ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

42年前の"Hard Days (And) Nights"

2008年06月29日 | ネタをたずねて三千里
 
【この記事は再出です】
 42年前の今日6月29日は、ビートルズが最初で最後の来日を果たした日です。日本のビートルズ・ファンにとっては祝日にでもしたくなるような日ではないでしょうか。
 

 当初は6月28日午後5時に来日する予定でしたが、台風4号の影響で、予定より11時間遅れの29日午前3時39分、羽田に到着しました。28日は関東・東海地方を豪雨が襲っており、29日の新聞では死者39名・行方不明25名、と報道されています。


 このブログでは、ビートルズは別格です。もう、「これを語ってしまったらオシマイ」なのです。例えると、「笑っていいとも」の「テレフォン・ショッキング」における吉永小百合的存在と言えるでしょう(注…タモリさんは吉永さんの大ファンであるため、テレフォン・ショッキングに吉永さんが登場すると最終回、ということになっているそうです)。だから真正面からビートルズを語る、などというオソレ多いことはいたしません(^^;)。
 だから今日は、ビートルズ来日騒動によって垣間見える「あの時代」を拾いあげてみます。



☆細川隆元(評論家)の発言
コジキ芸人に武道館を使われてたまるか!
 今なら「人権問題」発言ですね、たぶん。 「(愛敬のある"ナベツネ"+ケント・デリカット)÷2」みたいな風貌の方でした。

☆正力松太郎(当時武道館会長でもあった)の発言ペートル何とかいうのはいったい何者だ! そんな連中に武道館を使わせる訳にはイカン!
 これ、5月26日の発言らしいが、日程が決まったのは5月2日。もっと早く言えよ、って感じですな。

☆佐藤栄作首相の閣議発言「ビートルズの警備では頭がイタイ」
 この人、ベトナム問題でそこまで悩みましたっけ?


☆大日本愛国党のビラ「敗戦国日本が平和の幻想に酔って…(略) 愚劣な歓迎ムードを粉砕して、青少年を不良化するビートルズを日本から叩き出せ! 大日本愛国党青年行動隊」


 警視庁は「ビートルズ対策会議」を開き、ビートルズ来日公演に関して機動隊などのべ3万5千人を動員することを決める。公演初日(30日)の武道館には制服・私服合わせて1731名の警官が配備されていた。

☆毎日新聞の記事「安保、日韓を除いて、警視庁創設以来の大規模な警備体制!」
☆某機動隊員の発言「江戸城始まって以来の攻防戦、ってわけだからね」


 場内には機動隊4個中隊が配置につき、ロビー、廊下、階段、観客席で厳重な警戒網をしいた。

☆これを見た消防庁係官の発言階段に人を並べるのは消防法違反なんですがね…
 まるでコントです、このやりとり・・・(笑)
 



 チケット5万枚に対し、申し込みは24万通。

 
 来日期間中に動員された警官はのべ8370人。補導された少年少女は6520人。



♪来日時の記者会見より

記者「あなたがたのファンは熱狂的ですが、音楽はあまり聴かないようですね」
ビートルズ「聴きたい時はレコードを聴くし、見たい時はコンサートに来ればいいさ。フットボールの試合じゃ、観客は音楽なしで熱狂してるんだぜ」


「英国の老人たちの最近の気に入らないことは、ロールスロイスのスタイルが変わったことと、ビートルズに勲章が与えられたことだそうですが」
「ぼくらは連中を見逃すけど、連中はぼくらを見逃してくれないからね」


「おとなになったらどうしますか?」
「それ冗談? ぼくらは充分おとなだよ」



MBE勲章は持ってきましたか?」
「ここにあるよ」(と言ってジョンはコップの下に敷いてある
コースターをヒラヒラさせた。 




時代の移り変わり、感じますねぇ・・・。


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エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ (Everytime You Go Away)

2008年06月28日 | 名曲

 初めて聴いたのは、喫茶店でお茶している時でした。
 20年くらいも前のことなのに、自分でも「よく状況まで覚えているな」と思います。
 とくに思い出に残るデートだったわけでもないし。誰といっしょだったか、さえ忘れています。もしかしたら、ひとりでお茶飲んでたのかもしれない。
 どこのお店だったのかは覚えています。あるビルの2階にあった、日当たりのよい喫茶店でした。
 その時のことを多少とも思い出せるのは、耳にした曲の印象があまりにも強かったからだと思います。


 有線放送でかかった曲でした。いい曲だなぁ、と思いました。その時一瞬、「クィーンの曲かな」と思ったことも覚えています。
 サビのメロディーが頭の中にはっきり残りました。あまりにも素敵な曲だったのですが、曲のタイトルも、誰の歌かもわからない。





