ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

2016年11月のライブ予定

2016年10月25日 | 演奏スケジュール
                                         ♪黒田博樹投手引退。やはり惜しまれる存在です。

【Live Information】 

 
 11月4日(金) 
  岡山ピアノバー
 (岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F tel 086-222-8162)
  ♪美淋つゆ子(piano)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】800円(飲食代別途)
  【演 奏】21:00~、22:00~ (2回ステージ)


 11月5日(土)
  倉敷木庵
 (倉敷市川西町18-23 tel 086-421-9933)
  ♪皆木秀樹(bass) ほか 
  【料 金】飲食代のみ
  【演 奏】19:00~ (2回ステージ)


 11月11日(金) 
  岡山セカンド・シンプソン
 (岡山市北区表町3-15-15 2F tel 086-234-5009)
  ♪角堂りえ(piano)、中村哲(drums)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】1500円(飲食代別途 学生は学生証提示で500円割引) 
  【演 奏】21:00~、22:00~(2回ステージ)
   ※シットイン可


 11月12日(土) 
  倉敷市水島西常磐町第2公園
 (倉敷市水島西常盤町49)
  水島ふれあい秋まつり2016  ミズシマ夕暮れガーデン
  ♪16:30~ ザ・ホット
  ♪17:30~ フェリーペ中村(guitar)ほか
  ♪18:30~ DUVALI(from大阪)
  ♪19:30~ EGリビング+1 [赤田晃一(sax)、赤田美由紀(keyboard)、新田佳三(drums)、皆木秀樹(bass)]
  【料 金】無料
  【イベント時間】15:00~21:00
  ※駐車場は東常磐町第1公園または水島支所


 11月23日(水) 
  倉敷アヴェニュウ
 (倉敷市本町11-30 tel 086-424-8043) 
  ♪古山修(guitar)、中村哲(drums)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】500円(飲食代別途)
  【演 奏】20:00~、21:00~、22:00~ (3回ステージ)


 11月25日(金) 
  岡山セカンド・シンプソン
 (岡山市北区表町3-15-15 2F tel 086-234-5009)
  ♪MMQ [美淋つゆ子(piano)、長崎キンターナ(percussion)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】1500円(飲食代別途 学生は学生証提示で500円割引) 
  【演 奏】21:00~、22:00~(2回ステージ)
   ※シットイン可


 11月26日(土) 
  岡山GROOVY
 (岡山市北区田町2-5-23 tel 086-221-7721)
  ♪山本ヒロユキ(piano)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】3000円(飲食代別途)
  【演 奏】20:00~ (2回ステージ)
   ※シットイン可



  
 

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コントラバス・ソロ @「ゆくり」

2016年10月24日 | 自分のライブで

【Live Information】 

 
 10月22日の夜は、コントラバス・ソロ演奏でした。
 場所は、岡山市撫川にある、器や木工作品のギャラリー「ゆくり」です。
 皆さまと楽しい時間を共有することができました。緩い幸福感のせいで、まだボーッとしています。


 


 とても、とても、いい夜でした。
 たぶん、途中からぼくが一番楽しんでいたのではなかろうか、と思っています(^^;)
 思いきり「やり切った感」を味わっています。ありがとうございました。

 
 今回のこのライブは、「ゆくり」店主の安田尚美さんから、「富士山麓で創作活動を続けている木工作家・中矢嘉貴さんの個展初日に、コントラバス・ソロで演奏してくれませんか」という依頼があったのがきっかけです。
 あえて「コントラバスのソロ」というフォーマットにしたかったんだそうです。
 中矢さんの作品に合うのは、ピアノでも管楽器でもギターでもなく、弦楽器、それもコントラバスだ、と。
 その時に感じたのは、とにかく面白そうだということ。
 しかし、選曲の段階から難産でした。
 候補というか、やりたい曲のリストは合計70曲以上にものぼったのですが、実際弾いてみるとイメージに合わなかったり、コントラバス・ソロでの表現としては自分の手に負えない曲が続出、直前までセット・リストが固まりませんでした。


 

 
 反面、打ち合わせでお店へ伺って店主の安田尚美さんと話したり、中矢さんの作品群の資料を見ているうちに、「曲だけは、やりたいものをやや多めに用意し、できるだけ固定観念を捨て、あとは当日その場の雰囲気で演奏したい曲を決めよう」という気持ちになりました。


 当日は、午後から雨。
 でも、不思議とがっかりもせず、むしろ古びた撫川の町並みの静けさが際立って良いなあ、などと考えていました。
 開演時間になり、気づけばお客さまもおおぜい来てくださっています。
 出店として来てくださっている玉野市の「31コーヒー」さんの淹れるコーヒーが、とてもいい香り。気分が和らぎます。


 
 

 正直、コントラバス一本で音楽を創るということは、いまのぼくにとってはたいへんな作業でしたが、演奏に入ると不思議とプレッシャーや欲にとらわれることなく、ナチュラルに自分らしく弾き終えることができました。
 お店は、いわば古民家で、ステージとなったのはその一室。
 廊下に立ち、座敷に向って弾く形です。
 アンプを使わず、生音で弾いたのですが、天井も廊下も木なので楽器との相性が良いのでしょう、自然で美しい響きが得られました。また板敷の場で弾いたおかげだと思うのですが、低音が足元から自分に伝わってきたのも心地よかったです。


