ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」・・・ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

ボヘミアン・ラプソディ

2018年12月09日 | お気に入り映画
【Live Information】


 ここ最近、毎日クイーンの曲を聴いています。
 クイーンを題材にした映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観て以来ずっとこんな調子です。


 クイーンの音楽と出会ったのは中学時代。なんと40年以上(!)前のことです。
 青春時代にどっぷり浸かったロック・ミュージックの中でも大好きなバンドです。とくに「シアー・ハート・アタック」「オペラ座の夜」「華麗なるレース「世界に捧ぐ」の、3~6枚目のアルバムは本当によく聴きました。
 クイーンの魅力といえば、ぼくとしてはやはり魅力たっぷりのドラマティックなメロディ、重厚でクラシカルなコーラス・ワーク、そして壮麗なギター・オーケストレーションを挙げたいところです。
 デビュー後数年は、イギリスの批評家たちからは「レッド・ツェッペリンやイエスの焼き直しのよう」だと酷評されていたし、その耽美的なルックスのおかげで「アイドル系バンド」とも見なされていたりしていました。実際「ミュージック・ライフ」などの音楽雑誌の扱いはアイドルのそれでした。ただしベイ・シティ・ローラーズなどとは違って、若い女性ファンばかりではなく、男性ファンや耳の超えたロック・ファンもたくさんいたように記憶しています。
 いまになって思うことですが、クイーンはデビュー当初から「実力と人気を兼ね備えたバンド」だった、と言えるでしょう。



1974年頃のクイーン


 ただ、ボーカリストのフレディ・マーキュリーは「ミュージック・ライフ」誌上でときおり特集されていた「ベスト・ドレッサー、ワースト・ドレッサー」のワースト・ドレッサー部門の常連で、バレエのコスチュームのようなタイツや、ゲイを思わせるようなファッションはいつも苦笑や冗談の対象になっていました。
 またクイーンのレコードが、本国イギリスはともかく、アメリカのヒット・チャートで1位を連発したかというとそうでもなかったし、日本でこそ「ミュージック・ライフ」誌の人気投票のバンド部門、プレーヤー部門で1位あるいはベスト5以内の常連でしたが、プレスリーやビートルズのように社会現象にまではなってはいなかったと思います。(しかし、少なくともイギリスでは国民的な支持を得ていたバンドであったことは確かです。)
 なぜ今になってこのような「クイーン現象」が起きたのか、ちょっと不思議な気もしますが、その理由の中には時代が変わっても色褪せることのないクイーンの楽曲群のクオリティの高さが再認識されたことと、パフォーマーとしてのフレディの存在の大きさがあるのは否定できないと思います。ただし、2010年には企画が持ち上がっていたようなので、もしかするとフレディの没後20年がきっかけになったのかもしれないと思ったりします。





 この作品は、クイーンの、というより、「フレディ・マーキュリーの伝記映画」であるといった方がいでしょう。
 空港で働いていたフレディがクイーンの前身バンド「スマイル」に加入するいきさつから、1985年の「ライブ・エイド」での、ロック史に残る熱演までを描いています。
 ストーリー的には、
 「いろんなコンプレックスを抱えながら下積みを経たのちいったんは成功を手にするが、挫折を味わう。そののち本当の成功を勝ち取る」
 というもので、とくに斬新というわけではありません。しかし映画が始まった瞬間に流れる「愛にすべてを」(Someboey to Love)で、懐かしさからなのか曲の良さからなのか(たぶん両方ともでしょう)、一気にある種の感動に襲われました。
 

 いろんな方がSNS上で「号泣した」と書いてありますが、涙もろいはずのぼくは泣きはしませんでした(もちろん多少涙目にはなりましたが)。では感動しなかったのかと言うと、そんなことはありません。
 出自がインド系であることから「パキ」と蔑まれたり、容姿にコンプレックスがあったり、ゲイである自分をありのまま受け入れようとすることで傷つき苦しむフレディの姿、希望に燃え未来を信じて自分たちの音楽を貫く若きロック・ミュージシャンの姿、確執のすえ最後は自分たちの絆を取り戻すクイーンの4人、ライブ・エイドのシーンなどなど、グッと来る場面満載です。
 「ボヘミアン・ラプソディ」のレコーディングの場面で、バラードの部分(オペラ・パートに入る前)のブライアンのギター・ソロに対してフレディが「もっとロックしてくれ!」と言うのにブライアンが「任せてくれ」と自信に満ちた微笑で応える場面では、思い切りテンション上がりました。こういうやりとり、大好きなんです。
 メンバー4人の繋がり方、解散寸前までこじれながらも絆を取り戻す場面、ありがちではあるのですが、やっぱり自分の身の上のいろいろなこととオーバーラップしながら見入ってしまいました。





 そしてライブ・エイドのシーン。
 「よくもここまで再現したなあ・・・」というのが正直な感想です。表情といい、動きといい、文句なく惹きこまれました。演技としてではなく、ライブとしてスクリーンに釘付けになっている自分がいました。
 なんと最初に撮影したのがこのライブ・エイドのシーンだったそうです。
 このシーンだけでも、メンバー役の4人に対して「よくやってくれた!!」と大絶賛を贈りたい気持ちでいっぱいです。


 「伝説のチャンピオン(We Are The Champions)」は、発表当時「We=クイーンは王者」という雰囲気で扱われていたような記憶があり、ぼくもそう思い込んでいましたが、ライブ・エイドの場面での字幕を見ると「We=われわれはみんな勝者」という訳になっていて、なんだか嬉しいような、胸がいっぱいになったような、爽やかな感動を味わいました。





 クイーンの4人を演じたラミ・マレック(フレディ・マーキュリー役)、グウィリム・リー(ブライアン・メイ役)、ベン・ハーディ(ロジャー・テイアー役)、ジョゼフ・マゼロ(ジョン・ディーコン役)に対して違和感を覚えたのは、映画が始まってからのほんの数分だけでした。もともと似ていることもあるのでしょうが、それぞれのキャラクターの描き方に共感できました。演奏シーンでは、本物のミュージシャンかと思うほどカッコ良かったです。
 ジョゼフ・マゼロは「ジュラシック・パーク」にも出ていましたが、ぼくの好きな映画のひとつ「サイモン・バーチ」で主人公の親友役で好演していた俳優なので、ここでまた顔を見ることができてなんとなく嬉しかったですね。





 映画作品として良かったのか、クイーンが好きだから良い映画だと思えたのか、いまだに良くわかりませんが、途中時計も見ることなく、あっという間に134分が経ちました。
 むしろ見終わってからの余韻が深くて大きく、その証が、映画を観終えて以来ずっとクイーンの曲を聴いていることです。
 映画プラス、クイーンを聴き漁っていた当時の空気を思い出したという相乗効果のおかげで懐かしい気分に浸れたことが、われわれクイーン世代ならではの「嬉しい特典」なのでしょうね。 





ボヘミアン・ラプソディ (2018年 イギリス、アメリカ合作)

【監 督】
  ブライアン・シンガー

【製 作】
  グレアム・キング、ジム・ビーチ、ロバート・デ・ニーロ、ピーター・オーベルト、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー

【製作総指揮】
  アーノン・ミルチャン、デニス・オサリヴァン、ジェーン・ローゼンタール、デクスター・フレッチャー

【音 楽】
  ジョン・オットマン

【配 給】
  20世紀フォックス

【公 開】
  イギリス2018年10月24日、アメリカ2018年11月2日、日本2018年11月9日

【上映時間】
  134分

【出 演】
  ラミ・マレック(フレディ・マーキュリー)
  ルーシー・ボイントン(メアリー・オースティン)
  グウィリム・リー(ブライアン・メイ)
  ベン・ハーディ(ロジャー・テイラー)
  ジョゼフ・マゼロ(ジョン・ディーコン)
  エイダン・ギレン(ジョン・リード)
  トム・ホランダー(ジム・ビーチ)
  アレン・リーチ(ポール・プレンター)
  マイク・マイヤーズ(レイ・フォスター)
  アーロン・マカスカー(ジム・ハットン)
  マシュー・ヒューストン(ラルリー・マレン・ジュニア)
  ミシェル・ダンカン(シェリー・スターン)
  ダーモット・マーフィ(ボブ・ゲルドフ)
  
