ビートルズがデビューして45年になります。すたれるどころか、今なお新たなファンを獲得し続けている偉大なグループです。
ご他聞にもれず、ぼくもビートルズのファンです。ぼくがビートルズを知ったのは、彼らが解散してから後のことなので、リアル・タイムでの興奮とか懐かしさはありません。けれども、一枚一枚とそろえていったレコードやCDのひとつひとつに何らかの思い出のようなものはあります。
そんな訳で、今日は「私的ビートルズ・ナンバー ベスト20」と題したエントリーを書いてみたいと思います。
ちなみに、ビートルズが解散するまでに録音・発表した曲は、別テイクも含めて計236曲。うちオリジナルが199曲、カヴァーが31曲、ジョージ・マーティンのペンによるサウンド・トラックが6曲です。
⑳キャント・バイ・ミー・ラヴ
『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』収録
★中学時代に同級生だった仲良しのハルミちゃんは、なぜか時々いきなり「愛はお金では買えないよ~(^^)」とニッコリして言っていました。確かに。
⑲ひとりぼっちのあいつ(ノウヒア・マン)
『ラバー・ソウル』収録
★アカペラで始まるのが良いな~、と思っていました。この曲はコーラスが好きです。エンディングでひときわ高く入ってくるポールのヴォーカルも好き。
⑱サヴォイ・トラッフル
『ザ・ビートルズ』収録
★ジョージの曲ですね。エリック・クラプトンが歯痛に悩まされているのを面白がって作ったとか。テナー・サックス4本、バリトン・サックス2本のホーン・アレンジがかなりカッコいい。
⑰フロム・ミー・トゥ・ユー
『パスト・マスターズVol.1』収録
★ジョンとポールが「ニュー・ミュージカル・エキスプレス」紙の読者コーナー、「From You To Us」からヒントを得て作りました。ジョンのハーモニカと当時斬新に聴こえたコード進行が好きです。
⑯ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ
『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』収録
★頭文字がLSDとなるところから、ドラッグ・ソングだ、とも言われましたが、ジョンが息子のジュリアンの書いた絵からインスピレーションを得て作ったのが本当です。現実から切り離されて不思議な世界へ連れて行かれる気がする曲です。
⑮ゲット・バック
『パスト・マスターズVol.2』収録
★シングル盤の方のテイクです。先にアルバム「レット・イット・ビー」を買いました。まさかシングルとはテイク違いだとは思わなかったので、わざわざシングル盤も買わなければなりませんでした。乏しい小遣いだったので少しショック。
⑭ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス
『ザ・ビートルズ』収録
★中間部のギター・ソロがエリック・クラプトンによるものだというのは有名な話ですね。マイナー調とメジャー調を行ったりきたりするのがとても印象に残りました。ジョージの歌も哀愁感があって良いですね。
⑬ハロー・グッドバイ
『マジカル・ミステリー・ツアー』収録
★とってもポップな、ポールらしい作品です。覚え易くてメロディーはキャッチー。ポールは今でもライヴのオープニングでこの曲を歌ったりしていますね。
⑫ヒア・カムズ・ザ・サン
『アビイ・ロード』収録
★ぼくはこの曲を聴いてジョージが好きになりました。ソフト・ロックの名曲だと思います。ジョージはこの曲をエリック・クラプトンの家の庭で作ったそうです。
⑪ドント・レット・ミー・ダウン
『パスト・マスターズVol.2』収録
★シングル「ゲット・バック」のB面でした。ジョンのソウルフルなヴォーカルにはシビれます。ビリー・プレストンのピアノも味があっていいですね。
⑩抱きしめたい(アイ・ウォント・トゥ・ホールド・ユア・ハンド)
『パスト・マスターズVol.1』収録
☆ぼくが初めて本格的に熱中したビートルズの曲がこれです。アメリカ、日本でのビートルズのデビュー曲。ゴスペルの手法を使ったとも言われるメロディーと、ジョンとポールのハーモニーに夢中になりました。
