ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

2015年8月のライブ予定

2015年07月19日 | 演奏スケジュール
                                ♪梅雨が明け、高校野球の予選が本格的に盛り上がってくると、夏本番を感じます。



【Live Information】 



 
 8月2日(日) 
  岡山城 天守閣前ステージ

  烏城灯源郷 
  ♪藤原和泉&ブラックスネイクス [藤原和泉(vocal)、山本俊(mandolin)、内山行生(ukulele)、松下シンスケ(drums)、皆木秀樹(bass)]
  【料 金】無料
  【開 演】19:00~19:30


 8月6日(木) 
  倉敷木庵
 (倉敷市川西町18-23 tel 086-421-9933)
  ♪明人(bass)、皆木秀樹(piano)
  【料 金】飲食代のみ
  【演 奏】19:00~、20:00~ (2回ステージ)


 8月9日(日) 
  岡山JORDAN
 (岡山市北区表町2-5-23 ニュー表町プラザ2F tel 086-237-2012)
  ジャズ講座 「ブルーノート4000番台の魅力」
  ♪山本ヒロユキ(講師, piano)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】1500円
  【開 演】18:00~


 8月21日(金) 
  岡山セカンド・シンプソン
 (岡山市北区表町3-15-15 2F tel 086-234-5009)
  ♪MMQ [美淋つゆ子(organ)、長崎キンターナ(percussion)、皆木秀樹(bass)]
  
  【料 金】1500円(飲食代別途。学生は学生証提示で500円割引)
  【演 奏】21:00~、22:00~(2回ステージ)
   ※シットイン可


 8月22日(土)
  玉野Musik
 (玉野市築港5-9-6 tel 0863-23-4820)
  ♪山本ヒロユキ(piano)、吉田和美(sax)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】1000円(飲食代別途)
  【演 奏】19:30~ (2回ステージ)


 8月23日(日) 
  岡山城 天守閣前ステージ

  烏城灯源郷 
  ♪藤原和泉&ブラックスネイクス [藤原和泉(vocal)、山本俊(mandolin)、ファッツ藤原(guitar)、内山行生(ukulele)、松下シンスケ(drums)、皆木秀樹(bass)]
  【料 金】無料
  【開 演】19:00~19:30


 8月26日(水) 
  倉敷アヴェニュウ
 (倉敷市本町11-30 tel 086-424-8043) 
  ♪Sachiko(vocal)、古山修(guitar)、中村哲(drums)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】500円(飲食代別途)
  【演 奏】20:00~、21:00~、22:00~ (3回ステージ)


 8月27日(木)
  玉野Musik
 (玉野市築港5-9-6 tel 0863-23-4820)
  ♪ZaZa avec Vivant
   ・ZaZa(vocal from大阪)
   ・Vivant [中村尚美(piccolo-bass, contrabass, vocal, piano) & 皆木秀樹(contrabass, electric-bass, piano, others)]
  Vivant(ヴィヴァン)…中村尚美&皆木秀樹のベース・デュオ・ユニット

 ♪ZaZa(ザザ 本名:山口早智子[やまぐち・さちこ])
大阪市出身。幼い頃から地元のイベントなどの舞台に立ち、その歌唱力は、故古賀政男氏からも賞賛された。神戸海星女子大学仏文科を卒業後、フランスのストラスプール大学に留学。帰国後シャンソン歌手としての活動を始める。シャンソンを合掌一郎氏に師事。1997年から1年半にわたり、ラジオ神戸(現ラジオ関西)の番組「合掌一郎の愛のシャンソン」にレギュラー出演。
現在までに4枚のアルバムを発表。2007年にリリースしたセカンドアルバム「Chanson de Manouche」では、日本で数少ないマヌーシュ スウィングのユニット「Café Manouche(カフェ・マヌーシュ)」と共演、そのアルバム名通り日本で初めてのマヌーシュ スウィング スタイルのフランス語シャンソン アルバムとなる。
2009年にはZaZaが介護しているZaZaの母のエピソードを元に作詞した異色の作品「おばあちゃんのポルカ」を発表、話題となった。
現在大阪市中央区天満橋でフランス語およびシャンソン教室「アトリエ・パリ」を主宰。また難波、天満橋、梅田など関西を拠点に、シャンソンをはじめとする様々なライブを行っている。
  

 ♪中村尚美(なかむら なおみ)
岡山県笠岡市出身。中学時代から吹奏楽部でコントラバスを担当。大学在学中ジャズベースを上山崎初美氏に師事し、プロとしての活動を始める。
これまでに「Café Manouche(カフェ・マヌーシュ)」のアルバム、主宰する女性のみのバンド「Mon chouchou(モン・シュシュ)」のアルバム、自己のオリジナルアルバム「うさぎのラビット」など、数多くのCD録音に参加。そのほか国連本部や皇太子ご夫妻の前での演奏をはじめ、各種イベント、TV、ラジオへ多数出演。最近では「The Jazz Lady」(五十嵐はるみvocal、小林香織sax、牧山純子violin、宮野寛子piano、中村尚美bass、飯塚理恵drums)に参加、アルバム発売記念2013年東名阪ツアーでは好評を得た。2014年には横浜ジャズ・プロムナード、札幌シティ・ジャズなどに出演している。

 ♪皆木秀樹(みなぎ・ひでき) 
岡山県倉敷市出身。高校時代にドラムを始めるが、まもなく地元ビッグ・バンドへベーシストとして加入、ジャズに出会う。大学時代にウッド・ベースを始める。岡山を拠点に関西方面でも活動、ライヴハウス、ホテル、各種イベント、メディアなどにも出演。有末佳弘(piano)のユニットに参加したほか、越智順子(vocal)、奥田章三(trumpet)など多くのミュージシャンとも共演した。現在大阪のベーシスト中村尚美とのベース・デュオ・ユニット「Vivant」としても精力的に活動。ジャズのほかロック、R&B、ファンク、クラシックなどボーダーレスに演奏を続けている。
  
  【料 金】2000円(飲食代別途)
  【時 間】開場19:00、開演19:30(2回ステージ)


 8月28日(金) 
  岡山セカンド・シンプソン
 (岡山市北区表町3-15-15 2F tel 086-234-5009)
  ♪森啓子(vocal)、古山修(guitar)、中村哲(drums)、皆木秀樹(bass)
  
  【料 金】1500円(飲食代別途。学生は学生証提示で500円割引)
  【演 奏】21:00~、22:00~(2回ステージ)
   ※シットイン可


 


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曹源寺

2015年07月01日 | 写真
                               ♪閑静な住宅地にある、松並木の参道を真っすぐに歩くと、曹源寺が見えてきます。



【Live Information】 



 6月29日、月曜日。
 金曜が雨だったおかげか、日差しは強いけれど、まるで秋のような爽やかな日でした。
 
 
 ちょうど休みを取っていて、久々の朝寝を楽しんでいたら、現在ニューヨークでジャズ・ピアニストとして活躍している岡山市出身の及部恭子ちゃんと、コントラバスの腕利きリペアーマンであるブルーノ・デストレさんが、「一緒に曹源寺(そうげんじ)へ行ってみませんか」と誘ってくれました。
 恭子ちゃんもブルーノも、ハチくんを可愛がってくれるので、一緒に連れて行きたかったけれど、暑さでバテるとたいへんなので、ハチくんはやむなくお留守番です。


 実は、曹源寺は、わが家の近所です。ハチくんとの散歩コースでもあるのです。
 ただ、境内へ入っのは、もう10数年ほど前。久しぶりです。
 小さい頃(たぶん3~4歳くらい)、家の事情でお寺に数ヵ月住んでいたことがあるせいか、古刹の中をのんびり歩いて回るのはけっこう好きです。
 また、恭子ちゃんとブルーノと会うのも久しぶりなので、すこしばかりワクワクしながら支度しました。


 曹源寺(そうげんじ)は、岡山市中区円山にある、臨済宗妙心寺派の禅寺です。正式には「護國山 曹源禅寺」といいます。
 元禄11年(1698年)、二代目岡山藩主池田綱政が、高祖父である恒興と父光政の菩提を弔うために創建しました。同時に池田家の菩提寺とすることも定めました。
 開山は絶外禅師、本尊は十一面観世音菩薩です。