 たまたま遊びに行った先輩の家でこの曲がかかった時のぼくの反応を見て、その先輩がCDをくれたくらいです。 
 原曲はダリル・ホール&ジョン・オーツ。渋いソウル風のアレンジです。ホール&オーツも悪くないけれど、ぼくとしてはこのポール・ヤングの、少々甘いアレンジを施したヴァージョンの方が好きなんです。


 リズム&ブルースなど、黒人音楽に影響を受けているポール・ヤング。
 ブルー・アイド・ソウル、なんて言い方もされますが、いわゆるホワイト・ソウルと呼びならわされる、ソウルフルなシンガーです。
 ポールは歌詞の内容をとても重視しているだけあって、この曲における彼の感情のこめ方、素直に伝わってくるような気がします。





[歌 詞]
[大 意]
ひとりぼっちにしないでおくれ
心のかけらを拾い集めているんだ

もし、なにひとつ解決できないのなら
この涙はみんなムダになる
とびきりの男が現れると すぐついて行く君
いつも同じことの繰り返し
わからないかい
二人ならどんなにか幸福になれるのに

君が行ってしまうたび 僕は悲しみに打ちひしがれる
君が行ってしまうたび 魂が抜けたようになる僕さ

どこへでも自由にお行き
離れてみたら少しはわかるかもしれない
君が身をすり寄せて来たって
今の僕には何も感じない
もう同じことばかり唄うのはいやだよ
わからないかい
僕と幸福をつかめることに気づいておくれ




エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ/Everytime You Go Away
 ■作詞・作曲…ダリル・ホール/Daryl Hall

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 ■歌
   ポール・ヤング/Paul Young
 ■シングル・リリース
   1985年2月25日
 ■プロデュース
   ローリー・レーサム/Laurie Latham
 ■収録アルバム
   シークレット・オブ・アソシエーション/The Secret of Association (1985年)
 ■録音メンバー
   ポール・ヤング/Paul Young (lead-vocal, backing-vocals)
   ジョン・ターンブル/John Turnbull (electric-sitar, acoustic-guitar)
   ピノ・パラディーノ/Pino Palladino (fretless-bass)
   イアン・キューリー/Ian Kewley (synthesizers, piano)
   マーク・ピンダー/Mark Pinder (drums)
   Marc Chantereau (tambourine)
 ■チャート最高位
   1985年週間チャート  アメリカ(ビルボード)1位(1985.7.27 1週)、イギリス4位
   1985年年間チャート  アメリカ(ビルボード)11位、イギリス60位
   オール・タイム・チャート(1958~2018) アメリカ(ビルボード)462位

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 ■歌と演奏
   ダリル・ホール & ジョン・オーツ/Daryl Hall & John Oates
 ■発 表
   1980年7月29日
 ■プロデュース
   ダリル・ホール & ジョン・オーツ/Daryl Hall & John Oates
 ■収録アルバム
   ヴォイセズ/Voices(1980年)
 ■録音メンバー
   ダリル・ホール/Daryl Hall (lead-vocal)
   ジョン・オーツ/John Oates (guitar, backing-vocal)
   G.E.スミス/G.E. Smith (guitar)
   チャーリー・デシャント/Charlie DeChant (sax)
   ジョン・シーグラー/John Siegler (bass)
   ラルフ・シュケット/Ralph Schuckett (organ)
   ジェリー・マロッタ/Jerry Marotta (drums)



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知識と知性は別の物

2008年06月21日 | 価値観
♪最近再読している本。「憂鬱と官能を教えた学校」(著…菊地成孔+大谷能生)。bugaluさんの影響で読んでます。商業音楽に欠かせない「バークリー理論」の再検証を含めた講義録。少々難しいけど面白いです。


 ぼくは本を読むこともわりと好きなので、時間が少しある時などは、すぐ最寄の本屋さんに入って、本を物色しがてら時間をつぶすのが好きです。 
 ある書店で時々偶然に出会う、仕事関係の知り合いがいます。知り合いといっても、挨拶を交わす程度の付き合いなのですが。
 その人は、書店でぼくを見かけるたびに、
 「勉強家ねぇ」とか、「読書家ねぇ」と声をかけてくるのですが、言われたこちらは素直に「そうなんですよ」と言えない気分になるのです。
 いや、むしろ「この本、枕にちょうどいい高さなんですよ」とかなんとか、ヒネクレた答えを発したくなるのです。


 その人はお医者さんと結婚していて、それを誇りに思っているようです。つまり、「医者=頭が良い。頭が良い人の妻も頭が良い」という論法なんです。そして「本好き=知的な人」という価値観を持っているようでもあるのです。
 その医師夫人自身もよく本を買っているようですが、彼女は本を読み、いろんな知識を覚えることで、「自分は人より知性がすぐれている」と思おうとしているところがあるようです。そして、ややもするとそこには知識や学力という物差しで人を計ろうとする「差別感」が現れているような気がするのです。


