ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

偶然!?

2007年06月04日 | ネタをたずねて三千里
♪ホテルのラウンジで演奏する時の必需品。蝶ネクタイ。


 ホテルのラウンジで演奏していた時がありました。毎週金・土曜の夜です。
 ラウンジ側の要望で、演奏するのは主にスタンダード・ジャズでした。
 時間は1セット30分で、8時から、9時から、10時から、11時からの4ステージです。


 演奏時間は、1セット30分なので、曲数にすると5~6曲になります。
 編成はピアノ・トリオ。
 ピアノさんもぼくも、スタンダード曲が入った譜面帳を持っているので、「次、『枯葉』ね」とか「次、『ミスティ』ね」という風に、だいたいその場で曲を決めていました。


 演奏中にリクエストを頂くこともあります。
 お客さんによっては「『兄弟船』をやってくれ」なーんてリクエストもあって、そんな時は「申し訳ありませんが、ジャズのステージですので」、とラウンジのスタッフが丁重にお断りをする場合もあります。
 でも、だいたいの方は、よく知られているジャズの曲とか、ビートルズ・ナンバーなどをリクエストして下さいます。


 ある夜のことです。
 演奏中に、ラウンジのスタッフがステージに近づいてきて、そっとリクエスト・カードを置いていきました。
 取り合えず演奏を終わらせてカードを見ました。
 6枚ありました。
 すると、なんと、カード6枚全てに「サマータイム」と書かれていたのです。(複数の曲をリクエストして下さった方もいらっしゃいましたが)
 夏の夜だっただけに、「サマータイム」のリクエストが来る可能性は高かったんですが、さすがにこれにはちょっとビックリしました。 


 また、ある別のお店で演奏した時のことです。
 この時は前もって何を演奏するかを打ち合わせていたのですが、2セット目に、と決めておいた5曲がすべてリクエストとかぶってしまったことがあります。
 スタンダード曲を中心に演奏している時は、1~2曲は打ち合わせておいた曲とリクエストが重なることはよくあることなのですが、リクエストの全曲が打ち合わせておいた曲と重なったのは、後にも先にも、その時の一度だけです。
 よく演奏されるような曲ばかり選んであったから、というのも原因のひとつなんだと思いますけどね。
 

 これ、数学的に考えると、どれくらいの確率になるのでしょうか。(^^;)


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コメント (6)
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