【Live Information】
※お越しの際はマスクをご持参ください。
また、状況によっては中止にせざるを得ないこともありますので、お店にご確認ください。
諸々よろしくお願いします。
11月4日(金)
岡山 ピアノ・バー
岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F (tel 086-222-8162)
【出 演】 入江美佐子(piano)、皆木秀樹(bass)
【料 金】 1000円(飲食代別途)
【演 奏】 21:00~、22:00~ (2回ステージ)
11月5日(土)
岡山 パラディ
岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
【出 演】 入江美佐子(piano)、Higemen(percussions)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
【料 金】 飲食代+ミュージックチャージ(男性1000円、女性500円)
【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)
11月12日(土)
岡山 パラディ
岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
【出 演】 西真理子(piano)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
【料 金】 飲食代+ミュージックチャージ(男性1000円、女性500円)
【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)
11月14日(月)
岡山 ピアノ・バー
岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F (tel 086-222-8162)
【出 演】 西真理子(piano)、皆木秀樹(bass)、池田拓史(drums)
【料 金】 1000円(飲食代別途)
【演 奏】 21:00~、22:00~ (2回ステージ)
11月26日(土)
岡山 パラディ
岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
【出 演】 細川由佳(sax)、Higemen(percussions)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)ほか
【料 金】 飲食代+ミュージックチャージ(男性1000円、女性500円)
【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)
11月27日(日)
森の音楽会
まんのう町 琴南の森
香川県仲多度郡まんのう町造田855-1
【出 演】 彩まじょりん(vocal, guitar)、Hot Club of Okayama(河原巧明guitar、安井亨guitar、美藤剛guitar、重松洋昭violin)with 皆木秀樹(bass)
【料 金】
【演 奏】 13:30~13:50 彩まじょりん
14:00~15:00 Hot Club of Okayama & 彩まじょりん with 皆木秀樹
※岡山 GROOVYはしばらくお店がお休みとなります。
子どもの頃に怒って家から飛び出したものの帰りたくてたまらなくなって、でも家に帰ってドアを開ける勇気もなくて、暗い外をあてもなく歩いたことを、今でも夜道をひとり歩く時に思い出します。
抽斗がたくさんあって赤い椅子もついている、いかにも勉強したくなるような机でした。
それまでぼくたちきょうだいが使っていた机は、抽斗がふたつの、正座して使うものでした。
姉の新品の机を見たぼくの目は、きっとキラキラと輝いていたことでしょう。
ところがぼくの机はなかった。
父はいつだったか、「机を買う時は姉弟一緒に買ってやる」と言ったことがあったんです。
その言葉を覚えていたぼくは怒り心頭に達し(^^;)、即座に家出を決行!(←ちなみにこの短気なとこも父譲りです)。
でも玄関に入る勇気がないもんだから、裏口の壁にもたれて所在なさげにしていたら、ガラッ!と戸が開いて、父が出てきたんです。
すごい剣幕でした。
父は裏の物置きにぼくを引っ張って行き、柱にロープで縛りつけました。
頭ごなしに怒られたぼくはふてくされて返事もしません。
父は父で激怒しています。
強情なぼくは意地でも口をきいてやるもんか、と膨れっ面をしていましたが、悔しくてとうとう
「お姉ちゃんに机を買う時はぼくも一緒に、と約束したのに」と言い返したんです。
そうしたらなぜか涙が次から次から溢れて、止まらなくなりました。
そして何も言わず家に入っていきました。
姉の机と同じ型で、椅子は青色でした。
【Live Information】
布施明。
