ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

クリスマス・ソングと毎日食べるカツ丼

2023年12月26日 | 見る聴く感じるその他

                      アーヴィング・バーリン


【Live Information】



 クリスマスが終わった。。。
 やっと。
 いや、クリスマスそのものがイヤなのではないのです。
 いわゆる「クリぼっち」(クリスマスにひとりぼっち)だって気にならないし。(むしろ「クリぼっち」な人を笑いものにする人こそが実はクリぼっちになることを一番おそれている人なんだろうな~、と思ってヒヤヤカに笑っております
 演奏のたびに、必ずクリスマス・ソングがセット・リストにあるのがイヤなのです。


     


 もちろんクリスマス・ソングがキラいなわけではありません。
 クリスマス・ソングは、むしろ名曲佳曲のオンパレードですからね。
 しかし毎年12月になると、街中にあふれかえるクリスマス・ソングの数々。
 どのお店に入ってもクリスマス・ソング。
 どのライブでもクリスマス・ソング。
 「そんなにクリスマス・ソング好き?そんなに演奏したい?」と心の中でゲンナリすることもしばしば。
 つまり、大好きなカツ丼でもステーキでも、毎日毎日出されると「食傷気味」を通り越して見るのもイヤになるのと同じ、ってことだと言いますか。(もっとも、見るのがイヤになるくらいステーキを毎日食べたことはないんですが。。。) 
 

 もっとも、自分のライブであっても結局クリスマス・ソングを全くやらないわけにもいかず。
 ワガママが言える状況では、せめて「一晩に1曲だけ」とか、「イントロにクリスマス・ソングの一節を使う」とか、「曲と曲のつなぎやMCの時に、ピアノさんにさりげなく弾いてもらう」、くらいにとどめるようにしております 
 とはいえ自分の店では、「そうは言ってもクリスマス・イブとクリスマス当日くらいは」と思って、その2日間はレイ・ブラウンのクリスマス・アルバムと、ジョン・レノンのベスト・アルバム(「ハッピー・クリスマス」が入っている)をかけました。
 ジョンのベスト・アルバムには彼の作ったクリスマス・ソング「ハッピー・クリスマス」が入っているし、ピアノで奏でる曲も多くて、とくに「夢の夢」~「マインド・ゲームス」~「ラヴ」~「ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)」~「イマジン」~「ジェラス・ガイ」と続く流れは、エモーショナルなジョンの歌声がとても映えて静かな夜にぴったり合う気がするんです。


     
     『クリスマス・ソングス・ウィズ・レイ・ブラウン・トリオ』

     
     『ジョン・レノン・コレクション』


 クリスマスの曲といえば、「ホワイト・クリスマス」。
 アーヴィング・バーリンが1942年の映画「ホリデイ・イン」のために作詞作曲した、ポピュラー音楽史上に残る名曲です。
 1942年にはビング・クロスビーが吹き込んだレコードがビルボードのポップ・チャートで11週連続1位の大ヒットを記録しています。
 この曲は数多くの歌手によって歌われていますが、そのすべてのバージョンを含めたレコードの総売り上げ枚数は1億枚を超えていると言われています。

     

 バーリンは、アメリカでもっとも成功した作曲家のひとりで、ガーシュインからは「アメリカのシューベルト」とまで絶賛されています。しかし、そんな大作曲家なのにもかかわらず、彼の曲は、海賊版を除いてスタンダード曲集には収録されていませんでした。
 「ホワイト・クリスマス」でさえも。
 ぼくも先輩から渡された「ホワイト・クリスマス」のCメロ譜(メロディとコードのみ書かれた楽譜)を大事に取っておいたものです。
 実はバーリンは、「自分の曲を他人の曲と一緒に本にしないでくれ」という遺言を残していたそうです。
 つまり、出版するなら「アーヴィング・バーリン曲集」としてしか出してはならない、と。
 そうか~、それで探しても探してもホワイト・クリスマスの譜面がどこにもなかったんですね。
 今は遺族の許可が得られているそうで、いわゆる「黒本」にもちゃんと載っています。
 よかったよかった


     
     アーヴィング・バーリン
 

 ちなみに、「クリスマス」はイエス・キリストの「降誕を祝う日」で、実はキリストの「誕生日」ではないんですね。
 

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春が来たから

2023年04月28日 | 見る聴く感じるその他

【Live Information】

 引っ越してから、もう1年2ヵ月。
 うちは住宅地のはしっこで、東側には田んぼが広がっています。(といっても田園地帯ではない
 よくハチくん(ワンコ)とあぜ道を散歩してるんですが、その田んぼの一部が、4月になるとレンゲでいっぱいになるんです。
 このレンゲ田のなかで写真を撮ってみたいなあ、とずっと思っていました。
 今年からフリーランスになって時間の融通が利くので、平日昼間の人がいないときにブラブラと写真を撮りに行ってみました。


     

     
     


 でも4月中旬は数日おきに雨が降ったりして、田んぼの中にあちこち水たまりができていたり、
 「そうだ写真を撮ろう!」と思い立ってからは何故だかいまひとつ晴天に恵まれず、薄曇りが続いたり、
 段取り的に自撮りではなかなか難しい、と思って、ワンコつながりで仲良しの近所の小学生ユウイチロウくんにシャッターを押す係を頼んだら、その日はけっこうな雨が降ったり。


     

     

 マゴマゴしていたらレンゲの見ごろが終わってしまう!
 というわけで、レンゲ田と自分をどうにかこうにか自力で撮ってみました。
 田んぼの中の土や草に足をとられるので、セルフタイマーの時間内にコントラバスを抱えて小走りでひょいひょい定位置まで行くのはけっこうたいへん
 暖かい日だったので、汗まで出てきました
 クロウトはだしの写真を撮る知り合いが何人かいるので、来年はだれかにカメラマン役になってもらおっと



      

      


                  

          

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お香、珈琲、蝋燭

2023年01月15日 | 見る聴く感じるその他

【Live Information】


 恥ずかしい話ですが、ぼくは長いあいだお墓参りをおろそかにしていました。
 ところが、どういう風の吹き回しなのか(いまだに、なんでそういうふうに思ったのか自分でも分からない)、ふと思いついて昨年のお正月にお墓参りをしてからは、定期的にお墓参りに行くようになり、仏壇にもお花や線香をお供えするようになったんです。
 毎日出かけるときと帰ったときには、まず線香をあげるのですが、次第にその線香の香りに魅かれるようになったんですね。
 線香をあげるのが、なんだか楽しくなってきます。
 そのうち、仏壇用ではなくて、普段もお香を焚きたくなってくる。
 すると、香炉が欲しくなってくるんですね。


 ここ数年懇意にさせていただいている喫茶店があります。
 開店以来30年以上は経っている老舗です。
 店主はぼくのライブにも来てくださるし、ぼくもコーヒーの「苦み」「酸味」の話から始まっていろんな話を聞かせていただいている間柄なんですが、そのなかでコーヒーを愉しむのであればカップも良いもので、かつ気に入ったものを使いたいという欲が芽生えてきたんですね。


