ゴトウヒラタの戯言

RICOH CX6で撮影。十字架の島、上五島の蟲。

う~ん、小さい

2005年10月31日 19時30分34秒 | ゴトウヒラタ

 仕事から帰ると外は真っ暗。
 ゴトウヒラタの幼虫は倉庫の中にいるのだが、うちの倉庫には電気が無い。懐中電気をぶら下げて醗酵マットビンを確認すると2本食べ尽くされていた。

 懐中電気で幼虫を照らすなど、もってのほかの行為なのだが、昨日の日曜は仕事だったし、来週以降も行事続きでどうしようもない。


 フラッシュを焚いたらデジタルが見づらいが、1頭目14g。小さすぎる。

 
           2頭目、21g

 僕のクワガタ飼育は温度管理無し。こんな異常気象じゃ、今期も80mmオーバーは無理かも知れない。

 しかし諦めるつもりは毛頭無い。何か策を講じてみようと思う。


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予測大外れ

2005年10月30日 19時53分19秒 | クワガタ飼育

 もうすぐ11月だというのに、我家の菌糸ビンは未だこんな感じ。

 新上五島町の10月は秋ではなくて、まるで春だった。咲いたのは桜だけではなく、春の珍味のタラの芽も開いてしまっていた。
 

 こんな異常気象だから、てっきりクワガタの幼虫達も成長が早くなると予測して、菌糸ビンも仕込んで構えていたのだが、これじゃ例年通り。ビン交換の予測は大外れだった。


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我家のホーペイ、写真写りは男前

2005年10月29日 21時24分49秒 | Weblog+植物

 現在、我家で唯一の外来種の福建省ホーペイ。

 一昨日投稿の写真(左側)もそうだが、僕のデジカメで撮ると、どうしても二枚目に写ってしまう。
 内歯の重なり、ボディラインの滑らかさ、写真だと惚れ惚れするような男前なのだが、現物はそれほどでもない。

 しかし右側の能勢オオクワは、現物でもこんな感じ。何故か分からないが、ホーペイは写真写りが良くなる。

 ある記事がきっかけで、福建省産ホーペイは有名になった。
 それまでは「どこの産地のホーペイも、累代すれば内歯の重なりがカッコいい」と謳っていた業者達も、「ホーペイなら福建省」と草木も靡いてしまった。

 僕のホーペイも福建省。僕もミーハーなのだ。


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そろそろ冬支度

2005年10月28日 23時41分59秒 | クワガタ飼育

 朝晩だいぶ冷え込んできた。朝、布団から出るのが嫌になる。

 そろそろ我家のクワガタ達にも冬支度をと、マットを汚された物から順番に少し深めに針葉樹マットを交換している。

 針葉樹マットはダニや小蠅が付きにくいから重宝している。僕の地元のクワ友はミズゴケを使用しているが、これもなかなか良いらしい。

 クワガタは結構力持ちだ。マットを深く入れすぎると蓋をこじ開けられ脱走の恐れがある。外来種に脱走されたら大変だ。今世間で騒がれている問題の張本人にだけはなりたくない。

 脱走されたら困る種には、蓋に空気穴を細工したがっちり閉まるタイプの容器を使用している。
 

 ミニケースだと時々こんな事に・・・・・
 
 * 写真はヤラセです。



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クワガタの名前はコロコロ変わる

2005年10月27日 20時58分14秒 | Weblog+植物

 文学好きには評判の悪い昆虫名のカタカナ表記だが、我々昆虫大好き人間には漢字表記するのには抵抗が有る。

  一般に属・種・亜種で表記するのが世界共通語的な学名。例えば国産オオクワはDorcus hopei binodulosus(ドルクス・ホーペイ・ビノドゥロス)
 そもそもヘイケやゲンジ等と各地で呼び名が違うものを標準語的に統一したのが和名だと僕は認識している。

 ちなみに僕の近所のお年寄り達は、クワガタの事を「将軍」とか「皇帝」等と呼んでいる。
 そのお年寄りから、聞き慣れない名のクワガタを貰った少年の親が、ノコギリの小歯型を新種のクワガタだと思い込んでいたのには大爆笑だった。彼女達は、図鑑に載ってる大歯型のノコギリしか知らなかったのだ。