 


クイーン「ボヘミアン・ラプソディ」トレーラー




1976年頃のクイーン 





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ニッキ・パロット・トリオ & ハリー・アレン @岡山蔭涼寺

2018年12月02日 | ライブ
【Live Information】


 「コントラバス弾き歌い」というと、現在ではエスペランサと、このニッキ・パロットが最も知られた存在でしょうか。
 地元岡山のジャズ発展を長年陰から支えている平井さんから、「ニッキ・パロットが来るよ」と教えてもらったとき、やはり「一度は見てみたい」と思ったことでした。
 ベーシストとしてとか、ボーカリストとして、というより、「ニッキ・パロットというタレントの存在」を見たい、という方が当たっているかもしれません。
 ニッキのトリオと、現代ジャズ・ジャイアントのひとりハリー・アレンの共演とあって、入れ替え制2セット、そしてそれなりのチケット代にも関わらず、会場はさすがに満席状態でした。
 ニッキ・トリオのヤコブ・フィッシャー(guitar)や、ジョン・ディ・マルティーノ(piano)目当てのジャズ・ファンも多かったようです。



リハーサル風景


ファースト・セットはニッキとジョンのデュオでスタート。次の曲でヤコブが入り、また次の曲で御大ハリーが加わる、という構成。ハリーの登場時にはさすがに拍手もひときわ高まります。
セット・リストは、日本で馴染みのあるスタンダードがほとんどです。
途中、ある曲でいきなり照明が全て落ちました。
エンディング前だったので、自分も含めて会場みんなは演出かと思ったんです。ところが曲が終わっても照明は戻らず次第にザワザワ、それでやっと「トラブルだ」と気づいたわけです。
でもバンドのみんなはそのアクシデントをも面白がっていた感じもあり、また客席でiPhoneの照明をつける人がいたり、それに対してニッキが笑顔で「Thank you~」と応えたりで、逆に会場はフレンドリーな雰囲気に包まれたくらいです。





 ニッキは、とにかくキュートでした。終始ニコニコ顔なのがちょっぴりときめいたりするんです。
 1960~70年代のアメリカのコメディドラマに出てくる、美人でユーモアと愛嬌がある奥様役がお似合いな感じです。
 彼女は、どちらかというとアンサンブルに気を配っているようなプレイに徹していたようでした。派手フレーズやソロはほとんどなく、演奏ぶりは堅実そのものでした。でも、だからといって下手でもなんでもなく、素晴らしいソロ・ワークにはやはり目が釘付けになりましたし、ピッチの正確さや、グルーブ感、アンプラグドに徹しての楽器の扱いなど、流石と思わされるところは多かったです。
 歌もなかなかいい感じでした。たしかに派手さはないのですが、丁寧で少し淡々とした感じがあって、ニッキ自身の持ち味が自然に出ていたように思います。
 ともすれば音楽の世界もビジュアル重視の風潮が濃くなっているようですが、ニッキは(当然ではありますが)そんなことには目もくれず、ただただ自分の音楽を奏でているだけなのだろうと思いました。


 そして、流石はハリーの存在感と安定感。評判違わず、といった感じです。
 音色といい、その歌い方といい、「心地良い」以外の何物でもなかったですね。
 知的というか、会社の重役だとか医師だとかのような風貌も、なんとなくハリーの持つ安心感みたいなものに一役買っているのでしょう。


 ピアノのジョンの演奏には初めて接したのですが、大胆に間を取り、かつメロディを最大限に生かそうとしているようなピアノには感銘を受けました。まるで秋の夜の静けさの中でひっそり鳴く鈴虫の音色のようでした。
 



 
 とても雰囲気のよいサウンドに満足しながら、この夜のちょっとした幸せの仕上げに炙りチャーシューの旨いラーメン屋さんに寄って帰ろう、と会場をあとにしたのでした。



2018年11月15日 岡山蔭涼寺
ニッキ・パロット・トリオ & ハリー・アレン

 ニッキ・パロット(Nicki Parrott/bass, vocal)
 ジョン・ディ・マルティーノ(John di Martino/piano)
 ヤコブ・フィッシャー(Jacob Fischer/guitar)
 ハリー・アレン(Harry Allen/tenor-sax)






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2018年12月のライブ予定

2018年11月20日 | 演奏スケジュール
                    ♪北野タダオさん、佐山雅弘さん、前田憲男さん・・・素晴らしいジャズ・ピアニスト達とのお別れの知らせが続きます。



【Live Information】



 12月7日(金)
  岡山ピアノバー
 (岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F tel 086-222-8162)
  ♪古山修(guitar)、皆木秀樹(bass) ライブ&セッション
  【料 金】1000円(飲食代別途)
  【演 奏】21:00~、22:00~ (2回ステージ)
   ※セッション可


 12月13日(木)
  岡山ピアノバー
 (岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F tel 086-222-8162)
  ♪美淋つゆ子(piano)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】1000円(飲食代別途)
  【演 奏】21:00~、22:00~ (2回ステージ)
   ※シットイン可


 12月22日(土) 
  岡山 GROOVY
 (岡山市北区田町2-5-23 tel 086-221-7721)
  ♪山本ヒロユキ(piano)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】3000円(飲食代別途)
  【演 奏】20:00~ (2回ステージ)
   ※シットイン可


 12月24日(月)
  倉敷 木庵
 (倉敷市川西町18-23 tel 086-421-9933)
  ♪朝田恵利(piano)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】飲食代のみ
  【演 奏】19:00~ (2回ステージ)


 12月26日(水) 
  倉敷 アヴェニュウ
 (倉敷市本町11-30 tel 086-424-8043) 
  ♪古山修(guitar)、新田佳三(drums)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】1000円(飲食代別途)
  【演 奏】20:00~、21:00~、22:00~ (3回ステージ)
   ※シットイン可




 


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大野俊三ジャズ・コンサート@岡山ルネスホール

2018年11月13日 | ライブ
【Live Information】


 素晴らしい作品を目や耳にしたあとは、その感動が大きければ大きいほどその作者や演奏者に、自分がいかに感動したかを伝えたくなります。
 しかし、そんな時に出てくる言葉はえてしてありきたりのものばかり。そうでなければ、心が揺さぶられたあまり思わず訳のわからない言葉を発してしまったり。どちらにしても、あとでちょっとした自己嫌悪に陥るのが関の山です。
 昨夜の大野俊三ジャズコンサートの余韻がまさにそんな感じでした。
 
 
 ライブの感想として浮かんでくる言葉は、「惹き込まれる」「広い」「奏」「温かい」「知的」「芳醇」「盤石」「昇華」「美」「揺るぎない」「別世界」などなど。
 全員が桁外れの実力の持ち主なのに、不思議と「超絶技巧」「凄い」「圧倒」のような類の、陳腐な言葉とは距離があるような気がしました。
 メンバー4人みなが自分だけの強烈な世界を持っていました。
 そしてその世界に対して互いに敬意を払い、互いに受け入れ合って作った景色の、なんとも美しく楽しかったこと。
 

 
 

 午後7時。
 メンバーがステージに現れるや、すぐに山田さんがビートを刻み始めました。これがまたこちらのテンションを一挙に高めてくれるような、体を動かさずにはいられないような、ゴキゲンなドラミングなのです。
 石橋さんのベースは、まさにバンドにとっての生命の源。驚異的なテクニックに裏打ちされたそのプレイはゆとりがあり、豊穣な音色とグルーブ感を持ちながら、いわば音楽的司令塔の役割を果たしているように思えました。
 このふたりがガッチリ手を組んだリズム・セクションの幹の太さがこのユニットの土台です。
 しきりにリズム・セクションと笑顔でアイコンタクトを取る木畑さん。日野皓正さんのグループに在籍したこともある木畑さんのピアノはとても叙情的で、リズム・セクションの作り出す太いグルーブにいろいろな音楽的演出を施しています。
 大野さんは、トランペッターとしても素晴らしいですが、とても美しい曲を書く方でもあります。演奏中の大野さんは、細身の体とはうらはらにとても存在感がありました。
 アンコールでは急遽ベースの石橋さんにソロ交換を持ちかけ、急に振られて笑いながら応える石橋さんと熱のこもった演奏を繰り広げていたのが印象的でした。

 



