ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

2016年12月のライブ情報

2016年11月20日 | 演奏スケジュール
                          ♪風邪に注意が必要な季節になりました。余計な薬に頼らず、自然治癒力に任せてみようと思います。


【Live Information】 

 
 12月2日(金)
  岡山天神山文化プラザ
 (岡山市北区天神町8-54 tel 086-226-5005)
  ♪青木研(banjo)
     with 藤原和泉&ブラックスネイクス [藤原和泉(vocal)、山本俊(mandolin)、藤原浩史(tenor-guitar)、遠藤仁(sax)、皆木秀樹(bass)]
     guest:藤井政美(sax)
  【料 金】前売2000円、当日2500円、学生500円
  【時 間】開場18:30、開演19:00


 12月3日(土) 
  岡山喫茶壱番館
 (岡山市北区表町3-9-22 tel 086-233-1560)
  ♪青木研(banjo)
     with 藤原和泉&ブラックスネイクス [藤原和泉(vocal)、藤原浩史(tenor-guitar)、遠藤仁(sax)、皆木秀樹(bass)]
  【料 金】前売3000円(1ドリンク付)、当日3500円(1ドリンク付)
  【時 間】開場18:30、開演19:00

 
 12月8日(木) 
  岡山ピアノバー
 (岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F tel 086-222-8162)
  ♪真嶋美穂(piano)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】800円(飲食代別途)
  【演 奏】21:00~、22:00~ (2回ステージ)
   ※シットイン可


 12月9日(金) 
  岡山Second Simpson
 (岡山市北区表町3-15-15 2F tel 086-234-5009)
  ♪森啓子(vocal)、古山修(guitar)、中村哲(drums)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】1500円(飲食代別途 学生は学生証提示で500円割引) 
  【演 奏】21:00~、22:00~(2回ステージ)
   ※シットイン可


 12月11日(日)
  玉野Musik
 (玉野市築港5-9-6 tel 0863-23-4820)
  ♪吉田和美(sax)、山本ヒロユキ(piano)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】1000円(飲食代別途)
  【演 奏】19:00~ (2回ステージ)


 12月16日(金) 
  岡山ピアノバー
 (岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F tel 086-222-8162)
  ♪美淋つゆ子(piano)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】800円(飲食代別途)
  【演 奏】21:00~、22:00~ (2回ステージ)
   ※シットイン可


 12月17日(土) 
  高松SO NICE
 (高松市丸亀町9-7 杉山ビル2F tel 087-873-2117)
  ♪森藤みちる(piano)、皆木秀樹(bass)、久保義清(drums)、平田ひとみ(vocal)
  【料 金】2500円 
  【演 奏】20:30~、21:30~、22:30~(3回ステージ)


  12月20日(火)
  岡山ルネスホール
 (岡山市北区内山下1-6-20 tel 086-225-3003)
  ♪荒木博司(guitar)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】
  【演 奏】


 12月28日(水) 
  倉敷アヴェニュウ
 (倉敷市本町11-30 tel 086-424-8043) 
  ♪古山修(guitar)、中村哲(drums)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】500円(飲食代別途)
  【演 奏】20:00~、21:00~、22:00~ (3回ステージ)


 12月30日(金)
  倉敷木庵
 (倉敷市川西町18-23 tel 086-421-9933)
  ♪皆木秀樹(bass) ほか 
  【料 金】飲食代のみ
  【演 奏】19:00~ (2回ステージ)





 

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板橋文夫FIT!+3@岡山蔭涼寺

2016年11月06日 | ライブ
【Live Information】 


板橋文夫FIT!+3@岡山蔭涼寺
(2016.11.2)
・板橋文夫(piano)
・瀬尾高志(bass)
・竹村一哲(drums)
・類家心平(trumpet:guest)
・纐纈雅代(sax:guest)
・高岡大祐(tuba:guest)
 

 板橋文夫氏のピアニスト生活は国立音大在学中に始まりました。
 活動歴はすでに半世紀近くになりますが、より自由なアプローチで、唯一無二の音楽を発信し続けています。
 デビュー以来、渡辺貞夫クインテットや日野皓正クインテットなどに参加したり、エルビンジョーンズ(Drums)やレイアンダーソン(Trombone)のワールド・ツアーにも参加したりと、長年にわたって日本のジャズ・シーンに影響を与え続けてきました。
 現在は2010年に結成した自身のトリオ“FIT!”を中心に、多彩な活動を展開しています。


 
 

 強烈、というか、濃い、というか、深く印象に残るライブでした。
 板橋さんのピアノは何度も聴いたことがありますが、それはいずれもピアノ・トリオとして。
 トリオ以外のこういう(3管入り)フォーマットだからでしょうか、プレイヤーとしてより、バンドマスターあるいはコンダクターとしての比重が大きかった気がします。
 日本のジャズ・シーンを牽引してきた板橋さんが率いる5人の若武者、彼らが秘技秘術を尽くして音楽の場に立ち向かう、そんな印象を受けました。また彼らに自分の音楽を委ね、頼もしそうに見守る板橋さんの眼差しも心に残りました。


