また昨日の続きです。
荻原、昼間に帰宅。「ただいま」。無人。「パパねえ、すごい仕事してきたんだぞ。一日で三千万も稼いで来たんだから、大したもんだろ? 何だ? ヒロミ、いるんじゃん。だったら弾いてよ。『エリーゼのために』。ママ、風呂、メシ。いつもの通りだよ」。背広脱ぐ。蠅がうるさい。ヒロミ「パパ、何してんの? 弾くから聞いてて」「あっ、『エリーゼのために』だ。上手だ。上手」。拍手する荻原。ドアを閉めると、ピアノに突っ伏してるヒロミ。「パパのこと馬鹿野郎の学歴なしなんて言っちゃダメだよ。俺だってやる時はやるんだから」。ベッドには妻の死体。鏡にヒビ。独り言を言い続ける荻原。妻と一緒に風呂に入る荻原。一人で風呂に入る荻原。そこへ片目の男が現れ、荻原を射殺。(中略)
妻と子供に会う氷頭。妻「赤い花、ありがとう」「出直したい」「どんなお金?」「お礼だ。やっと回収した」娘「ママおしっこ」。使い捨てカメラで2人を撮る氷頭。びっこをひく妻。タバコを吸う氷頭は店が無人になっているのに気づく。「ここから出る。早く!」「何急いでるの? お金払ってないじゃないの」。背後の男にバイバイする娘。片目の男、氷頭の妻を射殺。逃げる岸。
三屋、万代に「キャプテン、最終便しかない。何で高速バスを? 金あるんだからタクシーで。万代オーナーのこの豪華ヨットクルーザーで海外脱出」
氷頭の妻の殺害現場で無数のシャッター音。
三屋に切符を渡す万代。バスの中に3人。氷頭「何のマネだ?」万代「ちくった奴がいる」。“一家4人惨殺”の記事。その記事を三屋も見る。岸、三屋に「てめえじゃないのか?」万代「俺だよ、きっと。俺が集めたんだ」万代、氷頭に「俺の分です」「返せねえぞ。何だよ。お前ら、銃は? 観光旅行してないで、とっとと逃げろ」三屋「何でそんなこと知ってんだよ? そんなことどこにも書いてねえぞ。一緒にとことん」万代「やり残しができた。先に行っててくれ」「どこだ? しゃべんなよ」「飯田は母の故郷だ。誰にも言っていない」氷頭「遠いな」「氷頭さん、ありがとう」。氷頭、去る。
キャラメルを売店で買う万代。片目の男とその手下、現れる。「三屋さん!」。撃ち合いになり、片目の男の手下、足を撃たれる。「救急車を」「大丈夫です」。トイレに籠城する万代と三屋。万代「もうすぐパトカーが来る。来たら逃げろ。飯田のおふくろに金を渡してくれ。3つ数えたら~」。三屋にキスする万代。万代、死ぬ。三屋「どこ行くの? やだ。一緒に」。万代を抱く。パトカーの音。
走って逃げる三屋。トイレには血まみれの万代。その手にキャラメルの箱。スローモーション。パトカーの音。組長にライター。片目の男「保険きかねえからよう。俺らみたいな商売。プラスしてくれ」「ダメだよ、京谷さん、分かるけど、俺の一存じゃな」「体張ってんだからよ。4人殺すったって、奴らだって拳銃持ってんじゃん。トーシロなんてよ」。
氷頭の家族写真の前に構えた拳銃。装填。氷頭が弾倉をチェック。
夜の波止場の三屋。蠅。波の音。携帯を「バン、バン」と言って撃つマネ。
「万代氏は金がない♪金蔵立てずに殺された♪」。錨に結ばれた縄を自分の体に結んでいる三屋。「万代さん、今どこ? 俺できねえよ。かたき討ちなんて。せめて俺で勘弁して」。口に拳銃をくわえると、錨が海に落ちてしまい、それを引っ張り上げる。寝転ぶ三屋。「万代さん、聞こえる? 返事して。俺、やっぱりダメだよ。待っても行かないよ。ゴメンね。俺、疲れたから、もう眠るよ。さよなら」。いびき。
朝日。朝の街。バッティングセンターの三屋、氷頭。
事務所の前に車。写真を見て三屋「かわいいなあ、いくつ」氷頭「4つだ」「奥さんも美人なんだ」「ふん、やるか?」注射器。「ジミー、どうしてますかね」「あいつら4人で~待ってるよ」。カセットテープをセット。ヤクを打つ氷頭。雨。「昨日の夢を追いかけて♪」。眠る三屋。
「氷頭さん!」。妻と子の写真。車を誘導する組員。三屋、車から降り雨の中に。組長「めでたい、めでたい」。駆け寄る三屋。気付く若頭。双方、次々と発砲。氷頭、車を突っ込ませ、こちらも次々と射殺するも、自分も腹を撃たれる。氷頭「会長は上だな?」。組長は防弾チョッキを着ていたが、やがて脱ぎ、「遊ぼう、タカシ君」と言い、射殺される。そこに現われた京谷に射殺される氷頭。京谷の手下も射殺される。死んだ氷頭に寄り添う三屋。パトカーの音。「馬鹿野郎」とパトカーに発砲する京谷。三屋、立ち去る。
新宿発、飯田行きの高速バス。3人の女性の雑談。三屋はヘッドフォンをし、遺骨を隣席に。
休憩所。茶の缶を遺骨のそばに置いて「ビールじゃなくてごめん」という三屋。京谷が現れ、双方とも相手に撃たれ、京谷は三屋の隣の席に座る。バス出発。水滴の音。音楽が響き、映画は終わる。
この映画も光と影が印象的で、雨が大量に降る、夜のムードに包まれた映画でした。