ぼくとしては、「積木の部屋」(1974年)や「シクラメンのかほり」(1975年)で馴染みのある歌手です。テレビでよく見ていたのはぼくが10代、つまり小学校~高校のころでした。
映画「ロミオとジュリエット」で有名な女優オリヴィア・ハッセーと結婚した人、ということでも知られていますね。
その布施明さんのコンサートに誘われました。
といっても、男性の、それも自分より人生の先輩にあたる方からのお誘いです。デートがらみといったような色っぽい話ではなくて残念ですが
まあそれはともかく、
実は正直、布施さんには「過去の人」というイメージしかなかったんです。
それに今は、かつてのヒット曲を携えたかつてのスターの、年齢による衰えをノスタルジーでカバーしているライブもあったりするので、一瞬「どうしようかな~」と思ったんです。
でも布施さんについては「歌唱力がすごい」というイメージがあり、さらに布施さんがどんなバック・バンドと一緒に来るのかな、という興味もあって、「まあ予定もないしな」くらいの軽い感じではあったんですが、結局「行きます」とお返事したんです。
こういうのがどんなにシツレイなことか、当日コンサートが始まってから思い知らされました。
「素晴らしい」
この一言につきます。
布施明は決して古びた過去の人ではなかった。
いまも研鑽と前身を続ける、輝く「スター」です。
圧倒的な声量。
安定しているピッチ。
潤いのある声質。
ゆるぎないピッチと充分な声量でのロングトーン。
コンサートの終わりまで衰えない声のスタミナ。
「すげ~、(イメージが)40年以上前と変わらん!!!」
クラシックの歌手がよく取り上げている、サラ・ブライトマンの歌で有名な「コン・テ・パルティーロ」を後半歌ったんですが、
「クラシックも歌えるよ」とアピールしたいだけの取って付けたような歌ではなく、持てる技量をさらけだしての熱唱は、「まだまだこれから」という布施さんの思いが伝わってきたような気がしました。
後半歌った歌と言えば、「君は薔薇より美しい」。
この曲のポイントと言えば、高音のロングトーンで圧倒する「変わったあああああぁぁぁぁぁぁ~~~~」の部分ですが、ここの熱さ豪快さゴージャスさ、往年のままなんです。
MCを聞けば、なんと御年74!
ななじゅうよん!?!?!?
74にしてこの歌。凄い。凄すぎる。。
お断りしておきますが、「74歳のご老体にしては凄い」と言っているのではないのです。
みずみずしく、熱く、生き生きとした素晴らしい歌を歌う人が、あとで知ったんだけど74だった、ってことなんですね。
このスキルを維持し、さらに磨くためにはふだんからどんなにトレーニングを積んでいるのでしょうか。
それを考えると、ただただ尊敬です。
これぞプロフェショナル、そして布施さんの生き様なんだと思いました。
ステージ上の身のこなし、よく練られた(と思いました)MC、しゃべりのトーンもそうです。
これはまさに、いぶし銀。
といっても、「過去の輝きを懐かしむ」ものではなくて、例えば映画「タワーリングインフェルノ」でフレッド・アステアがダンスのシーンでチラリと見せたような、熟練の味です。
そしてなかでも素晴らしかったのが、歌詞がすごく伝わってくることなんです。
発音発声はもちろん、「伝えること」に重きを置いていることの現れではないでしょうか。
ステージ上での身づくろいも、ちょっと粋な演出に見えました。
帽子をかぶり、ステッキを手にして歌った「ミスター・ボージャングルス」、良かったあ。涙腺を揺さぶられました。
涙腺と言えば、「We Will Meet Again」です。
緩みましたとも。この世から旅立ってしまった友への、愛の詰まった鎮魂歌です。一説よると、亡き西城秀樹さんへ捧げたものなんだそうです。
バンド・メンバーは、井川雅幸(piano, バンドマスター)、小堀浩(guitar)、川嶋一久(bass)、長谷部徹(drums)、服部恵(percussions, chorus)、金子泉(keyboards, chorus)の6人。井川さんとはもう半世紀のお付き合いだそうです。井川さんの見事な統率力、息の合った演奏、バンドだけ聴いても大満足です。
テレビに出ているミュージシャン、CDチャートでランキング上位のミュージシャン ≠ 素晴らしいミュージシャン、というのを改めて、そしてまざまざと見せつけてくださった、布施明さんの素晴らしいステージでした。
布施明。
日本の音楽界の貴重な財産です。
2022年10月16日(日)
岡山市民会館
布施明ツアー 「よみがえれ昔日の情熱」
【Live Information】
ぼくは、実は野球Loveの人間です。
阪神タイガースを愛するようになって※十年。
今年は開幕9連敗、最大16の負け越しという絶望的なスタートを切ったにも関わらず、7月には一時2位まで盛り返し、最終的に3位となり、クライマックス・シリーズ(CS)への出場権を得ました。
CSファースト・ステージでは横浜DeNAを破り、日本シリーズへの出場も夢ではなかったのですが、ファイナル・ステージでは東京ヤクルトに3連敗を喫して、今シーズンの戦いを終えました。あと一息だったのに、残念!!
・・・とはちっとも思ってなどおりません。
ぼくがいくら熱烈な阪神ファンであっても、シーズンの戦績が負け越ししているチームがリーグを代表して日本シリーズに出るべきではないと思いますし、相手チームにアドバンテージがあるとはいえ、もし勝率5割にも達していないチームが日本シリーズに出るとなると、長いシーズンの意味はいったいなんだったのか、と思ってしまいます。今年の阪神は68勝71敗で、優勝した東京ヤクルト(80勝59敗)とは実に20ゲームも離されているのです。
そもそもCSは、「1位と2位に大差がつくと実質的には早々にペナント・レースが終わってしまい、消化試合が増えてしまう」ということから、「山場を作ってエキサイティングなペナント・レースにしよう」という意味で始まったものだと記憶しています。
しかし、このような人工的な山場って必要あるでしょうか。
1973年の巨人と阪神、1988年の西武と近鉄、1994年の巨人と中日、今年のオリックスとソフトバンクなどのようなエキサイティングなシーズンには、いつもいつも都合よくなるはずがないのです。
1位と2位の間に大差がつくシーズンもあれば、僅差のデッド・ヒートにもつれこむシーズンもあります。それが自然で当たり前なことですし、だからこそ僅差のシーズンがファンの記憶に残るのではないでしょうか。
テレビ番組が、結末を人為的に予定されたものに導くために仕込みをしていた場合は「ヤラセ」として散々叩くのに、人工的に仕組んだ山場で盛り上がることについてはメディアは何も言及しません。これは「ヤラセ」とは少し違いますが、「人為的に盛り上がる結末を導くため山場を仕込んだ」という意味では同じことです。
そんな仕込みや演出なんて必要ありません。
日本シリーズの価値も下がります。
セ・リーグとパ・リーグの2大リーグの優勝チームが相まみえて、その年の日本一を決めるのが日本シリーズだったはずです。
消化試合うんぬんを心配するのなら、優勝争いはもつれこんでいても、2位と3位の間に、例えば10ゲーム以上の差がついている場合はどうなのでしょうか。
3位以下なら消化試合でも構わない?
「クライマックス・シリーズ」は問題点だらけであり、続ける必要のない制度だと思うのです。
【Live Information】
自分の行いすべては、「自分の作品」であるとも言えると思うんです。
ここに気ままに書いている文章はもちろん、仕事用に作る資料、自分で書く譜面、料理、そして部屋の掃除や洗濯、皿洗いまでも。
自分の作品だからこそ、自らの意思で、自分が満足するようにやってみる。
いわば、余計なことを考えず、楽しく遊ぶんです。
誰かに言われてやったり、仕事だからやらないといけない、というのは自分の心の声じゃないし、そこには「楽しさ」はない。
できあがったら、「いや~われながらなかなかいいのができたんじゃない?」と、ただ自分のなかだけで喜んでいればいい。
だれかに「いいのができたね~」と言われたい欲があるときは、「評価される」ことが目的になっているときだと思うんです。
でも、自分が演奏するときは、結局だれかからの「評価」が気になってることが多いんですよね。
「人と自分を比べない」「人の目を気にしない」ことって、難しい。
まだまだ課題はたくさんです。