ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

兵庫県な日々

2011年01月10日 | ライブ
                              △西宮RJ&BME'S

 
 7日の金曜日にお休みを頂いたので、世間様に申し訳なく思いながら4連休を楽しんでおります。


 ここのところ、部屋の中では、かつての演奏を録音したMDを整理したり、関西方面の知り合いのミュージシャンたちのCDを聴きかえしたり、3月の自分のライヴ用に譜面を起こしたりしています。
 息抜きに散歩するんですが、いつもの黒のジャンパーを羽織ると、それだけでハチ君の何かのスイッチが入ります。いきなりスックと二本足で立ち上がり、両前足で「オイデオイデ」をするんです。わざと知らん顔をしつつ、赤いリードを手にすると、今度は「ヒヒィ~~ン」と鳴きます。。。馬かお前は。そんなにシッポを振ってたら千切れるではないか、アホめが。・・・などと思いつつニヤニヤ(・∀・)しながらハチ君とともに近所をブラブラするわけです。


     
     八兵衛(ハチ)君近影。アシカのマネをさせられています。こんなハチ君はイヤだ(^^;)


 金曜は友人の精密検査に付き合うため、朝から病院へ。密かに不安を抱いていたのですが、幸い大事には至らず、心底ホッとしました。
 安心したついでに、帰りには楽器店巡りです。
 3月のライヴの準備のためでもあるんですが、アルコ(弓)の毛を張り替えに出しました。ついでに松ヤニとシールドを買って、ピアノをあれこれ品定めして、おいしい昼食を頂いて帰りました。


 夕方近くに西宮市目指して出発。
 ネットで、以前ステージをともにしたことのあるミュージシャンのライヴが金曜に西宮RJ&BME'Sであることを発見、ふと「ちょっと行ってみよーっと」と思い立ったんです。そのミュージシャンとは、阪神間で活躍するバンド、「ミルキー・ウェイ」を率いる「にゃる@」さんと、「ミルキー・ウェイ」のヴォーカルで、ソロでも活動しているCHIKOさんのことです。
 ちなみに、にゃる@さんとは「Art Soul Brothers」で、CHIKOさんとは「Mother Leaf」というユニットで共演経験があります。


     
     CHIKOさん(左)と、にゃる@さん(右)


     

     CHIKOさんのソロ・ユニット「マザー・リーフ」の演奏。bassはワタクシです。     


 にゃる@さんは鍵盤奏者。曲も書くし、以前はどうもドラマーだったフシもある、要注意人物(^^)です。「ミルキー・ウェイ」をまとめて早くも10年。これだけ見ても面倒見の良さとリーダーシップが窺えますよね。鍵盤の腕はもちろん、人柄も、音楽に対する考え方も誠実そのもの。あちこちで引っ張りだこなわけです。ぼくもにゃる@さんと一緒だと安心して演奏できたものです。


     
     にゃる@さん


 CHIKOさんの持つ空気はとにかく可愛いんですよ。周りを自然に和ませる歌を歌えるステキなシンガーです。小柄だけど、エネルギーは人の倍も持ってそう。笑いのツボも心得ています。心底歌うことが好きな、愛すべきシンガー&ソング・ライターなんです。
 このふたりに、ギターのNAOKIさんが加わったトリオで、オリジナルを交えながらの温かいステージを堪能させて頂きました。


     
     CHIKOさん


 4年ぶりくらいに会うので、突然行ってビックリさせてやろうと思っていたんですが、お店の前でCHIKOさんにバッタリ。思わず「CHIKOちゃん?」と声をかけると、CHIKOさんの目がまん丸になったのがおかしかったです(^^)。でもよく聞いてみると、つい先日ぼくのことをにゃる@さんと話していたばかりだったんだって。今度はこちらがビックリです。
 お店に入るとにゃる@さんも大歓迎してくれ、再会のハグ。きっとアヤシイ関係だと思われたに違いないな(^^;)。
 ふたりの参加している「ミルキー・ウェイ」のライヴが、2月11日に神戸ウインターランドであります。多くの方に聴いて頂きたいバンドです。CDも出ていますよ~(^^)


     
          
