gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

サミュエル・フラー監督『チャイナ・ゲイト』

2022-11-19 07:27:08 | 日記
 サミュエル・フラー監督・製作・脚本の1957年作品『チャイナ・ゲイト』をDVDで観ました。
 サイト「MOVIE WALKER PRESS」の「ストーリー」に一部加筆修正させていただくと、
「第一次インドシナ戦争で、仏領インドシナからフランスが撤退した1954年。かつて朝鮮戦争で戦ったアメリカ人ブロック(ジーン・バリー)とゴールディ(ナット・キング・コール)は、今や傭兵としてフランス外人部隊に所属し、インドシナで戦っていた。ある日、ブロック率いる破壊工作班は、敵地を潜り抜けて中国国境にあるベトミンの軍需品集積場を爆破するよう命じられる。その案内役に雇われたのは、かつてブロックの妻だった欧亜混血の女性リーア(アンジー・ディキンソン)。だが、彼との間にもうけた息子が東洋人的風貌だったことから、今では母子揃って捨てられていた。案内役を務める見返りとして、5歳になった息子を合衆国へ避難させる約束を仏軍と交わすリーア。やがて、危険な任務遂行のために一行は出発し、リーアはベトミンの将軍に色仕掛けで近づくが、最後には目的はばれ、ベトミンの将軍を殺し、自爆する。後に残されたブロックは子供を自分の息子と認定し、アメリカへと旅立つのだった。」

 戦闘シーンも迫力満点で、アンジー・ディキンソンも魅力たっぷりでした。

サミュエル・フラー監督『赤い矢』

2022-11-18 06:00:08 | 日記
 サミュエル・フラー監督・製作・原作・脚色をの1957年作品『赤い矢』をDVDで再見しました。サミュエル・フラーが創設した独立プロ、グローブ・エンタープライジズ・プロの第1作として作られた映画です。
サイト「MOVIE WALKER PRESS」の「ストーリー」に一部加筆修正させていただくと、
「1865年4月9日、ヴァージニア州アッポマトックスにおいて南北戦争最後の一弾が発射された。南軍の狙撃兵オミーラ(ロッド・スタイガー)の放ったその一弾は北軍のドリスコル中尉(ラルフ・ミーカー)の胸に命中した。が、近寄ってみるとドリスコルは死んではいず、オミーラは重傷の彼を野戦病院に運んだ。戦争は終わりオミーラは、軍医がドリスコルの胸から抜き出した鉛弾を記念に持って故郷へ帰った。
 友人たちは鉛弾を新しい薬莢につけ「南北戦争に於いて最後に発射された弾丸」と刻んでくれた。しかし北軍を極度に憎むオミーラはやがて故郷を出奔、米国に未だ恭順を誓わぬスウ・インディアン族に投じようと西部へ向かった。
 途中カヨテというスウ族の老人と知合い、2人でスウ族地帯へ入ったが間もなく"気違い狼"を首領とするスウ族の不良団に捕まり"矢走りの刑"に処せられることになった。矢の射程距離に裸足の処刑者が追う者と同時に走り出し追いつかれたら殺されるというこの極刑は千に一つの生きる機会もなかった。カヨテは死に、オミーラも卒倒したが彼は運よくインディアン娘モカシン(サリタ・モンティール)に助けられた。
 無事逃げのびた彼は酋長バッファロー(チャールズ・ロビンソン)からスウ族の手では殺害されぬとの保証を得、さらにモカシンの情に感激、彼女と結婚した。そのうち平和を望むスウの大酋長と米軍の間に協定が成立、スウ族勢力圏内に砦が設けられることになり、オミーラが監視員として派遣された。
 一方、米軍から砦建設にクラーク大尉の一隊が来た。クラーク大尉は平和愛好の人格者だったが、その副官は何と立身の野望を抱くドリスコル中尉だった。彼はオーミラを見つけ憎悪に駆られた。砦の工事中、"気違い狼"はまたしても米軍に攻撃をしかけクラーク大尉を殺した。怒ったオミーラは、"気違い狼"を捕まえ、それでも生きる機会を与えようと"矢走りの刑"に処したが、ドリスコルは走る"気違い狼"を射殺した。憤慨したオミーラは重傷の"気違い狼"を助けた。
 建設隊指揮官クラーク大尉の後任にドリスコルがなったが、彼は協定を無視して砦を協定地域外の戦略要地に建設し始めた。これを知った大酋長は部族に動員を命令する一方、オミーラを抗議軍使として派遣した。ところがドリスコルは白旗を掲げて砦を訪れたオミーラを捕まえ裏切者として絞首刑にしようとした。が、その時スウ族の一隊が砦に殺到、逆にドリスコルを捕まえ、生きたまま皮を剥ぐ極刑に処せられた。断末魔の叫びをあげるドリスコル。見兼ねたオミーラは遂に記念の最後の一弾をドリスコルの眉間に射ち込み安楽死させた。
 この情景にモカシンは、オミーラの心に生きる同胞愛を知り、アメリカこそ彼の祖国だと焼け残った軍旗をその胸に抱かせた。クラウド酋長の許しを受けてオミーラは、生き残った将兵をララミーの砦に護送して行くことにしたが、今や彼の胸にはかつてクラーク大尉がしみじみと語った「リー将軍の幸福は南部の最後ではない。新しいアメリカ合衆国の誕生なのだ」という言葉がよみがえってきた。そして「この結末はみなさんの判断に任せる」という字幕とともに映画は終わる。」

