妙薬」を求め、ドゥルカマーラは、とんだ馬鹿が来たとばかりにボルドー産ワインを「秘薬」として高値で売りつけてしまう。「効目が出るまで1日待たれよ。ただし当局がうるさいので、薬のことは秘密ですぞ」と言い含めて。早速試飲したネモリーノは酒の勢いで気が大きくなり、アディーナの前でも大きな態度で陽気に唄っている。そんな彼が煩わしくなったアディーナは、やって来たベルコーレの求婚に応じてしまう。妙薬の薬効で、明日になれば彼女は自分のもの、と信じて鷹揚に構えていたネモリーノだったが、ベルコーレに進軍命令が出て、急遽今晩アディーナと婚礼を挙げる、と知って愕然とする。

幕が変わってアディーナとベルコーレの婚礼の場。人々は陽気に飲み、歌うが、いざ結婚の誓約となるとアディーナはなぜか躊躇してしまう。事態挽回を図るネモリーノはドゥルカマーラに更に妙薬を所望するが、金がない。仕方なく彼は、恋敵ベルコーレの部隊に一兵卒として入隊することとし、給料20スクードを前借りして秘薬を一本購入、飲み干して眠り込んでしまう。一方で、アディーナを除く村娘たちはネモリーノの噂で持切りになっている。彼の伯父が死んで、残った巨額の遺産はネモリーノがすべて相続する、というのだ。娘たちは、ネモリーノと結ばれて玉の輿を夢見る。酔いから醒めた彼は村一番の人気者になっていてびっくりし、これも妙薬の効目、と大喜びする。アディーナは、自分が結婚の誓約に二の足を踏んだ理由は、自分も本当は純朴なネモリーノを恋しているからだ、と悟り、彼に愛を告白する。こうして結ばれた2人を村人は祝福し、ドゥルカマーラ大先生の愛の妙薬の効能を一同で賞賛して、幕。
著名なアリア
「なんと彼女は美しい」Quanto è bella (ネモリーノ、第1幕)
「聞きなさい、田舎者たちよ」Udite, udite o rustici (ドゥルカマーラ、第1幕)
「人知れぬ涙」Una furtiva lagrima (ネモリーノ、第2幕)

愛の妙薬 新国立そして舞台稽古でまず素晴らしかったのが、ネモリーノ役のジョセフ・カレヤの歌唱。2009年12月のメトロポリタン・オペラ『ホフマン物語』でも大成功を収め、いま世界中のオペラハウスから引っ張りだこのテノールは、1幕冒頭のアリア「なんと彼女は美しい」から舞台稽古に集った観客の心を一気に釘付けに。恰幅の良い体躯から放たれる声量豊かな美声、おそらくカレヤ自身がもつ愛嬌たっぷりのキャラクターがネモリーノの純朴さとぴったりはまり、劇場内は一気に幸福感で満たされる。伸びやかな高音はもちろん、低音にもしっかりとした安定感をみせ、まさに隙なしの歌唱を披露した。
 またネモリーノの恋の相手アディーナ役のタチアナ・リスニックも好演。美人で知性あふれ、自分が魅力的であることを心得ているが、最後にはネモリーノの純心のなかに真の愛を見出していくアディーナの心の変遷を、巧みなテクニックを駆使して表現してみせた。リスニックはネモリーノ役のカレヤとはプライベートでもパートナーということもあり、両者によるネモリーノとアディーナの恋の駆け引きも絶妙だった。
 ドゥルカマーラ役(インチキ薬売り)のブルーノ・デ・シモーネはベテランらしい堅実な歌唱、ベルコーレ役(アディーナを誘惑するネモリーノの恋敵)の与那城敬のセクシーな美声など、他のソリストたちも優れたパフォーマンスを披露。またイタリア・オペラを知り尽くしたパオロ・オルミの指揮のもとで軽快かつ明朗な美しいサウンドを紡ぎ出した東京フィルハーモニー交響楽団、聴かせどころの多い合唱シーンも新国立劇場合唱団がしっかり整ったアンサンブルで魅了。美しい歌の饗宴が聴きどころの『愛の妙薬』に相応しいプロダクションで、本公演の成功へ期待が高まる。
誰の劇場か…回帰を 新国立劇場、次世代へのステップ2010年4月17日10時31分

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 新国立劇場運営財団(遠山敦子理事長)が先月、新年度予算の記者会見で、全体予算を3%削減すると発表した。昨年の事業仕分けでの予算削減圧力を受けたものだ。仕分けでは同財団の存続問題も議論になったが、韮沢弘志常務理事は会見で「国の動きを見守り、委託されている身としてきっちり運営していく」と話すにとどまり、劇場運営のあり方について内部で議論がなかったことを明らかにした。
 同劇場はオペラ、舞踊、演劇の3部門が同居する世界でも珍しいもので、その運営方法にお手本となるものは見つけにくい。
 ただ、総制作費の9割を使い、劇場経営に最も影響を与えるオペラと舞踊を例に取ると、欧米の劇場では劇場運営のかじ取り役の総裁(インテンダント)を置くのが一般的だ。総裁は総責任者として劇場の個性や方向性といった大方針を定め、それを芸術監督が具現化していく。だが現在の新国立劇場には総裁に当たる責任者はいない。運営の責任は理事会にあるが、会議は年に数回しか開かれず、内容も予算の承認などにとどまっている。
 同劇場は開館約10年で大きな実績を残してきた。故若杉弘・芸術監督が率いた20世紀オペラ「ムツェンスク郡のマクベス夫人」と「ヴォツェック」などは、質の高い制作で劇場の国際的ステータスを押し上げた。ただ、同劇場の明確な将来像はまだ見えてきていない。問われているのは、これまでの成果を踏まえ、どんなシステムが今後の劇場を継続的に発展させ得るのか、ということに尽きるだろう。
 現在の年間公演数はオペラで50~60公演。予算的な難しさはあっても、公演数やレパートリーを増やす試行錯誤は欠かせない。しかし、例えば席種の中で高額な席の割合が増える一方、最低料金の席はなかなか増えない傾向は、一般の人々に門戸を開き、新たなオペラの喜びに目を開かせる同劇場に期待される役割に反しているようにも見える。
 劇場はいったい誰のためのものか――。内部での議論を求めるだけでなく、原点に立ち返った国レベルでの議論も活発化させなければならないだろう。(吉田純子)

愛の妙薬」はガエターノ・ドニゼッティが作曲、1832年に初演された全2幕からなるオペラである。
 原語曲名:L'elisir d'amore
台本:フェリーチェ・ロマーニ、もともとはスクリーブがオーベールのために書いたLe philtreの台本による
初演:1832年5月12日、ミラノのカノビアーナ劇場にて
ロッシーニ1792-1868

24日 神々の黄昏 新国立

2010-03-28 | 新国立オペラ・・
  24日   16時ー22時20分(休憩2回45分)5公演・3回目・3F1-52・8400円

前回の公演観ている筈が・・歌手も舞台装置も9割方覚えていないとは・・困った記憶ですね・・笑い・・私の中では、ベルリン国立歌劇場来日公演が素晴らしい出来で・・
 今回も役不足の歌手??が多い様な?・・今日も長い・・1幕が2時間強、飽きが?・・
こんな中・・・合唱・男声は素晴らしかった・・後の歌手は良かったと想います・・
グートルーネ】横山恵子【ヴァルトラウテ】カティア・リッティング
【ヴォークリンデ】平井香織【ヴェルグンデ】池田香織【フロスヒルデ】大林智子

神々の黄昏
Richard Wagner:"Der Ring des Nibelungen" Dritter Tag Götterdämmerung
リヒャルト・ワーグナー/序幕付全3幕
【ドイツ語上演/字幕付】
オペラ劇
【指 揮】ダン・エッティンガー
<初演スタッフ>
 【演 出】キース・ウォーナー
 【装置・衣裳】デヴィッド・フィールディング
 【照 明】ヴォルフガング・ゲッベル
【企 画】若杉 弘
【芸術監督代行】尾高忠明 【主 催】新国立劇場
(指 揮)ダン・エッティンガー (演 出)キース・ウォーナー
キャスト

