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ヘンリー・キング監督『無頼の群』

2022-01-01 11:25:00 | ノンジャンル
 ヘンリー・キング監督の1958年作品『無頼の群』をNHKプレミアムで観ました。

 サイト「映画ウォッチ」のあらすじに加筆修正させていただくと、
「暗い表情をした男が1人でリオ・アリバにやってきます。この小さな町では翌朝6時、パラル(リー・ヴァン・クリーフ)、ザッカリー(スティーヴン・ボイド)、テイラー、ルーファンという4人の男が、殺人罪で絞首刑にかけられようとしていました。
 ジム・ダグラス(グレゴリー・ペック)という名のその男は、刑の執行を見届けるためにウィンスロップから100マイルもの道を馬で駆けてきたのです。ダグラスにはこの町に知り合いが2人います。ホセファ・ベラルデ(ジョーン・コリンズ)はその1人で、かつて彼の恋人でした。
ホテルのチェックインの時、久しぶりに彼女に会ったダグラスは、自分は結婚したが今は寡夫で、娘が1人いることを告げます。やがてシムズという男が到着。リオ・アリバでは今まで死刑が行われたことがないため、近郊の町シルバーシティからわざわざ呼ばれた処刑執行人でした。
 処刑執行人は保安官に翌朝の準備を促されますが、驚いたことに町の人々が礼拝に集まったスキを見て見張りの保安官を襲い、囚人を全員留置場から逃がしてしまいます。実は彼はここへやってくる途中の処刑執行人を殺し、その身分を偽っていた囚人の仲間でした。
 偽執行人は見張りが相撃ちで殺したものの、死刑囚4人はエマという若い女性を人質にして町から逃亡します。保安官はもちろん、町の男たちも一緒になって彼らを追跡。その中にはダグラスも混じっていました。
 実は彼の妻は殺されたのですが、近くに住む友人バトラーの証言でルーファンたちが犯人だと知り、4人をずっと追ってきたのです。銀行強盗により彼らが逮捕、処刑されることを聞き、半ば落胆しながらリオ・アリバに来たのですが、逃げ出したのなら自分の手で堂々と復讐できます。
 ダグラスは保安官や町民たちよりも熱心に4人を追いかけ、パラル、テイラーを次々と血祭りに上げます。残りのザッカリーとルーファンは偶然バトラーの家に押し入り、逃げようとしたバトラーを射殺。そしてザッカリーがエマを強姦している間に、ルーファンはバトラーが隠していたカネを持ってさらに逃亡を続けます。
 ダグラスは粘り強く2人を追跡し、まずザッカリーを片付けます。さらにルーファンを追いかけますが、彼は妻と幼い子供の待つ自宅に帰っていました。
 ダグラスはその家に無理矢理入り込んでルーファンを待ち伏せしようとしますが、ルーファンの妻によって壺を頭に叩きつけられ、気絶してしまいます。
 気がつくとルーファンが目の前にいて銃を構えています。もはやこれまでと観念したダグラスですが、ルーファンは意外にも理性的な家庭人で、ダグラスになぜ自分を執念深く追いかけるのか聞いてきます。
 ダグラスは理由を話しますが、ルーファンは殺人を否定。そして話を交わすうちに、実は証言者であるバトラー自身が妻を殺し、カネを奪ったことが分かります。もはやバトラーは殺されているため、復讐も叶いません。しかもダグラスは自分には無関係な男たちを殺したことになります。
 彼は呆然としながらリオ・アリバに戻り、知合いだった神父に罪を懺悔します。そして囚人たちを処刑したことで英雄だと喝采を浴びせる街の人々に苦々しい顔を見せながら、町を去ってゆくのでした。」

 終始陰鬱な表情を示すグレゴリー・ペックの存在が映画の陰惨さをよく表していました。

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