 

  


 最初こそ多少不安もありましたが、すぐに演奏に集中することができました。
 あとは、普段の自分らしい、自然な演奏ができたと思います。
 実は、ぼくは弓弾きは苦手なのですが、この夜は気負うことなくいつもより自由に弓が使え、しかも弾きたいように弾くことができました。
 また、ゲストで歌をお願いした、あかしゆかさんの素直なパフォーマンスもお店や作品にとても合う、心地よいものでした。
 それもこれも、やはり聴いてくださった方々の温かい後押しが大きかったからです。
 そして、お店の雰囲気や、中矢さんの作品群が醸し出していた落ち着いた空気があったからこその演奏内容だったということは明言しておきます。自分だけではあんな演奏にはならなかった。


 
 
 


 盛大なアンコールもいただき、(しかも2曲やれ~、とまで)とても嬉しかったです。
 自分で言うのもなんですが(汗)、われながらMCも面白かったですし (^w^)


 
 
 
 店主の安田さんは、「自分が音楽を知らないからムチャ振りしちゃって・・・(^^;)」と恐縮しておられましたが、固定観念にしばられていないからこその発想だったわけで、おかげでぼくは自分の音楽を練り直し、自由な気持ちで奏でられることができたんですね。ぼくにとっては、ありがたいことこのうえない「ムチャ振り」でした。




 ゆくりは岡山市撫川の静かな古い町並みの中にあるギャラリーです。興味がある方は気軽に覗いてみてください。
 また中矢嘉貴さんの個展は10月30日(日)までです。気持ちが安らぐ作品ばかりです。お店は期間中お休みなしで営業していますので、ぜひぜひご覧になってみてください。


 

 

  


ゆくり
 岡山市北区撫川173-1 tel 086-292-5882
 中矢嘉貴木工展 「木の声を聴く」
 10月22日(土)~10月30日(日) 11:00~19:00
 (通常営業日=木、金、日 11:00~16:00)

  

 
10月22日 セット・リスト

【1st Stage】
1. 里の秋
2. Scarborough Fair
3. God Bless the Child
4. Norwegian Wood
5. Day by Day  ※vocal:あかしゆか


【2nd】
1. 月星メドレー(見上げてごらん夜の星を~Moon River~Star Dust~Blue Moon)
2. In a Sentimental Mood
3. What a Wonderful World
4. Misty  ※vocal:あかしゆか
5. I Let a Song Go Out of My Heart  ※vocal:あかしゆか


【Encore】
1. Improvisation From NAKAYA's Work〜Oh My Little Girl
2. Chaplin Medley・・・Eternally~Smile




 

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生活向上委員会2016@岡山ルネスホール

2016年10月07日 | ライブ
【Live Information】 


2016年10月6日 岡山ルネスホール
生活向上委員会2016 
 原田依幸(piano)
 梅津和時(alto sax, soprano sax, clarinet, bass clarinet)
 ドン・モイエ(drums, conga)



 
 
 ちかごろ、いわゆるフリー・ジャズ(フリー・インプロビゼイション、即興演奏)を行うこともままあります。
 よくわかってやっているわけではないのですが、わからないなりに心がけていることは、「相手の音をよく聴くこと。自然に相手の音を受け取り、感じたまま音を出すこと」です。
 音楽=相手との会話だとすると、会話の始まりは相手を受け入れることだと思うからです。


 「生活向上委員会」は、1980年にメジャー・デビューした、日本ジャズ史に残るグループです。原田依幸、梅津和時、早川岳晴、片山広明ら、錚々たるメンバーを擁した伝説的なバンドですが、このたび原田、梅津の両人に、アート・アンサンブル・オブ・シカゴの名ドラマー、ドン・モイエが加わったトリオでツアーを行うことになる、というニュースを耳にしました。しかもそのうち10月6日は岡山公演だというのです。







 いろんな意味で難解なイメージが強いフリー・ジャズですが、あるがままのお互いを受け入れ、お互いに自然に反応しあうということにおいては、他のいろんなスタイルの音楽と全く変わらない、と思いました。
 ただただプリミティヴな感情のおもむくまま弾きまくり、叩きまくるケースもしばしばある中、当たり前のことではありますが、各々のセルフコントロール(とでもいうのかな)が素晴らしかった。決して気持ちの高ぶりに溺れることなく、お互いの音をよく聴き、メリハリのついた音を出していました。そして際立っていたのが、彼ら三人の音色の美しさです。
 それもこれも、土台となる演奏技術が卓越したものだからでしょう。



 
 
 中でも、2ndセットに突如現れたR&B系ロッカ・バラード風のアプローチの美しかったこと。この美しさを表す言葉が、いくら探しても見つかりません。
 最後の「アメイジング・グレース」も、感動ものでした。





 いろんな感じ方や答えを、聴く側も自由に見つけて構わないのだと思いました。
 そして、今夜感じたこと、思ったことが正解かどうかということが問題なのではない、とも思っています。
 とてもいい夜でした(^^)

 

 
 





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