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大林宣彦監督『ねらわれた学園』その2

2022-11-11 06:28:50 | 日記
昨日の続きです;

 生徒会役員に立候補した生徒達の演説が行われた。高見沢は“自由”な校風を謳いながら悪戯や悪ふざけを行っている現状を憂い、1つの秩序を作ることを宣言した。三田村はそんな高見沢の言葉に不安を抱く。その後、高見沢は75%の支持を得て、生徒会長になった。
 高見沢は学級委員を集め、規律を破る生徒を取り締まるため、校内パトロールを行うことを発表した。三田村はそこまでする必要がないと反対するが、賛成派が多かったため、パトロールを行うことが決定してしまう。化粧をしたり音楽を聞いたり、規律を違反した生徒達は次々と連行されていった。反発する生徒と一触即発になるが、高見沢は不思議な力を使って相手を黙らせた。高見沢と有川は生徒達を“英光塾”に連れて行った。
 親達は子供が塾に通い、勉学に励み始めたことを好意的に受け止めていた。暴力も少なくなり、先生達もパトロールの効果を喜んでいた。しかし、山形先生は“取り締まる側”と“取り締まられる側”に生徒を分けるべきではないと苦言を呈した。生徒達が信じ合えなくなるからだった。だが、そのことを校長先生に訴えているときに、気分が悪くなってしまう。窓の外には高見沢の姿があった。その後、高見沢は不思議な力を使い、運転する高見沢の車を襲った。
 高見沢は事故を起こし、救急車で運ばれた。家にいた三田村は、そのことを感じ取った。関と共に見舞いに行くが、そこには高見沢の姿があった。高見沢は病室の前に立ちはだかり、三田村達を山形先生に会わせないようにした。次の日、家にいた三田村は、同級生が犬に襲われている気配を感じ取った。急いで現場に行き、不思議な力を使って犬を追い払った。三田村は不安を抱きながらも、自分の不思議な力を使って戦うことを決意する。
 家で眠っていた三田村は、星の魔王子に襲われそうになり、耕児に助けを求めた。すると、部屋に耕児が現れる。耕児は星の魔王子と戦い、追い払った。その後、三田村の部屋には、耕児の脱げたパジャマのズボンだけが残った。耕児は夢の中の出来事だと思うが、次の日三田村からパジャマのズボンを返され、驚く。
 高見沢は不思議な力を使い、三田村と耕児の上に鉄骨を落とした。三田村は耕児を庇って腕に怪我を負ってしまう。耕児は三田村を守るためにも、1人で“英光塾”に潜入した。三田村が部屋にいると、何も飾られていない額縁に耕児の姿が映った。三田村は耕児に危機を知らせるが、聞こえるはずもなかった。しかも、そこには星の魔王子の姿があった。星の魔王子は金星から来たこと、地球を支配しようとしていることを話した。“英光塾”は星の魔王子が仲間を集めるために開いた塾だった。耕児は星の魔王子に襲いかかろうとするが、塾生達に捕まってしまう。三田村は神に祈ると、額縁を通って耕児の元に向かった。そして、自分の命を渡す代わりに、皆を助けてくれと星の魔王子に頼んだ。怒った星の魔王子は、耕児を星の中に閉じ込めた。三田村は自分の力を使い、星の魔王子を倒した。そして、耕児を救い出した。
 高見沢は記憶喪失の少女として、北海道で保護されていたことが発覚する。その記憶喪失の間に、第一学園に通っていたのだ。高見沢がいなくなったことにより、第一学園の生徒会は解散することになった。先生達は残念がるが、山形先生は子供達が元気にしていた方が良いのだと笑った。
 高校剣道対抗試合当日。三田村は必死に祈るが、耕児は面を取られ負けてしまう。三田村は力が無くなってしまったようだった。試合終了後、落ち込む耕児を励ましながら、一緒に帰った。」

 薬師丸ひろ子の魅力が満載の映画でした。