【Live Information】
7月5日(金)
岡山 ピアノバー
岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F (tel 086-222-8162)
【出 演】 美淋つゆ子(piano)、皆木秀樹(bass)
【料 金】 1000円(飲食代別途)
【演 奏】 21:00~、22:00~ (2回ステージ)
※シットイン可
7月6日(土)
倉敷 木庵
倉敷市川西町18-23 (tel 086-421-9933)
【出 演】 皆木秀樹(bass)ほか
【料 金】 飲食代のみ
【演 奏】 19:00~ (2回ステージ)
7月14日(日)
岡山 ブルーブルース
岡山市北区表町3-12-12 千日センター街ビル2F (tel 086-227-5000)
Deadstock Summer2019 5×Ten Years After・・・
【出 演】 1969Band、 風知空知、 アップルパイ、 ヒムロ&コージーズ
※ヒムロ&コージーズ [白雪隼人(vocal)、日室政雄(guitar)、内山行生(guitar)、竹本洋朗(drums)、皆木秀樹(bass)]
【料 金】 2000円(飲食代別途)
【時 間】 開場17:30 開演18:00
7月16日(火)
岡山 ピアノバー
岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F (tel 086-222-8162)
Live & Session
【出 演】 古山修(guitar)、皆木秀樹(bass)
【料 金】 1000円(飲食代別途)
【演 奏】 21:00~、22:00~ (2回ステージ)
7月18日(木) ①
岡山 ルネスホール
岡山市北区内山下1-6-20 (tel 086-225-3003)
【出 演】 山科賢一(piano)、秋山もへい(sax)、皆木秀樹(bass)
【料 金】
【演 奏】
7月18日(木) ②
岡山 ピアノバー
岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F (tel 086-222-8162)
【出 演】 上森"picci"一洋(guitar)、皆木秀樹(bass)
【料 金】 1000円(飲食代別途)
【演 奏】 21:00~、22:00~ (2回ステージ)
※セッション可
7月20日(土)
倉敷 木庵
倉敷市川西町18-23 (tel 086-421-9933)
【出 演】 皆木秀樹(bass)ほか
【料 金】 飲食代のみ
【演 奏】 19:00~ (2回ステージ)
7月24日(水)
倉敷 アヴェニュウ
倉敷市本町11-30 (tel 086-424-8043)
【出 演】 古山修(guitar)、新田佳三(drums)、皆木秀樹(bass)
【料 金】 1000円(飲食代別途)
【演 奏】 20:00~、21:00~、22:00~ (3回ステージ)
※シットイン可
7月27日(土)
岡山 GROOVY
岡山市北区田町2-5-23 (tel 086-221-7721)
【出 演】 山本博之(piano)、皆木秀樹(bass)
【料 金】 2000円(飲食代別途)
【演 奏】 20:00~ (2回ステージ)
※シットイン可
【Live Information】
テッド・ローゼンタール・トリオ。
「本物」や「熱い志」を厳しい姿勢と優しい眼差しで見守っていた名プロデューサー、故・藤原憲一さんが「手塩にかけて」サポートしてきたトリオだと言ってもいいのではないでしょうか。
毎年のように日本ツアーを行い、その時には必ず岡山に立ち寄って素敵な演奏を聴かせてくれるこのトリオ。来岡を心待ちにしているジャズ・ファンも年々増えているような気がします。
もはや岡山はテッドの「ホーム・タウン」のようです。
台風のような雨と風の土曜日でした。
荒れた天候の屋外とは対照的に、ルネスホールはジェントルな音色で満たされてゆきました。
ジェントルといっても、単なるロマンチックな演奏ではありません。セット・リストの数々は、意思がしっかり込められた演奏とアレンジによって瑞々しい生命力を持っているように聴こえました。
演奏されたのは、テッドのオリジナル、スタンダード・チューン、クラシックを素材としたものなどです。
聴いてみて思ったのは、すべて自由に演奏しているのではなくて、テッドの出したいサウンドに向かって各々が自分の持ち場というか領域でベストを尽くしているのではないか、ということです。
だからベースの植田さんもドラムのクインシーも、音楽の全体像を見据えながら、その時々に応じた最善の手段を講じていたんだと思うのです。
そして、やっぱり素晴らしいミュージシャンである植田さんのプレイはベース弾きの端くれとして目が離せませんでした。
なんていうんでしょう、名匠というか、頼れる参謀というか、まさに文字通りの「頑健な土台」だと思いました。
グルーブ感、音色等々、どこをとっても安心堅実、他のメンバーからするとまさに「大船に乗った気分」なのではないでしょうか。
ソロがまた実に魅力的なんです。
「味のしっかりしみた煮物」、そんな言葉がぼくの頭に浮かんできたんですが、これは自分の脳細胞が上手い喩を生み出せないってことなのかなw
それにしても、植田さんはもっと日本のメディアによって注目されるべきベーシストだと思うなあ。
このトリオは、メンバーが長年連れ添っているだけに、お互いの意思も共有しているだろうし、ステージの雰囲をみてもとてもナチュラルな、研ぎ澄まされているけれどもフレンドリーな、という感じがしました。
それにしても素晴らしいライブでした。
優しい音は会場の空気を優しくし、
暖かい音は会場の空気を温かくし、
凛とした音は会場の空気を清々しく張りつめたものにし、、、
音符が記された紙に命を吹き込むところを目の当たりにし、ハッピーになれる「秘薬」に満ちた音を浴びて、ぼくはルネスホールを後にしました。
そのあとでピアノ・バーに寄りました。
高ぶった気持ちをクールダウンさせたかったのです。
お店を出たのは、日付が変わってから2時間ほど経った頃だったでしょうか。
空を見上げると、雲の切れ間から星がまたたいたような気がしました。
◆テッド・ローゼンタール・トリオ ライブ・アット・岡山ルネスホール
2019年6月15日(土)
<personnnel>
テッド・ローゼンタール(piano)
植田典子(bass)
クインシー・デイヴィス(drums)
【Live Information】
あらかじめ仕入れた情報wによると、そんなに慌てて店に行かなくても大丈夫そうだったのですが、バッタかセミか知らんけどとにかく何かの虫がお知らせしてくれたのでしょう、なんとなく開場予定の17時より早めに店に行ってみると、すでに生まれたての行列ができているではないですか!