 ロッド・スタイガーの熱演ぶりが目立った作品でした。

ジョン・ギラーミン監督『キングコング』

2022-11-17 07:16:32 | 日記
 ジョン・ギラーミン監督の1976年作品『キングコング』をWOWOWシネマで観ました。
 サイト「映画ウォッチ」の「ネタバレあらすじ」に一部加筆修正させていただくと、
「石油会社「ペトロックス社」の重役ウィルソン(チャールズ・グローディン)は新たな油田を求めて、南太平洋にあるという、地図にも載っていない未開の島へと探索に向かいます。ウィルソンの乗り込んだ船には、島に伝わる伝説の巨大怪物を探索しようと動物学者のプレスコット(ジェフ・ブリッジス)も密かに密航していました。航海の途中、ウィルソンの船はゴムボートに一人で漂っていたドワン(ジェシカ・ラング)という女性を救助し、共に島に向かうことにします。女優のドワンは映画撮影のため船で香港に向かおうとしたところを嵐に遭い遭難、生存者はドワン一人だけでした。
 島に上陸したウィルソンらは、油田を探索する途中で謎めいた巨大な壁に突き当たります。壁の向こうは島の原住民が集落を築いており、何やら儀式が行われようとしていました。様子を見ていたウィルソンらは原住民に見つかってしまい、島の神への生贄としてドワンを差し出せと要求してきました。ウィルソンらは当然その要求を拒み船に戻りますが、その夜原住民らが船に侵入し、ドワンをさらって逃げ出してしまいました。プレスコットらは武器を手にドワン奪還に向かいますが、既に彼女は森の奥深くへと姿を消していました。
 プレスコットらは全長20mはあろうかという巨大生物「キングコング」と遭遇、一行はプレスコットともう一人を残して全滅させられます。それでもプレスコットは単身ドワンの救助に向かいます。一方、ウィルソンは密かに油田を発見していましたが、その石油は純度が低く使い物にならない代物でした。プレスコットはキングコングが巨大ニシキヘビと対決している間にドワンを無事救出して集落に逃げ帰ります。ウィルソンは油田の代わりにキングコングをニューヨークへ連れて行って見世物にして一儲けしようと企み、ドワンを追って集落にやってきたキングコングをクロロホルムを使って捕獲、船に乗せてニューヨークに引き上げていきました。
 ニューヨークに戻ったウィルソンはキングコングを見世物に盛大な興行を打ちます。プレスコットはウィルソンのやり方に反発し、ドワンは女優としてブレイクするためやむなくウィルソンに従います。しかし、マスコミに囲まれたキングコングは興奮して鎖を引きちぎり、ウィルソンを踏み潰すとニューヨークの街に飛び出して暴れ出しました。キングコングはドワンを連れて世界貿易センタービルに登り、米軍はヘリコプター部隊を投入してキングコング討伐に乗り出します。キングコングはドワンを安全な場所に降ろすとヘリ部隊に立ち向かい、機銃掃射を受けてビルの頂上から落下していきました。」

