ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

2017年6月のライブ情報

2017年05月29日 | 演奏スケジュール
                             ♫最近好きなことは、写真を撮ることと、美術館で絵を見ること。ユトリロ展、行きました。


【Live Information】 
 
 
 6月2日(金) 夕方
  岡山ルネスホール
 (岡山市北区内山下1-6-20 tel 086-225-3003)
  第72回ジャズナイト at ルネスホール
  ♪荒木博司カルテット [荒木博司(guitar)、中務敦彦(sax)、皆木秀樹(bass)、森下啓(drums)] with 遠藤マリ(vocal)
   Guests: スコット・チャドウィック(trumpet)、長崎キンターナ(percussion)、末元紀子(vocal)
  【料 金】一般前売1500円、一般当日2000円、ルネスメイト前売1300円
  【時 間】開場18:30 開演19:00
 

 6月2日(金) 夜
  岡山ピアノバー
 (岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F tel 086-222-8162)
  ♪美淋つゆ子(piano)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】800円(飲食代別途)
  【演 奏】21:00~、22:00~ (2回ステージ)
   ※シットイン可


 6月3日(土) 昼
  花・緑ハーモニーフェスタ in 西川 「ジャズ・イン・西川 2017」 (岡山市北区幸町10-16 下石井公園ステージ)
  ♪12:30~13:00 なかだたかこ(vocal)、伊達史典(guitar)、皆木秀樹(bass)
  ♪16:00~16:30 美淋つゆ子(piano)、龍野豊子(drums)、皆木秀樹(bass) 
  【料 金】無料


 6月3日(土) 夜 
  岡山ピアノバー
 (岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F tel 086-222-8162)
  ♪美淋つゆ子(piano)、龍野豊子(drums)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】800円(飲食代別途)
  【演 奏】21:00~、22:00~ (2回ステージ)
   ※シットイン可


 6月8日(木) 
  岡山ピアノバー
 (岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F tel 086-222-8162)
  ♪真嶋美穂(piano)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】800円(飲食代別途)
  【演 奏】21:00~、22:00~ (2回ステージ)
   ※シットイン可


 6月10日(土) 
  岡山GROOVY
 (岡山市北区田町2-5-23 tel 086-221-7721)
  ♪♪三木智子(vocal)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】3000円(飲食代別途)
  【演 奏】20:00~ (2回ステージ)
   ※シットイン可


 6月11日(日)
  倉敷木庵
 (倉敷市川西町18-23 tel 086-421-9933)
  ♪森藤みちる(piano)、皆木秀樹(bass) 
  【料 金】飲食代のみ
  【演 奏】19:00~ (2回ステージ)


 6月22日(木) 
  岡山Second Simpson
 (岡山市北区表町3-15-15 2F tel 086-234-5009)
  ♪内田浩誠(piano)、新井雅代(vocal)、皆木秀樹(bass)、田中ヒロシ(drums) 
  【料 金】3500円(飲食代別途 学生は学生証提示で500円割引) 
  【演 奏】20:00~、21:00~(2回ステージ)
   ※シットイン可


 6月23日(金) 
  岡山Second Simpson
 (岡山市北区表町3-15-15 2F tel 086-234-5009)
  ♪美淋つゆ子(piano)、赤田晃一(sax)、皆木秀樹(bass)、中野まちこ(drums) 
  【料 金】1500円(飲食代別途 学生は学生証提示で500円割引) 
  【演 奏】21:00~、22:00~(2回ステージ)
   ※シットイン可

   
 6月24日(土) 
  岡山GROOVY
 (岡山市北区田町2-5-23 tel 086-221-7721)
  ♪山本ヒロユキ(piano)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】3000円(飲食代別途)
  【演 奏】20:00~ (2回ステージ)
   ※シットイン可


 6月28日(水) 
  倉敷アヴェニュウ
 (倉敷市本町11-30 tel 086-424-8043) 
  ♪古山修(guitar)、中村哲(drums)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】1000円(飲食代別途)
  【演 奏】20:00~、21:00~、22:00~ (3回ステージ)
   ※シットイン可
 

 6月30日(金) 
  岡山Second Simpson
 (岡山市北区表町3-15-15 2F tel 086-234-5009)
  ♪山本ヒロユキ(piano)、皆木秀樹(bass) 
  【料 金】1500円(飲食代別途 学生は学生証提示で500円割引) 
  【演 奏】21:00~、22:00~(2回ステージ)
   ※シットイン可
 





人気blogランキングへ←クリックして下さいね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロバータ・ガンバリーニ & ロジャー・ケラウェイ @蔭涼寺

