goo blog サービス終了のお知らせ 

gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

坂本竜馬×百段階段、超絶金属工芸、そして世界の床屋さん

2010-12-06 05:37:00 | ノンジャンル
 先日、また東京のイベントめぐりをしてきました。
 1つ目は目黒雅叙園での「坂本竜馬×百段階段」。現在の目黒駅から目黒川に至る急坂を利用して昭和初期に作られた木造の階段とそれに附随する7つの部屋が現存しており、それがいわゆる目黒雅叙園の「百段階段」で、つやつやと光る年季の入った木の階段と、天井絵や壁絵が見事な各部屋は面白い空間をなしていましたが、今回はそれぞれの部屋に竜馬由来の品々(刀、拳銃、手紙、妻への贈り物などなど)が説明や年譜とともに展示されており、またそれぞれの部屋には感じのいいガイドの女性も配置されていて、大変充実した時間を過ごさせていただきました。
 2つ目に訪れたのは、平成になって六本木に作られた泉屋博古館分館での「幕末・明治の超絶技巧 世界を驚嘆させた金属工芸」。泉屋博古館というのは、住友家のコレクションを保存・公開するために作られたものということで、今回はそのスペースを使って、幕末から明治にかけての金属工芸の逸品を、清水三年坂美術館コレクションを中心に紹介するというイベントでした。入り口正面の12羽の鷹の置き物でもう完全にノックアウト状態になり、生きているような動きある写実的描写と、まさに超絶という言葉がピッタリの微細な彫刻は、もうお見事の一言でした。その後も、気の遠くなるような作業の果てに完成したのであろう、無数の細工がほどこされている様々な逸品や、虫眼鏡で見ても微細にしか見えないという、人間業とは到底思えない超精密な金属工芸、そして、これまた生きているとしか思えない虫、海老、蟹といった類いの置き物‥‥。世界に冠たる日本の金属工芸芸術というものの存在に初めて触れさせていただきました。
 そして最後は西新宿の新宿三井ビル1階エプソムのショールームの一画で行われていた舛巴亮写真展「The Barber(世界の床屋さん)」。'08年から'10年にかけて世界38ヶ国、150軒の床屋さんを取材した記録とのことで、20枚近くの写真とそれに関する説明が展示されていて、それ自体は面白かったのですが、昼休みの時間だったようでスタッフは1人もいず、しかもカタログ類の販売もされてなく、iTune Store での購入が可能である旨のチラシが置いてあるだけでした。そのチラシで紹介されていた公式ウェッブサイトに自宅に戻りアクセスしてみると、これまた一般のパソコンからは見ることができない(どうもiPad 専用のガードがかけられている)といった調子で、踏んだり蹴ったりでした。アップルと提携するのもいいですが、せめてiPad以外のパソコンでも見られるような工夫をした方が良かったのではないでしょうか? かえってアップルとエプソンへの敵意がモクモクと湧く結果となりました。
 ということで、坂本竜馬×百段階段は12月23日まで、超絶金属工芸は12月12日まで、「The Barber」は12月9日までです。興味のある方はお見過ごしのないよう、ご注意ください。

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。