みいちゃんの”おかげさま”

ひとり暮らし12年を経て 2016年秋から長男宅で暮しています

関西から関東へ生活の変化を記録します

映画を観てきたよ

2011-06-10 21:10:20 | 今夜のごはんは・・
神戸元町商店街4丁目に

新しく出来た「元町映画館」

客席は60席余りの

小さな映画館です

この前、買い物途中で見つけました

映画館の前に置いてあったチラシから

「ナージャの村」を観てきました

チェルノブイリ原発事故で

村人300世帯が避難し

今は汚染地域となった村

遮断機で閉鎖された村に

今なお、6家族が住んでいます

そんな家族と村の様子を追った

ドキュメンタリー映画です

「ドゥヂチ村(ウクライナ共和国)はユートピアのようだった。馬車に乗り、キノコを採り、歌を口ずさむ人々。人類の歴史が始

まって以来、私達はずっとこういう暮らしをしてきたはずだ。近代社会などせいぜいここ300年のことに過ぎない。

”ナージャの村”には、ことさらに放射能汚染を説明する映像はない。私は世紀末に起きたこの悲劇を通して、それでもなお

未来へと向ういのちあるものの営みを描いてみたかったのだ」-監督・本橋成一 -

チラシに書かれている通り

美しいのどかな田園風景

田畑を耕し、牛や豚を飼う人々

どうみても平和な村です

でもこの村は放射能汚染地域

遮断機で閉鎖され、そこには監視員が居り

物品は遮断機の前で届けられています

8歳のナージャは

安全地域の学校に通うため父親と離れ

母親や姉と町に住み、

終末には家族で村に戻ってくるという生活

人々はジャガイモを掘り

豚を殺し、腸詰めを作り

ウオッカを蒸留しながら

かって村が元気であった頃を懐かしむ

この土地が汚染地域であることを

観客は忘れそうになります

でも最後、しっかりと

「汚染地域」の立て看板が目に焼きつきました

こんなのどかな美しい村が

目に見えない放射能によって廃村状態になったのです

福島原発の終わりが見えない今

激しい告発ではないこの静かな映像は

かえって考えさせられるものでした

            

今夜は



鰤照り焼き、オクラおかか、三度豆胡麻和え
納豆、味噌汁(ごぼう、人参、三度豆、しめじ)