 ところが、ぼくにとって本が好きだということは、音楽を聴くのが好きだったり、スポーツが好きだったり、おいしいものを食べるのが好きだったりするのと全く同じレベルのこと、つまり、生活の中の楽しみのひとつに過ぎないのです。
 つまり、彼女とはこれだけ価値観が違うので、「読書家ねぇ」とほめられても(ほめられること自体、見下ろされているような気がするヘソ曲がりなぼくです)、素直に応答する気が起きないのでしょうね。


 読書は知的な楽しみです。けれど、本で得る知識は、言ってみればハサミとかペンとか定規などと同じく、ひとつのツールに過ぎないと思うのです。
 本から知識を得ることが大事なのではなく、本から得た知識を正しく使えるかどうかが大事なことなんじゃないのかなあ。
 その医師夫人は「本棚にある本の量が知性の現われだと思うタイプ」だから、よけいぼくと波長が合わないんだ、きっと。
 読んだ本の量が多いこと、つまり知識があることと、知性があることは、必ずしも同じ意味ではないですもんね。


 もちろん読書量も大切だとは思うけれど、読書で得た「ツール」を正しく使わないと、出てくるのは誤った結果ばかりですからね。例えば、「障害を乗り越えて」式の体験談を読んで涙する人が、平気で(つまり悪気なく)障害者差別をしている例、時々実際にみかけます。これなど、得た知識が適正に生かされていない例ですよね。読書も、姿勢というか、捉え方によっては、得られる結果が違ってくるってことでしょうか。


 読書で得た知識は、使い方次第では、自分というものを客観的に振り返ることもできるはずです。ぼくは、読書で得られる大きな財産のひとつは、正しく考えようという気持ちが育つことだと思うのです。文字を読んで「知識を得た」ことに振り回されず、目をちゃんと見開いて物事を正しく見ることができるよう、謙虚に心がけてゆきたいものだと思います。


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またもCD衝動買い

2008年06月20日 | Weblog~雑記
 
 今週あたりから天候もすぐれず、いよいよ梅雨本番を思わせますね。でも沖縄は一足先に梅雨明けを宣言したみたいです。夏はもうすぐそこまで、って感じですね。
 ここ何日か陽の光を見てないようで、それだけでもクサクサするんですが、最近とみに増している湿度の高さ、これにはグッタリとするばかりです。
 こうしたネガな雰囲気を吹き飛ばそうという理由をつけて、またもやCDを衝動買いしてまいりました。


 今回買ったのは10枚。
 まずはオスカー・ピーターソンの「The Way I Really Play」(オスカー・ピーターソンの世界)です。スタジオ・ライヴで、ライヴ・パフォーマーとしてのオスカーの凄さが伝わってくる1枚だと思いました。
     
     オスカー・ピーターソン『オスカー・ピーターソンの世界』


 お次はリッチー・バイラーク(Pf)の「Summer Night」(サマー・ナイト)。バイラーク独特のリリシズムにあふれたスタンダード集です。
     
     リッチー・バイラーク『サマー・ナイト』


 ハービー・ハンコックは「Takin' Off」(テイキン・オフ)と「Empyrean Isles」(エンピリアン・アイルズ)の2枚をゲット。「テイキン・オフ」には「ウォーターメロン・マン」が、「エンピリアン~」には「カンタロープ・アイランド」が収められています。その2曲だけに注目した訳ではなかったのですが、今ちょっと60年代のハービーにハマっているもので・・・。
     
     ハービー・ハンコック『テイキン・オフ』

     
     ハービー・ハンコック『エンピリアン・アイルズ』


 それからキース・ジャレット・トリオの「Bye Bye Blackbird」(バイ・バイ・ブラックバード)です。マイルス・デイヴィスの死の2週間後に録音されたトリビュート・アルバムです。
     
     キース・ジャレット・トリオ『バイ・バイ・ブラックバード』


 次に、日本人唯一のマイルス・バンドのメンバーだったケイ赤城の「Palette」(パレット)です。彼のアルバムは「シェイプス・イン・タイム」を持っているのですが、今ひとつ難解だった反面、他のアルバムも聴いてみたいとも思い、食指を伸ばしてみました。まだ封を切ってないので楽しみです~
     
     ケイ赤城『パレット』


 そして、マイルス・デイヴィスの「Agharta」(アガルタ)と「Pangaea」(パンゲア)。両方とも2枚組のライヴ・アルバムです。エレクトリック・マイルスはあまり聴いてはいないんですけど、これも封を切らずに楽しみに取っています。70年代マイルスのアルバムの中でもかなり好評なので、聴くのが楽しみでもあり、もったいなくもあり・・・(^^)
     