 先週末に時間ができたのをこれ幸いと、香炉とコーヒーカップを探しに行ってみたのが、以前コントラバス・ソロのライブの依頼をくださった、岡山市の西にある「ゆくり」(岡山市北区撫川173-1)さんです。


 小雨が降り始めた金曜の午後でした。
 ゆくりさんへお邪魔するのも3年ぶり?そんなに時は経ってしまったのか。。。



ちょうど蝶野秀紀さんの「毎日をたのしむ漆 木と漆のうつわ」展の期間中でした。








 いつも穏やかで温かい眼差しの店主とおしゃべりするのも楽しみのひとつ。
 さっそくお店にあるものを見せていただくと、
 あったんですよ、なんだか気になるコーヒーカップが。
 残念ながら香炉はお店に置いていないとのことでしたが、代わりに香炉にも使える蝋燭立てを見せてもらうと、、、
 これまた心惹かれる感じの器だったんです。
 両方とも、岡山市瀬戸内市在住の備前焼作家、小川荘一さんの作品です。


 その夜、さっそくコーヒーを買って帰ったばかりのカップでいただいてみる。
 やっぱり見た感じ、雰囲気って大事です。
 自分が手に取って見て、気に入った器であるならなおさらです。
 なんでしょう、この、たったコーヒー一杯で感じる満ち足りた気持ち。





 香炉として使うつもりで買った蝋燭立てのほうですが、
 まずお香について調べてみると、いわゆる線香タイプのほか、円錐型、渦巻き型(蚊取り線香のような)、粉末のお香など、さまざまです。
 とりあえずうちにあるのは線香のみ。
 ところが、線香タイプを使うには、「香立て」というものが必要なんだそうです。
 で、その場合は香炉ではなく、香皿で充分みたいです。
 香皿と香立ては明日買いに行くとして、今夜は本来の用途である「蝋燭立て」として使ってみるか。
 寝る前のひととき、家じゅうの明かりを消し、蝋燭の灯りだけで過ごしてみます。





 真っ暗な中に、桜のはなびら型の灯り。
 なんでしょう、この不思議な心地よさ。
 もうこれは蝋燭立てとしてだけ使おう。
 別に香炉か香皿を探すことにしました。


 ピンク・フロイドの音楽をかけていたんですが、いっそ無音のほうが雰囲気があったかもしれないな、とあとで思いました。


 そして翌土曜日、香立てと香皿、そしてお香や、香料入り蝋燭を探しに行きました。
 イメージどおりの、香皿、香立てが見つかって運が良かった。



白い香皿とお香。


香立て。


 それにしても、コーヒーカップを変え、蝋燭の灯とお香を愉しむだけでこれだけワクワクして過ごせるなんて。
 好きなものに囲まれると、こういう素敵な気持ちでいられるんですね。
 出来事としてはささやかだけど、自分の心の中では大きな発見でした。


 

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雪舟と玉堂

2021年05月02日 | 見る聴く感じるその他

【Live Information】


 休日の土曜日。
 コーヒーでも飲もうと石関町方面へ行ったものの、なんとお目当てのお店は臨時のお休み。。。
 肩透かしを食ったような気持ちになりながらあてもなくフラフラ歩き始めてふと向かいの県立美術館を見ると、
 「雪舟と玉堂」展が催されているではないですか! (^^)/
 「きょうはこれを観ていけ」という天の声だそうだそうだウンウンと勝手にその気になって、すぐに入館してみました。





 入口でチケットを買ったのですが、ヒラヒラ落としそうなのとチケットが折れ曲がるのが嫌だったので、ちょうど持っていた買ったばかりの本にすぐ挟んだんです。
 で、受付で本からチケットを出して受付のおねーさんに渡すと、能面のような表情で視線も宙を見据えたまま身動きもしないのんです。
 一瞬心の中で「おぅ?(#`ω´)」と思いながら、手に持ったチケットを見てみると、本の栞だったんです
 『あ間違えたんですねウフフフ』という反応を期待して、照れ隠しに
 「あ~間違えた。。。
 と言いながらチケットを出しなおしたんですが、能面は変わらず、よけいに恥ずかしかったですw





 浦上玉堂(1745~1820)は、名前くらいしか知らなかったです。
 江戸時代の文人画家にして七絃琴の奏者である玉堂は、元は岡山藩の支藩である鴨方藩の大目付。
 50歳の時に脱藩して武士の地位を捨て、以後書画や七絃琴を友として余生を生きた人物です。
 「わしゃ好きなように描いとるだけじゃけえ」的な、生き方そのものの雰囲気がツボでした。


 備中国生まれの雪舟(1420~1502)は、室町時代の禅僧にして画家。
 小坊主時代は絵を描くことに夢中でお経もろくに読もうとしなかったので、寺の僧に仏堂の柱に縛りつけられましたが、そのとき床にこぼれた自分の涙を足の指につけて「鼠の絵」を描き、それを見てとても感心した寺の僧が雪舟に絵を描くことを許した、というのはたいへん有名な話ですね。(後年の創作、という説もあり)
 雪舟は、中国に渡って学んだ画法をもとに、独自の水墨画を確立して、後年の日本美術界に大きな影響を与えた人物です。
 じっくり観ると、ほんま絵がうまいわぁ。。。(当たり前ですが
 緻密なんだけど情感がこもっている感じが、やっぱりタメイキものでした。







 あとで岡山市は表町商店街名物の、ときどきライブハウスにもなる喫茶店に寄って、「雪舟と玉堂展」に行った話をしました。
 ママも美術館へ行くのが好きな方ですから。
 「雪舟がこぼれた自分の涙を足の指につけて描いた”鼠の絵の実物の写真”もあったよ」とママに話すと、
 ふつうに「へぇ~~」と感心してくれたんですが、そのあと全然話が広がりませんでした
 冗談が知的すぎて分かりにくかったんだな、とあとで家に帰って瞑想しましたよ


  
雪舟「慧可断臂図」              浦上玉堂「山澗読易図」



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ストラスブール美術館展

2019年12月29日 | 見る聴く感じるその他

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 師匠のところへレッスンに行く日は早めに家を出て、レッスン場所のすぐ近くにある姫路城周辺を散歩するのが習慣になっています。
 姫路城はもちろん、お濠沿いに歩いたり、動物園に入ってみたり、野外音楽堂の方に行ってみたり。
 もちろん市立美術館へもよく行きます。
 ここでは、11月12日から「ストラスブール美術館展」が催されています。
 先月はタイミングが合わなかったので、12月のレッスン日(15日)には必ず見に行こうと思って、楽しみにしていました。


 ストラスブールはフランス北東部に位置するアルザス地方の中心都市です。
 ここはドイツの国境に近いため、育まれた文化はフランスとドイツのそれが融合した、独特の雰囲気をもっています。
 ストラスブールには10館もの美術館がありますが、その中でもフランス国内屈指の美術館であるストラスブール近現代美術館には18,000点もの美術品が収蔵されています。
 「ストラスブール美術館展」には、このストラスブール近現代美術館のコレクションを中心に、印象派からモダン・アートまでの約100点が展示されています。





いままで全くその名を知らなかったゼーバッハやプラデルの作品が強く印象に残りました。
なかでもプラデルの「月明かりの舟遊び」は、題材的にも好きな感じです。


ブラウナーの名も知らなかったのですが、「キマイラ」は本かなにかで見た記憶があります。
奇妙な、というか、ある意味気味わるい、というか、なんとも特異な作風には心魅かれます。


好きなローランサンやマグリットの作品を見られたのにも満足です。


-   ☆   -   ☆  -   ☆   -   ☆  -   ☆   -   ☆   -   ☆   -   ☆



ジャン=バティスト・カミーユ・コロー 「オルレアン、窓から眺めたサント=パテルヌの鐘楼」 (1830年頃)



イポリート・プラデル 「月明かりの舟遊び」 (1863年)



ポール・ゴーギャン 「ドラクロワのエスキースのある静物」 (1887年頃)



ロタール・フォン・ゼーバッハ 「ラ・ドゥアンヌからストラスブールへの道、雨の効果」 (1895年頃)



アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック 「マルセル・ランデール嬢の胸像」 (1895年)



モーリス・マリノ 「室内、縫い物をするエレーヌ」 (1904年)



ジョルジュ・ブラック 「静物」 (1911年)



ポール・シニャック 「アンティーブ、夕暮れ」 (1914年)



ヴァシリー・カンディンスキー 「コンポジション」 (1924年)



ルネ・マグリット 「旅の思い出」 (1926年)



リュク・ヒューベル 「後ろを向いてたたずむ女性、開いた窓の前」 (1926年)



マックス・エルンスト 「二人の若い裸婦」 (1926年)



ヴィクトール・ブラウナー 「キマイラ」 (1939年)



マリー・ローランサン 「マリー・ドルモワの肖像」 (1949年)



マルク・シャガール 「雄鶏」 (1950年頃)


-   ☆   -   ☆  -   ☆   -   ☆  -   ☆   -   ☆   -   ☆   -   ☆



姫路市立美術館。この日は快晴でした。


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奇蹟の芸術都市 バルセロナ展

2019年08月20日 | 見る聴く感じるその他

【Live Information】


 よく姫路城周辺を散策します。
 ちょっとした時間つぶしでもあるのですが、あたりには動物園や県立博物館、市立美術館があったりして、退屈することがありません。
 7月に姫路へ行ったとき、美術館で「奇蹟の芸術都市 バルセロナ展」が催されているのを知りました。
 でも、ちょうど車にコントラバスを乗せていたのです。
 炎天下の中、楽器を放置して行くことはできません。そこで8月にもう一回来よう、と決めて、その日はちょっとがっかりしながら姫路をあとにしたのです。


          


 次に姫路へ行ったのは8月10日。
 さきに用を済ませてから、ワクワクしながら市立美術館へ向かいました。
 絵がわかるわけではないのですが、写真集を見るよりも生で見る方がやっぱり「迫力」が違いますね。
 音楽をCDで聴くより、ライブの方が・・・というのと同じです。


          


 バルセロナはカタルーニャの州都です。
 19世紀の中頃、産業革命にともない旧市街の市壁を取り壊して市域を広げました。
 これによりバルセロナは近代都市として大きく発展しました。


          
          モデスト・ウルジェイ 「共同墓地のある風景」 (1890年代)


          
          フランセスク・マスリエラ 「1882年の冬」 (1882)


          
          ジュアン・プラネッリャ 「職工の娘」 (1882)


          
          ジュアン・リモーナ 「読書」 (1891年)


          
          サンティアゴ・ルシニョル 「青い中庭」 (1892頃)


          
          サンティアゴ・ルシニョル 「モルヒネ中毒の女」 (1894)



          
          ラモン・カザス 「入浴前」 (1894年)


          
          ジュアキム・ミール 「貧しき者の大聖堂」 (1898年)


          
          ルマー・リベラ 「夜会のあとで」 (1894年頃)


          
         ルマー・リベラ 「休息」 (1902)


          
          ジュアン・ミロ 「おお!あの人やっちゃったのね」 <絵画詩> (1925)


          
         ジュアン・ミロ 「スペインを救え」 (1937年)


          
          パブロ・ピカソ 「ギターのある静物」 (1912)
          
          
          
          パブロ・ピカソ 「ミノタウロマキア」 (1935)


          
          パブロ・ピカソ 「泣く女」 (1937)


          
          サルバドール・ダリ 「静物」 (1923年)


          
          サルバドール・ダリ 「水の中の裸体」 (1924頃)


          
         サルバドール・ダリ 「ヴィーナスと水兵」 (1925)


 展示してあった作家の多くは名前を知らなかったのですが、どの作品も存在感があって、思わず見入ってしまうものばかりでした。
 なかでもウルジェイの「共同墓地のある風景」や、プラネッリャ「職工の娘」などに魅かれました。
 またピカソの「泣く女」、ダリの「ヴィーナスと水兵」などの有名な作品を見ることができて、ちょっとテンションが上がりましたね。


          




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人間国宝桂米朝とその時代

2017年03月19日 | 見る聴く感じるその他
【Live Information】


 人相のわるい噺家さんって、見たことがない。
 温和そうだったり、親しみのある顔だったり、気楽に声をかけられそうな顔だったり。(狂気をはらんだ表情、というのはあるかもしれません)
 長年、他人を笑わせる商売をしているからでしょうか。
 それとも、親しみのある顔をしているからこそ落語界の門を叩くようになるのでしょうか。


 
 
 
 3月12日の日曜に、兵庫県立歴史博物館へ行き、ちょうど催されていた「人間国宝桂米朝とその時代」を見ました。
 米朝師匠の落語界への多大な功績や、その芸の素晴らしさはもちろんですが、なかでも数々の写真で見られるその表情に強く惹きつけられました。
 月並みな言葉しか出てきませんが、なんて魅力があるんでしょう。
 もともと非常に容姿端麗なんですが、全てを芸に注いでいるのが見てとれるような、非常に迫力のある高座での写真を見ると、ため息まじりに「カッコいい!」としか言えません。
 また、高座での豊かな表情、とくになんともいえない笑顔を見ていると、なぜか涙が出そうになりました。どこか懐かしさを感じる笑顔でした。


 会場には、展示場のスタッフのひとりで、米朝師匠のご子息もいらっしゃいました。
 来場者に挨拶をしていたのですが、お父さまによく似た風貌だったので、すぐにわかりました。

 
 


 展示物の中には手書きの原稿がたくさん含まれていました。
 自分の人生は55歳で終わるものと思い、自分の仕事を後世に伝えるつもりで、原稿をたくさん書き残したそうです。
 その落語に賭けた思いにも感動です。


 米朝師匠が心に刻んでいたという、
 「芸人は、米一粒、釘一本もようつくらんくせに、酒が良えの悪いのと言うて、好きな芸をやって一生を送るもんやさかいに、むさぼってはいかん。ねうちは世間が決めてくれる。ただ一生懸命に芸をみがく以外に、世間へのおかえしの途はない。また、芸人になった以上、末路哀れは覚悟の上やで。」
 という言葉に、とてつもない重みを感じました。


 展示場内には、置かれてある付箋に感想を書けるコーナーがありました。
 ざっと見てみたのですが、各地からいろんな方が来場されていて、「米朝さんありがとう」のメッセージがたくさんありました。
 米朝師匠は、例えば通天閣とか、阪神タイガースなどと並ぶ、「関西の誇り」なんですね。


 



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衣装

2012年11月27日 | 見る聴く感じるその他
          ♪若い頃はネクタイ大好きでした。今はどちらかといえばノーネクタイの方が好きですが、それでもネクタイするのはイヤではないです。こんな模様がツボなんです





【Live Information】 


 

 以前は、「近所のスーパーやコンビニにジャージなんぞで行ったりすることのないようにしよう」と思っていましたが、トシをとって面倒くさがりになってくると、「ちょっとそこまでだからダイジョーブ」なんて、つい自分に甘くなってしまいます。
 
 特別お洒落な方ではなかったのですが、その時々で好きなスタイルはありました。10台後半~20台前半くらいはウエスタン・スタイルが好きだったな~ 当時入りびたっていたライブハウスのマスターがカントリー&ウエスタン好きで、それがとてもカッコよく見えたのです。いっときはいつもジーンズにウエスタン・シャツ、ストロー・ハット、ブーツのいでたちでした。そういえば葛城ユキさんに背中に大きくサインしてもらったジーンズのジャケットを愛用してました。ブーツが好きなのは今でもです。



 高校時代から20歳台にかけては、ネクタイを締めるのも大好きでした。ロックにどっぷり浸っていた頃だったんですが、長髪・ブーツ・ラメ・派手な模様の衣装の中でひとりスーツにネクタイでステージに立つのが斬新に思えたんです。


 「お洒落」ではなく、「ステージ衣装」としての意識をはっきり植え付けてくださったのは、ボスだった有末佳弘さんです。
 初めて一緒にステージに上がった時だったと思います。たしかクリスマス・ライヴでした。ぼくは「お洒落」のつもりでスーツにネクタイ(ただしYシャツの色は黒だった)をキリリと締めて現場へ入ったんですが、そのぼくの服装を見た有末さんは一言「地味やな~~~」・・・(^^;)

 1ステージ済んで控えに戻ると、「代わりの服なんかないかな」「赤の蝶ネクタイ持ってきてるからこれと替えよか」「ん~~イマイチやな~~」などと思案顔の有末さん。ぼくは、「たかが(という言い方は失礼ですが、当時のぼくには衣装のコーディネートなどという発想はこれっぽっちもなかったのですよ)服ごときのことをなぜそんなに気にするのかな~」などとノンキに構えていました。ところがその時、何の具合かぼくの脳裏が、あたかもマンガに出てくる豆電球のようにピカッと光ったのです(大袈裟かな・・・汗)。
「有末さん、ぼく車のトランクに余興用の黄色のジャケット積んでますわ~」
以前瀬戸大橋を渡った時に与島のSAで見つけた、宴会用のラメ入り、しかも黄色+金色の、あのフザケたジャケット!これがこんな時に役に立つなんて・・・(ダンディ坂野さんの衣装上半身が派手になったものだと思ってください)



 有末さんはそれを見た瞬間「それで行こ!それそれ、それエエわ~」「ついでにネクタイもこれにしよ!」
ネクタイも赤の蝶タイに替えられての2回目のステージ。。。
ノコノコ出ていったとたん客席から「オ~~~」というドヨメキと笑い声と拍手喝采、それに続くあちこちからの「オ~カ~ヤ~マ~!」のかけ声!(名前は覚えてもらってなかった)
 衣装ひとつでこれだけ客席の反応が変わるんだ、というのを身をもって知った一瞬でした。


 独りでいるのが好きなわりにもともと目立ちたがりのところがあるので、基本黒が好きではありますが、ステージでは派手な色、ツヤのある服、光りモノを身につけてもま~ったく平気です(^^;)



 それからは、そんなに突飛でもないけれど、「店の一番後ろの壁までがステージ」だと思って、お客さまの目にはどう映るのかを意識するようにしています。
 「人間、外見で判断してはいけない」というのはこどもの頃に教わった考え方ですが、いまでは「外見も中身の現れであることが多々ある」と思っています。お洒落も気遣いのひとつ、と見ることもできますからね(^^)




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消しゴム

2012年02月11日 | 見る聴く感じるその他
                   左から皆木秀樹、宮下博行、河村恭子


 今月10日(金)は、岡山セカンド・シンプソンでのライヴでした。
 関西屈指のピアニスト・宮下博行さん(from西宮)、クール&ビューティーなヴォーカリスト・河村恭子さん(from宝塚)とのステージでした。たくさんのお客様も素敵な時間を共有していただけたようです。みなさまどうもありがとうございました。
 前日に旧知のOさんにピアノの調律をお願いしておいたおかげでピアノが絶好調!弾いている宮下さんもノリノリでした。
 実は宮下さんはベーシストとしてステージに上がることもあるので、今回は「ツイン・コントラバス」という、普段あまり見ることのできないシーンが実現したり、ぼくと宮下さんが交替でピアノに座る(正確にはピアノの前の椅子、ですが^^;)、なんて仕掛けや、河村さんのドラマ風語り入りの歌もあったりして、バラエティに富んだ楽しさ満載のステージになりました。



 さて、つい最近こんな詩を教わりました。
 某SNS上では「小学生が書いた感動的な詩」として広まってしまったみたいですが、かえってこの詩が有名になることにつながったという気もします。


消しゴム     まど・みちお

自分が 書きちがえたのでもないが いそいそと けす

自分が書いた ウソでもないが いそいそと けす

自分がよごした よごれでもないが いそいそと けす

そして けすたびにけっきょく
 
自分がちびていってきえて なくなってしまう

いそいそと いそいそと

正しいと 思ったことだけを

ほんとうと 思ったことだけを

美しいと 思ったことだけを

自分のかわりのように のこしておいて



 まど・みちおさんは、山口県徳山町(現・周南市)出身の詩人です。その名を知っている方も多いのではないでしょうか。『ぞうさん』(作曲:團伊玖磨)、『やぎさんゆうびん』(作曲:團伊玖磨)、『いちねんせいになったら』(作曲:山本直純)、『ふしぎなポケット』(作曲:渡辺茂)などが広く親しまれていますよね。みんな、知らず知らずのうちにまどさんの作品に接していることと思います。
 『いちねんせいになったら』なんて、「友だち100人できるかな」→「100人で食べたいな」→友だち+自分で101人と違うんか~い、などと悪友たちとツッコミあってよく笑ったものです(^^)。※詩に対しての悪口ではありません。あくまで「ネタ」です~(^^;)