【ジークフリート】クリスティアン・フランツ



【ブリュンヒルデ】イレーネ・テオリン・・・私は好きになれない、歌唱、声質ですが

【アルベリヒ】島村武男 【グンター】アレクサンダー・マルコ=ブルメスター

【ハーゲン】ダニエル・スメギ 【グートルーネ】横山恵子
【ヴァルトラウテ】カティア・リッティング【ヴォークリンデ】平井香織
【ヴェルグンデ】池田香織【フロスヒルデ】大林智子
【第一のノルン】竹本節子【第二のノルン】清水華澄【第三のノルン】緑川まり
【合 唱】新国立劇場合唱団【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

神々の黄昏 写真
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この方 ブログ 素晴らしい
この方のブログ 素晴らしいふくきち舞台日記 文才・鑑賞能力が素晴らしい
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ワーグナーの「ニーベルングの指環」とは
音楽評論家 三宅幸夫2004年 公演HP
 ワーグナーの『ニーベルングの指環』四部作は、上演にのべ十数時間を要する超大作。これを持てば世界を支配できるという指環をめぐって、天上の神々(代表はヴォータン)、地上の巨人族(同ファーフナー)、そして地下の小人族(同アルベリヒ)が激しい争奮戦を繰り広げます。英雄ジークフリート(ヴォータンの孫)も、この呪いに満ちた世界を救済する希望を託されるのですが、あっけなくハーゲン(アルベリヒの息子)の策略にはまって殺害されてしまいます。そして、その妻ブリュンヒルデ(ヴォータンの娘)が火葬の炎に身を投じると、世界は火災と洪水によって破局を迎えることになるのです。──このように『指環』は人類史の一時代が没落してゆく、その発端、その過程、その結末を描いた物語として読むことができます。ワーグナーは『指環』によって、愛を失い、権力と富のみを追い求める19世紀の資本主義社会を批判したわけですが、その批判の矢は現代に至るまでの長い射程を有しています。ヴォータンは槍の柄を削り出して世界樹を枯らしてしまい、アルベリヒはラインの河底に潜在していた黄金を強奪し、愛を呪って指環を作り上げます。つまり『指環』には、世界没落の発端は「自然収奪」にあるという、まことにアクチュアルなテーマも込められているからです。したがって、時と所を限定しない『指環』の上演にとって「演出」が大きな役割を果たすのは当然の帰結といえるでしょう。
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新国立劇場(東京・初台)で1月に開かれた来シーズン公演発表に、オペラ、舞踊、演劇の次期芸術監督予定者3人が初めて顔をそろえた。任期は今年9月から2013年8月末まで。
■オペラ部門「専属の楽団を持つ」
 オペラ部門の尾高忠明さんが、劇場の専属楽団をつくるビジョンを示した。オペラハウスに付きものの専属楽団がないことが、1997年の開場以来の懸案事項だったが、尾高さんは「いずれは専属楽団を持つ劇場に」と意欲を示した。現在は東京フィルハーモニー交響楽団と東京交響楽団が交代で演奏しているが、音楽監督のクリスティアン・アルミンク率いる新日本フィルハーモニー交響楽団も、初めてピット入りすることが明らかになった。
 一方、新制作の「トリスタンとイゾルデ」を率いる大野和士のほか、広上淳一、高関健ら日本人指揮者を積極的に起用。6月に池辺晋一郎作曲「鹿鳴館」を振る予定だった故若杉弘監督の代役を、沼尻竜典が務めることも併せて発表した。
 舞踊部門のデビッド・ビントレーさんは、英国バーミンガム・ロイヤルバレエ芸術監督との兼務となる。最初のシーズンでは、新作の代わりに、88年に英国ロイヤルバレエで初演されたロングセラー「ビントレーのペンギン・カフェ」を上演する。様々な舞台のエッセンスを集めたミックスプログラムで「できる限り多くのダンサーに出演の機会を与え、観客にも多くの作品に触れるだいご味を伝えたい」と語った。
 監督人事を巡り一昨年、新国立劇場運営財団(遠山敦子理事長)による不透明な選考過程に対し、演劇界を中心に芸術家から強い反発が起きた。演劇部門の宮田慶子さんは「制作部門とも遠山理事長とも、緊密な話し合いが大事。今はいい感じで進めさせていただいている」と強調した。また、「日本の演劇はいまだ普及状態」との認識からイプセン、T・ウィリアムズ、T・ワイルダー、ベケットの名作を新訳で上演する企画「JAPAN MEETS…」を始め、地方と積極的に交流するなどの方針を示した。高い評価を得た「焼肉ドラゴン」も再演する。
 また、事業仕分けで見直しの対象となった運営財団の韮沢弘志常務理事は「3月の理事会で具体的な削減項目などを決める方針だが、運営財団のやってきたこと、重要性については強く主張したい」と述べた。(米原範彦、吉田純子)