 4人の名手が持ち味を出して作り上げた一夜限りの世界は、とても高いところにありました。 
 下から見上げると、キリマンジャロもエベレストも、「どちらもただ高く見えるだけ」で、どちらがどのように高いかは見当もつかないものです。
 しかし、どれだけ高いかを知ってその知識を誇るのではなく、そこへ行きたくてワクワクウズウズし続けていたいと思いました。
(行くことができればそれに越したことはなのですが、そこに辿り着けるかどうかよりも、行くことに決めて出発することや道中をとにかく楽しむ、というか。。。)
 

  


 こんなライブを体感できて、とてもhappyです。
 まだ余韻に浸っています。
 このグループのツアーは、11月10日(土)が和歌山Desafinado、11日(日)が加古川喫茶いるかと続きます。行けるものならもう一度行きたいです。

 



11月8日(木) 岡山ルネスホール
 大野俊三(trumpet)
 木畑晴哉(piano)
 石橋敬一(bass)
 山田玲(drums)




 

 


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2018年11月のライブ予定

2018年10月29日 | 演奏スケジュール
                              ♪秋の空気、秋の色合いが日ごとに濃くなってきます。通りがかった吉備中央町の夕方。


【Live Information】



 11月2日(金)① 
  宵まちクレド
  クレド岡山 1Fふれあい広場
 (岡山市北区中山下1-8-45 tel 086-212-2525)
  ♪山科賢一(piano)、秋山もへい(sax)、 皆木秀樹(bass)
  【料 金】無料
  【演 奏】18:00~19:30


 11月2日(金)② 
  岡山ピアノバー
 (岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F tel 086-222-8162)
  ♪美淋つゆ子(piano)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】1000円(飲食代別途)
  【演 奏】21:00~、22:00~ (2回ステージ)
   ※シットイン可


 11月3日(土)
   倉敷ジャズ・ストリート 
   12:00~  倉敷物語館  ♪美淋つゆ子(piano)、秋山もへい(sax)、まいける冨岡(drums)、皆木秀樹(bass)
   13:00~  倉敷物語館  ♪古山修(guitar)、秋山もへい(sax)、新田佳三(drums)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】1000円(11/3~11/4の通しチケット)


 11月8日(木) 
  岡山ピアノバー
 (岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F tel 086-222-8162)
  ♪皆木秀樹(bass) ほか
  【料 金】1000円(飲食代別途)
  【演 奏】21:00~、22:00~ (2回ステージ)
   ※シットイン可


 11月17日(土)
  総社サントピア岡山総社
 (総社市秦1215 tel 0866-95-8811)
  ♪山科賢一(piano)、河本ゆり(violin)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】
  【演 奏】


 11月18日(日)
  倉敷 木庵
 (倉敷市川西町18-23 tel 086-421-9933)
  ♪美淋つゆ子(piano)、皆木秀樹(bass) 
  【料 金】飲食代のみ
  【演 奏】18:30~ (2回ステージ)


 11月25日(日)
  倉敷 木庵
 (倉敷市川西町18-23 tel 086-421-9933)
  ♪古山修(guitar)、皆木秀樹(bass, piano) 
  【料 金】飲食代のみ
  【演 奏】18:00~ (2回ステージ)


 11月28日(水) 
  倉敷 アヴェニュウ
 (倉敷市本町11-30 tel 086-424-8043) 
  ♪古山修(guitar)、新田佳三(drums)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】1000円(飲食代別途)
  【演 奏】20:00~、21:00~、22:00~ (3回ステージ)
   ※シットイン可




 


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客席からのSound

2018年10月10日 | 価値観
【Live Information】


 先日、不定期でライブも行っているとあるお店の店主と話をしていた時のことです。
 ちょっと改まった感じで「ライブの時に写真を撮られて気にならない?」と尋ねられました。聞くと、「お客さまから、『せっかく聴いているのにシャッター音が気になる』という声をいただくことがあって、どうしたものかと考えているところ」なんだそうです。
 また、別のあるお店での出来事ですが、「演奏が聴こえないくらい大声でしゃべったり、演奏中に演奏者の譜面台を倒しながらトイレへ行ったりした酔客がいて、とても困った」という話も聞きました。
 自分にもとくにたいした見識があるわけではありませんが、「ステージに上がる側」「客席で聴く側」の両方を経験している身としては、以下のようにに思ってます。
 
 
 まず写真について。
 演奏中に写真を撮られることについては、自分が神経質な部類だという自覚があるにもかかわらず、不思議と気になりません。あるとすれば、「カッコよく撮ってもらわねば」という自意識過剰に陥って自滅するくらいですwww(これはもちろんぼくの自己責任
 とくに斬新な方法ではないですが、演奏中に撮影するにあたっては、
 
 
①盛り上がる曲・音量の上がる場面でシャッターを押す。
②バラードや、静かな部分では撮らない。どうしても撮りたい時はiPhoneなどの無音カメラアプリを使う。
③フラッシュについてですが、事前に「フラッシュはご遠慮ください」とアナウンスするミュージシャンは意外にいます。フラッシュはOKが出ている時以外は使わないほうが無難でしょう。ただし、自分たちミュージシャンの気が散る、という理由ではなく、他のお客さんへの気遣いであることもあるので、主催者やミュージシャンに事前に確認すればいいと思います。
 
 
 ということなどに留意すればいいのではないでしょうか。
 もちろん主催者側にあらかじめ撮影の可不可を確認して、という前提でですが。
 演奏者にとっては、写真を撮っていただけるということはPRにもなるし、いろんなメリットがあるので有り難いことなのです。
「いつも気遣って撮影しているんだけど、きょうはとくに神経質すぎる人が隣にいた」などいろんなケースがあるので簡単には言いつくせませんが、 「他にもお客さまがいらっしゃる」ことを意識に置いておけば大丈夫だと思います。また逆に「撮影を楽しんでいる方もいらっしゃる」人もおられることを許容するのも大事です。
 結局、「お互いさま」ということではないでしょうか。
 
 
 

 次に演奏中の大声のおしゃべりについて。
 いろんな場合がありますが、ここは「今夜はライブである」ことを前提に営業しているお店について述べてみます。
 簡単に言えば、生演奏を聴くのは映画館や美術館などと同じで、「不特定多数の方が集まる公共の場」で「お金を払い」「自分の時間を使って」楽しむことにほかなりません。演奏を聴かずに大声でしゃべり続け、他のお客さまに演奏が聴こえづらい状況を作る方は、「どうぞお帰りください」あるいは「来てもらわなくても構いません」と言われても仕方がないのです。(もちろん「よう喋る1000円札やなw」的な受け取り方もアリですwww)
 または演奏者が一瞬でも演奏を中断せざるをえなかったり、演奏を躊躇しそうになるような行いをする方も同じです。
 程度はお店の方の物差しで判断すればいいと思います。
 もしぼくが客席にいれば、「うるさいから出ていってくれ」と、優しくですが言います。
 だってふつうはお金を払った見返りに商品などを受け取るわけですからね。演奏をじっくり楽しみたいのに騒音で台無しにされるわけですから。買った物を台無しに(例えば壊されたり)されたら弁償してもらうのと同じです。
 もうひとつ言えば、そういう迷惑な人を許容すると、その類友が集まってくるようになります。そしてちゃんとした方はお店からは離れていくでしょう。
 
 
 ただし、客席に無言の行を強要している訳ではないのです。ホールとは違い、飲んだり食べたりしながら、盛り上がれば「Yeah!」と言いながら、そして演奏者の息遣いを感じながら、くつろいで演奏を楽しめるのがジャズ・クラブのいいところなのですから。
 要するに、自分だけがその場にいるのではないこと、他にも楽しみに来ている方がおられる、ということは忘れずにいましょう、ということですね。
 
 
 ついでに追記。
 地元の人ですが、ステージへ上がる身、あるいは演奏する側(上手いとか下手とか関係ない)でありながら、ステージで他の方が一生懸命演奏しているのに客席で始終しゃべり続け、笑い続ける人を何度か見ています。こういうのは論外です。同じミュージシャンに敬意を持てないのかな。自分まで恥ずかしくなります。
 
 

 当たり前のことを、読みようには上から書いているようにも見えるでしょうが、そのあたりはお許しください。(もともとエラそうな人間なのです(^^;))
 あくまで私見です。いろいろな価値観があるのを分かっているうえで書いてみました。