荻原、昼間に帰宅。「ただいま」。無人。「パパねえ、すごい仕事してきたんだぞ。一日で三千万も稼いで来たんだから、大したもんだろ? 何だ? ヒロミ、いるんじゃん。だったら弾いてよ。『エリーゼのために』。ママ、風呂、メシ。いつもの通りだよ」。背広脱ぐ。蠅がうるさい。ヒロミ「パパ、何してんの? 弾くから聞いてて」「あっ、『エリーゼのために』だ。上手だ。上手」。拍手する荻原。ドアを閉めると、ピアノに突っ伏してるヒロミ。「パパのこと馬鹿野郎の学歴なしなんて言っちゃダメだよ。俺だってやる時はやるんだから」。ベッドには妻の死体。鏡にヒビ。独り言を言い続ける荻原。妻と一緒に風呂に入る荻原。一人で風呂に入る荻原。そこへ片目の男が現れ、荻原を射殺。(中略)
妻と子供に会う氷頭。妻「赤い花、ありがとう」「出直したい」「どんなお金?」「お礼だ。やっと回収した」娘「ママおしっこ」。使い捨てカメラで2人を撮る氷頭。びっこをひく妻。タバコを吸う氷頭は店が無人になっているのに気づく。「ここから出る。早く!」「何急いでるの? お金払ってないじゃないの」。背後の男にバイバイする娘。片目の男、氷頭の妻を射殺。逃げる岸。
三屋、万代に「キャプテン、最終便しかない。何で高速バスを? 金あるんだからタクシーで。万代オーナーのこの豪華ヨットクルーザーで海外脱出」
氷頭の妻の殺害現場で無数のシャッター音。
三屋に切符を渡す万代。バスの中に3人。氷頭「何のマネだ?」万代「ちくった奴がいる」。“一家4人惨殺”の記事。その記事を三屋も見る。岸、三屋に「てめえじゃないのか?」万代「俺だよ、きっと。俺が集めたんだ」万代、氷頭に「俺の分です」「返せねえぞ。何だよ。お前ら、銃は? 観光旅行してないで、とっとと逃げろ」三屋「何でそんなこと知ってんだよ? そんなことどこにも書いてねえぞ。一緒にとことん」万代「やり残しができた。先に行っててくれ」「どこだ? しゃべんなよ」「飯田は母の故郷だ。誰にも言っていない」氷頭「遠いな」「氷頭さん、ありがとう」。氷頭、去る。
キャラメルを売店で買う万代。片目の男とその手下、現れる。「三屋さん!」。撃ち合いになり、片目の男の手下、足を撃たれる。「救急車を」「大丈夫です」。トイレに籠城する万代と三屋。万代「もうすぐパトカーが来る。来たら逃げろ。飯田のおふくろに金を渡してくれ。3つ数えたら~」。三屋にキスする万代。万代、死ぬ。三屋「どこ行くの? やだ。一緒に」。万代を抱く。パトカーの音。
走って逃げる三屋。トイレには血まみれの万代。その手にキャラメルの箱。スローモーション。パトカーの音。組長にライター。片目の男「保険きかねえからよう。俺らみたいな商売。プラスしてくれ」「ダメだよ、京谷さん、分かるけど、俺の一存じゃな」「体張ってんだからよ。4人殺すったって、奴らだって拳銃持ってんじゃん。トーシロなんてよ」。
氷頭の家族写真の前に構えた拳銃。装填。氷頭が弾倉をチェック。
夜の波止場の三屋。蠅。波の音。携帯を「バン、バン」と言って撃つマネ。
「万代氏は金がない♪金蔵立てずに殺された♪」。錨に結ばれた縄を自分の体に結んでいる三屋。「万代さん、今どこ? 俺できねえよ。かたき討ちなんて。せめて俺で勘弁して」。口に拳銃をくわえると、錨が海に落ちてしまい、それを引っ張り上げる。寝転ぶ三屋。「万代さん、聞こえる? 返事して。俺、やっぱりダメだよ。待っても行かないよ。ゴメンね。俺、疲れたから、もう眠るよ。さよなら」。いびき。
朝日。朝の街。バッティングセンターの三屋、氷頭。
事務所の前に車。写真を見て三屋「かわいいなあ、いくつ」氷頭「4つだ」「奥さんも美人なんだ」「ふん、やるか?」注射器。「ジミー、どうしてますかね」「あいつら4人で~待ってるよ」。カセットテープをセット。ヤクを打つ氷頭。雨。「昨日の夢を追いかけて♪」。眠る三屋。
「氷頭さん!」。妻と子の写真。車を誘導する組員。三屋、車から降り雨の中に。組長「めでたい、めでたい」。駆け寄る三屋。気付く若頭。双方、次々と発砲。氷頭、車を突っ込ませ、こちらも次々と射殺するも、自分も腹を撃たれる。氷頭「会長は上だな?」。組長は防弾チョッキを着ていたが、やがて脱ぎ、「遊ぼう、タカシ君」と言い、射殺される。そこに現われた京谷に射殺される氷頭。京谷の手下も射殺される。死んだ氷頭に寄り添う三屋。パトカーの音。「馬鹿野郎」とパトカーに発砲する京谷。三屋、立ち去る。
新宿発、飯田行きの高速バス。3人の女性の雑談。三屋はヘッドフォンをし、遺骨を隣席に。
休憩所。茶の缶を遺骨のそばに置いて「ビールじゃなくてごめん」という三屋。京谷が現れ、双方とも相手に撃たれ、京谷は三屋の隣の席に座る。バス出発。水滴の音。音楽が響き、映画は終わる。
この映画も光と影が印象的で、雨が大量に降る、夜のムードに包まれた映画でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます