また昨日の続きです。
万代、車から降り、事務所の入口へ。組の者、入ろうとするジミーに「ふざけんじゃねえ」ジミー「入れろ」。黒マスクの3人、万代のために開けたドアから、拳銃を構えて突入。「金だ、金。ぶっ殺すぞ」組長「お前ら、どこのもんだ?」「手を挙げろ。鍵は~だ?」「(雀卓の上にあった現金を持ち)これ持って出ていけ」「カードキーだよ。~の裏に貼ってあんだろうが。何? 図星だな、あ? 5つ数えるぞ。てめえら。組長の頭が吹っ飛ぶのを見物してろ。1、2、3」「チャカが怖くて極道やってられっか」と立ち上がった男、撃たれる。若頭が開けた金庫から金を鞄に入れる。組長「お前ら、地の果てまで追いかけ回して皆殺しにしてやるからな。わかっとんのか!」。一人の組員がカッターを手にしたのに気づいた万代は逃げ出して、組員らの注意を引く。
階段を降りて来た万代に組員「こら、何だ。あのワゴン。ビルの前に駐車させんなって言ったろ? 誰なんだ、お前?(組長、頭に拳銃を当てられ姿を現す。拳銃に気づかずに)あ、兄貴。いたんですか? 誰もいなかったので勝手に入らせてもらいました」。組長を盾に4人逃げ出す。万代は残る。組長「うわー」と拳銃を撃ち続け、若頭に制止される。組員に八つ当たりする組長。車から降りた会長(室田日出男)「じたばたするんじゃねえ。いくらだ?」組長「1億とちょっと」「ケガ人は?」「野本が」「そうか」と組長に小刀を渡す。組長、汗をかきながら丁重に受け取る。
リストラ男「肉体労働しちゃったからな。とにかく帰ったらすぐ風呂入るから。風呂だよ。風呂。それから飯ね。何だっていいよ。ママの作る料理はなにだってうまいからって言っといて。それからすごい土産があるから。すごいお土産だよ。フフフフ、内緒。すぐ帰るから。じゃあね」と怯えながら言う。タバコを吸う氷頭。リストラ男、拳銃を氷頭に。「いろいろお世話になりました。久しぶりに田舎に帰って墓参りして来ようと思います。家族4人で、旅行も兼ねて。墓参りした時、気持ちいいんです。それじゃ万代さんによろしく」。三屋「よろしくって何だよ? 殺しちまってよ」「殺しって誰?」「てめえが殺したんじゃねえかよ。あいつら黙ってると思ってんのか?」氷頭「奴ら、そんな馬鹿じゃねえよ。万代を殺したら、この店の乗っ取りがヤバくなることに」。万代、指詰められて現れる。「ラッキーだ。執行猶予付きで釈放だ」。三屋、万代を抱きとめる。
服ではしゃぐ売春婦。ジミー。バッティングセンターに男たちが入っていく。「2人でタイに帰るの。パスポートもある」。壁に頭をぶつけるジミー。「言ったでしょ。俺、タイに行けない。これ全部君のもの。それだけ働いたんだから。それだけ体張ったんだから。当然なんだよ」「ノーなの? 一緒。ジミー、ナミ嫌い?」「俺はナミが幸せになればいいんだ。俺はどうなってもいいんだ」「一緒。ずーと一緒。嘘、嘘。これいらない」。ジミーからの贈り物を次々に投げ返すナミ。パスポート。「これ、どうした?どうしたの? これ本物じゃないの。これ」「荻さん、くれた。日本人の罪滅ぼしで」「何?」。泣くナミ。「いたぞ!」。スローモーション。ビンの割れる音。「ナミ!」。暗転。
開店前のディスコ。万代「足がつくから当分店は閉めない。どうする?」三屋「いてやるよ」。
拷問を受けるジミー。輪姦されるナミ。
昼間のディスコ。万代に三屋駆けつけ、ヒソヒソ話。万代「別件だろ? 昨日の今日だ」。組員たち、やって来る。「夕べは大変ご迷惑をおかけしました。どうぞVIPルームへ」「お前ら、派手なこと、やってくれたじゃねえか。え?」。三屋、拳銃を撃ち、万代と逃げる。階段を上っていく見知らぬ男。
部屋を破壊する組員たち。若頭「馬鹿野郎が。大事な売り物なんだ。もっと丁寧に扱え」「へい」。組長も指を詰めてる。「兄貴ばっかり責任をなすりつけやがって。もっとましなの何で上へ送ってこないんですかね?」組長「てめえの切り抜きなんかやってやがって」。ファイルされている万代の記事。「おい、こいつじゃないのか?」「あっ、こいつだ」。リストラ男、荻原の履歴書。「確か5人だったよな。あと一人デカ崩れ」。ファイルめくる2人。若頭「おい、もっとねえのか?」「へい」「こいつだ」。“警官に2年の懲役”“カジノ賭博汚職刑事”の記事と写真。「あの目だ。野郎」。
廃墟。半殺しのジミー。ナミは死んでる。
組長の事務所にジミー現れる。「てめえら、ナミを、てめえら、ナミを」。片目の男(ビートたけし)に射殺されるジミー。(また明日へ続きます……)
万代、車から降り、事務所の入口へ。組の者、入ろうとするジミーに「ふざけんじゃねえ」ジミー「入れろ」。黒マスクの3人、万代のために開けたドアから、拳銃を構えて突入。「金だ、金。ぶっ殺すぞ」組長「お前ら、どこのもんだ?」「手を挙げろ。鍵は~だ?」「(雀卓の上にあった現金を持ち)これ持って出ていけ」「カードキーだよ。~の裏に貼ってあんだろうが。何? 図星だな、あ? 5つ数えるぞ。てめえら。組長の頭が吹っ飛ぶのを見物してろ。1、2、3」「チャカが怖くて極道やってられっか」と立ち上がった男、撃たれる。若頭が開けた金庫から金を鞄に入れる。組長「お前ら、地の果てまで追いかけ回して皆殺しにしてやるからな。わかっとんのか!」。一人の組員がカッターを手にしたのに気づいた万代は逃げ出して、組員らの注意を引く。
階段を降りて来た万代に組員「こら、何だ。あのワゴン。ビルの前に駐車させんなって言ったろ? 誰なんだ、お前?(組長、頭に拳銃を当てられ姿を現す。拳銃に気づかずに)あ、兄貴。いたんですか? 誰もいなかったので勝手に入らせてもらいました」。組長を盾に4人逃げ出す。万代は残る。組長「うわー」と拳銃を撃ち続け、若頭に制止される。組員に八つ当たりする組長。車から降りた会長(室田日出男)「じたばたするんじゃねえ。いくらだ?」組長「1億とちょっと」「ケガ人は?」「野本が」「そうか」と組長に小刀を渡す。組長、汗をかきながら丁重に受け取る。
リストラ男「肉体労働しちゃったからな。とにかく帰ったらすぐ風呂入るから。風呂だよ。風呂。それから飯ね。何だっていいよ。ママの作る料理はなにだってうまいからって言っといて。それからすごい土産があるから。すごいお土産だよ。フフフフ、内緒。すぐ帰るから。じゃあね」と怯えながら言う。タバコを吸う氷頭。リストラ男、拳銃を氷頭に。「いろいろお世話になりました。久しぶりに田舎に帰って墓参りして来ようと思います。家族4人で、旅行も兼ねて。墓参りした時、気持ちいいんです。それじゃ万代さんによろしく」。三屋「よろしくって何だよ? 殺しちまってよ」「殺しって誰?」「てめえが殺したんじゃねえかよ。あいつら黙ってると思ってんのか?」氷頭「奴ら、そんな馬鹿じゃねえよ。万代を殺したら、この店の乗っ取りがヤバくなることに」。万代、指詰められて現れる。「ラッキーだ。執行猶予付きで釈放だ」。三屋、万代を抱きとめる。
服ではしゃぐ売春婦。ジミー。バッティングセンターに男たちが入っていく。「2人でタイに帰るの。パスポートもある」。壁に頭をぶつけるジミー。「言ったでしょ。俺、タイに行けない。これ全部君のもの。それだけ働いたんだから。それだけ体張ったんだから。当然なんだよ」「ノーなの? 一緒。ジミー、ナミ嫌い?」「俺はナミが幸せになればいいんだ。俺はどうなってもいいんだ」「一緒。ずーと一緒。嘘、嘘。これいらない」。ジミーからの贈り物を次々に投げ返すナミ。パスポート。「これ、どうした?どうしたの? これ本物じゃないの。これ」「荻さん、くれた。日本人の罪滅ぼしで」「何?」。泣くナミ。「いたぞ!」。スローモーション。ビンの割れる音。「ナミ!」。暗転。
開店前のディスコ。万代「足がつくから当分店は閉めない。どうする?」三屋「いてやるよ」。
拷問を受けるジミー。輪姦されるナミ。
昼間のディスコ。万代に三屋駆けつけ、ヒソヒソ話。万代「別件だろ? 昨日の今日だ」。組員たち、やって来る。「夕べは大変ご迷惑をおかけしました。どうぞVIPルームへ」「お前ら、派手なこと、やってくれたじゃねえか。え?」。三屋、拳銃を撃ち、万代と逃げる。階段を上っていく見知らぬ男。
部屋を破壊する組員たち。若頭「馬鹿野郎が。大事な売り物なんだ。もっと丁寧に扱え」「へい」。組長も指を詰めてる。「兄貴ばっかり責任をなすりつけやがって。もっとましなの何で上へ送ってこないんですかね?」組長「てめえの切り抜きなんかやってやがって」。ファイルされている万代の記事。「おい、こいつじゃないのか?」「あっ、こいつだ」。リストラ男、荻原の履歴書。「確か5人だったよな。あと一人デカ崩れ」。ファイルめくる2人。若頭「おい、もっとねえのか?」「へい」「こいつだ」。“警官に2年の懲役”“カジノ賭博汚職刑事”の記事と写真。「あの目だ。野郎」。
廃墟。半殺しのジミー。ナミは死んでる。
組長の事務所にジミー現れる。「てめえら、ナミを、てめえら、ナミを」。片目の男(ビートたけし)に射殺されるジミー。(また明日へ続きます……)
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