昨日の続きです。
夜にジョーの元を訪れ、お互いの気持ちを確かめ合う2人。母と写ったホームビデオをアリスに見せるジョー。アリスは「あの日、父は酔って工場を休み、代わりに入ったあなたのお母さんが犠牲になった。父は自分が死ねばよかったと思ってる」と言って、泣きます。するとキューブが振動し始め、壁を突き破って飛んでいきます。アリスが帰宅すると、父はジョーに会ってきたことを責めて、出ていけと言い、本当に自転車で出ていったアリスを車で追いますが、駐車車両にぶつかって止まります。その目の前で“貨物”に拉致されるアリス。軍は火炎放射器で町を焼き払う“ウォーキング・ディスタンス作戦”を始めます。映画が台なしになったと怒るチャールズは、実は自分も好きなアリスがジョーと両思いであることにムカつくのだとジョーに告白します。駅舎で撮ったフィルムを試写して“貨物”が映っていることに気付く彼ら。
町に火事が広がっているとして軍から避難指示が出され、町は封鎖されます。デイナードはアリスが拉致されたことをジョーに知らせ、ジョーら4人の子供はアリスを探しに町に戻ることにします。一方、ジャックは飛行場に侵入し、兵士を1人倒すと、軍の制服に着替えます。学校に侵入したジョーらは、フィルムの山を発見し、「'63年4月8日」と書かれたフィルムに白衣の男たちが宇宙船を見ている映像が収められ、テープに「高度な知能で地底を好む生物は'58年に墜落し、その後宇宙船を修復させようとしたが、ネルクに捕えられて拷問を受け、それで人に憎むようになったことが、生物のテレパシーで分かった」とウッドワードが録音しているのを発見します。ウッドワードは生物を助けるべきだとネルクに進言して、研究所をクビになったとも語っていましたが、そこへネルクらがやって来て、ジョーらは捕えられてしまいます。ジョーから母の形見のペンダントを奪うネルク。町へジョーらを運んだフィルム屋がジョーらが軍に捕えられたことを警察に通報し、軍が火事を起こしていると知ったジャックへも伝えられます。ジョーらを乗せた軍の輸送バスは飛行場へと向かいますが、途中で“貨物”に襲われ、ネエクを含む軍関係者は皆殺され、ジョーらは横転したバスから逃げ出します。武器が勝手に発射され大混乱に陥っている町を通り抜け、母の墓地へ向かう4人。途中でケガした1人とその付き添いとしてチャールズを置いていったジョーとケアリーは、墓地のそばの小屋に侵入すると、そこには巨大な深い穴が開いていました。奥から聞こえて来る“貨物”の声。ケアリーの花火を使って、穴の中で意識を失っていたアリスと保安官と1人の女性を助け出した2人でしたが、逃げ出す途中で保安官と女性は“貨物”の餌食となり、ジョーらも行き止まりで追いつめられます。ジョーは前に進み出て、“貨物”に話しかけ、「皆が悪人じゃない。辛い時もある。でも生きていける」と言うと、一旦はジョーを掴んだ“貨物”は、聞こえてきた音に気を取られて、ジョーを置いて去ります。ジョーらが地上に上がると、穴の奥の真上にあった給水塔の球体に、周辺のあらゆる金属が飛翔してくっついていっていました。デイナードと、彼を許したジャックがやって来て、抱き合う2組の親子。その間に給水塔は宇宙船と化し、ジョーの母のペンダントも引きつけ、ジョーはペンダントの母の姿を最後に見て、ペンダントを放します。宇宙船と一体となるペンダント。その瞬間、給水塔は破裂し、水しぶきが上がる中、宇宙船は空高く飛び立ちます。それを見上げながら手をつなぐジョーとアリス。そしてエンディングタイトルが流れ、それとともに、ジョーらが作ったゾンビ映画“事件”が映写された後、映画の中でジョーらが歌っていたザ・ナックの“マイ・シャローナ”、そして無気味な音楽とともにに映画は終わります。
前半で保安官と電話業者が襲われるところと、ラストの宇宙船の飛翔は『未知との遭遇』の、そして輸送バスの襲撃は『ジュラシック・パーク』の明らかな良質なパロディであり、“貨物”の造形は『E.T.』の宇宙人を邪悪にした感じのものでした。登場人物のちょっとした表情の変化をとらえた短いショットの挿入がうまく、これだけの内容を1時間52分にまとめあげ、楽しませてくれたエイブラムス監督の手腕は賞賛に値すると思います。また、保安官代理役の役者の顔も、“いい”顔をいていたことを付け加えておきます。
→Nature LIfe(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)
夜にジョーの元を訪れ、お互いの気持ちを確かめ合う2人。母と写ったホームビデオをアリスに見せるジョー。アリスは「あの日、父は酔って工場を休み、代わりに入ったあなたのお母さんが犠牲になった。父は自分が死ねばよかったと思ってる」と言って、泣きます。するとキューブが振動し始め、壁を突き破って飛んでいきます。アリスが帰宅すると、父はジョーに会ってきたことを責めて、出ていけと言い、本当に自転車で出ていったアリスを車で追いますが、駐車車両にぶつかって止まります。その目の前で“貨物”に拉致されるアリス。軍は火炎放射器で町を焼き払う“ウォーキング・ディスタンス作戦”を始めます。映画が台なしになったと怒るチャールズは、実は自分も好きなアリスがジョーと両思いであることにムカつくのだとジョーに告白します。駅舎で撮ったフィルムを試写して“貨物”が映っていることに気付く彼ら。
町に火事が広がっているとして軍から避難指示が出され、町は封鎖されます。デイナードはアリスが拉致されたことをジョーに知らせ、ジョーら4人の子供はアリスを探しに町に戻ることにします。一方、ジャックは飛行場に侵入し、兵士を1人倒すと、軍の制服に着替えます。学校に侵入したジョーらは、フィルムの山を発見し、「'63年4月8日」と書かれたフィルムに白衣の男たちが宇宙船を見ている映像が収められ、テープに「高度な知能で地底を好む生物は'58年に墜落し、その後宇宙船を修復させようとしたが、ネルクに捕えられて拷問を受け、それで人に憎むようになったことが、生物のテレパシーで分かった」とウッドワードが録音しているのを発見します。ウッドワードは生物を助けるべきだとネルクに進言して、研究所をクビになったとも語っていましたが、そこへネルクらがやって来て、ジョーらは捕えられてしまいます。ジョーから母の形見のペンダントを奪うネルク。町へジョーらを運んだフィルム屋がジョーらが軍に捕えられたことを警察に通報し、軍が火事を起こしていると知ったジャックへも伝えられます。ジョーらを乗せた軍の輸送バスは飛行場へと向かいますが、途中で“貨物”に襲われ、ネエクを含む軍関係者は皆殺され、ジョーらは横転したバスから逃げ出します。武器が勝手に発射され大混乱に陥っている町を通り抜け、母の墓地へ向かう4人。途中でケガした1人とその付き添いとしてチャールズを置いていったジョーとケアリーは、墓地のそばの小屋に侵入すると、そこには巨大な深い穴が開いていました。奥から聞こえて来る“貨物”の声。ケアリーの花火を使って、穴の中で意識を失っていたアリスと保安官と1人の女性を助け出した2人でしたが、逃げ出す途中で保安官と女性は“貨物”の餌食となり、ジョーらも行き止まりで追いつめられます。ジョーは前に進み出て、“貨物”に話しかけ、「皆が悪人じゃない。辛い時もある。でも生きていける」と言うと、一旦はジョーを掴んだ“貨物”は、聞こえてきた音に気を取られて、ジョーを置いて去ります。ジョーらが地上に上がると、穴の奥の真上にあった給水塔の球体に、周辺のあらゆる金属が飛翔してくっついていっていました。デイナードと、彼を許したジャックがやって来て、抱き合う2組の親子。その間に給水塔は宇宙船と化し、ジョーの母のペンダントも引きつけ、ジョーはペンダントの母の姿を最後に見て、ペンダントを放します。宇宙船と一体となるペンダント。その瞬間、給水塔は破裂し、水しぶきが上がる中、宇宙船は空高く飛び立ちます。それを見上げながら手をつなぐジョーとアリス。そしてエンディングタイトルが流れ、それとともに、ジョーらが作ったゾンビ映画“事件”が映写された後、映画の中でジョーらが歌っていたザ・ナックの“マイ・シャローナ”、そして無気味な音楽とともにに映画は終わります。
前半で保安官と電話業者が襲われるところと、ラストの宇宙船の飛翔は『未知との遭遇』の、そして輸送バスの襲撃は『ジュラシック・パーク』の明らかな良質なパロディであり、“貨物”の造形は『E.T.』の宇宙人を邪悪にした感じのものでした。登場人物のちょっとした表情の変化をとらえた短いショットの挿入がうまく、これだけの内容を1時間52分にまとめあげ、楽しませてくれたエイブラムス監督の手腕は賞賛に値すると思います。また、保安官代理役の役者の顔も、“いい”顔をいていたことを付け加えておきます。
→Nature LIfe(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)