高野秀行さんの'98年作品「アヘン王国潜入記」を読みました。
高野さんは世界の7~8割のアヘンを生産しているという、ミャンマー(ビルマ)のワ州の村に7ヶ月に渡って住み、アヘンの種を蒔いてから収穫するまでを体験し、最後にはアヘン中毒になってしまう体験を書いたのが本書です。ミャンマーの少数民族ワ族の反政府ゲリラであるワ軍政府が自治を行なうワ州は、タイとミャンマーの国境地帯にある山岳地域をその領地とし、ケシの実からとれるアヘンを主な収入源としています。高野さんは実際にどのようにして世界の7~8割ものアヘンが作られているのかを確かめに行くのですが、種を蒔いた後は、ひたすら毎日草取りをし、やがて村の習俗にも精通し、ケシの実からアヘンを収穫する時に運悪く体調を崩し、痛み止めに吸ったアヘンの魅力にやられ、軽いアヘン中毒になったところで村を去ります。
高野さんの他の本と同じく、臨場感にあふれ、出て来るキャラクターも面白い人ばかりで、楽しんで読めました。ミャンマーの特殊な政治状況の勉強にもなり、ひと粒で二度おいしい本です。ドキュメンタリー好きな方以外にもオススメです。
高野さんは世界の7~8割のアヘンを生産しているという、ミャンマー(ビルマ)のワ州の村に7ヶ月に渡って住み、アヘンの種を蒔いてから収穫するまでを体験し、最後にはアヘン中毒になってしまう体験を書いたのが本書です。ミャンマーの少数民族ワ族の反政府ゲリラであるワ軍政府が自治を行なうワ州は、タイとミャンマーの国境地帯にある山岳地域をその領地とし、ケシの実からとれるアヘンを主な収入源としています。高野さんは実際にどのようにして世界の7~8割ものアヘンが作られているのかを確かめに行くのですが、種を蒔いた後は、ひたすら毎日草取りをし、やがて村の習俗にも精通し、ケシの実からアヘンを収穫する時に運悪く体調を崩し、痛み止めに吸ったアヘンの魅力にやられ、軽いアヘン中毒になったところで村を去ります。
高野さんの他の本と同じく、臨場感にあふれ、出て来るキャラクターも面白い人ばかりで、楽しんで読めました。ミャンマーの特殊な政治状況の勉強にもなり、ひと粒で二度おいしい本です。ドキュメンタリー好きな方以外にもオススメです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます