令和6年6月15日(土)
港区: 天現禅寺
珍しい名前のお寺の一つか。
<山門>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/0c/b476c238b517cc80610dd7cdf2a6bcc2.jpg)
当寺は多聞山の山号が示すように、
本尊として毘沙門天の像
(樟の丸木作り、高さ103cm)を
お祀りしている。
<本殿>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/bf/edf9168df830cd271f4171cdd8bfd5d0.jpg)
(秘仏の為、開扉日に公開)
毘沙門天は、「多聞山」とも称され、
毘沙門天は、「多聞山」とも称され、
四天王の一人。
降魔相を現じて仏国土と衆生を
守護する願誓を持ち、
また、七福神の一神でもある。
民俗信仰の対象。
<珍しい説法>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/ee/4fff12b48cfaa0fc6bee942e99a314ff.jpg)
庭の築山の麓に、
芭蕉句碑がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/a7/88bc5552b309690da295800e374a3992.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/83/286d31c1eb56d1965c77eeca20538176.jpg)
「伊賀の国花垣の花はそのかみ
奈良の八重桜の料に附されけると
いひ伝えければ」
と前書し、
「一里は
「一里は
みな花守の
子持かや」。
この句碑の背面に、
「文政六葵未初冬」、
『其薫
『其薫
四方に満つるや
八重桜』
と刻印されている。
当寺には、
当寺には、
その頃有名なしだれ桜があった
と記録あり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/27/da873163ee74d4d561efeb5aae0e8b2c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/1e/201495ec300d1c8558c79091cc821e52.jpg)
文政の頃、それに因んで、
ここで句会が催され、
句碑が建ったのではなかろうかと、
考えられている。