     マイルス・デイヴィス『アガルタ』

     
     マイルス・デイヴィス『パンゲア』


 それから上原ひろみ嬢率いるHIROMI'S SONICBLOOMの新作、「ビヨンド・スタンダード」(Beyond standard)です。ひろみ嬢初のスタンダード集、ということで否も応もなく買ってしまいました。これまたまだ封を切らずに取っています。大事に聴いてゆきたいと楽しみに取っているんです。
     
     HIROMI'S SONICBLOOM『ビヨンド・スタンダード』     


 唯一買ったロックのCDは、ベック・ボガート&アピスの「ライヴ」(Live)です。アナログ盤は持っていたのですが、それもいつの間にか失くなり、時折り古いカセット・テープを聴いてたんですが、勢いでCDも買ってしまいました。ジェフがロックに浸っているのがよく伝わり、聴いてて快感に襲われます。
     
     ベック・ボガート&アピス『ライヴ』


 いつもはロックとジャズと6分4分でロックを買ってるんですが、今回はほとんどジャズばかりをセレクトしてしまいました。今はそういう気分なんでしょうね~
 それにしても、この世にはまだまだ聴いていないぼくにとっての名盤があると思うと気が遠くなりそうです~(^^)。
 月に5枚買うとして、年60枚。30年で1800枚しか聴けないんですね。それを考えると、ちと寂しいような気がします。



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七月の朝

2008年06月15日 | 名曲


高校時代くらいまでは、
ハード・ロックに対して、少し拒否反応を持ってました。
必要以上(と思ってた)の大音量とか、
外観ばかり注目されるところとか、
こけおどしのような演出とか。


でも、充分楽しめるハード・ロックや
音楽的な追求を続けるバンドも数多いです。
ある時気づいたんだけど、
メロディアスなバラードを持つハード・ロック・バンド、
結構多いんですね。
その中のひとつが、ユーライア・ヒープの
「七月の朝」です。



ユーライア・ヒープ。
左からK.ヘンズレー、M.ボックス、P.ニュートン、I.クラーク、D.バイロン


ちょっと変わったバンド名は、
ディケンズの小説「デヴィッド・コパーフィールド」の
登場人物にちなんで付けられたらしい。


ハモンド・オルガンとヴォーカルの高音が印象的です。
メロディーもしっとりとしていてきれいだし。
中間部分のオルガン・ソロはとてもメロディアス。
後半の印象深いリフレインに乗った
マンフレッド・マンによるムーグ・シンセサイザーのソロは、
ちょっとプログレッシヴ・ロックっぽかったりします。



「対自核」(Look At Yourself)


高校の時、地元で有名なアマチュア・ロック・バンドが
この曲をレパートリーに入れていて、
自分も演奏してみたい、と長いこと思ってました。
中間部のオルガン・ソロもコピーしてみました。
でもまだ演奏する機会は巡ってきません。
いつかやってみたい、とずっと思い続けています。


[歌 詞]
[大 意]
七月の朝 一番鳥のさえずりとともに 
愛を探しに出かけた
嵐と夜はぼくの進む道を隠していたけれど
陽の光とともに君を探そうと決心したんだ
一番鳥が鳴いた時 ぼくは家をあとにした
ぼくの進む道のあとには嵐と夜があった

日の光はぼくに君を探す決意をさせる

ぼくは見知らぬ場所で愛を探していた
そこにはぼくを引き返させる石はなかった
ぼくは千以上の顔を持とうと試してみなければならない
でもそのうちの一つは燃えさかっているのに気づいていなかった

ぼくの心臓に、ぼくの心に、ぼくの魂に



七月の朝/July Morning
■歌・演奏
  ユーライア・ヒープ/Uriah Heep
■シングル・リリース
  1971年10月 
■作詞・作曲
  デヴィッド・バイロン&ケン・ヘンズレー/David Byron & Ken Hensley
■プロデュース
  ジェリー・ブロン/Gerry Bron
■収録アルバム
  対自核/Look at Yourself (1971年)
■録音メンバー
  ★ユーライア・ヒープ/Uriah Heep
   デヴィッド・バイロン/David Byron (lead-vocals)
   ミック・ボックス/Mick Box (lead-guitar, acoustic-guitar)
   ケン・ヘンズレー/Ken Hensley (keyboards, backing-vocals)
   ポール・ニュートン/Paul Newton (bass)
   イアン・クラーク/Ian Clarke (drums)
  ☆ゲスト
   マンフレッド・マン/Manfred Mann (Minimoog-synthesizer)


ユーライア・ヒープ『七月の朝』



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ハムスターの近況

2008年06月10日 | Weblog~雑記
          △寝転がってモグモグするハム君


 ちょっとここ数日ブログを書く気力があんまり湧いてこないもんですから、この機会に我が家のハムスター、ポテチ君ことポッさんの近況などをUPしてみたいと思います。


     
     ケージを噛み噛みするポテチ君


 近況といっても、ヤツの日常に劇的な変化があるはずもなく、食っては遊び、遊んでは寝る、ということの繰り返しであります。
 お腹が減っている時にエサ箱にエサがないと、ケージをガジガジ噛んで「早よよこせ」と催促するのです。


     
     これでもか、というくらいケージをガジガジしています


 あ、そういえば一昨日、部屋の隅を白い物体がチョコマカしたのを目撃、あわてて追跡してみたらハム君だった、ということがありました。どうやってケージから脱走したのかは皆目見当がつきませぬ。これには少々驚かされましたね~


 芸のひとつでも覚えればMINAGI(ギター)×ポテチ君(芸)のコンビで出稼ぎにでも行くことができるのですが・・・。ヤツの取りえというと、強いてあげれば無芸大食ってことくらいなので、それも叶わぬ夢なのです。 
 まあ、相変わらず気楽で平和な日々を送っているハム君です。



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ブロウ・バイ・ブロウ (Blow By Blow)

2008年06月06日 | 名盤

 
 「フュージョン」というジャンルが現れたのは1970年代の後半だと記憶しています。
 その当時は「クロスオーヴァー」という言葉が使われていました。おもにジャズとロックが、文字通り交差(クロスオーヴァー)したり、融合(フュージョン)してできたものです。 
 この動きの先駆けとなったミュージシャンにはマイルス・デイヴィスをはじめ、カルロス・サンタナやジョン・マクラフリン、ハービー・ハンコックらがいましたが、ジェフ・ベックのこの「ブロウ・バイ・ブロウ」こそジャズとロックの垣根を越えた、まさにボーダーレスなアルバムのうちの1枚ではないか、と思っています。 
 
 
          
 
 
 天気の良い日曜の午後や、寝る前のひとときなど、部屋でくつろいでいる時のBGMにピッタリだなぁ、などと思ったりしていますが、じっくり聴いても非常に聴きごたえを感じさせられる1枚です。 
 クールで研ぎ澄まされたジェフのギターですが、だからといってテクニック至上の無味乾燥な音楽ではありません。感情豊かに、自由自在にギターを語らせているのが心地よい。
 そう、ジェフはギターを「弾く」のではなく、「語らせ(歌わせ)る」ミュージシャンなのです。  


 ジェフの音楽の出発点はブルーズで、その後はブラック・ミュージックへの接近を図っているようですが、このアルバムのヴォイシングを聴くと、だいぶジャズに近づいているようです。しかし、単にジャズとの融合を図ろうとしたというよりは、この時点でジェフが表現したかったことが結果的にクロスオーヴァー・サウンドとなって表れた、ということではないでしょうか。  
 納得のゆく自分のバンドを作ることにたいへん苦労していたジェフですが、ここらあたりからバンド・サウンドよりも、自分のギターで作り上げるサウンドの追求に専念しているようにも思えます。
 
 
          
 
 
 バックの面々のサポートも実に素晴らしいですね。
 マックス・ミドルトンは、ジェフ・ベック・グループでも起用された、気心の知れたキーボード・プレイヤー。
 ベースのフィリップ・チェンは、このアルバムでの好演が買われ、のちロッド・スチュワートのバンドに加入しました。
 ドラムスのリチャード・ベイリーは、この時点でなんと弱冠18歳! うーん、見事。  


 このアルバムには、ジェフの看板曲のひとつでもある「スキャッターブレイン」をはじめ、計9曲が収められています。
 その中には、レノン=マッカートニーが作ったR&R「シーズ・ア・ウーマン」や、BB&A時代にトラブルがあったと言われているスティーヴィー・ワンダーの曲が2曲入っています。
 スティーヴィーの曲は「哀しみの恋人達」と「セロニアス」。とくに「哀しみの恋人達」は今でもライブでよく演奏しているほか、多くのギタリストに取り上げられています。


 ひとつの新しい流れを作ったという意味でもたいへん重要なアルバムです。
 しかし、単なる音楽ファンとして心地よいギター・サウンドに浸りたい時にも、ちゃんとその欲求に応えてくれる素敵なアルバムだと思います。