17日  ジークフリート ・クリスティアン・フランツ 新国立

2010-02-20 | 新国立オペラ・・
        五回公演の3回目17日(・20日・23日) 4F1-11・8,400円妥当な額

 長い・・16時から(休憩2回50分40分程)22時05分・・急いで帰宅・途中のバス停から20分程歩いて帰宅、疲れた・・23時30分帰宅

 長く、肉体、精神も根気が切れますね・・楽劇波動に慣れません?・・そんな中、
ジークフリート・クリスティアン・フランツ、強靭な声域で調子も良いと聞こえた様な・・ミーメ・ヴォルフガング・シュミット
さすらい人・ユッカ・ラジライネン    アルベリヒ・ユルゲン・リンとも好調では
 1幕後半から、2幕とへ歌唱、演技に惹き込まれました・・前回公演から5年が経過とか
今回のが歌手陣も良かった印象が・・

2幕、・・冒険で、恐れ、不安の体験を乗り終えて・・成長する・・大蛇の変身したファフナー巨人・妻屋秀和素晴らしい歌唱ですね・・

終幕の目覚め・・ブリュンヒルデ・イレーネ・テオリン・・に投影する母像をジークフリートが ・・長大な二重唱ですが・・間延び?何かが不足していたような?・・  

17日 ジークフリート新国立HP
リヒャルト・ワーグナー/全3幕
【ドイツ語上演/字幕付】
オペラ劇場
スタッフ
【指 揮】ダン・エッティンガー
<初演スタッフ>
 【演 出】キース・ウォーナー
 【装置・衣裳】デヴィッド・フィールディング
 【照 明】ヴォルフガング・ゲッベル
 【振 付】クレア・グラスキン
【企 画】若杉 弘
【芸術監督代行】尾高忠明
【主 催】新国立劇場写真
(指 揮)ダン・エッティンガー
(演 出)キース・ウォーナー
【ジークフリート】クリスティアン・フランツ【ミーメ】ヴォルフガング・シュミット
【さすらい人】ユッカ・ラジライネン    【アルベリヒ】ユルゲン・リン
【ファフナー】妻屋秀和          【エルダ】シモーネ・シュローダー
【ブリュンヒルデ】イレーネ・テオリン   【森の小鳥】安井陽子
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

登場人物
声役も含めて登場人物は8人。『指環』四部作中では最も少ない。また、『ラインの黄金』、『ワルキューレ』同様、従来のオペラ作品に必ず用いられた合唱が採用されない。
ジークフリート(テノール) ジークムントとジークリンデの子。ニーベルンゲンの歌の英雄。
ミーメ(テノール) ニーベルング族でアルベリヒの弟。ジークフリートを養育する。北欧神話ではレギンに当たる。
さすらい人(バス) 神々の長ヴォータンの地上における変装姿。北欧神話のオーディンに当たる。
アルベリヒ(バス) ニーベルング族でミーメの兄。世界を支配する力を持つ指環を奪回しようと機会を窺っている。
ファーフナー(バリトン) 巨人族。大蛇に姿を変え、財宝とともに指環を護っている。

ブリュンヒルデ(ソプラノ) かつてヴァルキューレの筆頭だった、ヴォータンとエルダの娘。
エルダ(アルト) 知恵の女神。ブリュンヒルデの母。
森の小鳥(ソプラノ) 声役。鳥の言葉でジ-クフリートに助言する。もっぱらコロラトゥーラ・ソプラノが演じるが、作曲者の指定ではボーイソプラノである。

楽器編成
『ラインの黄金』とほぼ同じ4管編成。主な違いは舞台上の楽器の有無である。舞台裏にイングリッシュ・ホルンとホルン(F管)などが加わる。弦楽は人数が指定されている。
ピッコロ、フルート 3(第3はピッコロ持ち替え)、オーボエ 3、コーラングレ(オーボエ持ち替え)、クラリネット 3、バス・クラリネット、ファゴット 3(第3はコントラファゴット持ち替え[4])
ホルン 8(第5・第6はテノール・テューバ持ち替え、第7・第8はバス・テューバ持ち替え)、トランペット 3、バス・トランペット、トロンボーン 3、コントラバス・トロンボーン、コントラバス・テューバ
ティンパニ 2対、トライアングル、シンバル 1対、グロッケンシュピール、ハープ 6
弦五部(第1ヴァイオリン 16、第2ヴァイオリン 16、ヴィオラ 12、チェロ 12、コントラバス 8)
構成
全3幕、9場からなる。各場は管弦楽の間奏によって切れ目なく演奏される。
「さすらい人」の姿でミーメのもとに現れるヴォータン(アーサー・ラッカム画、以下同じ) 第1幕 「森の中の洞窟」
舞台は森。
序奏
ミーメの「思案の動機」、「財宝の動機」、「ニーベルング族の動機」、「苦痛の動機」各ライトモティーフが多層的に示される。「指環の動機」に「剣の動機」が加わるが、ともに変形されており、「指環」を手に入れるため、ミーメがノートゥングを鍛え直そうとしている様子が表される。短い序奏のあと幕があがる。
第1場
ミーメは砕かれたノートゥングを鍛え直そうとするが、どうしてもうまくいかない。そこへジークフリートが森から帰ってきて、ミーメに熊をけしかける。慌てふためくミーメを見て嘲笑するジークフリートに、ミーメは「養育の歌」を歌い、ジークフリートを育てた自分にこのような仕打ちは恩知らずだと愚痴をこぼす。
ジークフリートは、水に映った自分の姿がミーメに似ていないことに気づき、自分の両親についてミーメをつかまえて強引に問いつめる。ミーメは、母親のジークリンデが難産のために死んだこと、父親のことは知らないが、形見の剣の破片があると答える[6]。ジークフリートはすぐにその剣を元通り鍛え直すようにミーメに命じ、再び森に入っていく。
ノートゥングを鍛え直したジークフリートを見て驚き恐れるミーメ第2場
ミーメのところへ、「さすらい人」と名乗る紺色のマントを着た旅人が訪ねてくる。さすらい人はミーメに、首をかけて知恵比べをしようと言い出す。早く厄介払いしたいミーメはこれを受ける。ミーメが出した3つの問いに、さすらい人はすべて答える。このやりとりのなかで、ミーメはさすらい人の正体がヴォータンであることに気づく。今度はさすらい人が3つの問いを出す。2つまで答えたミーメだったが、3つ目の問い、「ノートゥングを鍛え直せるのは誰か」に答えられず、うろたえ騒ぐ。さすらい人は「剣を鍛え直せるのは怖れを知らぬ者だ」と予言し、ミーメの首はその者に預けるといって立ち去る。
第3場
戻ってきたジークフリートに、ミーメは「怖れ」を教えようとするが、ジークフリートは一向に理解しない。ミーメはジークフリートに、ファーフナーの洞窟に行けば恐怖を知るだろうという。ジークフリートは、ミーメがいつまで経っても剣を鍛え直せないのに業を煮やし、自分で鍛冶に取りかかる。ジークフリートの「鍛冶の歌」。その間にミーメはジークフリートを殺すために毒汁を煮る。ついにノートゥングは鍛え直され、ジークフリートが剣を振り下ろすと鉄床がまっぷたつに割れる。
ファーフナーを退治するジークフリート 第2幕 「森の奥」
舞台は奥深い森の中。木々の間からは岩壁が見え、舞台は前面から中央が高くなっており、その奥に洞窟の扉が観客から上半分が見える位置にある。舞台は非常に照明が暗い。
序奏
「巨人の動機」、「大蛇の動機」、「呪いの動機」、「怨念の動機」が示される。
第1場
ナイトヘーレ(ファーフナーの洞窟)の前で様子を窺うアルベリヒ。そこへ、「さすらい人」姿のヴォータンが現れる。アルベリヒは憤怒して激しく罵るが、ヴォータンは取り合わず、指環を狙っているのはミーメだと語り、洞窟の奥で眠っているファーフナーにも警告する。アルベリヒもファーフナーに呼びかけるが、ファーフナーは相手にせず再び眠りに落ちる。ヴォータンが去り、アルベリヒも隠れると夜が明ける。
ファーフナーの財宝をめぐって言い争うアルベリヒとミーメ第2場

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神々の黄昏
2009/2010シーズン
2009/2010 Season Opera
Richard Wagner:"Der Ring des Nibelungen" Dritter Tag Götterdämmerung
リヒャルト・ワーグナー/序幕付全3幕
【ドイツ語上演/字幕付】
オペラ劇
【指 揮】ダン・エッティンガー
<初演スタッフ>
 【演 出】キース・ウォーナー
 【装置・衣裳】デヴィッド・フィールディング
 【照 明】ヴォルフガング・ゲッベル
【企 画】若杉 弘
【芸術監督代行】尾高忠明 【主 催】新国立劇場
(指 揮)ダン・エッティンガー (演 出)キース・ウォーナー
キャスト
【ジークフリート】クリスティアン・フランツ
【ブリュンヒルデ】イレーネ・テオリン 【アルベリヒ】島村武男
【グンター】アレクサンダー・マルコ=ブルメスター
【ハーゲン】ダニエル・スメギ 【グートルーネ】横山恵子
【ヴァルトラウテ】カティア・リッティング【ヴォークリンデ】平井香織
【ヴェルグンデ】池田香織【フロスヒルデ】大林智子
【第一のノルン】竹本節子【第二のノルン】清水華澄【第三のノルン】緑川まり
【合 唱】新国立劇場合唱団【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
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この方 ブログ 素晴らしい

新国立劇場(東京・初台)で1月に開かれた来シーズン公演発表に、オペラ、舞踊、演劇の次期芸術監督予定者3人が初めて顔をそろえた。任期は今年9月から2013年8月末まで。
■オペラ部門「専属の楽団を持つ」
 オペラ部門の尾高忠明さんが、劇場の専属楽団をつくるビジョンを示した。オペラハウスに付きものの専属楽団がないことが、1997年の開場以来の懸案事項だったが、尾高さんは「いずれは専属楽団を持つ劇場に」と意欲を示した。現在は東京フィルハーモニー交響楽団と東京交響楽団が交代で演奏しているが、音楽監督のクリスティアン・アルミンク率いる新日本フィルハーモニー交響楽団も、初めてピット入りすることが明らかになった。
 一方、新制作の「トリスタンとイゾルデ」を率いる大野和士のほか、広上淳一、高関健ら日本人指揮者を積極的に起用。6月に池辺晋一郎作曲「鹿鳴館」を振る予定だった故若杉弘監督の代役を、沼尻竜典が務めることも併せて発表した。
 舞踊部門のデビッド・ビントレーさんは、英国バーミンガム・ロイヤルバレエ芸術監督との兼務となる。最初のシーズンでは、新作の代わりに、88年に英国ロイヤルバレエで初演されたロングセラー「ビントレーのペンギン・カフェ」を上演する。様々な舞台のエッセンスを集めたミックスプログラムで「できる限り多くのダンサーに出演の機会を与え、観客にも多くの作品に触れるだいご味を伝えたい」と語った。
 監督人事を巡り一昨年、新国立劇場運営財団(遠山敦子理事長)による不透明な選考過程に対し、演劇界を中心に芸術家から強い反発が起きた。演劇部門の宮田慶子さんは「制作部門とも遠山理事長とも、緊密な話し合いが大事。今はいい感じで進めさせていただいている」と強調した。また、「日本の演劇はいまだ普及状態」との認識からイプセン、T・ウィリアムズ、T・ワイルダー、ベケットの名作を新訳で上演する企画「JAPAN MEETS…」を始め、地方と積極的に交流するなどの方針を示した。高い評価を得た「焼肉ドラゴン」も再演する。
 また、事業仕分けで見直しの対象となった運営財団の韮沢弘志常務理事は「3月の理事会で具体的な削減項目などを決める方針だが、運営財団のやってきたこと、重要性については強く主張したい」と述べた。(米原範彦、吉田純子)