ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

2018年9月のライブ予定

2018年08月27日 | 演奏スケジュール
                           ♪瀬戸内海は玉野市渋川。夏も終わりですが、この暑さでまだまだ賑わっています。後ろは瀬戸大橋。



【Live Information】



 9月1日(日) 
  岡山ホテルグランヴィア
 (岡山市北区駅元町1-5 tel 086-234-7000)
  ♪山科賢一(piano)、秋山もへい(sax)、皆木秀樹(bass) ほか
  【料 金】
  【演 奏】


 9月7日(金) 
  岡山ピアノバー
 (岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F tel 086-222-8162)
  ♪美淋つゆ子(piano)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】800円(飲食代別途)
  【演 奏】21:00~、22:00~ (2回ステージ)
   ※シットイン可


 9月13日(木) 
  岡山ピアノバー
 (岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F tel 086-222-8162)
  ♪皆木秀樹(bass) ほか
  【料 金】800円(飲食代別途)
  【演 奏】21:00~、22:00~ (2回ステージ)
   ※シットイン可


 9月16日(日)
 高砂万灯祭
  出汐館前 (高砂市西畑1)
  ♪有末純子(vocal)、船越朋子(piano)、貴村昌司(guitar)、森田宏明(drums)、皆木秀樹(bass)


 9月22日(土) 
  岡山 GROOVY
 (岡山市北区田町2-5-23 tel 086-221-7721)
  ♪山本ヒロユキ(piano)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】3000円(飲食代別途)
  【演 奏】20:00~ (2回ステージ)
   ※シットイン可


 9月26日(水) 
  倉敷 アヴェニュウ
 (倉敷市本町11-30 tel 086-424-8043) 
  ♪古山修(guitar)、新田佳三(drums)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】1000円(飲食代別途)
  【演 奏】20:00~、21:00~、22:00~ (3回ステージ)
   ※シットイン可


 9月27日(木) 
  岡山ホテルグランヴィア
 (岡山市北区駅元町1-5 tel 086-234-7000)
  ♪山科賢一(piano)、秋山もへい(sax)、皆木秀樹(bass) ほか
  【料 金】
  【演 奏】


 9月30日(日)
  倉敷 木庵
 (倉敷市川西町18-23 tel 086-421-9933)
  ♪皆木秀樹(bass) ほか
  【料 金】飲食代のみ
  【演 奏】18:30~ (2回ステージ)




 
 


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サイラス・チェスナット & 中村健吾 Live at 岡山蔭涼寺

2018年08月20日 | ライブ
【Live Information】

 サイラス・チェスナットといえば、「現在のジャズ界で最高峰のひとり」と評されることもある名ピアニストです。
 そのサイラスが、日本ジャズ界屈指のベーシストで、アメリカでも高く評価されている中村健吾と岡山に来るというのだから、これは行かない訳にはいきません。





 素晴らしいテクニックはもちろん、その巨体とユーモラスでフレンドリーな人柄でも知られるサイラスは、ブラック・ミュージックのルーツであるブルース、ゴスペル、バップをバックボーンとしている名手です。
 共演する中村健吾は、1998年にサイラス・チェスナット・トリオに加入した経歴もあり、いわばかつてのボスの元での「再会セッション」ということになるのでしょうか。





 ライブは2セット。
 サイラス&中村のデュオ、サイラスのソロ、そして最後に再びサイラス&中村デュオ、という構成でした。
 どちらかというと、われわれ日本人向けというか、日本のジャズ愛好家になじみがありそうなナンバーを中心に演奏しているようでした。
 その巨体と相まって、サイラスの演奏ぶりは貫録充分。
 演奏中には中村氏にたびたび合図を送っていました。それだけ見ても、サイラスがこのツアーのボスなんだろう、と推測できましたが、中村氏がつねにサイラスを見ており、サイラスからの合図、つまり指示に素早く、そして忠実に反応していたのが印象的でした。こういうことひとつが、ピアニストからすると安心して任せられるベーシストということになるのでしょう。
 MCはサイラスが短めにとっていましたが、分かりやすい英語で話そうとしてくれているのがよく伝わりました。伝えづらいところはすかさず中村氏が通訳したりして、ここでもふたりのコンビネーションの良さがわかりました。





 中村氏のベースは決して派手ではありませんが、「なるほど、こういう演奏をしているから共演者から厚い信頼を得られているんだ」と思わせられる、堅実なものでした。
 揺るぎなくタイム感を維持し、生き物のようにグルーブし、きちんとコード進行を伝え、しっかりジャズを味わえるベース・ラインを作り、一拍をちゃんと長く弾き、共演者の要望や指示に即座に反応する。当たり前のことではありますが、これだけ懐の深い安定したベーシストが共演者であれば、「安心して演奏できる」ばかりか、自分は巧くなったような気分にさせてくれる、稀有なベーシストなのではないか、としみじみ思いました。