 ところがこの学名と和名、コロコロ名前が変わるから困ってしまう。

 写真のホーペイDorcus hopei hopei(ドルクス・ホ-ペイ・ホーペイ)と国産オオクワは、ついこの間まで属・種はDorcus curvidens(ドルクス・クルビデンス)だった。
 和名の中国ホーペイも、ホーペやホペイと記載されているものがあり、ホーペイとホーペとホペイは違う亜種のクワガタと勘違いされる方もいるのでは、と心配になる。
 国産ヒラタも覚えきれないほど亜種がいっぱいだ。我が長崎県のヒラタクワガタもゴトウとイキが亜種扱いになったのはごく最近。
 ツシマとばかり思って飼育していたものが、実はゴトウかイキだった・・・・というのは想像がつく。
 最悪なのは雑交(交雑)個体を累代していた・・・・・・・・。

 昆虫図鑑の花形だったオオシカクワガタはいつの間にかウエストウッディーと記載されてるし、ミナミオオクワガタだったのはアンタエウスなのかグランディスなのか分からない。
 僕の先輩が長歯型作出に匙を投げたアルキデスも、昔は純和風の名で図鑑に載っていたような気がするが忘れてしまった。


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天然大物クワガタは2年型

2005年10月26日 22時23分02秒 | クワガタ飼育

 ヒートアイランド現象の関東地方のクワガタ達は、年々小型化が進んでいるらしい。冬が冬らしくなくなった為、加齢と変態が早まり、幼虫で一冬しか越さない1年型で羽化してしまう為だ。

 天然(ワイルド)の国産オオクワ国産ヒラタ共、60mmを超せば大物扱い。この大物クワガタは朽木の中で二冬過ごした2年型が殆ど。
 この自然の生態、人工飼育にも応用できる。

 昔に比べて、外来種、国産種共、クワガタの価格は手頃になった。しかし同じ種でも大型になるとまだまだ高価。国産オオクワでも75mmを超えると手が出ない。仕方ないから小さいサイズを購入する方が多いのだと思う。

 クワガタが大きく育つのは遺伝によるところが大。例えば、♂50mm♀30mmのペアから70mmオーバーの大物が産まれる確率は極めて低い。

 だが、自然の生態を利用して、秋に種付した幼虫を冬に加温せず、暑い夏はエアコンで変態を遅らせ無理矢理2冬越させてしまう手もある。50mmペアから70mmオーバーは無理かもしれないが、60mm後半の♂は羽化するかも知れない。
 インターネットで固有名詞は出したくなかったが、虫研所有の能勢産オオクワ累代1代目(F1)82mmは、幼虫で二冬越した2年型だったと記憶している。

 ただ、この作戦、翌年には羽化してしまう♀は、小型化してしまうという副作用がある。
 それに♂が羽化して成熟するのを待つ内に、♀は更年期を向えたおばさんになってしまう為、累代飼育に全く向かないといった難点もある。

 小さいクワガタを購入したが、どうしても大物♂を拝みたいという方、試してみては如何でしょう。
 但し、苦情は受け付けません。


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白色腐朽菌に侵された醗酵マット

2005年10月25日 20時32分57秒 | クワガタ飼育

 我家は山の麓に有る。

 空気中を漂う菌や酵母の数は、都会や平地の何十倍もの濃度なのだろう。紙のフィルターを通過して、白色腐朽菌に侵された醗酵マットビンが我家では度々現れる。

 醗酵マットも菌糸ビンでもギネスクラスが作出できないといわれるインドアンタエウスをいつかこれで試してみたいと思っているのだが、飼育環境の整備や菌の培養などを考えたら非現実的。まだまだ先の話だ。

 話は脱線したが、このビンはこのままにはしておけない。ゴトウヒラタを菌糸ビンで飼育しているようなものだ。
 ヒラタとノコギリには断然醗酵マット。僕はゴトウヒラタ80mmオーバーを狙っている。

 クワガタが大きく育つという事は、何不自由ない暮らしをさせていると僕は考える。不味い餌を与えていたら大きく育たない。

 
 う~ん、小さい。ゴトウヒラタ♂15g


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ゴトウヒラタ-今期初めての醗酵マットビン交換

2005年10月24日 20時14分12秒 | ゴトウヒラタ

 産卵材割り出しから約2ヶ月半。4分の3食べつくされた3本を本日交換する。

 一本目21g♂

 身体にまだ透明感があるのに20gオーバーなのは大物血統の証。

 
 2本目20g♂

 