     左からNAOKIさん、CHIKOさん、にゃる@さん


 にゃる@+CHIKO+NAOKIユニットは、ゆとりのある雰囲気たっぷりなステージでした。彼らならこれくらいは余裕で聴かせてくれることは予想どおり、期待に違わない演奏でした。
 さて、にゃる@さんたちの演奏が終わったら帰るつもりでしたが、もうひとつの出演バンドをちょっと聴いたらもう帰る気なんか失せちゃいました。
 そのバンドとは「cocotowa」。ヴォーカル&ギターのミカさんと、パーカッションの一途(itizu)さんのデュオです。
 ミカさんの感性が抜群に面白い。あれこそオリジナルですよ。まさに「ミカ・ワールド」だなぁ。全身で歌っていて、足の爪先までが歌なんです。なんだろうな、あの個性は。もっと聴いてみたい歌い手さんです。
 そして記憶にとどめておきたいのが、パーカッションの一途さんのプレイ。小難しい解説は省きますが、ひとつひとつの打音に意思のこめられたリズムは、まるで生き物でした。そして音の処理が素晴らしい。あんなシンプルなセットで、なんであそこまで多彩な伴奏ができるの?
 よく「呼吸がピッタリ」なんて言い方しますが、cocotowaのふたりがまさにそれです。またぜひ聴きたいユニットです。
 cocotowaは定期的にRJ&BME'Sで演奏しているようです。機会のある方は一度西宮RJ&BME'Sを覗いてみてください。一途さんのMCも楽しいですよ(^^)。


     
     「cocotowa」。左がミカさん、右が一途さん。


     
 翌8日の土曜は、加古川市内の楽器店に行きました。ウッドベースを調整してもらうためです。
 そういえば、多い時は毎週阪神方面にお邪魔していたなぁ。「岡山に帰る」ではなくて、「岡山に行くの?」って言われたこともありましたっけ。通いなれた道を車で走りながら思い出していました。
 先月、4~5年ぶりに神戸へ行ったと思ったら、それからこれで何度目の関西行きでしょうか(^^;)。
 来週の日曜はまた神戸です。ちょっとしたセッションなんですが、内心とても楽しみにしているのです。ヴォーカルとピアノの女性デュオなのですが、「自分たちなんてまだまだ・・・(- -;)」なんて謙遜しまくっていらっしゃるので、うまく焚きつけ・・・いやいや、えーっと、なんとか彼女たちがその気になるようなベースを弾いて、「どこかに仕事で出演してみたいぃぃ」と思うように仕向けてやろうっと(^^)。



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あけましておめでとうございます

2011年01月01日 | Weblog~雑記
 謹 賀 新 年

 
 やってきました、2011年、うさぎ年。
 月2~3度のペースになってしまいましたが、しぶとく続いておりますこのブログ、今年もヒッソリとネットの片隅で更新を続けるつもりです。
 

 今年の抱負、、、う~む、変わりばえしませんが、「日々静かに全力を尽くす」、これで行きたいと思います。


 「門松は 冥土の旅の 一里塚
       めでたくもあり めでたくもなし」
               (一休宗純 『狂雲集』より)
 10~20代の頃は一年の重みを分かっていなかったので適当に過ごした年もあったけれど、これからはそれを取り返すくらいの濃厚な日々を送りたいです。自分の最期の時にまた一年近づいたのだから。
 年頭早々縁起でもないようだけど、ひとつの決意表明、ということで(^^)。


 年末の三日間は、車をぶつけられたり(全面的に相手に非がありますが・・・事故はメンドクサイです)、赤穂市(赤穂城・大石神社)に遊びに行ったり、ベースを練習しまくったり、DVDを観まくったり(ジャッキー・チェン「ダブル・ミッション」、北野武「アウトレイジ」、仲里依紗「時をかける少女」、メラニー・ロラン「オーケストラ!」などなどなど)。


 そういえば、「年末」といえば映画版「赤穂浪士」の再放送だったのに、ここ何年かはさっぱりTVで観られませんね~。昔の東映とか、大映の作品がやはり重厚で面白かったんですが。。。最近の時代劇は、セリフ回しひとつとっても軽すぎるし、現代劇臭が抜けないので、つまらないです。
 「赤穂浪士」ものの本は、大佛次郎や海音寺潮五郎などを読みましたが、散りばめられているエピソードには泣かせられるものも多く、今読み返しても惹きつけられます。


 「全員悪人」のキャッチコピーでヒットした、北野武監督・主演の「アウトレイジ」。そこそこ面白かったけど、ジャッキー・チェンの「新宿インシデント」の方が過激で凶暴だったな~。ただ、椎名桔平の演技は印象に残っています。


 とまあ、こんな具合で一年の幕が上がりました。とりあえず来年の正月に向けて突進します!(^^)
 皆さまも健康で充実した日々を送られますように。
 この記事を見かけた人に幸あれ!(#^.^#)


 2011年1月1日



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