 「消しゴム」、初めて読んだ時、なんだかちょっと泣けました。
 勇気が湧いてくるような、嬉しくなるような、切なくなるような、大きなエネルギーに満ちた詩だと思います。


 「いそいそ」というのが良いですね。「うまく消すことでみんなから褒められよう」とか「いいところを見せよう」などという計算や欲にはとらわれず、ただやるべきことを淡々とこなす、というふうに受け取れます。
 しかも消す対象は自分に責任のないことばかり。ふつうなら「なぜオレが」なんてグチのひとつも出るところなのに、この消しゴム君は、ただ「いそいそ」と。


 消す対象は自分で決めるのかな。やっぱり消しゴムの持ち主の意思がダイレクトに反映されるのでしょうか。


 消すたびに自分がちびて行くのは、ちょっぴり悲しいです。なんの報酬も評価も得ることなく、ただただ(人のやりたくない)「消す」という作業に身を削りながら、代償として自分が消えてゆく。。。
 でも、消しゴム君は「評価されたい」などという余計な欲はなくて、自分がちびて行きながらも、達成感みたいなものを味わっているのではないでしょうか。いや、そうあって欲しいです。


 最後の「のこしておいて」。文章上ではひらがな表記ですが、「残す」ではなくて、「遺す」という字が浮かんできて仕方ありません。


 でも、なんて言うんでしょう、単に言葉をうまく使って「人生の一片」を表しただけの詩ではなくて、明日からも心穏やかに頑張りたいという気持ちにさせてくれる、温かみのある作品だと思います。


 「人生をより良く過ごすためのヒント」あるいは「幸福が訪れる」的な言葉をひんぱんに見かけます。
 もちろんそれらの言葉は万能ではありません。またすべての言葉を消化するのもたいへんなので、まずは自分に必要なことだけを心がけよう、と思っています。
 そして、幸せになることというのは決して「お金持ちになる」「よいことが起こる」「災いが来なくなる」式の、物質的満足とか、打算的なものではない、というのがぼくの価値観です。自分の人生の終わりに「満足感」とか「達成感」を味わえればそれでいいや、みたいなところがあるので、「良いことがあるから」なにかを信じる、というのは眉唾くさく思えるのです。
 良くないできごとがあっても構わないから、しっかりした信念や正しい価値観を持って心豊かに生きてゆきたいですね。




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秋には涙?

2010年09月27日 | 見る聴く感じるその他
△ハチ君近影。最近「別の犬ごっこ」をして遊んでいます。これは「柴のふりをしたラブラドールごっこ」です。「チャウチャウ」バージョンもあるんだけど、それは嫌がって撮影させてくれません。

 

 なんかあっという間に秋の気配が漂ってきましたね~。ついこの前まで暑さで参っていたのに・・・(^^;)でも相変わらず冷凍庫へのアイスの補充は欠かしません。
 このブログも月2回ペースになってしまっていますが(汗)、しのぎやすくなったので、もう少し更新頻度が上がるかも(^^)。

 
 さて我が家のテレビは、現在ほとんどDVD・ビデオのモニターと化しているので、TV番組を観ることはあまりないです。
 ところが、先日所ジョージさんの「笑ってコラえて! 3時間スペシャル 高校生の元気が世界をチョビっと変えるSP」内の、「(部活動の旅)チアリーディングの旅2010 完結篇」を偶然観ました。もう大感動でした。


     


 チアリーディング・ジャパン・カップ9連覇中の箕面自由学園高校と、それを追う3年連続ジャパン・カップ2位の梅花高校とがしのぎを削る様子をカメラに収めたものです。梅花の熨斗香里コーチは箕面の野口一江コーチの教え子である、という因縁もあり、手に汗握る場面の連続でした。


 何かに打ち込むことの素晴らしさを再確認させてもらいました。
 野口・熨斗の両コーチは、チアに対する厳しさを熟知しているのはもちろんですが、同時にケタ外れの「永遠のチア大大大好き少女」でもあるんです。だから厳しさと愛の同居した素晴らしいチームを作ることができるんでしょうね。両チームとも飛びぬけてアツい、いいチームです。


 主力選手の負傷、難易度の高い演技など、いろいろ壁はあるものの、前向きな姿勢で乗り切って、両チームともジャパン・カップ本大会へ勝ち進みます。
 準決勝を経て決勝へ残ったのは25チーム中8チーム。準決勝の得点の低い順に出場します。239点で2位通過の梅花は7番目、242点で1位通過の箕面は8番目。
 1位通過ながらも、僅少差で2位につける梅花を強く警戒する野口コーチ。2位通過の熨斗コーチは厳しいダメ出しをして、チームにカツを入れ直します。両者とも精神面が最後の支えだと見ています。
 そして本番。
 梅花の演技から出る気合いは強烈。弾け切って表現しています。失敗を恐れない、果敢な攻めの姿勢がスゴイ。「やってやってやり倒した」という表現がピッタリです。たぶん100%以上のものが出たんじゃないかな。本番でそれが出せるなんて、月並みだけど凄いことです。だからこそ、演技終了後に演じ切った喜びが爆発したのでしょう。緊張から解き放たれて思わず涙する者も。熨斗コーチも大興奮でした。叩き出した得点は実に268.5。9連覇中の箕面ですら滅多に出せない高いものでした。


     
     梅花高校レイダース


 逆に、梅花の演技のレベルの高さが痛いほど分かったからこそ、野口コーチは一瞬茫然とした表情を見せたのでしょう。
 そして、梅花への大歓声という重圧の中で始まる箕面の演技。ハイレベルの演技で梅花を突き離しにかかりますが、思わぬ痛恨のミスが出ます。しかし野口コーチはすかさず「あきらめるなっ!」の絶叫。メンバーも気持ちを切らさず全力を尽くします。このへんが観ていて唸らされたところですね。メンタル面の強さはもちろんでしょうが、全員が自分の立ち位置の責任を充分自覚していたんじゃないでしょうか。
 演技が終わった時の、刀折れ矢尽きて結果を悟ったようなみんなの表情が印象的でした。観客席にいる野口コーチからは「笑顔、負けるな」の悲鳴。それが聞こえたかのような、リーダーの「笑顔やで!(^^)」のかけ声。最後までベストを尽くした箕面のメンバーも素敵すぎる。