◆ブロウ・バイ・ブロウ/Blow by Blow
  ■演奏
    ジェフ・ベック/Jeff Beck
  ■リリース
    1975年3月29日
  ■プロデュース
    ジョージ・マーティン/George Martin
  ■収録曲
   [side-A]
    ① 分かってくれるかい/You Know What I Mean (Jeff Beck, Max Middleton)
    ② シーズ・ア・ウーマン/She's a Woman (John Lennon, Paul McCartney)
    ③ コンスティペイテッド・ダック/Constipated Duck (Jeff Beck)
    ④ エアー・ブロワー/Air Blower (Richard Bailey, Jeff Beck, Phil Chen, Max Middleton)
    ⑤ スキャッターブレイン/Scatterbrain (Jeff Beck, Max Middleton)
   [side-B]
    ⑥ 哀しみの恋人達/Cause We've Ended as Lovers (Stevie Wonder)
    ⑦ セロニアス/Thelonius (Stevie Wonder)
    ⑧ フリーウェイ・ジャム/Freeway Jam (Max Middleton)
    ⑨ ダイヤモンド・ダスト/Diamond Dust (Bernie Holland)
  ■録音メンバー
    ジェフ・ベック/Jeff Beck (guitar)
    マックス・ミドルトン/Max Middleton (keyboards)
    フィル・チェン/Phil Chen (bass)
    リチャード・ベイリー/Richard Bailey (drums, percussions)
    スティーヴィー・ワンダー/Stevie Wonder (clavinet ⑦  guest : uncredited)
  ■チャート最高位
    1975年週間アルバムチャート  アメリカ(ビルボード)4位、日本(オリコン)27位
    1975年年間アルバムチャート  アメリカ(ビルボード)76位

 

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エレクトリック・ライト・オーケストラ (Electric Light Orchestra)

2008年06月04日 | ミュージシャン
 

エレクトリック ライト オーケストラ
  主なメンバー(1976~1980)
  ☆ジェフ・リン(vo,g,keyb,)
  ☆ベヴ・ベヴァン(drs,per)
  ☆リチャード・タンディ(keyb)
  ☆ケリー・グロウカット(b)
  ☆ミック・カミンスキー(violin)
  ☆ヒュー・マクドウェル(cello)
  ☆メルヴィン・ゲイル(cello)


 今朝起きてふと、「今日はELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)の記事を書~こう」と思いました。深い意味はないんです。ただ、ふとそう思っただけなんです。この前ELOのアルバムをまとめて3枚買ったからかな。
 2~3年前にはテレビ・ドラマ「電車男」のテーマにELOの曲が使われてたりもしたんですよね。
 

 ELOの歴史はとても長いです。浮き沈みの激しいショウ・ビジネス界にありながら、1969年の結成以来、活動休止期間をはさんで、20年以上もトップ・バンドのひとつとして君臨しました。


     


 ぼくは中・高校時代にELOをよく聴いていました。きっかけは単純。ロック界には珍しい、弦楽器を含んだ編成に興味を覚えたんです。クラシカルなサウンドだろうと推測していたんだけど、予想に反してとにかくポップでした。そしてその親しみやすい、そしてどことなく郷愁を誘うきれいなメロディがとっても好きだったんですね。


 ぼくがよく聴いたのは1970年代後半の作品です。アコースティックな部分と最先端のエレクトリックな技術がとてもバランス良く接しているので、聴いていて心地よいし、今でも新鮮に感じるのです。


 ドライブ中に車の中で聴くのもいいし、友達を部屋によんでにぎやかに過ごす時のBGMにもいいし、夜ひとり部屋でしみじみ浸るのもいい。


 中でもぼくが好きな曲は、
 「テレフォン ライン」
 「ターン トゥ ストーン」
 「哀愁のロッカリア」
 「タイトロープ」
 「コンフュージョン」
 「シャイン ラヴ」
 などなどです。


     
     「オーロラの救世主」(1976年)


     
     「アウト オブ ザ ブルー」(1977年)


     
     「ディスカヴァリー」(1979年)


 ELOのリーダーであるジェフ・リンは、のちにトラヴェリング・ウィルベリーズを結成。また、プロデューサーとしても大活躍しています。


     
     ジェフ・リン 


 ジェフ・リンは、ELOの曲のほとんどを書いていますが、彼はあのポール・マッカートニーにも匹敵する、ポピュラー音楽界最高のメロディ・メーカーのひとりではないでしょうか。
 




エレクトリック・ライト・オーケストラ『テレフォン・ライン』


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ロックバルーンは99 (99Luftballons)

2008年06月03日 | 名曲


 「ロックバルーンは99」はドイツのバンド、「ネーナ」が放った大ヒット曲です。
 「ネーナ」はバンドの紅一点であるヴォーカルのネーナ・ケルナー(本名ガブリエレ・ズザンネ・ケルナー)が、ギターのカルロ・カーゲスやベースのユルゲン・デーメルらと1982年に結成したバンドです。ちなみに「ネーナ」とは「小さい女の子」という意味だそうです。
 1982年8月にドイツの人気番組「Musikladen」に出演、デビュー曲「夢を見ただけ」を演奏すると、それを聴いたティーン・エイジャーがレコード店に殺到、ドイツのチャートで1位となりました。


