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マーティン・スコセッシ監督『ケープ・フィアー』その1

2012-02-12 09:47:00 | ノンジャンル
 マーティン・スコセッシ監督の'91年作品『ケープ・フィアー』をWOWOWシネマで見ました。
 14年ぶりに出所したケイディ(ロバート・デ・ニーロ)は映画館で葉巻をふかし、後ろの席で見ていた弁護士のサム(ニック.ノルティ)とその妻リー(ジェシカ・ラング)、15才の娘ダニーはその煙りを嫌がり席を移動します。アイスクリーム店で彼らの代金をケイディが支払ったのを知ったサムは、ケイディに何のためなのか問いつめますが、ケイディは明確な答えを言わず去ります。数日後、車を発進させようとしたサムから車のキーを取り上げたケイディは「14年間で失ったものを取りかえす」と言います。サムはケイディが14年前に自分が弁護したレイプと加重性暴行を犯した男で、被害者の女性に男が大勢いたという報告書を葬ったことを思い出します。ケイディは刑務所で字を習い、サムが自分に有利な証拠を握りつぶしていたことを知ったのでした。サムはお金で解決しようとしますが、ケイディは刑務所で男にオカマを掘られた経験を語り、サムを相手にしません。
 やがてリーの犬が毒殺され、容疑者として拘束されたケイディをマジックミラー越しに見たサムは、ケイディの体中に「復讐は我にあり」「時は目前に」「神は信ず」「神は復讐なり」「正念場はこれから」「復讐者ロレッタ」そして「真実」と「正義」が十字架にぶらさがっている刺青がしてあるのを見ると同時に、サムが3万ドルの預金を持っていて金には困っていないことを知ります。
 ケイディはサムの浮気相手のローリーを誘惑し、顔を食い破ってレイプしますが、ローリーは怖がって自ら犯行の証人となることを承知しません。
 サムは探偵のカーゼック(ジョン・ドン・ベイカー)にケイディの尾行を頼むと、ケイディは刑務所内で仲間の首を折って舌を噛み切っていたことがあることが分かります。やがてケイディに尾行を気付かれたカーゼックは、ケイディにこの町から出ていけと言いますが、相手にされません。
 やがてケイディはリーに犬の首輪を届け、それを知ったサムがカーゼックに相談すると、彼はケイディに暴行して病院送りにしてやるしかないとアドバイスします。サムの浮気のせいで夫婦ゲンカが絶えないことにうんざりしているダニーは、演劇クラスの教師のふりをして電話してきたケイディに講堂に呼び出され、そこでケイディに慰められます。その事実を知ったサムはついにカーゼックの提案を受け入れることにし、ケイディに「今すぐ去らないと病院送りにしてやる」と警告しますが、やはり聞き入れられず、カーゼックの雇った3人の男がケイディを襲いますが、逆襲され、それを覗き見ていたサムは物音で、その場にいたことをケイディに悟られてしまいます。(明日へ続きます‥‥)

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