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鶴田法男監督『ほんとにこわい話 第二夜』

2010-04-03 15:36:00 | ノンジャンル
 高橋洋くんが本「恐怖の対談」の中で絶賛していた、鶴田法男監督の'91年作品「ほんとにこわい話 第二夜」をビデオで見ました。
 第四話「夏の体育館」は、女子高生3人が肝試しで夏休みの体育館を夜訪ね、そのうちの一人がこちらに近づいてくる赤いワンピースを来た女の霊を見る話。
 第五話「霊のうごめく家」は、古い家に引越してきた家族が男の霊を度々見て、霊媒師にすぐにここを立ち去った方がいいと言われる話。
 第六話「真夜中の病棟」は、看護婦が夜の病棟の見回りで、昨日死んだ患者と会ったり、何者かに腕をつかまれて引っ張り回され、明日死ぬ患者の病室まで連れていかれたりする話です。
 第四話の赤いワンピースの女は、腰を徐々にかがめて、ひじを横に張って近づいて来るというところにオリジナリティがあり、確かに怖かったのですが、目から正気が感じられ、それが物足りなさに繋がっているように思いました。映画「リング」の貞子は髪の毛で目を隠すことで、その欠点から逃れたのだと思います。ということで、「リング」前夜の恐怖映像を見てみたい方にはオススメです。