gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

高野秀行×角幡唯介『地図のない場所で眠りたい』

2014-11-25 16:46:00 | ノンジャンル
 ‘14年に刊行された高野秀行さんと角幡唯介さんの対談集『地図のない場所で眠りたい』を読みました。
 2人の略歴を本から引用させていただくと、高野秀行さんは、「1966年、東京都八王子市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。同大学探検部在籍時に執筆した『幻獣ムベンベを追え』(集英社文庫)でデビュー。タイ国立チェンマイ大学日本語講師を経て、ノンフィクション作家となる。著書に『アヘン王国潜入記』(集英社文庫)、『西南シルクロードは密林に消える』(講談社文庫)ほか多数。『謎の独立国家ソマリランド』(本の雑誌社)で講談社ノンフィクション賞、梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞。」。角幡唯介さんは、「1976年、北海道芦別市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、朝日新聞社に入社。同社退社後、チベットや北極圏を中心に探検活動を続ける。『空白の五マイル』(集英社文庫)で開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞、梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞。『雪男は向こうからやって来た』(集英社文庫)で新田次郎文学賞、『アグルーカの行方』(集英社)で講談社ノンフィクション賞受賞。」となっています。
 目次を書き出してみると、「第一章 僕たちが探検家になるまで」(男子は誰でも探検が好きだ、オカルトと現代思想、背広は着たくない)、高野秀行・角幡唯介略歴、探検を知る一冊(1)『ロスト・シティZ―探検史上、最大の謎を追え』、「第二章 早稲田大学探検部」(探検部非主流派・高野、僕は肉体派だ、インド事件、なんでもいいから入部してください、洞窟デート、何をするかは現地で考える、ニューギニアの空中分解、探検部の美学、作家虎の穴、探検とはなんだ、探検部時代の高野・角幡)、探検を知る一冊(2)『微生物ハンター、深海を行く』、「第三章 作家として生きること」(燃え尽きなかったら、新聞記者のテクニック、実績がないと本は出せない、迷走時代、高野ブレイク、やっぱりムッとしますよ、ブログとアマゾン)、高野・角幡の主な探査行、探検を知る一冊(3)『奇跡の生還へ導く人――極限状態の「サードマン」現象』、「第四章 作品を語る」(幻獣ムベンベを追え、空白の五マイル、アヘン王国潜入記、雪男は向こうからやって来た、西南シルクロードは密林に消える、アグルーカの行方、謎の独立国家ソマリランド)、高野・角幡の現場、高野秀行・角幡唯介著作リスト、探検を知る一冊(4)『狼の群れと暮らした男』、「第五章 探検の現場」(テーマはどうやって探すのか、本とネットと人、探検の道具、俺は言語オタクなんだよ、本気であるほど金は出ない)、高野秀行・角幡唯介の取材道具、探検を知る一冊(5)『ピダハンーー「言語本能」を超える文化と世界観』、「第六章 探検ノンフィクションとは何か」(原稿がうまく書けないことってある?、雪崩とチャンドラーとお笑い、笑える話は難しい、ノンフィクションとはなんだ、テーマじゃなくて文章で勝負したい、ノンフィクションと小説)、あとがき、となっています。
 高野さんの本はすべて読み、角幡さんの本は一冊も読んでいない私でしたが、楽しく読むことができました。ただ、この本を読んで角幡さんの本を読みたいと思わなかったのは残念でした。

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/

最新の画像もっと見る

コメントを投稿