中島らも氏の『しりとりえっせい』を読みました。
エッセイのお題をしりとりでつなげて行くというもので、「しりとり」というエッセイの次は、「リトマス試験紙」というエッセイ、その次は「白雪姫」というえっせい、というように続いて行きます。
読んでまず驚くのは、著者の博学ぶりです。よくぞこんなことまで、というほど次々に知識が披露されます。その度に調べているのかもしれませんが、それにしてもすごい。勉強になります。
題名の付け方が「しりとり」といういい加減なやり方なので、話は方々へ飛び、カッパの由来から、世界の人狼伝説、プサルテリウムの話、化石の歴史、ヌタウナギ、カーネロという生物の話、人間原理宇宙論、イヌイットの現在、アイスクリームの歴史、カツレツの語源、みその歴史、ミイラの知識など、とにかく雑学の宝庫です。
たまに話の流れがシュールになったりもして楽しめますし、常に社会批判をするという基本的な立場が見えます。
それからついでに驚いたのが、ひさうちみちお氏の挿絵で、タモリ倶楽部で見た本人の姿が、線の細い気弱な感じの人物というイメージだったので、わりに雑な絵を描くのかな、と思っていたら、とても端正な大正ロマンを思わせる絵を描かれていたので、意外でした。
本屋さんではもう売って無いかもしれませんが、アマゾンで中古本なら買えると思います。興味のある方には、オススメです。
エッセイのお題をしりとりでつなげて行くというもので、「しりとり」というエッセイの次は、「リトマス試験紙」というエッセイ、その次は「白雪姫」というえっせい、というように続いて行きます。
読んでまず驚くのは、著者の博学ぶりです。よくぞこんなことまで、というほど次々に知識が披露されます。その度に調べているのかもしれませんが、それにしてもすごい。勉強になります。
題名の付け方が「しりとり」といういい加減なやり方なので、話は方々へ飛び、カッパの由来から、世界の人狼伝説、プサルテリウムの話、化石の歴史、ヌタウナギ、カーネロという生物の話、人間原理宇宙論、イヌイットの現在、アイスクリームの歴史、カツレツの語源、みその歴史、ミイラの知識など、とにかく雑学の宝庫です。
たまに話の流れがシュールになったりもして楽しめますし、常に社会批判をするという基本的な立場が見えます。
それからついでに驚いたのが、ひさうちみちお氏の挿絵で、タモリ倶楽部で見た本人の姿が、線の細い気弱な感じの人物というイメージだったので、わりに雑な絵を描くのかな、と思っていたら、とても端正な大正ロマンを思わせる絵を描かれていたので、意外でした。
本屋さんではもう売って無いかもしれませんが、アマゾンで中古本なら買えると思います。興味のある方には、オススメです。
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