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徳島旅行その3

2011-07-25 06:00:00 | ノンジャンル
 昨日の続きです。
 おばあちゃん曰く「今度来る時は、二人で来な。一人で『いい景色だな』と思うより、二人で『いい景色だね』と言い合う方が楽しいでしょ?」。まったくその通りです。今度は誰かと来るのもいいかもしれないな、などと思ったりもした、そんなおばあちゃんとの楽しい会話でした。
 そして無事に美馬ICに着き、夕方早めに東急インに到着。せっかく徳島に来たんだからと思い、たまたま目に付いた徳島ラーメンのチェーン店で普通のラーメン一杯を注文。味は濃厚な醤油ラーメンで、東京でも似たような味が楽しめると思いました。そして明るいうちに2度目の眉山ロープウェイに。冷房のきいた無料展望台で本を読みながら、夕暮れの徳島の風景を楽しみ、夕涼みに来ていた家族連れの楽し気な様子のご相伴にも与って、早めにホテルへ。ところが窓の下を見たら、何と昨晩見た阿波踊りの練習風景が! 昨日は遅くて気がつかなかったのですが、私のホテルの部屋は、藍場浜公園を真下に見ることのできる絶好の部屋だったのです。ということで、ホテルに帰ってから午後9時近くまで、冷房のよくきいた快適な部屋から、昨日も見た感動的な阿波踊りをまた見ることができたのでした‥‥。
 最終日。2晩お世話になった東急インをチェックアウトして、徳島自動車道を一路西へ。約1時間後、井川池田ICで降りて、国道32号線を南へ約30分行き、大歩危(おおぼけ)遊覧船乗り場へ。日本三大秘境の一つとも言われる渓谷美。砂岩が変成してできた砂質片岩の斜めに走る地層が見え、小歩危に至るとその地層の傾きが反対になるとのこと。四国の地層の成り立ちが如実に見てとれる貴重な風景なのでした。初夏の緑も美しく、崖に沿って走る土讃線も下から見え、11月下旬から始まるという紅葉の季節に改めて来たいな、などとも思わせるほどの素晴らしさでした。
 さて、次は国道32号線から県道45号線を東に進み、奥祖谷(おくそい)と呼ばれる山奥へ。そこに平家の落人伝説でも知られる「かずら橋」があります。シラクチカズラというツル植物を束ねて作られた吊り橋で、これが怖い! 進行方向に向かって直角に何枚もの細い板が渡してあるのですが、その板と板の間の間隔が約20cmほどもあり、足のサイズが28cmである私でもやっと2枚の板に足を乗せられるという感じ。足の小さい人(というか日本人で普通のサイズの足を持つ人)は、手すりとなっている太いツルの束に掴まりながら、恐る恐る渡っていくという感じになります。これ、遊園地の絶叫系マシンが好きな方にはオススメかも。
 そして最後に訪れたのが、そこから細い県道を延々と東に行った山奥にある奥祖谷観光周遊モノレール。これ、大正解でした! 小さな遊園地にあるような、大人2人しか乗れないモノレールなのですが、大自然の中を最大傾斜30度で登って下る約65分の旅。その間にスギ林、シデ林、ナラ林を通過して、頂上に登ると、遥か彼方に剣山の山頂が望め、帰りも湿地帯を通り、途中から行きと同じコースを逆走して戻るのですが、これから登るモノレールとすれ違うこともできます。何よりもいいことは、森林の空気を五感で存分に味わえること。登山では聞き逃したり、見逃したり、臭い逃がしたり(?)するであろうものが、思う存分感じられた65分でした。アクセスの悪い立地条件ながら、行く価値絶対ありです!(私はラッキーなことに、目の前で夫婦の野性のシカまで見ることができました!)
 そして帰途。昨日行った剣山登山リフト乗り場に出て、昨日と同じコースを通って美馬に出たのですが、昨日会ったおばあちゃんのところでまた車を停め、しばらく雑談。水をまたもらい、地元の人に人気があるという梅干しまで何とタダでもらってしまい、記念写真も撮らせてもらって、徳島から帰って来ました。

 めまぐるしい3日間の徳島旅でしたが、充実度は100点満点! お金ができたら、秋にまた行きたいと思った次第です。皆さんも、ご自分の目で徳島の良さを確かめてみてはいかがでしょうか?

→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/

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