 しかしそういう難しいことを抜きにしても、雰囲気のある濃い、そして楽しいライブでした。
 これだけの名手なら、聴くことができる時には聴いておかなかれば。(^^)
 

 




サイラス・チェスナット(piano) & 中村健吾(contrabass)
2018年5月17日(木)
岡山蔭涼寺
 







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イントロダクション

2018年08月19日 | 名曲

【Live Information】


 高校時代、見事にツボにハマッたシカゴ。
 とくに1970年代前半までの、ブラス・セクションのエネルギーを活かしたゴリゴリの「ブラス・ロック」サウンドが大好きで、これは今に至るまでに変わっておりません。(もちろんそれ以降のポップス色が強まったシカゴも嫌いではないです)
 

 卒業を控えた高校3年の秋ごろだったと思いますが、岡山市・倉敷市の高校3年生を中心としてメンバーを集め、スペシャルなビッグ・バンドを作って卒業記念のコンサートをやろう、という話が持ち上がりました。
 どういう経緯で決まったかは記憶にないのですが、ベースはぼくが担当することになりました。
 当時はまだコントラバスは弾いていなくて、エレクトリック・ベースでの参加です。


 セット・リストを決める時、「シカゴの『イントロダクション』をやりたい!」と、遠慮しながら、いやそれでもちょっとワガママに提案したんです。
 音源を聞いてもらうと、「楽譜があるなら」という条件ながら「やろう」ということになりました。それだけでワクワク感が増したのを覚えています。
 シンコー・ミュージックだったかリットー・ミュージックだったかのシカゴのコピー譜を手に入れ、アレンジとは名ばかりの未熟なアレンジを施して、手書きの譜面を全員に配ったものです。
 

イントロダクション/Introduction】
◆発表
   1969年
◆収録アルバム
   シカゴの軌跡/Chicago Transit Authority
◆作詞・作曲
   テリー・キャス/Terry Kath
◆リード・ヴォーカル
   テリー・キャス/Terry Kath
◆ブラス・アレンジメント
   ジェイムス・パンコウ/James Pankow
◆録音メンバー
   シカゴ・トランジット・オーソリティ/Chicago Transit Authority
     テリー・キャス/Terry Kath (guitar, vocal)
     ロバート・ラム/Robert Lamm (keyboards)
     ピーター・セテラ/Peter Cetera (bass)
     ダニエル・セラフィン/Daniel Seraphine (drums)
     リー・ロクネイン/Lee Loughnane (trumpet)
     ジェームス・パンコウ/Jams Pankow (trombone)
     ウォルター・パラゼイダー/Walter Parazaider (woodwinds)



シカゴ・トランジット・オーソリティ『シカゴの軌跡』


 「イントロダクション」は、当時「シカゴ・トランジット・オーソリティ」と名乗っていたシカゴが1969年に発表した2枚組デビュー・アルバム『シカゴの軌跡』の1枚目A面1曲目に収められています。


 1960年代のアメリカは、ベトナム戦争、ケネディ大統領暗殺、公民権運動、キューバ危機など、社会的にも政治的にも混沌としており、まさに「激動と混乱」という言葉がぴったりでした。しかし、混乱や破壊の先には新しい世界の誕生が見られるものです。
 開拓まもないロック・ミュージックの世界でも、様々な要素をロックに持ち込んで新しいものを創ろう、という気運が盛り上がってきていました。ビートルズがそのクリエイティブな動きの中心的存在だったと思います。
 弦楽器やクラシック音楽の導入・融合、ブルースとの融合、ハード・ロックの誕生、より高度なコーラス・ワーク、効果音や録音技術の活用、より文学的に昇華させた歌詞、などなど。その動きのひとつに「ジャズとの融合」「ブラス・セクションの導入」があり、ブラス・セクションを内包したバンドがシカゴであり、ブラッド・スウェット&ティアーズなどだったわけです。これらのバンドは、「ブラス・ロック」あるいは「ジャズ・ロック」というカテゴリーで呼ばれることになります。


 シカゴは、ブラス・セクションを持ち、デビュー・アルバムから連続3作して2枚組アルバムをリリースし、政治的な発言も行うという、新しい世界を予感させるような、斬新なスタイルをオープンにしていて、すぐに高い人気を得るようになりました。
 音楽的にも、ブラス・セクションの分厚いサウンドとロックの激しさを持ち合わせていて、まさに激動の1960年代アメリカを締めくくるにふさわしい、ユニークで攻撃的なサウンドを創り上げていたと思います。