 
 


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ザ・ヒロシ・トリオ with 新井雅代 @岡山壱番館

2018年10月09日 | ライブ
【Live Information】

 
 
 関西屈指のドラマーのひとりである田中ヒロシさんが、リーダー・アルバムをリリースしたのを記念して、ツアーを行いました。
 田中ヒロシさんといえば、2007年の第44回なにわ芸術祭ジャズ部門・第15回中山正治ジャズ大賞を受賞、岸ミツアキさんとの数々の海外公演でも知られている名ドラマーです。かつて、来日したアート・ブレイキーが急病となった時には、急遽一週間の代役を務めて絶賛されたのは有名な話です。


 セット・リストはジャズのスタンダード・チューン主体でした。
 トリオのメンバーがみな、楽器を通じて歌う歌う。
 バップの香りに満ちているサウンドには血が通っているような温かみがあり、ジャズの楽しさを存分に味わうことができました。
 ジャズが敬遠される理由のひとつに「わからない」というのがありますが、ソロ、フィル・イン、バッキング、どれをとっても伝わってくるもの、迫ってくるものが大きく、説得力に満ちていたように思いました。





 ピアノの志水さん、ベースの光岡さんは、現在関西を中心に引っ張りだこのミュージシャン。このふたりは「ハード・バップ研究会」で日々研鑽を積んでいます。もちろんバップだけではなく、幅広い音楽性を持っていて、ちゃんと自分の「歌」を歌っています。
 実力派ボーカリスト新井雅代さんの存在感の大きさ、中味の濃い歌も相変わらずです。
 声量、抑揚の付け方、ダイナミックなスキャットなどなど、実力的にも素晴らしいことを改めて感じました。
 4人のメンバーがそれぞれに音で意思を伝え合い、瞬時に反応し、作り上げていく様を見る(聴く)のも楽しく、あっという間の2セットでした。


 

 
 いわば百戦錬磨のベテランのヒロシさん、新井さんの音楽観に、光岡さん、志水さんが新鮮な感性を持ち込んでしっかり練り上げたサウンド、とでも言ったらいいのかな。
 とても楽しく、素晴らしいライブでした。
 




2018年9月28日(金)
・田中ヒロシ(drums)
・志水愛(piano)
・光岡尚紀(bass)
・新井雅代(vocal)









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木畑晴哉、萬恭隆 & 森下啓 @岡山喫茶壱番館

2018年10月07日 | ライブ
【Live Information】


 木畑晴哉さんは、関西在住のジャズ・ピアニスト。
 日野皓正さんのグループに加入していたこともある、関西でも指折りのピアニストです。
 たまたまぼくの友人が木畑さんの友人だったり、以前関西のあるボーカリストから「木畑さんのピアノ、めっちゃええよ~」と聞いていたりで、いつかは木畑さんのライブに行ってみたかったんですが、念願かなって岡山で木畑トリオのライブを聴く機会に恵まれました。


 beautiful、そして cool。
 演奏というか、サウンドは終始緊張感に包まれていたのですが、こんなに柔和な「緊張感」もあるんですね。
 知らぬ間にこのトリオの音楽に魅かれていて、気がつけば我に返る瞬間がないままライブが終わっていたほどでした。
 時計の針の進み方が早く感じられた、とても魅力のあるライブでした。


 


 木畑さんの演奏は、さながらペンがわりにピアノで自分の想いを綴っているような、存在感と美学に満ちた素晴らしいものでした。
 それを支える萬さんのベースは安定感抜群。終始堅実にグルーブし続けていました。
 木畑さんに自由に弾いてもらいたい、そのためにはまずしっかり4ビートのラインをウォーキングし、しっかりボトムを支える、という意識をはっきり持っていたように感じました。あとで木畑さんにその辺りを伺ってみると、やはり演奏の自由度が高まってやりやすい、という意味のことをおっしゃっておられました。
 ドラムの森下啓くんは、一、二度共演したこともあるので注目して聴いていましたが、さすがに関西の一流ミュージシャンとの共演を重ねて研鑽を積んでいるだけあって、さらなる成長を遂げているように思いました。


 気持ちが満たされた、とても素晴らしい演奏でした。
 木畑さんのピアノは、機会を作ってまた聴きに行きたいと思います。




 2018年10月6日(土)
 木畑晴哉トリオ @岡山壱番館
 木畑晴哉(piano)
  萬恭隆(bass)
  森下啓(drums) 
 
 





 


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トニー・モナコ、小沼ようすけ & ジーン・ジャクソン @岡山蔭涼寺

2018年10月02日 | ライブ

【Live Information】


 ハモンド・オルガンの音は大好きです。
 ハード・ロック、ファンク、R&B、ジャズ、ゴスペル。。。なんにでも合う。
 優しさ、激しさ、黒っぽさ、温かさ、それらすべてを包み込んだ音色だと思います。
 

 オルガン・トリオのライブに行ったことあったけ、、、いや、ないな~
 じゃ、行ってみようか。メンバーの組み合わせにも興味津々だし。
 と、いう理由もあって、トニー・モナコ、小沼ようすけ & ジーン・ジャクソンのライブに行ってまいりました。
 
 



 「炎のオルガニスト」の異名を取るトニー・モナコは、名前から察するに、ラテン系でしょうか。
 ステージに現れるや否やハイ・テンションで「Everybody Say Yeah~!♪」と客席をあおります。思いきり陽気で、とてもフレンドリーな感じ。
 演奏も、感情をほとばしらせながらのアツいものでした。
 ほとんど顔芸と言えるくらい表情の変化が豊かで、それはつまり自分の演奏に魂を込めているということに他ならないと思います。
 オルガンを、まるで声のように操り、多彩な音色を繰り出すのですが、ソロの流れの作り方や、盛り上げ方、テーマの歌い方、どこを聴いても圧倒的な存在感がありました。
 
 



 トニーは、あのジミー・スミスの弟子です。
 少し師匠についての思い出も語ってくれました。
 師の訃報を聞いた時のショックはとても大きかった、と。そして、その時に作った曲も披露してくれました。タイトルは「I'll Remember Jimmy」。チャーリー・パーカーの「Confirmation」のコード進行を借りて作った曲です。

 



 小沼ようすけは、いわずと知れた日本の音楽シーンを代表する名ギタリスト。ジャズに限らず幅広い音楽性を持っているコンテンポラリーなギタリストです。
 ブルースなんかを聴いていると、内なる自分から湧き出るものをギターで紡ぎ出しているかのようでした。
 トニーのバックにまわっている時のバッキングなんかも、とっても味のあるものだったと思います。
 また、演奏中にメンバーと目が合った時の笑顔がとても気持ち良さそうで、見ているこちらまで楽しくなります。
 




 ジーン・ジャクソンを初めて見たのは「マウント・フジ」のビデオの中でした。ハービー・ハンコック、デイブ・ホランドとのトリオで「カンタロープ・アイランド」を演奏していたのですが、そのグルーヴィーなドラミングは強烈に印象に残りました。
 ジーンも茶目っ気があって、トニーがセッティングに少し時間を使っている時に、「ショウショウオマチクダサイ」。トニーの準備が整うと、「オマタサシマシタ」と言って客席を笑わせていたのがカワイかったです。
ジーンの凄さはファンク系の曲でひしひしと感じました。なにせ聴いているぼくの勝手に体が動くんです。とにかく超ゴキゲン!、凄まじくグルーヴィー!
 なんとなく顔つきがつのだひろさんに似ていたような気がしたところにも親近感を覚えました。





 演奏前に、「写真撮影はOKです。動画の撮影も良識の範囲内でOKです。ただし(SNSにアップして)シェアすること」とのアナウンスがあって、客席から笑いと拍手が起きました。
 もちろんバンドのPRになるというメリットもあるからでしょうけど、お客さんみんなにより楽しんでほしいという旺盛なサービス精神を感じました。
 




  このトリオは、2011年の東日本大震災がきっかけ、というか、その時の安否を気づかう連絡がもとで生まれたそうです。
 音楽的コミュニケーションもきっと風通しが良いに違いない、そんなことも感じました。
 当たり前のことではありますが、三人とも自分以外の人の出す音にとても神経を張り巡らせているんです。その時その時にできうる限り最良の音を出そうとしているんですね。