総門。県道西大寺線から北に入ると松並木がお寺まで真っ直ぐのびていて、その先に総門がある。


総門を入ると泮池があります。蓮の花は今からが開花時期。






 総門をくぐるなり、静寂に身を包まれます。
 澄んだ空気が時間の歩みを遅らせているような感覚におちいりました。
 ブルーノも恭子ちゃんも感嘆してあたりを見ています。
 蓮の花からは、いつ妖精が出てきても不思議はない感じ。



山門。


山門の上層正面には額が掲げられている。額に書かれている「護国山」の文字は、池田綱政公の揮毫。


山門は入母屋造。本瓦葺で、五間三戸の楼門。山門上層内には仏壇を設けられており、釈迦と両脇侍が安置されている。


山門から総門を振り返る。



山門をくぐってから振り返ってみる。


 曹源寺は、外国からの修業僧が多いことでも有名です。
 現在の修行僧は住職の原田正道師を除いて、全て外国人だそうです。
 岡山の市街地では、時折、雲水姿の托鉢僧を見かけますが、彼らは曹源寺の修行僧です。
 日本の寺院の中で、お坊さんとブルーノや恭子ちゃんが英語で会話する姿は、なんだか斬新でした(^^)



本堂(仏殿)。本堂は安永九年(1780)に焼失し、現在の本堂は文政七年(1824)の再建。正面の仏壇に平安中期に作られた本尊十一面観音を祀り、歴代藩主の等身大の木像が厨子に安置されている。本堂の上層正面に掲げられた「曹源寺」の扁額の文字も、池田綱政公の筆によるもの。




経蔵。本堂の西南方にある。三間四方の方形造り、本瓦葺きで、お経が保管されている。








鐘楼、鼓楼。松林の中、東に鐘楼、西に鼓楼があり、朝晩5時半に鐘が突かれる。鼓楼は最近使っていないという。梵鐘は京都の著名な鋳物師、藤原國次の作で、創建時に寄進された。元禄11年(1698)と刻印されている。


大光院。紫陽花が満開。




書院。

 
庭園と曹源池。書院の東に総面積1500坪の庭園が広がる。曹源池は紅葉谷の奥にある二つの池を水源としている。池の西には小船を繋留。東には枯山水瀧組を設けている。この庭園は絶外師と津田永忠によって造られた。










 庭園の見事なレイアウトには思わずため息が漏れます。
 ブルーノは写真を撮るのに夢中。恭子ちゃんは池の鯉に興味津々。




木漏れ日が眩しい。





 ブルーノは竹の写真ばかり撮っています。竹が好きなんだそうです。
 なぜ好きなのか聞いてみると、「平和だから」だそう。
 意味がわからないので重ねて聞いてみると、
 「長く、まっすぐに伸びているところ、そしてしなやかなところに平和を感じるんだ」と答えてくれました。







 ブルーノがあまりに竹ばかり撮っているので、「かぐや姫の話を知っているか?」と尋ねてみました。
 返事は「No」だったので、ここぞとばかりにあらすじを説明しようとしたけれど、あまりに物語が長く、ぼくの英語では対応しきれなくなったので、後半大急ぎで「年頃になったかぐや姫は月へ帰ったんだよ」と雑にまとめてしまいました(^^;)



池の周囲を歩いて、再び書院を目にする。


池の周囲く。どの角度から見ても飽きない。


 歩きながら、恭子ちゃんともいろんな話をしました。
 自然体でいたいね、とか
 自分らしい音を自然に奏でたいね、とか
 幸せって気持ちの持ちようだから、すでに幸せは内面にあるよね、
 とか。



まさに枯山水。


真っ青な空に白い雲がたなびく。



 会話がいったん途切れた沈黙の時間さえもがある種心地よく感じられました。
 今回、ブルーノと恭子ちゃんは、日本に着くなりその足で、ぼくが演奏しているライブハウスに来てくれました。
 もうビックリ!でした。
 多忙なふたりなので、なかなかスケジュールが合わないのですが、曹源寺でのんびり会えたのは本当にいい思い出になります。
 次は10~11月にかけて、恭子ちゃんは彼女のバンドで日本ツアーをする予定です。
 たくさんの方が、彼女のサウンドに触れられますように。


 


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