また昨日の続きです。
公証人の許を訪ねたクレーンは、ヴァン・ギャレットの遺言書の封印が破られているのを発見し、中の遺言書がギャレットが死ぬ直前に書き換えられ、彼がウィンシップという名の未亡人と結婚し、彼女に全財産を与える旨がそこに書かれているのを知ります。クレーンは、遺言を書き換える時の証人として下男のマスバスが呼ばれたと推理し、遺産に利害があり、ギャレット家に一番近い親戚が犯人だと考え、バルタス・ヴァン・タッセルが真犯人だと突き止めますが、バルタスは既にニューヨークに発った後でした。クモがクレーンのベッドの下に移動していくのを見たマスバスの息子は、クレーンにクモをつぶすように言われ、ベッドの下を覗き込むと、ベッドの下の床に“悪魔の目”が描かれているのを発見します。自分に呪いがかけられていることを知るクレーン。やがて黒いフードを被ったタッセル夫人(カトリーナの義母でもある)が森の方へ駆け出していきます。それを追ったクレーンは、彼女が男とセックスし、自分の手の平を自ら傷つけて、そこから出た血を男の背中に塗りたくるのを覗き見ます。家に戻ると、自分の部屋の引き出しに入れておいた書類がすべて消えていました。カトリーナのところへ行くと、彼女はクレーンの書類をまさに焼いているところで、父が告発されることのないようにやったのだと言って、去っていきます。戻ってきたタッセル夫人は、さっき森で見たことを夫には言わないように約束してくれ、とクレーンに言います。そこへハーデンブルックが首を吊って死んだとの報がもたらされ、牧師が今夜会合を開こうとしていることも知らされます。
タッセル夫人の背後から近づいてきた騎士は、彼女には目もくれず、会合が行われている教会へと向かいます。騎士の狙いはニューヨークから帰ってきたばかりのタッセルだと言う人々。「殺された4人はタッセルに嘘を言っていた、ある人間に操られていたのだ」と言った男は、別の男に撲殺され、撲殺した男はタッセルに射殺されます。私への悪だくみを暴いてやると言うタッセル。騎士はタッセルの胸に短剣を投げつけ、深々と刺さります。短剣に結んであった綱を持ち、タッセルを引きずっていこうとする馬上の騎士は、柵にひっかかったタッセルのところまで戻り、首を斬り落とします。それを見て失神したカトリーナの手の中には呪いに使うピンクの紐が握られていました。教会の床の中心部分に大きく描かれている“悪魔の目”。
ベッドに眠るカトリーナに「悪霊に憑かれた君よ、静かに眠れ」と言ったクレーンは、黒幕はカトリーナだったのだろうかと自問自答しながら、馬車で町を去ります。タッセル夫人の遺体が布に隠されて運び出されるのを見るクレーンでしたが、その手の傷が死後につけられたものであることを見抜きます。カトリーナに贈られた本の中に、“愛する者を悪霊から守る術”と題する章を見つけたクレーンは、馭者にすぐ町へ引き返すように言います。タッセル夫人はカトリーナの前に現れ、彼女を幽霊だと思ったカトリーナは失神します。カトリーナの髪を切り、呪いをかけ、カトリーナの首を取るように騎士を呼び出すタッセル夫人。騎士とクレーンはカトリーナの許へ急ぎます。いち早く着いたクレーンは風車の上へ、マスバスの息子とともにカトリーナを逃がし、わざと火事を起こして、風車の羽を伝って地面に降ります。彼らを追ってきて風車に入った騎士は、風車が爆発した後、何もなかったかのように彼らを追い続け、やがてカトリーナに追いつき、彼女の首を斬らんとします。クレーンはタッセル夫人の持つ頭蓋骨を奪い、騎士に投げ渡すと、騎士はカトリーナを離し、自らの体を再生し始めます。ドイツの傭兵の姿を取り戻した騎士は、タッセル夫人をかき抱くと、彼女の口に強引にキスし、彼女とともに“死人の木”の洞の中に吸い込まれ、姿を消します。
ニューヨークにカトリーナとともに戻ったクレーンは、ニューヨークでの今後の幸せな生活をカトリーヌとともに誓いあうのでした。
ストーリーが複雑なのが難でしたが、首無し騎士の造形と、次々に首を狩っていく暴力的なシーン、ゴシックロマン的な雰囲気と厳然たる“ショット”の存在が魅力的な映画でした。製作総指揮がフランシス・フォード・コッポラであったことも付け加えておきたいと思います。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)