   
 

 ピアニストとしての板橋さんもまだまだ健在です。相変わらず熱くて、濃くて、パワフル。
 でも、叙情性の方なんだと思います。どんな破壊的な音を出そうが、奥底に必ず美しい歌を感じます。


  


 他のメンバーも素晴らしかった。
 とくにドラムスの竹村一哲さん。バンドの活力とドライブ感を増幅させる彼のドラムは、素晴らしく切れ味が鋭かった。
 そしてコントラバスの瀬尾高志さん。パワフルに、そして自由にガット弦をかき鳴らし、存在感を見せつけてくれました。
 さらにチューバの高岡大祐さん。チューバの概念を覆してくれた自由な発想と自在な演奏には目を見張らされました。
 はたまたトランペットの類家心平さん。噂はかねがね聞いていましたが、素晴らしかった。豊富な音色と独創的な歌はまさに彼独自の音楽。
 そのうえアルトサックスの纐纈雅代さん。自分の限界に挑み続けるかのようなテンションの高い演奏と個性的な表現はとても熱かった。
 
 ・・・あれま!「とくに」って言いながら結局全員の名前を挙げてしまっている!w 
 それだけ素晴らしいバンドだったということが言えるのです。


   
  

 大盛り上がりのステージが終わり、熱烈なアンコール。曲は「Isn't She Lovely」でしたが、これにはちょっと意表を突かれました。
 そしてメンバー全員が舞台裏に消え、最後に聴かせてくれたのは、板橋さんのソロ。
 このツアー中に突然亡くなった、画家の堀越千秋氏(板橋さんの新作ジャケットも手掛けた)に捧げられたものです。
 板橋さんの心象風景を綴ったような、エネルギーに満ちてはいるけれど、どことなく切ない、美しいソロでした。 


 


 3時間以上に及ぶ長丁場、あれだけ強烈な音を受け続けたらさすがに聴いてるこちらも疲れます。。。
 でもそれは、板橋を体験した心地よい疲労感であり、「客として共演」した満足感なのです(^^)b yeah!
 





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高免信喜トリオ@岡山壱番館

2016年11月03日 | ライブ
【Live Information】 


高免信喜トリオ
(2016年10月20日 岡山 喫茶壱番館)


 
 左から會川直樹(drums)、高免信喜(guitar)、棚橋俊幸(bass)
 
 
 ギタリストの高免信喜さん。
 「1977年広島市生まれ。2004年バークリー音楽大学を首席で卒業、同時に活動の拠点をニューヨークに移す。ニューヨークを中心とした演奏活動に加え、カナダやヨーロッパでのツアーも行う。また世界最大級のモントリオール国際ジャズフェスティバルなど数多くのジャズフェスティバルにも出演。欧米のメディアからも高い評価を受けている。」


 お名前だけはジャズ雑誌で目にしていましたが、未だ未聴。
 ところが、よく行く喫茶店「壱番館」で高免さんのライブがあるという。ママからも強く推されたので、聴いてみようと壱番館に行ってきました。


 気がつけば、最後までただただ夢中で聴きいっていました。
 言葉が見つからないです。素晴らしいライブ、素晴らしいギタートリオでした。
 楽しかったなあ。。。
 

 


 セットリストはほぼオリジナルでしたが、曲がこれまたいいのなんの。
 バラエティに富んだ曲調の数々で、しかもどの曲もシンプルでメロディが親しみやすい。
 妙にこねくり回していないので、ストレートに伝わってくる感じがとても心地よいのです。
 それでいて盛り上がり方は劇的で、目を(耳を)離すことができません。
 ジョン・スコフィールドを彷彿とさせる曲(Untitled Tune)でKOされ、ジャジーな「Gee Seventh Avenue」、素朴なバラードの「Homeward Bound」、フォーキーな「Wonderful Days」など、続々披露される佳曲の数々で耳はすっかり釘づけです。
 感涙のラスト・ナンバー、「Memories to Remenber」(7/4拍子の曲。原題はクロアチア語で「Sjecanja za Pamcenje」)では血が沸騰するかと思うような盛り上がりでした。


 幅広い音楽性を持つ高免さんのギターは、あまり派手ではないものの、高度な技術と豊かな歌心に満ちていて、演奏には引き込まれっぱなしです。
 元ヤクルトの古田敦也氏を思わせる風貌と素朴な雰囲気からも、親しみが感じられました。
 ベースの棚橋俊幸さんのボトムを支える安定したプレイ、ドラムスの會川直樹さんの引き出しの多さとグルーブ感も素晴らしかったです。
 アメリカで出会ったというこの三人のサウンドの絶妙なブレンド具合、とても心地良いものでした。
 聴きながら、「あ〜あ、コーフンしてまた寝られんなぁ(^_^;)」と思っていました。


 
 
 高免信喜「LIVE IN JAPAN」

 
 
 それにしても、どれだけ素晴らしいと思っているかをミュージシャンに伝えたい時って、感激のあまり自分でも何を言うてんのかわからんようになりますね(> <;)

 
 





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