 ライブは2セット。時にトニーの歌をまじえながらの実にアツいステージでした。
 最後は、熱烈なスタンディング・オベーション。
 ステージと客席が一体となった、フレンドリーで温かいライブだったと思います。
 





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2018年10月のライブ予定

2018年09月29日 | 演奏スケジュール
                             ♪広島がセ・リーグ3連覇。セ・リーグで3連覇したのは、昨年までは巨人ただ1チーム。


【Live Information】



 10月5日(金) 
  岡山ピアノバー
 (岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F tel 086-222-8162)
  ♪美淋つゆ子(piano)、秋山もへい(sax)、まいける富岡(drums)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】1000円(飲食代別途)
  【演 奏】21:00~、22:00~ (2回ステージ)
   ※シットイン可


 10月7日(日)
  喫茶壱番館 ジャズライブ 
  岡山 喫茶壱番館
 (岡山市北区表町3-9-22 tel 086-221-7721)
  【料 金】2500円(ドリンク代別途)
  【時 間】14:30開場 15:00開演
  ♪15:00~ UKOT [河田行一郎(drums)、岡本孝司(bass)、内村奈実(keyboard)、角田りえ子(vocal)]
  ♪15:50~ 山本ヒロユキ(piano)、皆木秀樹(bass)
  ♪16:40~ 藤原和泉企画withBG [山本俊(guitar)、藤原和泉(vocal, piano)、佐藤ヤスオ(bass)]


 10月11日(木) 
  岡山ピアノバー
 (岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F tel 086-222-8162)
  ♪皆木秀樹(bass) ほか
  【料 金】1000円(飲食代別途)
  【演 奏】21:00~、22:00~ (2回ステージ)
   ※シットイン可


 10月20日(土)
  倉敷 木庵
 (倉敷市川西町18-23 tel 086-421-9933)
  ♪古山修(guitar)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】飲食代のみ
  【演 奏】18:30~ (2回ステージ)


 10月21日(日)
  岡山JORDAN
 (岡山市北区表町2-5-23 ニュー表町プラザ2F tel 086-237-2012)
  JORDANジャズ講座 『秋の夜長に聴くジャズと言えば』
  ♪皆木秀樹(bass, lecturer)、MISA(piano)
  【料 金】1500円+別途ドリンク代
  【時 間】開店17:00、開演18:00~ 
 
 
 10月24日(水) 
  倉敷 アヴェニュウ
 (倉敷市本町11-30 tel 086-424-8043) 
  ♪古山修(guitar)、新田佳三(drums)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】1000円(飲食代別途)
  【演 奏】20:00~、21:00~、22:00~ (3回ステージ)
   ※シットイン可


 10月27日(土) 
  岡山 GROOVY
 (岡山市北区田町2-5-23 tel 086-221-7721)
  ♪山本ヒロユキ(piano)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】3000円(飲食代別途)
  【演 奏】20:00~ (2回ステージ)
   ※シットイン可



 
 


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2018年8月5日 明石、豊中

2018年09月27日 | ライブ
                               ♪豊中の老舗ジャズ・クラブ「我巣灯」。少し鄙びた雰囲気がとてもいい感じです。


【Live Information】


 ジャズの生演奏に浸るべく、思い立って神戸へ来た平成最後の8月。
 4日は神戸に泊まり、明けて5日はまず須磨区へ。


 JR須磨駅で下りると、相変わらずの酷暑です。
 帽子がなかったので、前日は夕方からずっと軽い頭痛がありました。熱射病にやられたのでしょう。
 この日も日射しが強烈。しかし、タオルを一枚頭にかぶせておくだけで全く大丈夫でした。


 須磨寺は、2012年の大河ドラマ「平清盛」で一躍全国的に知られましたが、886年に光孝天皇の命によって建立された福祥寺を始まりとする、歴史のある古刹です。

 


 門前へと続く道沿いには、「亜細亜万神殿」があります。2016年に建てられたもので、中山流石氏が生前アジア各地で収集した石像が奉納されています。
 物言わぬ石像群ですが、不思議な存在感があります。



 

 

 




須磨寺の塔頭「正覚院」は、実は仲良くさせていただいている某ミュージシャンの実家です。


龍華橋。その先には仁王門。


源平の庭。平敦盛と熊谷直実の一騎討ちの場面を再現しています。笛の名手だった敦盛が愛用していた青葉ノ笛は今も須磨寺に伝えられています。


昭和59(1984)年に再建された三重塔。


敦盛塚。1184年の一ノ谷の戦いで戦死した平敦盛の首塚です。この近くにある須磨浦公園の敦盛塚には胴体が祀られています。



須磨駅からは須磨の海が見えます。夏真っ盛り、海への人出も大賑わいです。




 昼からは明石のジャズ・クラブ「POCHI」へ。
 この日の出演は、山口真文(sax)、奥平真吾(drums)、広瀬未来(trumpet)、中島徹(piano)、荒玉哲郎(bass)。
 いわば「日本のウェイン・ショーター」山口真文さんに、小学生時代から天才ドラマーの名をほしいままにした奥平真吾さん。このふたりに、地元関西の実力者である中島さん、広瀬さん、荒玉さんの三人が加わるクインテットです。
 セット・リストは、ショーターやハービー・ハンコックゆかりのナンバーを中心としたものでした。


 奥平さんはぜひ生で聴いてみたかったので、それだけでも明石に来た甲斐がありました。19年にわたるアメリカでの活動歴は伊達ではなく、フレーズのキレ、グルーブ感など、抜群のドラミングでした。
 現在関西で引っ張りだこの広瀬さんの演奏を体感できたのも大満足でした。
 








 明石からは、いったん大阪へ行きます。宿にチェックインしなくてはならないのです。
 なんとかすこ~しだけ携帯電話に充電したあと、休憩する間もなく、すぐに東梅田に向かいます。
 今度は阪急に乗って豊中へ行くのです。
 それにしても、四方八方から人が行き交う梅田の地下街、これを平然とやり過ごせたら日体大の「全体行動」の二手が交錯するやつに出られそうな気がします。(^w^)

 豊中駅で下車し、老舗ジャズ・クラブの「我巣灯」へ。
 すこし鄙びた感じがとてもいい感じのお店です。どこか椎名桔平を彷彿とさせる渋いマスターが切り盛りしています。
 我巣灯では、「テカテカトリオ」のライブが目的なのです。
 吉尾敬彦(piano), 三原脩(bass) & 田中ヒロシ(drums)というメンツの濃さに惹かれてフラフラと豊中へ。(なんちゅーユニット名かw)
 昔よく一緒にやっていたトリオで、いわば同窓会的ライブだそうです。



 
 店内はギッシリ満席。
 大御所たちの、存在感たっぷりの、歌心溢れる熱い演奏は、とにかくとても素敵で、しっかり浸りきりました。
 外の暑さより演奏の熱さで熱中症になるわ、って感じです。(*´Д`*)
 ピアノの吉尾さんは、MCを聞くとコテコテの大阪人な感じなのですが、独特の美学を持っておられるようで、とくにバラードでは情緒豊かな演奏を聴かせてくれました。



 
 ぼくも1曲弾かせていただきましたが、吉尾さんとは、20年ぶりくらい。
 当時オープン間もないミスター・ケリーズはミッドナイトのステージがありました。ぼくが遊びに行っていた時、今は亡き津田清さんが「ちょっと弾いてこい。これも勉強や。なにぃ?楽器がない?楽器なら店の入り口に置いてあるのを使たらええがな」と半ば脅されるようにして上がったステージでピアノを弾いていたのが吉尾さんだったんです。
 ソロの時に吉尾さんが「もう1コーラス行け」と煽ってくださって感無量。ひどかった20年前の自分(今も威張れたもんじゃないですが)を思い返すととても嬉しかった。




 アフターでは大先輩方のいろんな(面白くて)貴重な裏話で時間の過ぎるのもあっという間。
 ぼくもいいトシなんですが、大先輩だらけの前でキンチョーして大人しくしている状況も久しぶりでした(๑˃̵ᴗ˂̵)
 しかし吉尾さんのシャツの柄といい、MCといい、なんか他人のような気がしませんw。駅まで歩く吉尾さんの後ろ姿は、もはや月亭可朝にしか見えませんでした(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ (吉尾さんすみません ^^;)




 いずれにせよ、とても楽しいライブでした。
 三原さん、ヒロシさん、マスターともいろいろ話せて、とてもディープな夜でした。
 ぜひぜひ再演してほしいトリオです。



 こうして西宮~神戸~明石~豊中と続いた、2日間の「関西ジャズ紀行」は終了しました。
 本当は一週間くらいこのようにしてあちこち行くのが理想なんですが、それはまた次の楽しみにとっておこうと思います。
 いずれは東京、横浜、いえいえそれだけではなく、日本全国のジャズ・クラブを巡ってみたいものです。
 
 



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2018年8月4日 神戸、西宮

2018年09月26日 | ライブ
【Live Information】


 時間があったらやりたいことのひとつ、それはジャズ・クラブ巡りです。
 例えば一週間ほど毎晩いろんなジャズ・クラブで、時にはハシゴをして、どっぷりライブの空気に浸ってみたいのです。
 時間も、サイフの中身も必要ですけれどね。
 自分にとっては、このうえないゼイタクです。(もちろん、この場合は「至福の時」とでも言ったらいいのか、まあそんな意味です)
 今年はふと思い立って、8月の4日と5日の二日間でしたが、西宮、神戸、明石、豊中の計5ヵ所でジャズの生演奏を堪能してきました。
 

 今回は交通機関で行くことにしました。
 歩くのは苦にならないのと、神戸や大阪の花火大会と重なっていて渋滞が予想されたからです。
 でも気の向くままあちこち歩くのはわるくないですね。あたりをキョロキョロ見回しながらの徒歩行、とても楽しかったです。
 そして、行く前の大事な作業、つまりいろいろなお店のスケジュールの確認です。
 悩みながら予定を組むのも楽しいものです。


 8月4日(土)
  神戸(ジャズ喫茶木馬→生田神社→異人館→北野天満宮)~西宮(ピアノ・クラブ)~神戸(ソネ→グレート・ブルー)


 お昼前に三ノ宮に着きました。
 快晴、そして猛烈な暑さです。
 今年は、7月上旬に記録的な大雨が降りましたが、その後はくる日もくる日も猛暑日。気温も35℃なんてまだマシ、37℃や38℃の日も珍しくないくらいでした。
 まあしかし、雨にたたられるよりマシだし、なんといっても青空に白い雲、の2トーン・カラーが気持ち良い。


 三ノ宮に着くと、まず北長狭通に向います。
 最初の目的地、ジャズ喫茶「木馬」(MOKUBA'S TAVERN)に行くためです。
 「木馬」は1977年にオープン。1995年の震災を機にトアウエストの一角へ移転、さらに北長狭通へ移転し、今年で42年目を迎えた老舗です。
 座った席のほぼ正面でアニタ・オデイとバド・パウエルが出迎えてくれました。









 少し時間があるので、気の向くままブラブラ歩くことにします。
 まずは生田神社。
 神戸市の神社といえば真っ先に名があがるところで、稚日女尊(わかひるめのみこと)をお祀りしています。
 当初は布引山に祀られていましたが、799年に現在地にある生田の森に移転したと言われています。
 源平合戦の古戦場としても知られていて、梶原景季が境内の梅の一枝を箙に挿して戦った話は有名です。
 ぼくが行ったのはちょうど夏祭りの日で、境内にセットされたステージでは「LUV K RAFT」というバンドがリハーサルをしていました。
 メロディックなパワー・ポップで、とてもカッコ良かったです。
 まだ昼過ぎの早い時間だったので、あまり人はいませんでしたが、それでもぼくを含む立ち止まって見ている人たちにステージからアピールしてくれたりして、思わず聴き入ってしまいました。







 生田神社を出て、中山手通を歩きながら東へ向かっていると、2年前の2016年7月に44年の歴史を閉じたジャズ・クラブ「サテンドール」の看板がまだそのまま残っていました。





 そこから北野坂を北へ上ります。足元には「神戸ジャズストリート」のプレートが。





 北野坂にあるのは異人館。その中で「風見鶏の館」に入ってみました。
 1909年にドイツの貿易商ゴットフリート・トーマスの邸宅として建てられたものです。









 風見鶏の館の東側に石段があります。そこを上ると北野天満神社です。
 1180年、平清盛が都を京都から神戸に移すにあたり、禁裡守護、鬼門鎮護の神として京都の北野天満宮を勧請して建立したといいます。「学問の神様」として知られている菅原道真公をお祀りしています。
 夏らしい青空と、眩しい日射し、そして山の深い緑が清々しかったです。









 その後はJRで移動。西宮のさくら夙川で下車、「PIANO CLUB」へ向かいます。
 オーナーでピアニストの岩崎恵子さんとは何度か共演させていただいたことがあります。
 岩崎さんはNHKのど自慢の関西地区のピアノ伴奏者として知られています。ジャズはもちろん、クラシック、フュージョン、ポップスなんでもござれの実力派です。



ピアノの周りにはジャズ・レジェンドたちの写真が。


この日昼は岩崎恵子(piano)さんと泉正浩さん(bass)の演奏のあと、スタッフでドラマーの和田秀樹さんを加えてのセッションでした。






夕方、神戸に戻ります。
まずは「ソネ」。神戸のジャズといえば、まずソネの名が挙がるのは万人が認めるところ。
この夜のメンバーは、"巨匠"こと岩佐康彦(piano)さんに、畠山令(bass)さんと中村雄二郎(drums)さんの気鋭のリズム隊。そしてボーカルに北牧チカさん。
ベテランの味というか、流石の貫録というか、岩佐さんのピアノはまさに「ジャズ」でした。畠山さんと中村さんのリズム隊の織り成すグルーブもとても気持ち良かった。







1セットだけ聴いて、同じ三宮の「グレート・ブルー」へ。ソネのライブがとても素晴らしかったのでもっと聴いていたかったのですが、迷いに迷ったすえ予定どおり移動しました。
ここでのこの夜の出演者は、オーナーでピアニストの安藤義則さんと、ボーカルの新井雅代さんのデュオ。
安藤さんもキャリア充分のベテランで、神戸のジャズ・シーンを支えているおひとりです。
新井さんは関西を代表する実力派ボーカリストのひとり。新井さんと知り合ってもう20年以上。変わらず仲良くさせてもらっています。



お店に着いたのは1セット目の途中。新井さんの歌もステージでの立ち居振る舞いも、抜群の存在感でした。
安藤さんと新井さんがお声がけくださって、というかご厚意で2セット目と3セット目はほとんどベースを弾かせてくださいました。
客席には100BANスタジオのオーナー李さんと、ボーカリストのシェリー高木さんのお姿も。



演奏後にはなんやかんやと話も盛り上がりました。
「ジャズに浸る2日間」、初日は満足感と心地よい疲労感に満たされました。おかげでグッスリ、と言いたいところですが、グレート・ブルーで演奏した緊張感と興奮がなかなか消えず、寝付くのにかなり時間がかかってしまいました。
それにしても、濃密で楽しい一日でした。
翌日のスケジュールをチェックして、シアワセな気分で宿のベッドに入りました。

 
 


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小柳淳子 & 鈴木泰徳 @岡山壱番館

2018年09月24日 | ライブ
【Live Information】


 ボーカルとドラムのデュオというフォーマットは、「セット・リストにバリエーションをつけるため、ひと晩に1~2曲」、、などの理由で聴いたことはあったけれど、「ひと晩ガッツリ全曲」というのは人生初の体験でした。
  


 
 
 小柳淳子さんと鈴木泰徳さんは、ともに関西を拠点として活動しています。ジャズはもちろん、様々なジャンルやフォーマットで活躍中です。
 小柳さんの、圧倒的なエネルギーを放出しながらの強烈なスキャットは以前から好きだったし、「ボーカルとドラムのデュオ」という変態的な組み合わせに好奇心を抱いたので、早々と予約して楽しみにしていました。