⑨恋を抱きしめよう(ウィ・キャン・ワーク・イット・アウト)
『パスト・マスターズVol.2』収録
☆クレジットは「レノン&マッカートニー」ですが、ジョージも作曲に協力しています。サビの部分での2拍3連符がとても印象に残ります。なんとなくそれまでのビートルズと作風が違ってきたのかな、と思いました。
⑧イエスタデイ
『4人はアイドル』収録
☆ポールがヴォーカルとギターで参加しているだけ。バックの弦楽四重奏はジョージ・マーティンのアイデア。中学の音楽の授業で唯一聴くことのできたポピュラー・ソングがこの曲でした。永遠の名曲ですね。
⑦イン・マイ・ライフ
『ラバー・ソウル』収録
☆ジョンが、故郷のリバプールのペニー・レーンに思いを託して書いた曲。間奏部分のピアノがとてもステキです。これはポールの「エリザベス朝風のピアノを弾いてほしい」という要望に応じてジョージ・マーティンが弾いたんだそうです。
⑥トゥモロウ・ネヴァー・ノウズ
『リヴォルヴァー』収録
☆リンゴが刻むビート、ジョンのフリーキーな、読経のようなヴォーカル、テープ操作による大胆なサウンド・エフェクトなど、「サイケデリック」としかいいようのない曲です。初めて聴いた時は全く良さが分かりませんでしたが、今ではトリップしたい時に聴きます。
⑤ア・デイ・イン・ザ・ライフ
『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』収録
☆新聞に記載されていた記事をヒントにジョンが作った曲です。この曲も実にシュール。これもドラッグ・ソングと捉えて放送禁止の処分をとった局もあったそうです。交響楽団の起用はポールの案によるもの。彼はほんとうにアイデア・マンですね。
④ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー
『マジカル・ミステリー・ツアー』収録
☆ジョンが子供の頃よく遊んだ孤児院「ストロベリー・フィールド」へ思いを馳せて書いた曲です。とても幻想的で、アイデアに満ちたアレンジが気に入ってます。いったんフェイド・アウトしながら、再びフェイド・インしてくるところなど、異次元の世界を垣間見たような気にさせられます。
③オー! ダーリン
『アビイ・ロード』収録
☆ポールによるロッカ・バラードの逸品。豪快にシャウトするポールの歌声がとてもソウルフルです。アフター・ビートの効いたギターのカッティングがとてもシブくてカッコいい。ジョンが「自分が歌いたかった」と言いましたが、それほど魅力のある曲なんですね。
②ヘイ・ジュード
『パスト・マスターズVol.2』収録
☆ビートルズ最大のヒット・ナンバーがポールの書いたこの曲です。起伏に富んだメロディーはほんとうに美しい。後半のリフレイン部分では、ゴスペル・タッチでオブリガード風に入れるポールのシャウトがたっぷり聴けます。7分以上もある、当時としては珍しく長い曲ですが、その7分間があっという間に過ぎて行きます。
①レット・イット・ビー
『パスト・マスターズVol.2』収録
☆ぼくが初めて聴いたビートルズの曲。小4の時だったかな。ゴスペル風のポールのピアノが鳴っている中、友人の部屋の窓から真っ赤な夕陽が見えたのが強く印象に残っています。この時聴いたのがいわゆる「青盤」。のちにアルバム「レット・イット・ビー」を買った時に、初めてテイクが違うのに気づいてガッカリ。これもやはりシングルを買い直しました。
いざ「ベスト20」のリストを考えるとなると、次々に「あれも入れたい」「これも入れたい」という曲が出てきて、結構悩みました。
「シー・ラヴズ・ユー」「サムシング」「オブラディ・オブラダ」「オール・マイ・ラヴィング」「ミッシェル」「レディ・マドンナ」「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」etc・・・。
でも、こういうのを考えるってとても楽しかったりします。今度は誰のベスト20を作ってみようかな~
人気blogランキングへ←クリックよろしくお願いします<(_ _)>