2017年05月28日 | ライブ
【Live Information】


 ずっと以前、そう、もう15年以上も前だったか、テレビから録画した「富士通スペシャル 100ゴールド・フィンガーズ」のビデオを先輩から借りて観たことがありました。ジャズ界のトップ・ピアニスト10人を日本に呼んだ豪華なイベントで、たしか「ニューヨークからピアニストが消える日」とかなんとかいうキャッチコピーがついていたような気がします。
 10人の名手をサポートするのは、ボブ・クランショウ(bass)と、グラディ・テイト(drums)の、職人芸を誇る渋いリズム・セクションでした。


 ビデオに収められていた演奏の中でひときわ目(いや、耳かな)を奪われたのは、ジーン・ハリスとロジャー・ケラウェイの、ツイン・ピアノ・カルテットです。
 ふたりとも茶目っ気たっぷり、表情も豊かで、ジョーク好きなアメリカ人気質丸出しの、楽しさ満点の演奏でした。
 もちろん実に小気味よくスイングするとても素晴らしいサウンドだったので、ビデオで観たわずか2曲で、ロジャー・ケラウェイの名は強烈に印象に残りました。
 いつかは生で聴いてみたいと思っていましたが、まさか岡山で聴くことができるとは・・・。


 グラミー賞にもノミネートされたロバータ・ガンバリーニ(vocal)と、ジョージ・ケイブルス(piano)のデュオ・ライブが5月22日に岡山・蔭涼寺で行われる予定だったのですが、ジョージ・ケイブルスが急病(動脈瘤破裂だとか。。。)で倒れたため、急遽立てられた代役が、ロジャー・ケラウェイだったのです。



【ロバータ・ガンバリーニ】
 イタリア生まれ。母国で活動後、1998年にニューヨークへ進出。同年のセロニアス・モンク・ジャズ・ヴォーカル・コンペティションで3位入賞を果たす。
 卓越した実力で、ハービー・ハンコック、ハンク・ジョーンズ、チューチョ・ヴァルデス等、数多くの巨匠を魅了してきた。
 2007年、『イージー・トゥ・ラヴ』が、グラミー賞のベスト・ジャズ・アルバム部門にノミネートされた。
 表情豊かな歌声、強烈なスイング感、パワフルなスキャットを誇り、「ジャズ・ヴォーカルの新女王」との声も上がっている。

【ロジャー・ケラウェイ】
 ジャズ、クラシックなど幅の広い音楽性を持つ名ピアニスト。アメリカではたいへん高い評価を受けており、これまでにカーメン・マクレエ、サラ・ヴォーン、ヘレン・メリル、ベン・ウェブスター、ディジー・ガレスピー、クラーク・テリー、ソニー・ロリンズなどのジャズ・レジェンドたちと共演したほか、バーバラ・ストライザンドの主演の「スター誕生」のサントラをはじめ、ハリウッドでの映画音楽のプロデュース、トニー・ベネットの音楽監督などを務めた。富士通コンコードの「100フィンガーズ」でも何度も来日している。


 
 

 ほぼピアノ目当てで行ったライブですが、ロバータのボーカル、とっても素晴らしかった。
 「ジャズの曲を歌うボーカリスト」ではなく、正真正銘の「ジャズ・ボーカリスト」の素晴らしさ楽しさを久々に堪能しました。
 のっけからアカペラで「Over the Rainbow」。
 伴奏がなくても全然寂しくない。
 ファースト・セットでは「Oh, Lady Be Good」「Poor Butterfle 」「Lover Come Back To You」「Take the "A" Train」など、セカンド・セットではロジャー・ケラウェイのソロで4曲演奏したのち、再びロバータが登場、「It Don't Me a Thing」「Bewitched」「No More Blues」などを聴かせてくれました。
 めくるめくようなスキャットの連発。これがまたスウィングしまくりで、爽快感たっぷり。
 そして改めて感じたのは、歌詞がとても伝わってくるということです。
 英語があまり得意でないぼくにでも、ロバータが何を歌っているのかはっきりわかるんです。
 ほとんどの曲で、バース(前歌)から歌ってくれたのも嬉しかったな。
 
 
 ロジャー(ミスター・ケラウェイと言った方が良いのかも)のピアノは、あのビデオから受けた印象どおり。遊び心満載の演奏は相変わらず。
 ノッてくると右足を大きく外側に出し、指は縦横無尽に鍵盤をかけめぐり、キメた瞬間右腕を大きく上に掲げるそのポーズ、いや~エンターテイナーです。
 ではピアノは終始弾きまくっていたのかというと実はそうではなく、間の取り方がとても大胆で、動と静の対比がほれぼれするほどでした。
 たまらなくグルーヴィーな左手のフレーズや、音を小さめに弾いた時の音色の美しさなどなど、最初から最後まで夢中で聴いてしまいました。


 


 セカンド・セット終了後は熱烈なアンコールに応えての「Honeysuckle Rose」と「Fly Me to the Moon」。
 最期のロバータの挨拶「ガンバリマ~ス」も、たぶん日本での定番なのでしょうね。(^^)
 