 曲は、いわゆるスタンダードなジャズ・ナンバーがほとんどでした。
 決めているのは、「セット・リストと、せいぜい各曲の出だしのリズム」くらいじゃないかな、と思わせるような、自由な展開でした。エネルギッシュで、幅広いふたりの音楽観が垣間見えるような、ユニークなステージでした。
 いわゆる「即興」的なアプローチがあるかと思えば、しっかり正統的に歌い上げたりと、ひとつの地点に膠着することのない展開、自在に多彩なリズムを操る鈴木さんのフレキシブルなドラムや、ややハスキーな声で奔流のようなスキャットを繰り広げる小柳さんの歌など、いろんな魅力がありました。


 

 
 圧倒されたというか、あっけにとられたというか、圧巻だったというか、、、
 なにせ、みっつの「あ」がしっかり脳に刻まれています。(^^)
 こういうユニークな組み合わせを思いつく方も思いつく方wだし、やってしまう方もやってしまう方(^w^)です。敬意を込めて脱帽ですね~~~(^^)






2018.9.15(土)
 小柳淳子(vocal)
 鈴木泰徳(drums, percussion) 
 @岡山壱番館




 
 


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第100回全国高校野球選手権記念大会

2018年09月09日 | Weblog~雑記
【Live Information】


自分が野球に興味を覚えたのは、幼稚園の頃だと思います。
小学校に上がった年から阪神タイガースのファンになり、それ以来タテジマ一筋です。
高校野球で、一番古い記憶は、昭和44年の、あの松山商高-三沢高戦です。夏の大会決勝戦で延長18回を戦い、0対0で引き分け、再試合は松山商が制した、球史に残る熱戦です。その再試合、1回表に松山商が2点を先取しましたが、テレビに映ったそのスコアボードを鮮明に覚えています。


夏の甲子園が第70回、第80回と回を重ねるごとに、「そうか、あと〇〇年後は記念の100回大会なのか。それをこの目で見られる可能性があるんだな~」と思っていたこともありました。「その頃の自分はどういうふうになっているんだろう」とも。
そして迎えた平成30年(2018年)、第100回全国高校野球選手権記念大会。
自分は人生の後半に差し掛かり、子どもも大きくなり、ずっと音楽を続け、いまでも野球が好きなままです。
「平成」という年号の最後の夏の甲子園、いろんなドラマが生まれました。
そのドラマの、自分なりの15撰を書き留めておこうと思います。


                                             


①大優勝旗新調

 100回大会を記念して深紅の大優勝旗が新調されました。新しい旗は三代目で、京都市の平岡旗製造が制作しました。制作費1200万円、制作に要した時間は1年2ヵ月。先代と同じく西陣織のつづれ織りで織られました。縦120cm、横150cm、重さ4.5kg(ポール部分を含めると約10kg)。ハトの絵柄、「優勝」「VICTORIBUS PALMAE(ラテン語で『勝者に栄光あれ』の意)」の文字が金色で織り込まれています。2018年6月27日、甲子園球場でお披露目されました。ちなみに二代目は1958年の第40回大会から60年にわたって使われました。



②甲子園レジェンド始球式
  写真左…松井秀喜 写真右…井上明、太田幸司(左端井上、右から2人目が太田)
 
 この大会では、開幕日から決勝戦まで、夏の甲子園を沸かせたかつての球児たちが日替わりで「甲子園レジェンド始球式」を務めました。
 開幕日の8月5日、第1試合の始球式には、日米通算2643安打・507本塁打を記録した球史に残るスラッガー松井秀喜が登場。高校時代から強打を恐れられていた松井は、第74回大会(1992年)2回戦の明徳義塾戦で5打席すべて敬遠され、世論を巻き込む大論争が起きたのはあまりにも有名です。
 その開幕試合には、松井の出身校星稜高が登場するという偶然のおまけ付きでした。(試合は星稜が9対4で藤蔭高を破る)
 8月21日の決勝戦では、1969年の第51回大会で歴史に残る延長18回引き分け再試合の死闘を繰り広げた三沢高(青森)の太田幸司氏と松山商高(愛媛)の井上明氏が始球式を行いました。
 大会各日の始球式に登場した元球児は以下のとおり。
 8/5 松井秀喜(星稜)、8/6 石井毅(現姓名・木村竹志、箕島)、8/7 定岡正二(鹿児島実)、8/8 牛島和彦(浪商)、8/9 平松政次(岡山東商)8/10 谷繁元信(江の川)、8/11 水野雄仁(池田)、8/12 本間篤史(駒大苫小牧)、8/13 坂本佳一(東邦)、8/14 中西清起(高知商)、8/15 安仁屋宗八(沖縄)、8/16 板東英二(徳島商)、8/17 金村義明(報徳学園)、8/18 中西太(高松一)、8/20 桑田真澄(第1試合 PL学園)、佐々木主浩(第2試合 東北)、8/21太田幸司(三沢)・井上明(松山商) (校名は甲子園出場時のもの)



③史上最多の56校出場

 100回大会を記念して、出場校は史上最多の56となりました。1県2代表だったのは、北海道、東京、千葉、神奈川、埼玉、愛知、大阪、兵庫、福岡の9都道府県。恒例の甲子園練習は日程の都合でとりやめとなり、各校15分ずつの甲子園見学が行われました。



④白山高校初出場

 記念すべき100回大会の三重県代表となったのは白山高校。夏の大会100回目にして春夏を通じて初めて甲子園切符を手にしました。
 白山は、夏の三重県大会で2007年から10年連続初戦敗退。川本牧子部長と東拓司監督が就任した2013年の部員はわずか4名で、東監督が就任後に「甲子園へ行くぞ」と話した時には部員から野次とブーイングが飛んだといいます。
 2017年夏、秋、2018年春の各県大会ははいずれも3回戦に進出しましたが、夏はノーシード。しかしそこから見事代表の座を掴みました。
 8月11日の1回戦第4試合で愛工大名電高と対戦、試合は0対10で完敗しましたが、「ヤンキー高校」とも言われる白山高の応援に人口1万1千の白山町から2千人が駆け付けました。白山高の活躍は「リアル・ルーキーズ」とも言われ、大きな話題となりました。



⑤大会2日目(8月6日) 1回戦 高知商(高知)14-12山梨学院(山梨) 
  形勢6転試合


  山 梨100 081 200|12
  高 知012 404 30X|14

 先取点を「1転」と数えると、6度形勢が逆転したスリリングな試合でした。両軍合計4本塁打、30安打が飛びかう乱打戦。山梨学院高の4番中尾が5回に放った満塁本塁打は大会通算1600号本塁打。高知商は創部100周年の今年、100回大会に出場し、12年ぶりに勝利するという、記念すべき年になりました。形勢6転試合は、夏の甲子園史上2度目でした。



⑥大会2日目(8月6日) 1回戦 佐久長聖(長野)5-4旭川大(北北海道) 
  史上初のタイブレーク適用


  佐 久200 000 020 000 01|5
  旭 川012 000 001 000 00|4

 試合は4-4で延長戦へもつれ込み、その後は12回終了まで両軍無得点。そのため13回から史上初のタイブレークが適用されました。
 タイブレークとは、延長12回までに決着がつかない場合、13回から無死一、二塁の状態で攻撃を始める制度です。
 14回表、佐久は無死満塁から二ゴロで1点を勝ち越し、そのまま逃げ切りました。



⑦大会5日目(8月9日 1回戦) 創志学園(岡山)7-0創成館(長崎) 
  西、毎回の16奪三振で完封


  創  志000 400 300|7
  創成館000 000 000|0

 創志学園の2年生エース西は、この試合最速149kmの速球とスライダーを武器に、選抜ベスト8の創成館を被安打4、無四球に抑え、三塁を踏ませない快投で完封しました。奪った三振は6連続を含む16個で、併せて大会91度目の毎回奪三振を達成しました。帽子を飛ばしながらの力投ぶり、闘志むき出しのガッツポーズは話題になりました。



⑧大会7日目(8月11日 1回戦) 龍谷大平安(京都)3-2鳥取城北(鳥取) 
  龍谷大平安、100回大会で春夏通算100勝を達成


  鳥 取000 000 020|2
  平 安100 100 001|3

 2-2で迎えた9回裏、2死から平安の1番水谷が四球で出塁し、立て続けに二盗・三盗を決めた後、次打者安井が左翼線にサヨナラ打を放ちました。試合後、感涙をぬぐう原田英彦監督の姿が印象的でした。春夏通算100勝は中京大中京に次いで史上2校目。平安は春40回夏34回の甲子園出場で100勝に到達しました。