 曲は、ブラス群を効果的に使ったエネルギッシュなリフでスタートします。
 変拍子のブリッジからリズムはジャズ・ワルツとなり、スピード感が増してゆきます。まさにジャズ・ロックといった趣き。
 トロンボーンのソウルフルなソロが展開されたあとは、テンポが少し落ちて、バラード風の曲調となりますが、ここで聴かれるのはやや哀愁を帯びたトランペット・ソロ。
 そして徐々にテンポが早くなり、テリー・キャスによるギター・ソロが始まります。混乱した現状に怒りをぶつけるかのような、ワイルドかつブルージーなソロです。ちなみに、あのジミ・ヘンドリックスはテリーのギターのファンだったそうです。
 ギター・ソロが終わると、ブラス・セクションによるテュッティ。ブラスの魅力炸裂です。この音に触発されたかのように、ドラムとベースがヒート・アップしています。
 ドラムスのソロを挟んで、テーマのリフに戻ります。
 テリーのややハスキーなボーカルは黒っぽくて、力強くて、まさに「これぞロック!」。
 6分34秒が短く感じます。創造的、そしてとても魅力的です。
 激しくて、はっきりした自己主張が感じられるサウンドは、当時の世相を反映させているかのようであり、また来たるべき新しい時代をも予感させます。


  


 われわれのスペシャル・ビッグ・バンドの本番は文化センター(現在の天神山文化プラザ)で行われました。
 今となっては、本番の日が卒業式の前だったか後だったかすらも覚えていません。
 また、セット・リストは全く記憶にありませんし、メンバーが誰だったかもほとんど覚えていません。
 ギターとドラムはK商業に通っていたヤツで、トランペットにK高校のヤツがいて、MCはC高校の女の子で、、、う~ん、もう断片的にしか覚えていないです。
 ただ、MCの子がオープニングに「Ladeis and Gentlemen、~なんとかかんとか」と英語でアナウンスしたんですが、普段英語なんか使っていないので固くなってカミカミだったのだけはハッキリ覚えています。誰かの演出だったんだろうなあ。。。(^^;)


 イントロダクションの演奏の出来は、これもあまり印象に残ってないです。
 とりあえず無事にエンディングを迎えることはできました。
 本番では、ギター・ソロ部分をギターのN島くんがアドリブで軽々とこなしていたのが印象に残っています。当時、涼しい顔でアドリブ・ソロを取れる高校生なんかなかなか見当たりませんでしたから。


 「シカゴの軌跡」は1969年4月にリリースされ、全米17位、全英9位を記録しました。
 このアルバムからは「いったい現実を把握している者はいるだろうか?」、「ビギニングス」、「クエスチョンズ67/68」の、3曲のシングル・ヒットが生まれています。
 「イントロダクション」は、アマチュアを含めたビッグ・バンドや吹奏楽、あるいは管楽器入りのコンボ・バンドで、今でもしばしば取り上げられているようです。
 管楽器奏者のいるバンドでは一度はやってみたくなる曲、というよりロック史上に残る「隠れた名曲」と言っていいと思います。



《イントロダクション 歌詞和訳》
 やあ、みんな
 どうも
 どうか駆けまわらないでくれ
 僕たちは少し緊張しているし
 遠くから来たんだ
 だから みんな座って
 演らせてくれ 歌わせてくれ

 何年も練習してきたんだ
 このグループを作る前から
 天国も嵐も見てきたさ
 神に感謝しよう
 今まで遊びまわってた人も
 座って聴いてくれ
 みんなの演奏だ

 変化のある音も聴かせたし
 ムードも変えてみた
 特別な印象を持ったり
 感激してくれれば幸いだ
 だから心配事なんてすべて忘れ
 何か新しいものを求めよう
 みんなのために演奏しよう

[英語詞]


「Introduction」 Chicago 
「Introduction」 Chicago Live at Tanglewood, Massachusetts 1972 (0:05~6:32) 

 
 

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栄冠は君に輝く

2018年08月07日 | 名曲

【Live Information】



 【栄冠は君に輝く】
  ◆作詞 加賀大介
  ◆作曲 古関裕而
  ◆発表 1948年 
 
   [歌 詞]

 ついに第100回全国高等学校野球選手権大会、俗に言う「夏の甲子園」が始まりました。
 1915年に豊中球場で行われた第1回大会を皮切りに、以後太平洋戦争による中断をはさんでの記念すべき100回大会です。
 ちなみに、甲子園球場で開催されるようになったのは、1924年の第10回大会からです。
 中学生の頃だったか、漠然と「ぼくは、100回目の記念大会を体験できるかもしれないなあ、、、でもその時は、、、50代か。。。その頃の自分はどうなってるんだろう」と思ったことを覚えています。





 ぼくは、今に至るまでの大の野球小僧ですから、当然この時期も血が騒ぎます。
 7月も中旬になると、毎日のように県代表が決まります。強豪、古豪、新鋭校とさまざまですが、懐かしい校名が何十年ぶりに出場、というのに惹かれますね~。
 代表校が出そろうと、週刊朝日の増刊号が出るのが待ち遠しくてなりません。
 出場全校のメンバーや大会史、記録などが満載でした。中でも各年度の県別代表校が掲載されていて、どの県のどの学校が何回出場しているか、などを自分で拾い出して数え上げてみるのが楽しかったです。
 大会が終わると、週刊ベースボールの別冊を必ず買っていました。アサヒグラフの増刊とか欲しかったですが、若干高かったので、高校生くらいまではガマンしていました。
 社会人になるとよく古本屋さんへ行っては、小説やノンフィクションなどのほか、野球関連・音楽関連の本を漁っていました。



少しだけ残っている、アサヒグラフなどの「甲子園増刊」。


買いあさった野球の本のうち、高校野球関係のもの。


 記憶に残っている試合としては、1969年(第51回)決勝の松山商高対三沢高、延長18回引き分け再試合をはじめ、1973年(第55回)、2回戦作新学院対銚子商高延長12回江川の押し出し四球による作新サヨナラ負け、準々決勝定岡正二の鹿児島実業対原辰徳の東海大相模による延長15回の熱戦、1979年(第61回)3回戦箕島高対星稜高の延長18回の激闘、1992年(第74回)の星稜高松井秀喜の5打席連続敬遠、1996年(第78回)決勝の松山商高対熊本工高の延長10回裏、松山商高矢野勝嗣の奇跡のバックホーム、1998年(第80回)の横浜高対PL学園高の延長17回の激戦、2006年(第88回)の準々決勝の壮絶な打撃戦(智弁和歌山13対12帝京高)、そして早稲田実業高対駒大苫小牧高の決勝引き分け再試合、2007年(第89回)決勝戦、佐賀北高副島浩史の逆転満塁本塁打、2009年(第91回)決勝、中京大中京高10対9日本文理高、日本文理驚異の追い上げなどなど、、、数え上げたらきりがありません。
 

 1970年代の銚子商高、東海大相模高、PL学園高、箕島高、1980年代の池田高、早稲田実業高、PL学園高、帝京高、1990年代の智弁和歌山高、横浜高、星稜高、2000年代の駒大苫小牧高、早稲田実業高、大阪桐蔭高などなど。
 太田幸司、江川卓、坂本佳一、荒木大輔、愛甲猛、原辰徳、清原和博、桑田真澄、畠山準、水野雄仁、松坂大輔、ダルビッシュ有、田中将大、斎藤佑樹・・・。





 記憶に残っているのは名勝負の数々だけではありません。
 そう、大会歌である「栄冠は君に輝く」(副題:夏の全国高等学校野球選手権大会の歌)も、数多の高校野球ファンの脳裏に刻み込まれているはずです。
 甲子園球場、白球、そして「栄冠は君に輝く」のメロディー。切っても切り離すことはできない、高校野球の象徴です。


 1948年、学制改定に伴って、夏の甲子園大会はその正式名称が「全国中等学校優勝野球大会」から「全国高等学校野球選手権大会」に改称されることになりました。またこの年の大会は第30回目となることから、主催者の朝日新聞社は新しい大会歌歌詞を募集しました。応募総数は5,252を数え、その中から高橋道子さんの作品が選ばれました。
 これに古関裕而が曲をつけ、1948年に発表されたのが「栄冠は君に輝く」です。
 明るく元気が満ち溢れるような、そして「夏」のイメージにぴったり合う覚えやすいメロディー。
 野球関連で有名な古関裕而作品としては、通称「六甲颪」で知られる「阪神タイガースの歌」がありますが、それに優るとも劣らない名曲で、多くの野球ファンに歌われ続けています。





 じつは、本当の作詞者は、石川県在住の職業文筆家・加賀大介(当時の本名は中村義雄)氏でした。
 加賀氏はとても野球好きでしたが、試合中の負傷がもとで右足を切断せざるを得なくなって野球を断念した過去がありました。しかし野球に対する熱い想いは消えることがなく、「栄冠は君に輝く」の歌詞となって世に出たわけです。
 しかし加賀氏はプロの文筆家であったため、賞金目当てで詞を書いたと思われるのが嫌でした。そのため、婚約者であり、のち妻となる高橋道子さんの名前で応募したというわけです。
 真相は、1968年の第50回記念大会を機に、加賀氏本人が明らかにしました。





 今年の第100回大会開幕式には、加賀氏の妻の道子さんと古関裕而氏の長男正裕氏が、「栄冠は君に輝く」の合唱をスタンドで、並んで聴いたということです。
 100年後の第200回大会でも、この曲が演奏・合唱されますように。









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