 「ロックバルーンは99」はネーナの第二弾シングルです。
 デビュー・アルバムがドイツで100万枚以上のセールスを記録する中、1983年10月にアメリカ・カリフォルニアのラジオ局KROQが「ロックバルーン」をオン・エア。翌84年になると全米300以上のステーションでエア・プレイされるようになり、ドイツ語の曲としては史上初めて全米トップ40入りを果たします。
 同年2月には全英チャートで1位となり、3月3日付のビルボード・シングル・チャートでは「99 Red Balloons」というタイトルの英語ヴァージョンが最高2位にランクされました。なおこの曲は、英米以外でもスイス、オーストリア、オランダ、スウェーデン、ポーランド、ニュージーランド、オーストラリア、日本、カナダ、メキシコ、コロンビアなどでも1位を記録、世界規模での大ヒットとなりました。
 声もキュートだし、ルックスもキュート。曲もカッコいいし、これで人気の出ないわけがありません。


     

 
 ふんわり入ってくるキーボードに乗ってゆるやかルバートでに歌い始めるネーナ。そしてベースとドラムが重い8ビートを刻みはじめると、それにギターとキーボードのリフが絡んできます。ドラムスのリードでテンポが倍になり、軽快な演奏をバックにしてネーナがキュートに歌っています。まだ幼さが残っている声がとても新鮮に聴こえます。ニュー・ウェイヴ感覚のある、とても楽しいパワー・ポップです。耳馴染みのよいメロディーに弾けるビート。またドイツ語特有のゴツゴツした語感の固さは感じられないので、スッと耳に入ってくる感じです。
 曲調は明るいロックン・ロールですが、歌詞の内容は寓話的な反戦歌です。でも気取りのない、愛すべきロックン・ロールだと思います。
 なおこの曲は、ローリング・ストーンズのライヴを観に行ったメンバーが、ステージ上で飛ばされるたくさんの風船にインスパイアされてできたものだそうです。


 アメリカでヒットしたのは、どうも「ロックバルーン」だけのようで、そのためネーナを一発屋と見なす向きもあるようですが、どうしてどうして、この後に出した「レッテ・ミッヒ」や「?(クエスチョン・マーク)」なども佳作で、日本でもスマッシュ・ヒットしています。


 2003年には、バラエティ番組の「笑う犬の情熱」のオープニングテーマとして使われたほか、2000年にはアメリカのパンク・ロック・バンドのGoldfinger(ゴールドフィンガー)による同曲のカバーが、自動車ホンダ・CR-VのCM曲として使用されて日本でヒット、ヨーロッパでも大ヒットを記録しています。
 耳にする機会が多かったこの曲、知っている方も多いのではないでしょうか。


     


 「ネーナ」は1987年に解散しました。ネーナ・ケルナー自身は、バンド解散後の1989年からソロ活動を続けていましたが、ヒット曲に恵まれず、次第に忘れられた存在になってゆきました。
 ところがドイツにおける'80年代ブームの中、2002年に「ネーナ」の元キーボード、ウヴェ・ファーレンクローク・ペーターゼンと組んでかつての大ヒット曲「ロックバルーンは99」を新ヴァージョンで発表するとこれに火がつき、奇跡的なカムバックを果たしました。


 2005年にはシングル「Liebe ist」を発表すると、この曲はなんと「ロックバルーンは99」以来22年ぶりにドイツでのチャートで1位を記録しました。アルバム「Willst du mit mir gehn」もヒットチャート2位を記録しています。
 ネーナは今でもドイツで現役シンガーとして活動しているようです。




【ロックバルーンは99】
時間があったら歌ってあげる 99の風船
100に1個足りない風船の歌よ

煙った地平線の向こうで
あなたは今 私のこと考えているかな

時間があったら歌ってあげる 99の風船
100に1個足りない風船の歌よ
くだらないことは くだらないことから生まれるのね
そういうことは、つまり、そういうこと、ってね

99個の風船が地平線に浮かんで 誰かがUFOだって言ったら
兵隊のボスは警告するために 兵隊を送り込んだんだ

でも地平線には 99個の風船だけ

99の戦闘機が イカしたパイロットを乗せて
カーク船長気取りで突撃したけど 花火があがったよ
やったなってみんな思ったけど 地上からも同じことね
99の風船めがけて発砲よ、発砲よ

99人の大臣たち マッチ棒とガソリンをちらつかせ
権力を追っかけた 誰もこんなこと、思ってもみなかった

99個の風船くらいで

99年の戦争 勝ったってもう国はなくなるし
大臣たちももういない ジェット戦闘機の影もない

私はいつもの道を行く 
ガレキの街の片隅に 風船を1個見つけたよ

あなたのこと思いながら 空へ飛ばしたよ


Nena - 99 Luftballons (Live 1983)

All Rights: LatinAutor - SonyATV, UNIAO BRASILEIRA DE EDITORAS DE MUSI...

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◆ロックバルーンは99/99Luftballons
  
■歌・演奏
    ネーナ/Nena
  ■リリース
    1983年
  ■作詞
    ドイツ語詞 カルロ・カーゲス/Carlo Karges
    英 語 詞 ケヴィン・マクエリア/Kevin McAlea
  ■作曲
    ウヴェ・ファーレンクローグ・ペーターゼン(Uwe Fahrenkrog Petersen)
  ■チャート最高位
    1984年週間シングル・チャート アメリカ(ビルボード)2位、イギリス1位、ドイツ1位 日本(オリコン)16位
    1983年年間シングル・チャート ドイツ2位
    1984年年間シングル・チャート アメリカ(ビルボード)28位
  ■録音メンバー
    ネーナ・ケルナー/Gabriele Susanne "Nena" Kerner (vocal)
    カルロ・カーゲス/Carlo Karges (guitar)
    ウヴェ・ファーレンクローグ・ペーターゼン/Jörn-Uwe Fahrenkrog-Petersen (keyboars, synthesizerd)
    ユルゲン・デーメル/Jürgen Dehmel (bass, keyboards, synthesizer)
    ロルフ・ブレンデル/Rolf Brendel (drums, percussion)

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フォリナー (Foreigner)

2008年06月01日 | ミュージシャン
 

 「フォリナー」。1976年に結成され、翌77年にデビュー。
 このバンドも、もう30年選手なんだなあ。
 昨日もBook OffでCDを捜索していたところ、フォリナーのセカンド・アルバム『ダブル・ヴィジョン』を見つけたので買ってまいりました。


 産業ロックの代表格のように言われ、あまり音楽的に語られることが少ないように感じるのだけれど、ぼくにとっては好きなロック・バンドのひとつでした。
 とくにデビュー作から4作目までが大好きで、当時の乏しいお小遣いをやりくりしてこの4枚のレコードを揃えたものです。


     
     『Foreigner』(栄光の旅立ち 1977年)


     
     『Double Vision』(ダブル・ヴィジョン 1978年)


 デビュー当時は、元キング・クリムゾンのイアン・マクドナルドと元スプーキー・トゥースのミック・ジョーンズが中心となって結成した英米混合のスーパー・グループということで、メディアからもたいへんな注目を浴びていたようです。
 プログレッシヴ・ロックの雄であるクリムゾンと、ブルース色の濃いヘヴィ・ロック・バンドだったスプーキー・トゥースのエッセンスが合体するとどういう音になるのだろう、などと興味を抱いていたのを覚えています。


 ひょっとして今までにないような難解なサウンドになるのでは、などと予想していましたが、それは見事に外れました。
 ポップで、メロディーを重視したストレートなロック・サウンドで、ドラマティックな曲構成がカッコいいんです。
 ルー・グラムのやや高音で表現力に富んだヴォーカルが素晴らしい。
 「英米混合バンド」ということが実際音にどういう影響をもたらすのか、ということにも興味を持っていましたが、音楽的主導権はミック・ジョーンズ(g)が持っていたようです。彼の書く曲は、ブリティッシュ・ロックをほどよく洗練させていて、とても親しみやすいものが多い。
 3作目まではハードでポップなカラーを前面に出していましたが、「4」では当時のニュー・ウェイヴの要素を積極的に取り込んでクールな味わいをも出し、新境地を拓くことに成功しています。


     
     『Head Games』(ヘッド・ゲームス 1979年)


     
     『4』(フォー 1980年)


 ぼくの「フォリナー」の愛聴曲は、
 『Feels Like The First Time』(衝撃のファースト・タイム)
 『Dirty White Boy』(ダーティ・ホワイト・ボーイ)
 『Juke Box Hero』(ジューク・ボックス・ヒーロー)
 『Double Vision』(ダブル・ヴィジョン)
 『Head Games』(ヘッド・ゲームス)
 『Waiting For Girl Like You』(ガール・ライク・ユー)
 などなど、です。


 ヴォーカリストのルー・グラムが脱退と加入を繰り返しているフォリナーですが、ミック・ジョーンズが支柱となってバンドは維持されているようです。メンバー・チェンジもひんぱんに繰り返されています。2005年には新しいヴォーカリスト、ケリー・ハンセンが加入したというニュースを耳にしました。また、現在のドラマーは、あのジョン・ボーナム(exレッド・ツェッペリン)の息子のジェイソン・ボーナムが務めているらしいです。
 2002年に13枚目のアルバムとして発表された「グレイテスト・ヒッツ」以来の新譜をそろそろ聴いてみたいものですね。


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