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深作欣二監督『仁義なき戦い・広島死闘篇』その2

2014-06-21 09:06:00 | ノンジャンル
 昨日の続きです。
 村岡は山中にヤスコを引き合わせる。村岡から勘当されて身を落としていたと言うヤスコ。夜、村岡から電話をもらった山中は勝利が倉光を殺り大友連合会を乗っ取るつもりだと聞き、山中は大友組に殴り込みをかける。“昭30.4.5 大友組々員3名死亡”。山中は口笛を吹いて現場を去るが、警察に逮捕される。“山中正治 殺人罪 無期懲役”。
 村岡は倉光と血縁を結び、大友連合会を傘下に入れ、再び競輪場の利権を独占し、広島を支配するが、媒酌人の景浦は列車内で襲われる。“昭30.4.19 景浦辰次郎死亡”。大友組は景浦の殺しについて記者会見を行なう。山中は刑務所で高梨に出会い、村岡がヤスコを婚家の次男と結婚させようとしていると聞き、秘かに血を抜いて喀血のふりをし、脱獄する。村岡は山中の脱獄はヤスコが目当てだろうと見抜き、やって来た山中にヤスコを会わせ、高梨が嘘を言っていたと思わせる。拳銃で自分をぶち殺して下さいと村岡に懇願する山中。村岡は納得したならいいだろうと言い、松永は山中と2人になって、ヤスコの縁談を祝福してやらなきゃならないと山中を説得する。山中は村岡への恩義を果たすため、大友を取りたいと言うが、そこへ手下の光雄が大友に捕まったとの報が入る。大友は光雄をなぶり、山中の居場所を聞くが、結局光雄を木に吊るし、射撃の的にして殺す。死体を引き取りに来た村岡を大友は襲い、この銃撃戦は暴力反対の世論を巻き起こし、警察も取り締り本部を作り、暴力団員の一斉検挙を行なう。
 “広島・基町(通称原爆スラム)”。大友は明日競輪場で理事会があるので、ダイナマイトを仕掛けようと話す。そこへ山中が現れ、大友は足を撃たれる。医者を呼ぶために村岡と手打ちにしようと言う中原。大友組は村岡の店を襲撃する。やって来た中原に大友の居場所を松永が聞くと、帰りの車の中で中原は襲われる。“昭30.5.24 中原敬助死亡”。“昭30.5.25 大友勝利逮捕 無期懲役”。抗争は終結し、警察が次の標的となる。
 村岡に山中の居場所を聞いた広能は山中と会う。そこへ村岡から電話があり、高梨が仮釈になったと山中に言ってくる。山中は高梨を射殺する。“昭30.5.29 高梨国松死亡”。松永は高梨が言っていたことは本当だったと山中に言い、村岡の命令でわしがヤスコの段取りをしたと言い、取るならわしを取れと言う。安全なところへ連れていってやると松永は言うが、山中は姿を消す。警官から逃げ、空家に身を隠す山中。警察は付近の住民に退避命令を出す。タバコの火がつかず、泣く山中。村岡組事務所の前も警察が厳戒態勢を引く。ヤスコは村岡に「何で助けてやらんの? 叔父さんがやらせたんじゃないの?」と言って泣き崩れる。山中は拳銃に砂を詰めたりしていたが、やがて拳銃を口に食わえ、引金を引く。“昭30.5.29 山中正治自殺”。
 “昭30.6.15 故山中正治追悼花会”。見舞いに出された多額の札。広能も喪服で山守と同席する。山守は他の者と、山中が親分のことを言わず、警官とも撃ち合わずに死んだことを褒め、子分の見本だと言う。村岡が笑顔でいるのを見る広能。「山中は広島やくざの典型だったが、今は誰も墓を訪れない」とのナレーションで映画は終わる。

 乱闘シーンでの手持ちカメラや、光雄が吊るされて標的の的になるシーンの残酷さなどが印象的でした。

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto

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