 
 会場では、ベースの赤堀君やボーカルの矢野君と久々に言葉を交わせたのも楽しいできごとでした。
 とにかく、JAZZで、楽しい夜でした。




 
 
 「富士通スペシャル 100ゴールド・フィンガーズ」のビデオで観た、ロジャー・ケラウェイの演奏。5分23秒からの「Splanky」がとても好きです。
 ロジャー・ケラウェイ(piano)、ジーン・ハリス(piano)、ボブ・クランショウ(bass)、グラディ・テイト(drums)





人気blogランキングへ←クリックして下さいね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

阿智神社と素隠居

2017年05月21日 | 写真
【Live Information】



 5月20日は暑いくらいの、快晴の土曜日。
 夜は演奏のために倉敷市へ行くので、午後は美観地区でも歩こうと、早めに家を出ました。









 美観地区のすぐ側にある鶴形山と、鶴形山にある阿智神社は、倉敷のシンボルのひとつでもあるのですが、きょうは偶然その阿智神社の春祭りでした。
 阿智神社の春秋のお祭りは、当時の地元の小学生にとっては絶対にはずせないビッグイベントです。その頃のぼくの小遣いは一日10円でしたが、お祭りの時は100円とか200円貰えるのもとても楽しみでした。それだけあれば、気分は本当にお大尽だったんです。

 






 


 祭りの日には、町中に翁と媼の面を被って団扇を持った「素隠居(すいんきょ)」もたくさん出没します。
 「団扇で頭を叩いて貰うと病気をしない」とか「賢くなる」とか言われているので、大人たちは素隠居に子供の頭を差し出すのですが、小さい子は泣き叫んだりして、結構な阿鼻叫喚だったりしますw

 






 
 当時、小学5、6年の男子が素隠居の役を務めていたのですが、大人の見ていないところでは全力で頭をはたくなどの狼藉(笑)があったので、下級生たちは素隠居を恐れ、かつ忌み嫌っておりました(^^;)
 で、われわれ下級生は意趣返しに素隠居に向かって「らっきょう、らっきょう、クソらっきょう〜〜!!」(お面の形がらっきょうに似ているから)と怒鳴って猛ダッシュで逃げるのですが、ある時かなりしつこく「らっきょう」を連呼したうえに、サービスとして「アホウ!」だのなんだの罵詈雑言を浴びせたら、ついに素隠居が激怒してしまったんです。
 

 最初は笑いながら逃げていたのですが、今回だけはクソらっきょういや、素隠居が徹底的に追いかけてくるのでいつしか怖くなってしまい(スピルバーグの映画「激突」に似た怖さでした)、鶴形山の周りを逃げ回ったあげく、最後は鶴形山てっぺんの阿智神社境内の縁の下に逃げこんだものの、あっさり見つかって思いっきりしばかれたのも今思い出すと悔しくてたまらん(笑)






 



人気blogランキングへ←クリックして下さいね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

音楽を聴くことは、演奏者の意図の当てっこゲームではない

2017年05月10日 | 価値観
                          ♪ことしのゴールデン・ウィークは終始好天に恵まれました。おかげであちこち賑わったようですね。


【Live Information】



 終演後、演奏を気に入ってくださった方から話しかけられることがあります。

 その時に、演奏そのものについて尋ねられたりもします。

 「あの時、こんな感じを受けました」

 「あの時、こんなふうに思いながら弾いていたでしょう?」とか。

 (聴きに行った時のぼくも、ミュージシャンの方にそういうふうに声をかけることがあります)



 正解の時もありますが、「いや、あれは実はこうこうだったんですよ」とお答えすることもあります。

 すると、バツがわるそうにされる方がいらっしゃいます。
 
 が、気にしないでください。

 演奏後の感想は、「演奏者の意図の当てっこゲーム」ではないのです。

 当たり外れは重要ではないのです。



 演奏者からすると「ちょっとそれは違うんだけどなあ・・・」ということをさも演奏者が語ったかのように吹聴したり、

 自分の感じ方を「唯一の正解」として他の方に押し付けるのはどうかと思うけれど、

 基本的に受け取り方は自由だと思うのです。

 自分が感じたように聴くのが、その時の「聴く側にとっての正解」ではないでしょうか。



 「聴く側にとっての正解」は、たしかに演奏者の意図を正確にくみ取ってないこともあるでしょう。

 しかし、感じ方は聴き手の自由だと思うし、

 それが演奏者の意図と違っても、「いろいろな感じ方があるんですね」で済む話だと思うんです。

 自由に聴き、自由に感じることは大切だし、それはとても楽しいことです。


 
 いろいろ聴いてゆくうちに、自分の耳も感性も育つでしょう。

 そして何年も経つとまた違った感じ方ができるようになってゆくのだと思うのです。

 
 
 
 


人気blogランキングへ←クリックして下さいね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする