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世界の貧富の差

2006-12-06 16:37:51 | ノンジャンル
 今日の朝日新聞の夕刊にこんな記事が出ていました。
 国連の研究機関が5日発表した「世界の個人の富の状況」調査で、為替レートで計算した1人あたりの富は、日本が第一位で一人2千万円なのだそうです。この調査は国連大学直属の研究機関である国連大学世界開発経済研究所(ヘルシンキ)が初めて実施したもので、00年当時の各国政府や国際機構の統計をもとに、不動産や預貯金などの個人の資産から借金などの負債を差し引いたものを「富」と定義した、ということです。分かりやすく言うと「財産」ですね。
 当然企業の持つ資産などは計算から省かれているでしょうから、個人一人一人の財産と考えていいと思いますが、日本人一人2千万円って言われて頷く日本人が何人ぐらいいるんでしょうか?日本国内での「富」「財産」の格差も調査してほしいと思います。
 ちなみに、記事の中では、貧しい地域にも言及していて、コンゴ(旧ザイール)が一人あたり180ドル(約19800円)、エチオピアが193ドル(約21230円)などで、北米やヨーロッパ、日本などとの千倍規模の格差を示しています。
 そして、世界を10人の集団にたとえると、1人が99%の富を独占し、残りの1%を9人が分け合っている状態なのだそうです。
 これをどう考えるか、が問題です。先進国は財産があり、アフリカに代表される後進国は貧乏であって当たり前と思ってませんか? 私はつい、そう思って、深く考えずにこうした記事を読み飛ばしてしまいます。先日のU2のボノの発言ではないですが、「世界は狂っている」のではないでしょうか?そしてこうした記事を平気で読んでしまう私たちも、心が病んだ、狂った人間なのではないでしょうか?
 そんなことを考えさせてくれた記事でした。

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