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ジェイムズ・キャメロン監督『タイタニック』その4

2019-12-15 16:19:00 | ノンジャンル
 また昨日の続きです。

 船長「エンジン停止。衝突箇所の確認を」。(中略)
 乗客「なぜエンジンが止まったの?」船員「スクリューの羽根が飛んだのです。お茶でも?」「結構よ」。
「その氷山を見たかい?」「残念。見逃した」。
「ネズミが逃げる方向へ」と逃げる機関室にいた男たち。
「何もご心配は要りません。ご心配なく」キャル「盗難事件だ。警備責任者を。早くしろ」。
 デッキ。「氷山だって? 見たか?」「残念だが見損なった」「ボイラー室は2メートル半の浸水。かなりの損傷です。予想以上です」船長「郵便庫は?」「浸水しています」(中略)
 キャル、ジャックの絵を見て「なかなかうまいな。触るな。全部写真に撮れ」。
 自室に戻ってくるローズとジャック。キャルの手下「今までどこに?」と言い、秘かにジャックのポケットにダイヤを入れる。
 ローズ「大変なことが…」キャル「知ってる。二つの大事なものが消えた。1つは戻った。もう1つはおそらく彼が…」ジャック「何だよ」「キャル、分かってるの? 大変なのよ」「これですか?」と警備員がジャックのジャケットのポケットからダイヤを取り出す。ジャック「何のつもりだ? でっち上げだ!」「そうよ」「こっちには証拠がある」「ずっと一緒だったのよ」「君が服を着ている間に盗んだのさ」「誰かが僕のポケットに」「これも盗んだのか? “A・L・ライアソン”と。盗難届が」「返すところだった」「良心的なドロボーだな」「ローズ、信じてくれ。信じてくれるだろ? 僕は盗んでなんかいない」「おとなしく来るんだ」「ローズ、信じてくれ!」。
「とんだ事態だ。10分後に浸水は4メートル。船首タンクと第6ボイラー室も」「何か打つ手は?」「5区画が浸水。4区画なら浮いていられるが、5区画はムリだ。船首から沈没する。水が隔壁を越え、後ろの区画へ流れ込み、もう止められない」「排水を」「ムダだよ。数分稼ぐだけだ。打つ手がない」船長「タイタニックは沈没する」「この船が沈没?」「鋼鉄でできている船は沈む。それが物理的事実だ。時間は?」「1時間か2時間」「乗客と船員数は?」「合わせて2200人です」「新聞のトップニュースですな」。
 キャル、ローズの頬を張る。「この“ふしだら”女! 私の顔を見ろ!」。ノック。「邪魔するな」「救命胴衣をお着けください」「下がれ!」「ですが船長の命令です。できるだけ厚着を。今夜は冷えてます。コートと帽子が必要です」「バカバカしい」「ご心配なく。万一のためです」。
「救命胴衣を着けろ!」「何事だ?」「救命胴衣を!」
 無線士「遭難信号(CQD)を?」船長「CQDだ。本船の位置はここだ。“本船は船首から沈没する。大至急救助を”と」「まさか」。
「救命艇、降ろせ! ロープをほどけ! カバーを外せ! 早く! 乗客は?」「外は寒いので船内に戻りました」「皆、手伝うんだ」。
 楽士の演奏。レストランはいつもと変わらず。乗客「ちょっと、救命胴衣を着けさせてどうするの?」船員「詳しく聞いてきます」「誰も分かってないのね」キャル「英国人は融通が利かん」ローズの母「怒っても始まりませんわ。(メイドに)部屋の暖房を見てきて。お茶の用意もね」ローズ「待って、あの氷山、何があったのか、隠さずに教えて」「沈没します」「本当に?」「あと1時間ほどでね。大西洋の底に沈む。ただしここだけの話に…。パニックが起きます。救命ボートに乗るんです。ボートの数は知ってますね?」「ええ、分かったわ」
 警備室でパイプに手錠で繋がれるジャック。「二等船室で客が騒いでいます」キャルの手下「ここは私が」と拳銃を見せる。「お願いします」と言って出て行く警備員。
 無線士「カルパチア号が全速力で駆けつけると」船長「応答は1隻だけ?」「ええ、4時間で到着すると」「4時間? ご苦労。間に合わん」。
 船員「準備ができました。船長。女子供から避難を?」「ああ、女子供から避難させろ」船員、乗客に「皆さん、聞いて下さい! 私の方にもっと近寄って下さい。まずご婦人とお子様を誘導します」。
 デッキで楽士に「パニックが起こらないように音楽を。楽しい曲を」。
「救命胴衣を着けて下さい」。
 三等客の階段の出口には柵。船員「冷静に。皆さん。救命胴衣を着けて下さい。ご婦人とお子様を前へ」「何なの?」「一等船客がボートに乗ったら、次は私たちの番よ」。
救命ボート。「傾かないように降ろせ! 傾かないように! 傾くぞ! 左右を均等にゆっくり降ろすんだ! ゆっくり!」。信号灯が打ち上られる。目を輝かせる少女。
 キャルの手下「この船は本当に沈むようだ。沈む前にお前にプレゼントがある」。腹を殴るキャルの手下。「ホックリー様からだ」。
 
(また明日へ続きます……)

 →サイト「Nature Life」(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto


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