公証人の許を訪ねたクレーンは、ヴァン・ギャレットの遺言書の封印が破られているのを発見し、中の遺言書がギャレットが死ぬ直前に書き換えられ、彼がウィンシップという名の未亡人と結婚し、彼女に全財産を与える旨がそこに書かれているのを知ります。クレーンは、遺言を書き換える時の証人として下男のマスバスが呼ばれたと推理し、遺産に利害があり、ギャレット家に一番近い親戚が犯人だと考え、バルタス・ヴァン・タッセルが真犯人だと突き止めますが、バルタスは既にニューヨークに発った後でした。クモがクレーンのベッドの下に移動していくのを見たマスバスの息子は、クレーンにクモをつぶすように言われ、ベッドの下を覗き込むと、ベッドの下の床に“悪魔の目”が描かれているのを発見します。自分に呪いがかけられていることを知るクレーン。やがて黒いフードを被ったタッセル夫人(カトリーナの義母でもある)が森の方へ駆け出していきます。それを追ったクレーンは、彼女が男とセックスし、自分の手の平を自ら傷つけて、そこから出た血を男の背中に塗りたくるのを覗き見ます。家に戻ると、自分の部屋の引き出しに入れておいた書類がすべて消えていました。カトリーナのところへ行くと、彼女はクレーンの書類をまさに焼いているところで、父が告発されることのないようにやったのだと言って、去っていきます。戻ってきたタッセル夫人は、さっき森で見たことを夫には言わないように約束してくれ、とクレーンに言います。そこへハーデンブルックが首を吊って死んだとの報がもたらされ、牧師が今夜会合を開こうとしていることも知らされます。
タッセル夫人の背後から近づいてきた騎士は、彼女には目もくれず、会合が行われている教会へと向かいます。騎士の狙いはニューヨークから帰ってきたばかりのタッセルだと言う人々。「殺された4人はタッセルに嘘を言っていた、ある人間に操られていたのだ」と言った男は、別の男に撲殺され、撲殺した男はタッセルに射殺されます。私への悪だくみを暴いてやると言うタッセル。騎士はタッセルの胸に短剣を投げつけ、深々と刺さります。短剣に結んであった綱を持ち、タッセルを引きずっていこうとする馬上の騎士は、柵にひっかかったタッセルのところまで戻り、首を斬り落とします。それを見て失神したカトリーナの手の中には呪いに使うピンクの紐が握られていました。教会の床の中心部分に大きく描かれている“悪魔の目”。
ベッドに眠るカトリーナに「悪霊に憑かれた君よ、静かに眠れ」と言ったクレーンは、黒幕はカトリーナだったのだろうかと自問自答しながら、馬車で町を去ります。タッセル夫人の遺体が布に隠されて運び出されるのを見るクレーンでしたが、その手の傷が死後につけられたものであることを見抜きます。カトリーナに贈られた本の中に、“愛する者を悪霊から守る術”と題する章を見つけたクレーンは、馭者にすぐ町へ引き返すように言います。タッセル夫人はカトリーナの前に現れ、彼女を幽霊だと思ったカトリーナは失神します。カトリーナの髪を切り、呪いをかけ、カトリーナの首を取るように騎士を呼び出すタッセル夫人。騎士とクレーンはカトリーナの許へ急ぎます。いち早く着いたクレーンは風車の上へ、マスバスの息子とともにカトリーナを逃がし、わざと火事を起こして、風車の羽を伝って地面に降ります。彼らを追ってきて風車に入った騎士は、風車が爆発した後、何もなかったかのように彼らを追い続け、やがてカトリーナに追いつき、彼女の首を斬らんとします。クレーンはタッセル夫人の持つ頭蓋骨を奪い、騎士に投げ渡すと、騎士はカトリーナを離し、自らの体を再生し始めます。ドイツの傭兵の姿を取り戻した騎士は、タッセル夫人をかき抱くと、彼女の口に強引にキスし、彼女とともに“死人の木”の洞の中に吸い込まれ、姿を消します。
ニューヨークにカトリーナとともに戻ったクレーンは、ニューヨークでの今後の幸せな生活をカトリーヌとともに誓いあうのでした。
ストーリーが複雑なのが難でしたが、首無し騎士の造形と、次々に首を狩っていく暴力的なシーン、ゴシックロマン的な雰囲気と厳然たる“ショット”の存在が魅力的な映画でした。製作総指揮がフランシス・フォード・コッポラであったことも付け加えておきたいと思います。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)
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