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マーク・サンドリッチ監督『トップ・ハット』&『踊らん哉』他

2016-12-16 09:33:00 | ノンジャンル
 マーク・サンドリッチ監督、アーヴィング・バーリン音楽の’35年作品『トップ・ハット』をWOWOWシネマで見ました。人間関係が錯綜し、ストーリーにはついていけませんでしたが、フェイドアウト、フェイドイン、オーバーラップが多く使われ、ワンシーンワンカットで撮られた“cheek to cheek”などフレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズのタップダンスをふんだんに楽しめました。
 また、マーク・サンドリッチ監督、ジョージ・ガーシュイン音楽の’37年作品『踊らん哉』もWOWOWシネマで見ました。タップを導入しようとしているバレエのスターをフレッド・アステア、ミュージカル・スターをジンジャー・ロジャーズが演じ、パリ、マルセイユからニューヨークまでの客船、ニューヨークが舞台で、偽装結婚が本当の結婚になる話で、ここでも2人のダンス、タップダンス(ローラースケートによるものまで)を楽しめました。
 またポール・ヴァーホーヴェン監督の’87年作品『ロボコップ』(吹替え版)をWOWOWプライムで見ました。デトロイト地区の再開発で莫大な利益があがることを見込んで、警察に新たな治安ロボットを作る注文を受けたオムニ社では、副社長のジョーンズが試作機ED209を役員会で紹介するが、犯人と見立てた委員の一人を殺してしまう。一方、ノートン副社長は死んだ警察官マーフィーをサイボーグ化して“ロボコップ”とし、数々の犯人を逮捕するのに成功する。ジョーンズは裏社会を牛耳るボリガーにノートンを殺させ、ロボコップはジョーンズを逮捕するが、ジョーンズを逮捕しようとすると、オムニ社の重役には手を出せないというプログラムが実行され、逮捕できず、ジョーンズの息のかかった警官たちに攻撃され、倒されたところを、マーフィーが生きていた時の相棒ルイス(ナンシー・・アレン)に助けられる。結局、ボリガーはジョーンズの力によって釈放され、改めてボリガーとロボコップとルイスは対決し、ボリガーを倒すことには成功するが、ルイスは致命傷を負う。ボリガーはルイスがサイボーグとなって再び自分と会えるようにと祈るのだった。高橋洋君が絶賛するほどの映画ではないように思えましたが、火炎が燃え上がるアクションシーンは迫力がありました。
 また、三池祟史監督の’04年作品『ゼブラーマン』もWOWOWシネマで見ました。頼りない教師で、幼少の頃に見たものの、視聴率が悪く、6話を放映しただけで打ち切りとなった「ゼブラーマン」のコスプレを孤独に愛する男・市川(哀川翔)が、「ゼブラーマン」好きの少年(その母を鈴木京香が演じています)と出会うことで、本物のゼブラーマンとなり、人間を乗っ取る能力を持つ、緑色のゼリー状の異星人と闘い、倒し、市民の英雄となるという話で、あまりにもバカバカしい物語ながらも、画面の力で飽きさせない映画でした。
 また、熊切和嘉監督の’14年作品の『私の女』もWOWOWシネマで見ました。家庭を持つことを夢見ている、津波で家族を全て失った孤独な男(浅野忠信)が婚約者や、やはり津波で家族を全て失い、彼に娘として育てられた女性と、セックスをする、というストーリーでしたが、私とは相性が悪いようで、途中で見るのを止めてしまいました。
 また、ロバート・アルトマン監督の’92年作品『ザ・プレイヤー』もWOWOWシネマで見ました。20世紀フォックスのシナリオ担当重役(ティム・ロビンス)が誤ってシナリオライターを殺してしまい、その殺した相手の彼女と結婚するというストーリーを重層的に描いた映画で、冒頭の長いワンシーンワンカット、ガラスに映る人影など見どころが多く、またアンジェリカ・ヒューストン、ジョン・キューザック、バート・レイノルズ、ロッド・スタイガー、ハリー・ベラフォンテらが実名で登場し、ピーター・フォーク、スーザン・サランドンは映画の出演役者として、ハンフリー・ボガードとヒッチコックは写真として登場していました。
 また、是枝裕和監督・脚本・編集の’15年作品『海街diary』もWOWOWシネマで見ました。父親が不倫で、母親(大竹しのぶ)が再婚で出ていった鎌倉の一軒家に暮らす三姉妹、幸(綾瀬はるか)、佳乃(長澤まさみ)、千佳。父親の葬儀で3人は異母妹のすずと初めて会い、鎌倉で一緒に住まないかと誘い、4人の暮らしが始まり、それに幸の恋人(堤真一)、佳乃の恋人、すずの恋人、食堂の女主人(風吹ジュン)、食堂の常連(リリー・フランキー)らもかかわって、4人の暮らしぶりが淡々と描かれていました。