 箕面の得点は、、、準決勝を上回ったものの、梅花に20点近く離された249.0。でも、普段なら優勝していてもおかしくないものです。
 まさに狂喜乱舞する梅花チーム。やっと掴んだ初優勝。全力を出し切ったことの美しさが伝わってきます。とっても微笑ましい。画面を見ながら、ぼくも心の中で大拍手です。
 対照的に涙にくれる箕面チーム。声を殺して肩を震わせる野口コーチ。負けた悔しさ、ミスした悔しさ、いろいろな思いがあるでしょうが、やり切ったのは彼女たちも同じ、明日への活力に繋がる涙だと思います。そして、泣きじゃくるみんなに「頑張ったよ」と目に涙を浮かべて駆け寄る野口コーチ。ひとりひとり抱きしめて、「あきらめなかったよ」「大丈夫」と声をかけていきます。「ごめんなぁみんな」「あんたらが悪いんじゃないからさ・・・」、このセリフが言える指揮官、どれだけいるのかな。ぼくも人としてそうありたい、と思わせられました。


 試合後にインタビューを受けている野口コーチの後ろから、こっそり熨斗コーチが近づき、抱きつきます。「せんせ~(^^)♪」「あっ、こいつや!うっとうしいわ(^^)」と野口コーチ。「1年で奪回します。次10連覇したら引退します。(その時ワタシのトシは)いくつやねん」と言って大笑いしている野口コーチの前向きな思考回路、目指しているものの深さにも感動です。
「野口先生はチアをホンマに教えて下さった。先生を超えることが先生に教えてもらった感謝の気持ちを返す事かなって。。。だから先生にずっと師匠でいてほしい」と思わず涙をこぼす熨斗コーチ。こういう師弟関係、良いですね。人間としての魅力がないとここまで慕われないだろうし、食らいついていく気力があればこそ師と深い絆で結ばれるのだと思います。
 なんだか心が洗われたような、すがすがしい気持ちに満たされました。素晴らしいドキュメンタリーでした。観ているこっちもいっぱい涙が出ました(^^;)。


 その後の「日本列島金のヒヨコの旅」のコーナーでは、札幌の女子高生サックス奏者・寺久保エレナさんが紹介されてました。
 この名前、全然知らなかったんですが、最初の、教室でエレナさんが軽く音を出すシーンを観てビックリ!これはお金を払って聴かせて頂かねばならないレベルじゃないですか!カッコイイです。
 すでに今の日本のジャズ・シーンを騒がせる存在だったんですね~。今年3月には、あのケニー・バロン(ピアノ)とレコーディングしてるんだって!先日の「東京ジャズ」では、ロン・カーター(ベース)やオマー・ハキム(ドラム)という世界のトップをバックに従えて堂々の快演。CD、買っちゃおうかな~~(^^)


     
     寺久保エレナ


 それから、「探偵!ナイトスクープ」のDVDもたくさん借りてきましたよ。とくに好きなのは、「ゾンビを待つ3兄弟」「絵本を泣かずに読みたい」「バントヒットを決めたい」「恩師に会いたい」「プロポーズ大作戦2」などの感動系がたくさん収録されているVol.14です。またもや涙が流れまくりでした。
 桂小枝の「小ネタ集」とかのアホらしいものも、当然大好物ですが(^^)。
 そういえば、「昔タイガースにいたラインバック選手を訪ねて渡米したけれどすでに亡くなっていたことを知った依頼者がお墓の前で号泣する回」、「ルー大柴にそっくりな大好きなお爺ちゃんが亡くなって以来落ち込んでいる娘さんをルーさんが訪ねて元気づける回」、「思い出のたくさん詰まった桜の木が切られそうだがどうにもならないので最後にその桜で花見をしてお別れをした回」、などがDVD化されてないんです。どれも自分的には泣けるんだけどな~もう一度観たいな~~DVD化してほしいな~~~


 DVDといえば、こないだ観た「マリと子犬の物語」でも恥ずかしいくらい涙が・・・(*- -*)
 新潟県中越地震の時の被災地・山古志村が舞台です。
 父親役の船越英一郎さん、崖っぷちに犯人を追いつめるだけが得意技じゃないんですね。さすが「2時間ドラマの帝王」と呼ばれるだけのことはあります。存在感たっぷりです。
 子役の広田亮平くんと佐々木麻緒さんがこれまた(・∀・)イイ! とくに麻緒さんの大熱演なくしてこの映画は盛り上がらないです。
 「子供と動物を使えば安易に泣かせる映画はできる」というのを聞いたことがあります。この映画はまさに子供と動物が主役ですが、演技力で勝負してますね~。ワンコたちも頑張ってましたよ(^^)。
 ほんと、泣ける要素がたくさん盛り込まれていて、なんともベタな展開なんですが、恥ずかしいくらい映画のツボにハマってしまいました(^^;)。


     


 秋は感傷的になりがち、、、かな。そうでなくても映画とか観てよく泣くほうなので、さらに涙もろくなるかも・・・(汗)


 そうそう、秋の曲っていっぱいありますけど、好きな曲のひとつに「ティズ・オータム」があります。
 この曲、ジャズのスタンダードですが、「枯葉」や「ニューヨークの秋」「セプテンバー・ソング」などに押されて、秋の曲としては今一つ認知度が低い感じです。でも、とても美しいバラードなんです。
 下に貼った演奏は、2003年12月17日に兵庫県加古川市で行われた「有末佳弘クリスマス・ライブ」でのものです。ボーカルの林りえさんは有末さんの教え子で、神戸を拠点に活動している歌い手さんです。この頃の林さんの歌は、丁寧で穏やかな印象があります。「ジャズが好きやああああ!」と大声で叫んでいるわけではないのですが、水がジワジワお湯となり、徐々に沸騰していくような、内面での熱さがあると思います。
 自分の演奏についてですが、間奏部分は結構気に入っています。派手に弾きまくっているわけではないのですが、程よくリラックスできていて、自分の持つ音楽観をうまく現せている感じ、とでも言えるかな。
 ピアノに反応して仕掛ける自分、それにさらに反応する有末さん(ピアノ)と杉江稔さん(ドラム)。ベースの音の伸び・ビブラートのかけ具合・フレーズの歌い方など、理想に近づいているなぁ~って思っています。生きたビートも出ているし。ぼくってもしかしてゲイリー・ピーコック?スコット・ラファロ?(^^)(すぐこうして調子に乗るからダメなんですよね~ タハハ 汗)
 これで少しでも秋を感じて下さったらうれしいです。゜(*゜´∀`゜)ノ彡☆



「ティズ・オータム」
有末佳弘(pf)、MINAGI(b)、杉江稔(drs)、林りえ(vo)
※イヤホンまたはヘッドホンを繋ぐと鮮明に聴けます(^^)


オマケ
     
     ハチ君の寝顔。あどけないですね~ きっと飼い主に似(略)

     
     ハムスターのポテチ嬢が気に入った様子。仲良くね。・・・ん?もしや美味しそうだと思って・・・(慌)



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多田かおるさんのこと

2009年04月28日 | 見る聴く感じるその他
          ♪多田かおるさんのイラスト

 
 高校の時、少女マンガが好きでよく読んでたんです。
 といっても、おメメに星が散っている少女のはかなげなメロドラマじゃなくて、コメディ・タッチの学園ドラマが好きでした。とくに「別冊マーガレット」は毎月買って読んでましたね~。


 好きだったのは亜月裕さん。当時の少女マンガの中では画期的な「下品な(笑)」ギャグ、テンポのよいストーリー、破天荒な主人公のキャラクターがツボに入ってました。「伊賀野カバ丸」とかね。


 そして多田かおるさんです。ロックをテーマにした「愛してナイト」は大ヒットしたようですが、この「愛してナイト」の原型のような短編がありました。たしか「エンドレス・ラブソング」というタイトルだったと思います。
 多田さんの作品は、笑えて、泣けて、思わず登場人物を応援したくなるような、温かくてコメディ・タッチのものが多かったという記憶があります。「エンドレス・ラブソング」もそんな作品のひとつでした。
 

 どこにでもいるような普通の女の子とロック・バンドのボーカリストの恋を描いていました。作品中に、主人公のロック・バンドのレパートリーという設定の歌詞が出てきます。これがまた、とってもいい詩だったので、ぼくはヘタな英語で訳して多田さんに手紙とともに送ったんです。ちょうど今ごろの季節でした。


 直筆の礼状が来たのにはビックリしました!しかも直筆のイラスト入り!
 ひたすらぼくのヘタクソな英訳詞に対するお礼が書かれてありました。多田さんの文面、それはまさに多田さんのマンガから受ける温かい印象そのものでした。お礼状を受け取ったこちらが感激してしまったくらいです。


 そのお礼状は大事にとってあったんですが、引越しの時どこかに紛れてしまいました。
 それからもずっとひそかに多田さんを応援していましたが、10年くらい前に、多田さんは若くして急逝されました。あのニュースを知った時はショックだったなぁ。



 なぜか今日、このことが思い出されてしかたなかったので、つれづれに書いてみました。多田さんの作品集、買って読んでみたくなったな~


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祝!金本選手通算400号本塁打

2008年05月14日 | 見る聴く感じるその他
 

 今日のわがタイガースは4対2で広島を下し、先発した下柳投手が5勝目(0敗)、藤川投手に14個目のセーブがつきました。昨日の兄貴分・金本に続き、今日は弟分の新井選手にホームランが出ました~


 昨日の試合は3対9で大敗しましたが、皆さんご存知の通りアニキ・金本が9回表1死一塁の場面で横山投手の139キロの速球を右中間スタンドに叩き込み、史上15人目のプロ通算400号本塁打を達成しました。遅ればせながら、金本選手、おめでとうございます!古巣の広島戦で打ったところに因縁めいたものを感じますね。


 さすがはアニキ、大差のついた負け試合の9回にも力を緩めなかったんですね。願わくは甲子園で達成して欲しかったところですが、この一発は彼が常に全力でプレーをしていることの証明にもなりますよね。


     
     400号本塁打を打った瞬間の金本選手


 プロ野球が創立したのが1936年。この72年間でわずか15人しか記録していない価値ある一打です。400本塁打に到達した選手は、超一流の証明とも言われる2000本安打到達者(37人)よりも少ないんですね。
 プロ入り当初の金本選手はあまりの線の細さから「ゴボウみたいだ」などと言われたそうです。事実、非力なので「足を生かしてゴロをころがせ」という指導もされていたらしいです。身長も180センチとけっして大きくなく、長距離砲のイメージからは程遠かった金本選手ですが、たゆまぬ鍛錬でスラッガーとして頭角を現します。


 通算400本のうち、阪神では6年目で156本。2005年には40本塁打を放って優勝に大きく貢献してくれました。
 つねにフル出場し、4番に座り続け、チームの支柱となり牽引車ともなって猛虎軍団のシンボルとして活躍し続ける金本選手、いつからか尊敬と親しみを込めて「アニキ」と呼ばれるようになりました。
 己に厳しいその姿勢はプロ選手の鑑とも言えるでしょう。そんな金本選手の姿に影響されたチームメイトは少なくないはずですし、そのプレーに共感を抱くファンも大勢いることだと思います。


 やはり金本選手が打席に立つと、「彼ならここで何とかしてくれる」と思わせる雰囲気を出していますね。そしてその期待に応えてくれることが多いからファンの支持も大きいのでしょうね。
 こういう偉大な選手を育ててくれた広島というチームにも感謝しなければならないのかもしれません。そういえばひと頃の広島は、野村、江藤、前田、正田、緒方、金本など、自前で育てた選手ばかりで強力打線を造り上げていましたっけ。


 肉体的な年齢はまだまだ30才そこそこだと言われる金本選手、聞くところによると50才まで現役を目指すそうです。彼ならやってくれそうだと思えますよね。ついでに下柳投手、矢野捕手とともに目指せ50才トリオ!(それはいくらなんでもムチャか・・・
 さあ、次は450号、その次は500号の一里塚が金本選手を待っています。ぜひともそれらの壁を突破してください。いつまでも金本選手に頼っているようではダメですが、金本選手がレギュラーとして君臨し続けようとするならば、追い越そうとする後輩たちを力で抑え込んでその座を守ってください。応援しています。




金本知憲選手通算400号本塁打の瞬間(富山市民球場)


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「村上朝日堂」シリーズ

2008年04月22日 | 見る聴く感じるその他
 

 ぼくの好きな作家のひとりが村上春樹氏であることはずっと以前にも書いたことですが、改めて今日は村上氏の作品を取り上げてみたいと思います。
 な~んて、書き出しが少し仰々しいかもしれないな~。


 「村上朝日堂」シリーズは村上氏のエッセイです。
 「今夜は寝る前になに読もうかな・・・」とちょっとばかり選択に迷う夜、手に取りやすい本なんですね。
 

 文章に力みがないのがいいんです。適度な脱力感がページを繰る手の後押しをしてくれる、って感じです。
 また、村上氏の身近な事柄を題材として取り上げていることが多いので、けっこう自分のことと置き換えて読めてしまったりするんですね。中身に血が通っている、というか、現実的でありながら内向的なところ、好感を持ってます。
 それに、村上氏の価値観、これにわりと共感を覚えているんです。非常にリベラルで、バランス感覚のとれた意見が多いと思っています。声高に主張するのではなく、「え~と、あの~」なんて頭を掻きながらも言いたいことはいつの間にかちゃんと言っている、なんとなくそんな感じです。


 時々ジャズについて書いてくれてるのが、また嬉しい。大上段に構えて語るのではなくて、ごくごくフツウに感想を添えてるところが好きです。それでいてちゃんと好みははっきりさせているし、表現がわかりやすいながらも、深い。いろいろたくさん聴いていても、通ぶってないとこがいいんですよね。見習いたいです、ホント。