並ぶや否や、たちまち列は「何かの配給か」というくらいの長さになりました。
この夜のメンバーの立ち位置はとてもユニークで、円形というか、車座にセッティングしてありました。そして客席はその外側を取り囲む形でしつらえてありました。いわばドーナツの穴がステージ部分、食べられる部分が客席ってことですね。
つまりたいていのお客はメンバー誰かの背中を見ることになります。
どこで聴こうか悩んだ末、やはりベースの井上さんを見たいので、当夜は椅子を取り払って立ち見席となっていたカウンターへ陣取りました。そこがちょうど井上さんの向かいになるからです。
わざわざ早く来て立ち見を選ぶという、このよくわからない選択w
ところが場所取りをしてから気づいたのですが、井上さんが見える場所は目の前にいるホーンの三人の背中が視界に入るんです。このまさかの目論見違い・・・。
しかし日頃のぼくの行いに対する神様からのご褒美なのか、スタンバイした三人の間からは井上さんがしっかり見えるではありませんか!
そのうえホーン・セクションの方々の、いろいろ書き込んだ譜面も視界に入るというなんとも贅沢なオマケ付き!(演奏中譜面を目で追ってみたんですが、複雑なリズム譜に初見ではついて行けなかった)
しかも、音を出していない時にはトロンボーンの片岡さんが率先してしゃがんでくれたり。この気遣いは嬉しかったな。
この「立見席」には「立身席」という表示があって、出世でもする席なのか、それとも他のなにかのギャグかと思っていたんですが、思わぬラッキー・ワード、ラッキー・ポジションでした。
演奏曲目は、ほとんどこのセクステットのアルバム「Ⅻ」から。
すべてメンバーのオリジナルで、コンテンポラリー色の濃いものばかりです。
なんでも、リーダーの大西さんから「各自3曲ずつ書いてくること」という課題が出されていたそうです。
とにかく1曲終わるごとに割れんばかりの大拍手、最初から最後まで大へんな盛り上がりです。
白熱しまくる演奏は文句なく楽しく、聴いているこちらは血が騒ぎまくり、体が揺れまくりでした。
井上さん作のファンク系ナンバーでは井上さんとドラマーの高橋さんの織りなすグルーヴ感が気持ち良すぎて、体が動いてしまうのをとめることができません。
メンバーの個人個人の力量は言わずもがな。全員がリーダーを務めることができる実力を持っている、いわば「スーパー・グループ」です。
大西さんのリーダー・バンドではありますが、大西さんを含めて突出して誰かが目立つことはありませんでした。メンバー6人の総力が結集されているのはもちろん、それぞれの魅力がバランス良く散りばめられていたように思いました。
このライブはCD発売記念ツアーで、この夜が千秋楽でした。
「なぜこのCD発ツアーを行ったかというと、CDを発売したからです」というあまりにも当たり前な広瀬さんのMCwww
もちろんCDは買いました。いや、あんな演奏を聴かされたら買わずにはいられません。
7月12日には東京・有楽町でツアーファイナルがあるそうですが、大西さんの「ツアー・ファイナルは、ま、来れない距離ではないです、、、有楽町で(会場爆笑)やります。遠いですが、私たちは(こっちに)来てますので(再び爆笑)、たまには来てください(拍手喝采)」というなんだかオトコマエなMCwww
でも、もし聴きに行ったらきっと満足して楽しく帰れること請け合いです
2019年6月1日(土) 倉敷アヴェニュウ
大西順子セクステット
大西順子(piano)
井上陽介(bass)
高橋信之介(drums)
吉本章紘(sax, flute)
広瀬未来(trumpet, flugelhorn)
片岡雄三(trombone)