もう一週間ほど前の記事ですが、友人が送ってくれました。
実際の呼びかけ文書は次のようなものです。
平成23年12月2日
「原発に頼らない安心できる社会」実現のため
原発を使わない電力会社への契約切換を実施
城南信用金庫
当金庫は、「原発に頼らない安心できる社会」の実現に向けて、自ら省電力、省エネルギーに取組
むとともに、金融を通じて、地域の皆様の省電力や省エネルギーのための設備投資を積極的に支援、
推進してきました。
今般、その一環として、当金庫の本店および各営業店で使用している電力について、原子力発電を
推進する「東京電力」との契約を解除し、原発に頼らず、自然エネルギーや民間の余剰電力を購入し
販売している「エネット」(NTTファシリティーズ、東京ガス、大阪ガスの子会社であるPPS)との契約に、
全面的に切換えました。
仮に、当金庫と同じように、各企業などがPPSへの切換えを推進し、我が国全体のPPSによる電力
供給が増えれば、
1.東京電力などが主張している今後の電力不足が解消される
2.原発を使わない電力の供給が増え、原発維持の必要性が無くなる
ため、「原発に頼らない安心できる社会」が確実に実現できます。
当金庫では、今後、こうした動きを各方面に訴え、賛同者を広げることにより、「国民経済の健全な発
展」と「原発に頼らない安心できる社会の早期実現」を両立させるため、全力で取組んでまいります。
以 上
(参考)既に、多くの官公庁や民間金融機関にも、PPSの電力が供給されています。
中小企業、工場、ビル、マンション、学校等、多くの設備が対象となります。
政府も、企業による自家発電設備の利用や、新規参入電力会社による卸売り販売を推進しています。
すごいですね~
その気になれば、東京電力に頼らなくたっていいんですね。
そう言えば・・最近のニュースで、経産省も東電の電気は使っていないって聞いて、
おや?と思っていましたが、そのまま通り過ぎていました。
調べてみると、このような記事に出会いました。
たんぽぽ舎会員の方からの情報です。
http://mifumiko.blog.fc2.com/blog-entry-109.html
★1.50kw(500A)以上使う会社・店・ビルはさっさと脱東電しよう!
経産省も文科省も東電の電気ではありません
○ 電気は東電管内なら東電から買わなければならないと思っている人も
多いでしょうが、ある程度の大口事業者なら東電にこだわる必要ありません。
電力の一部自由化により東電以外の電力会社から買うという選択肢が
用意されています。東電以外に切り替えられる条件は2つだけ。
1) 50kW(500A)以上の電力契約をしている
2) 高圧受電設備(キュービクル)を持っている
一般家庭では500Aも電気を使わないでしょうが、ちょっと大きめの店や
オフィスなら該当するでしょう。
キュービクルとは小型の変電所のようなもので、6600Vの高電圧で受電し
一般に使う100Vや200Vに変電する装置。ある程度の規模のビルなら既に
使っているはずです。もし、新規に設置するとなると200万円ぐらいはかかる
ようではありますが。
これら条件にあてはまれば、契約を変えるだけで東電の電気を使うより
間違いなく安くなります。しかもリスクが多く汚れた原発の電気はゼロ。
東電の電気ではないから原発由来の節電要請を相手にする必要も
全くありません。
○ 東電などの九電力以外で電気を売ってる事業者は特定規模電気
事業者(PPS)と呼ばれていて、主な会社は以下にのっていますので、
問い合わせてみるといいでしょう。
☆特定規模電気事業者の連絡先一覧
http://www.enecho.meti.go.jp/denkihp/genjo/pps/pps_list.html
確かにここに城南信金さんが契約した「エネット」も出ていました。
特定規模電気事業者の中でもトップの企業のようです。
エネルギー+ネットワーク=エネットという意味だとか。。
2000年設立、2001年営業開始ですから、もう10年も前からあったんですね~
全然知りませんでした。
東京ガスや大阪ガスの環境に優しい天然ガス発電所をはじめ、全国の事業者から電力を調達し、
茨城県、京都府の自社発電所の電力をベストミックスすることで、環境に優しく安定した電力を供給しているんだそうです。
安全でクリーンな電気を、しかも既存の電力会社より安く・・
そんなうまい話あるのかな~?と疑いたくなるけど、
実際に城南信金では年に1000万円の経費削減を見込んでいるというのですから
ホントなんでしょうね~
今はまだ大口顧客しか使えませんが、そのうち一般家庭でも使えるようになるでしょう。
その日が早く来るよう祈りつつ、今夜も暖房無しで頑張っています。