 外は淡々としているように見えていても、実は内側ではいろんなことを感じ取っている、そういう雰囲気が伺えます。
 ぼく、けっこうあこがれているのかも。


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おめでとう金本知憲選手、新井貴浩選手

2008年04月12日 | 見る聴く感じるその他
 △バットを折りながら2000本目のヒットを打った瞬間の金本△

 
 今日は朝から何となくバタバタしていて、昼からはちょっと出かけてきました。ついでにCDショップへ寄って、マーヴィン・ゲイの『ホワッツ・ゴーイン・オン』とか、ミニー・リパートンのベスト・アルバム、ハービー・ハンコックの『スピーク・ライク・ア・チャイルド』、ブルース・スプリングスティーンのベスト・アルバムなどを買って帰ってきました。
 帰ってきてPCを立ち上げてみると、コメント欄にまりさんから嬉しいお知らせが。
 そう、今日のデーゲーム、横浜ベイスターズ戦で、わが阪神タイガースの金本知憲選手が、寺原隼人投手から史上37人目のプロ通算2000本安打を、新井貴浩選手が史上249人目のプロ通算1000本安打を達成しました。おめでとう!!(^^)
 しかも試合は6対3で勝利、チームはリーグ10勝一番乗りを果たしました~


 タイガース関係のサイトで試合の流れを見てみると、初回1死一塁で新井選手が寺原投手からまず1000本安打となる二塁打を決め、続く金本選手の内野ゴロの間に1点先制。一時は1対3とリードを許したものの、赤星選手のタイムリー・ヒットで同点に持ち込み、7回には新井選手が勝ち越しの三塁打。続く金本選手がめでたく2000本安打を記録して貴重な追加点をあげました。
 9回には大ベテラン桧山選手が代打二塁打で決定的な6点目。投げては久保田、藤川の両投手がアウトをすべて三振で奪う熱投を見せてくれたようです。


 しかし金本ほどの大選手でも硬くなっていたのでしょうか。ヒットは19打席ぶりでした。それでも試合が盛り上がるところで大記録を決めて見せるところなど、まさに千両役者ですね~


     


 ひとくちに2000本といっても、一年平均140本ヒットを打つとして、これを14年続けてもまだ足りないんですね。また金本選手は連続試合全イニング出場の世界記録も更新し続けています。「無事是名馬」となどと言いますが、まさに金本選手のためにあるような言葉です。


 広島時代の大先輩である山本浩二さんが語っておられましたが、金本選手が入団したばかりの頃は線も細く、実力的には「中の下」くらいだったそうです。それでも努力を続けた金本選手はやがて頭角を現すわけですが、驚くのは年々体が強くなっていったことだそうです。とにかくプロ意識に徹し、トレーニングを続けた結果が今の金本選手に繋がっているんですね。決して素質だけではなかったんです。


 とにかく、「PL学園より弱いんちゃうか」とまで言われた90年代の暗黒時代のダメトラに闘争心を植え付けて、今の戦う猛虎軍団の基盤となっているのは星野前監督と金本選手であることに間違いはないでしょう。
 彼の今の体の状態はまだまだ30歳そこそこだそうです。これからもチームの支柱として、タイガースを牽引していってもらいたいものですね。(でもついまでも「金本頼み」、というのもいただけませんが)


     
     勝って喜ぶ金本(右から2人目)と新井(右から3人目)


 先発投手陣が整備され、リリーフ陣の頭数もそろい、打線が固定された今のタイガースはとても安定していると言えますが、気がかりなのが今岡選手の不振。彼の復調なくしては優勝への道もまだまだ険しいであろう、と敢えて言っておきます。気合でスランプを乗り切って、再びあの勝負強いバッティングを見せてもらいたいものです。


 とにかく! 今日は金本・新井両選手のお祝いをしてから寝るとします。バンザ~イ!!




新井の勝ち越し三塁打、そして金本の通算2000本安打。

2000安打達成の瞬間&金本・新井揃ってのヒーローインタビュー&試合のハイライト


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阪神タイガース、開幕3連勝!

2008年03月31日 | 見る聴く感じるその他
 
 いやあ、気分爽快です!
 横浜相手に怒涛の開幕3連勝。苦手の三浦投手が出遅れたことも幸いしたのでしょうが、堂々の勝ちっぷりです。打線は充実している横浜ですが、これを見事に封じ込めました。安藤は四苦八苦してましたけれどね。
 2戦目の岩田投手の起用には驚かされましたが、彼も見事に期待に応えてくれました。プロ初勝利おめでとう! また、昨年不振を極めた安藤、福原の両投手に勝ち星がついたのも大きいと思います。福原の完封はアッパレでした~
 なにせ昨年、一昨年は、ヨレヨレの先発陣を何とか5回まで引っ張って、あとをいわゆるJFKで逃げ切るパターンしかなかったですからね。先発陣が6~7回まで投げてくれれば、JFKの他にも渡辺、江草ら中継ぎ陣は豊富ですから、JFKの酷使は避けられるのではないでしょうか。


 打線も好スタートを切りましたね~
 新井の加入、やはり大きいです。うしろに金本が控えてますから、よけい新井に対しては迂闊な攻めはできないでしょう。
 そして赤星・平野の1、2番コンビですよ。ふたりとも足がありますから、塁に出るだけで相手投手にプレッシャーを与えられる。この3連戦、まさにこのコンビがチャンスを作り、クリーン・アップ・トリオで走者を返す、という理想の攻めができていたと思います。
 個人的には今岡君の復調と鳥谷君の成長を願っています。鳥谷君などは昨年まで3年連続全試合に出場していますが、今ひとつ伸び悩んでいる感じがあります。このふたりが3割・20本塁打程度の成績を残してくれるなら、さらに打線の繋がりも良くなって、相手投手からすると気の抜けない打線に仕上がると思うのです。


 総合的な戦力もある程度整ってきたようです。
 レギュラー陣のほか、狩野、藤本、関本、坂、葛城、桜井らが控えてますし、これに林が帰ってくれば、かなりの厚みのある攻撃陣が出来上がるかな。まだレギュラー陣との差はあるにしても、一時に比べればかなり戦力も充実してきたと思います。
 投手陣も厚みがありますね~
 小嶋や能見、ボーグルソン、日本ハムから移籍してきた金村曉、正田らが先発ローテーションからはみ出すくらい駒だけは揃いました。次の広島戦は下柳、アッチソン、杉山あたりが先発してくるのでしょう。杉山には早く一本立ちして欲しいです。2005年に記録した9勝、防御率2.94がフロックでないことを証明して欲しい。
 ブルペンを見ても桟原、橋本、江草、渡辺など、ある程度安心できる駒が揃いましたから、少しでもJFKを助けてあげて欲しいです。


 3連勝といえばヤクルトの戦いぶりにも驚かされました。エースと4番打者をさらっていった巨人相手の3連勝ですからね。見事なもんです。ヤクルト・ファンも大いに溜飲を下げたのではないでしょうか。


 あ、そうそう、そういえば藪恵壹投手もサンフランシスコ・ジャイアンツの開幕ロースター入りを果たしましたね。藪のメジャー復帰もめでたい話です。


 さて、4年前の開幕3連勝の時は、その後3連敗してしまいましたが、今年はどうでしょうか。ぼくは大いに期待を持っています。昨年の雪辱を果たし、ぜひ全国1千万人の阪神ファンの期待に応えて欲しいと思っています。


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