 珍しくキングコングに同情的な内容となっていました。

城定秀夫監督『ケイコ先生の優雅な生活』

2022-11-16 07:43:14 | 日記
 城定秀夫監督の2012年作品『ケイコ先生の優雅な生活』をWOWOWシネマで観ました。
 WOWOWのサイトの「放送内容」に一部加筆修正させていただくと、
「高校の国語教師ケイコは、生徒思いだが気弱な性格が災いし、なめられてばかりいた。そんなある日、彼女は男子生徒の戸田から突然「やらせてください!」と土下座される。慌てるケイコだが、すぐにたちの悪いイタズラと判明する。しかし、この件をきっかけに体育教師の上岡からケイコは戸田がいじめられていることを教わる。ほっておくと自殺しかねないと言われるケイコ。ケイコは戸田の家庭訪問をするが、戸田は窓から上半身を乗り出していた。急いでかけつけるケイコ。だが戸田は趣味のアマチュア無線でアンテナの方向を直していただけだった。ケイコは自分も昔アマチュア無線をやっていたと語る。
 その後、二人はアマチュア無線を通じてお互いに好意を持つようになるが、ケイコは上岡に犯され、生徒にも犯され、教頭にも犯されそうになる。頭にきた戸田はカッターナイフで教頭に襲いかかり、教頭の車のキーを拾うと、ケイコを脅して車を運転させる。
 戸田はケイコに「誰とでもやるヤリマンなら俺にもやらせろ」と言い、ラブホテルに到着する。ケイコは求められるとどうしてもセックスをしてしまうと告白するが、戸田は納得がいかない。そこへチェックアウトの電話が入るが、着の身着のままの状態で学校を脱出した二人はお金を持ち合わせていなかった。
 窓から抜け出した二人は、車を猛スピードで運転し、やがて海に着く。すると干ばつだったこの夏に久しぶりの雨が降り出す。車を降りて、喜び踊るケイコ。
 教師をやめて手荷物を持ち、廊下を歩くケイコは戸田の様子を盗み見て、ほほ笑む。そして二人はモールス信号のやりとりをしてお互いを励ますのだった。」

 コメディタッチの映画でした。

白石和彌監督『牝猫たち』その2

2022-11-15 10:12:22 | 日記
 昨日の続きです。

「翌日、里枝はいつものように金田に指名されて家に向かい、金田は妻が死んだ時のことを思い出して涙に暮れていました。その一方で三上はいつまでもケンタを迎えに来ない結依に何度も電話を入れましたが通じませんでした。ところが、三上が目を離した隙にケンタは姿を消し、母を探しているかのように街の中へと繰り出していきました。
 時間を迎えた里枝が野中から電話を受けたその時、突然金田が「一緒に死んでください」と里枝の首を絞めてきました。野中は再び電話をかけると、金田は「警察を呼んでください」と言ってきました。金田は里枝を殺すことができず、逆に自分の首を絞めるよう里枝に頼んできました。
 雅子は高田のマンションを訪れ、彼から動画サイトに「極楽若奥様は本番を強要する真っ黒デリヘル」という動画が投稿されていることを知ります。一方、野中は金田の家に向かおうとしたその時、「極楽若奥様」に警察のガサ入れが入ってきました。高田は「極楽若奥様」はもう終わりだと言うと、雅子が他の店に移ってもまた指名すると言いました。
 里枝は金田の首を絞めながら行為をする一方、雅子は高田を連れてマンションの屋上に上がり、「あなたのその態度が嫌い。セックスしよ。逃げないで」と言うと二人は東京の街並みを見ながら屋上で激しい行為を始めました。
 里枝は駆け付けた警察に逮捕され、里枝の夫が駆け付けるなか連行されていきました。一方、ようやく連絡が取れた結依に「あんたは最低な親だな」と吐き捨てていた三上はようやくケンタを見つけ、「お前の母ちゃんは帰ってくるって。嫌だったら無理に帰らなくてもいいからな」と言って結依の元に引き合わせました。三上は「親らしいことをしてやれよ」と言うと、去り行くケンタの後姿を見てやり切れない気持ちになりました。
 「極楽若奥様」に戻った雅子は、何かあったのかと問う野中に「色々ありますよ。泣きたいことと辛いこと、楽しいことと不安なことと。人間だから」とこぼしました。雅子は店をたたむという野中に、この世界に入る前は普通に大学を出てOLになったものの借金を抱えてしまったことを明かし、野中は最後ということで雅子に金を払って行為をすることにしました。全てが終わり、夜の街をさまよっていた雅子の元に偶然にも堀切と出くわしました。小説家になるために風俗の運転手や動画サイト運営をしていたという堀切は新たな仕事に雅子を誘い、雅子は受け入れて彼の車に乗り込み、夜の街へと消えていきました。」

 なんとも殺伐とした映画でした。