⑨大会8日目(8月12日 2回戦) 済美(愛媛)13-11星稜(石川) 
  矢野が春夏を通じ史上初の逆転満塁サヨナラ本塁打


  星 稜501 010 002 000 2|11 
  済 美001 000 080 000 4|13

 済美は1-7の劣勢だった8回裏に一挙8点を挙げて試合をひっくり返しました。史上2度目のタイブレークにもつれ込んだ13回表、星稜は2点を入れて勝ち越しましたが、その裏済美は無死満塁から1番矢野が右翼ポールを直撃する劇的な逆転満塁サヨナラ本塁打を放ちました。矢野の本塁打は高校通算2本目でした。サヨナラ満塁本塁打は夏の大会史上2本目。



⑩大会14日目(8月18日 準々決勝) 金足農(秋田)3-2近江(滋賀) 
  金足農高、9回裏に逆転サヨナラ2ランスクイズ


  近 江000 101 000|2
  金 足000 010 002|3

 金足農は、1点ビハインドの9回裏無死満塁から9番斎藤がスクイズを決めると、三塁走者高橋に続き一気に二塁走者菊地彪も生還。劇的なサヨナラ勝ちを収めました。金足農高のベスト4入りは初出場だった1984年の第66回大会以来、34年ぶり2度目。



⑪大会15日目(8月18日 準決勝) 金足農(秋田)2-1日大三(西東京) 
  金足農高旋風やまず。秋田県勢、103年ぶり2度目の決勝進出


  金足農高の快進撃を伝える地元紙。
 

  写真左…準々決勝の近江戦、秋田市中心部のショッピングモールでは230インチの大画面に600人以上が釘付け。初戦時は50人ほどだったという。 
  写真右…秋田駅に設置されたボード。金足農高へのメッセージでいっぱい。
 
 金  足100 010 000|2
 日大三000 000 010|1

 100回目の夏の大会で金足農高が決勝進出を決めましたが、秋田県勢が決勝へ進むのは、なんと1915年の第1回大会の秋田中学以来実に103年ぶり2度目のことです。これもまたひとつの奇跡ではないでしょうか。
 


⑫大阪桐蔭、歴代最多の夏通算48本塁打。決勝で2本追加、通算50本塁打とする。
  大阪桐蔭打線の中核、根尾(左)と藤原(右)

 大阪桐蔭高は、準々決勝で浦和学院高戦を11-2で破りましたが、この試合で4本塁打を記録して夏の大会通算本塁打を歴代最多の48としました。決勝でも2本塁打を放ち、記録を通算50本に伸ばしました。
 この大会、大阪桐蔭高は藤原と根尾のふたりの強打者を擁していましたが、ふたりとも3本塁打を放ったほか、石川と宮崎が1本塁打ずつ記録しています。
 ☆藤原 7試合 26打数 12安打 3本塁打 11打点 打率.462
 ☆根尾 7試合 21打数  9安打 3本塁打  5打点 打率.429
 なお、従来の記録はPL学園高の45本塁打でした。



⑬金足農吉田、6試合で62奪三振 侍ポーズも話題に

 金足農高のエース吉田は、最速150kmの速球とスライダーを武器に、秋田県予選から甲子園大会準決勝までの10試合すべてを完投しましたが、その疲労からか、決勝では5回を投げたあと降板しました。この夏の吉田は、予選636球、甲子園881球、計1517球を投げ抜き、高校野球ファンを虜にしました。
 中堅手大友との必勝ルーティンで、リラックスするために行っている「侍ポーズ」も話題になりました。
 ☆秋田県予選の記録 5登板 5完投 3完封 5勝 0敗 43回 26被安打 57奪三振 16与四死球 7失点 5自責点 防御率1.05
 ☆甲子園大会の記録 6登板 5完投 0完封 5勝 1敗 50回 55被安打 62奪三振 14与四死球 23失点 21自責点 防御率3.78(準決勝までの防御率2.00)



⑭大会16日目(8月21日 決勝) 
  大阪桐蔭、史上初の2度目の春夏連覇

 
  金 足001 000 100|2
  桐 蔭300 360 10X|13

 大阪桐蔭は好投手吉田を打ち崩して序盤で大差をつけました。予選からひとりで投げ抜いてきた金足農の吉田は5回を投げ終えてついに力尽き、マウンドを打川に譲りました。
 大阪桐蔭は、2012年に次いで史上初の2度目の春夏連覇を達成。今春には2017年に引き続いて2年連続で選抜に優勝しています。
 甲子園の春夏連覇は、作新学院(栃木, 1962)、中京商(愛知, 1966)、箕島(和歌山, 1979)、PL学園(大阪, 1987)、横浜(神奈川, 1998)、興南(沖縄, 2010)、大阪桐蔭(大阪, 2012)に次ぎ史上8度目。



⑮史上初の観客100万人突破

 大会16日間の総入場者数は史上初めて100万人を超え、101万5千人を記録しました。皇太子ご夫妻が出席し、松井秀喜氏が始球式を務めた開幕日に6万4千人が入場したほか、近畿勢が4試合中3試合に登場した第7日(8月11日)には8万人の入場を記録。
 これまでの記録は72回大会(1990)の92万9千人でした。



番外編 決勝戦後の甲子園の空に虹

 決勝戦終了後、甲子園球場の空に虹がかかりました。同じ頃、決勝で敗れた金足農高の地元・秋田市でも虹が見えました。
 この虹は、もしかすると次の100年への架け橋なのかもしれません。多くの名場面を生んだ今大会の終わりを告げているかのようなミラクルでした。
 


 100回目の夏の大会、「史上初」の出来事や名場面がいつにも増して多かったように思います。
 200回大会はこの目で見ることはできませんが、高校野球はこのまま健全に発展して欲しいと思います。
 球児の皆さんには感謝、感謝です!





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2018年9月のライブ予定

2018年08月27日 | 演奏スケジュール
                           ♪瀬戸内海は玉野市渋川。夏も終わりですが、この暑さでまだまだ賑わっています。後ろは瀬戸大橋。



【Live Information】



 9月1日(日) 
  岡山ホテルグランヴィア
 (岡山市北区駅元町1-5 tel 086-234-7000)
  ♪山科賢一(piano)、秋山もへい(sax)、皆木秀樹(bass) ほか
  【料 金】
  【演 奏】


 9月7日(金) 
  岡山ピアノバー
 (岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F tel 086-222-8162)
  ♪美淋つゆ子(piano)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】800円(飲食代別途)
  【演 奏】21:00~、22:00~ (2回ステージ)
   ※シットイン可


 9月13日(木) 
  岡山ピアノバー
 (岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F tel 086-222-8162)
  ♪皆木秀樹(bass) ほか
  【料 金】800円(飲食代別途)
  【演 奏】21:00~、22:00~ (2回ステージ)
   ※シットイン可


 9月16日(日)
 高砂万灯祭
  出汐館前 (高砂市西畑1)
  ♪有末純子(vocal)、船越朋子(piano)、貴村昌司(guitar)、森田宏明(drums)、皆木秀樹(bass)


 9月22日(土) 
  岡山 GROOVY
 (岡山市北区田町2-5-23 tel 086-221-7721)
  ♪山本ヒロユキ(piano)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】3000円(飲食代別途)
  【演 奏】20:00~ (2回ステージ)
   ※シットイン可


 9月26日(水) 
  倉敷 アヴェニュウ
 (倉敷市本町11-30 tel 086-424-8043) 
  ♪古山修(guitar)、新田佳三(drums)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】1000円(飲食代別途)
  【演 奏】20:00~、21:00~、22:00~ (3回ステージ)
   ※シットイン可


 9月27日(木) 
  岡山ホテルグランヴィア
 (岡山市北区駅元町1-5 tel 086-234-7000)
  ♪山科賢一(piano)、秋山もへい(sax)、皆木秀樹(bass) ほか
  【料 金】
  【演 奏】


 9月30日(日)
  倉敷 木庵
 (倉敷市川西町18-23 tel 086-421-9933)
  ♪皆木秀樹(bass) ほか
  【料 金】飲食代のみ
  【演 奏】18:30~ (2回ステージ)




 
 


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