 3本目19g♂

 
気象が例年通りなら羽化の時期は来年の5~6月。最後のビン交換のタイミングさえ間違えなければ70mmオーバーは確定。

 
 ビンの下の数字はデータとは関係有りません。

 醗酵マットビンも菌糸ビン同様固詰が基本。ただし、ビンを割らない程度に。

 
 幼虫を入れる。
 
 フワリと醗酵マットをかけてやる。

 大きな幼虫の場合、ビンの中で暴れた挙句、マットで蓋の通気穴を塞ぎ酸欠をおこす事があるので、醗酵マットはギリギリまで詰込んでは駄目。ビンの口付近はある程度の空間を空けてあげるのがコツ。

携帯でご覧の皆様、今日も御免なさい。画像が6枚でした。


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醗酵マットの交換時期

2005年10月23日 19時33分56秒 | クワガタ飼育

 写真はゴトウヒラタの醗酵マットビン。

 結構食べられている。

 僕は、菌糸ビン同様、醗酵マットビンも4分の3程度食べられた頃に交換している。

 菌糸ビンの場合、白い所の減り具合で交換時期が一目瞭然だが、醗酵マット飼育の場合、僕の身近なクワガタ飼育初心者は食痕が分からないと口々に言う。筆者もそうだった。

 醗酵マットを製造する時、超細挽き高級品のクヌギマットを使用すると食痕が分かりにくい為、初心者の方は慣れるまで程々の挽き方のクヌギマットを使用したほうが良いのかも知れない。

* ヒラタとノコギリは断然醗酵マット。醗酵マットの造り方が分からない方は、画面右 カテゴリの”醗酵マット製造”をクリックして参考にしてください。


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放射冷却現象?

2005年10月22日 20時35分38秒 | クワガタ飼育

 ここ数日、朝と昼との温度差がありすぎる。

 温度管理無しの菌床飼育の泣き所。

 うちの菌糸ビンは茸が生えまくる。

 菌糸ビンをむやみやたらに触るのは、オオクワ幼虫にストレスを与えてしまうのであまり良いことではないのだが、茸は取除かないと後で泣きを見る。

 最近は、仕事から帰ると、菌糸ビンのチェックに忙しい。


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ゴトウヒラタの一喝(今年最後のクワガタ採集-最終回)

2005年10月21日 19時36分32秒 | 昆虫採集

 オオスズメバチを撮ろうとフラッシュを焚いたら、クヌギの上から何か落ちてきた。
失敗した。多分クワガタだ。

 下の方にもいないか確認すると・・・・・、いた!

 65mmクラスのごつい大顎がこちらを睨んでた。

 ♀も2頭もいるではないか。下の方は多分30mm足らずで、上のほうは33~35mm。

 さっきフラッシュを焚いて落ちたのは、気の弱い臆病者のノコギリだったのかもしれない。

 もうこの時期になると樹液の出る木が少ない。数少ない樹液が出ている木にはクワガタが順番待ちをするようだ。もっと下の方を覗くとコクワもいた。

 オオスズメバチが樹液を吸いに降りて来たが、ゴトウヒラタ♂の一喝で順番待ちをさせられた。長い牙をグワッと開いて威嚇しただけで、天下のオオスズメバチもたじろいだ。
 あまりに一瞬だったので決定的瞬間を撮り逃してしまった。残念!

 
     携帯でご覧の方、今日も御免なさい。


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OH!スズメバチ(今年最後のクワガタ採集-其の10)

2005年10月20日 20時38分06秒 | ハチ

 やっとの事でお目当てのポイントまでたどり着いたら、もう日が暮れかけてきた。

 新上五島町では局所でしか生えていないクヌギの樹をチェックしていると、若いクヌギにオオスズメバチを発見。

 樹液が出ている木を探す時、ハナムグリ、アゲハチョウ、ハチの仲間はおおいに頼りになる。
 特にオオスズメバチの働き蜂がいる木は、高確率でクワガタがいる。クワガタ採集では最も頼りになる奴なのだ。

 オオスズメバチは人殺しのイメージが植えつけられてしまっている様だが、僕の記憶に間違いなければ犯人の殆どは少し小さめのキイロの方。(間違っていたら大変なのでコメント下さい。)
 現に僕は、クワガタ採集の際、このオオスズメバチの働き蜂には随分とお世話になっているが、一度も襲われたことが無い。

 まだ幼かった倅を抱えて病院の待合室にいた時、蜂に刺されたと血相を変えて飛び込んで来た人がいた。
「蜂の毒では死なんよ。」
と、医者から高笑いされていたが、何か特殊な薬を服用されてる方には危険らしい。


  僕がオオクワガタを初めて見たのは約20年前の東京のデパートだった。当時30万円以上だったと思う。国産カブトも桁を間違えてなければ3万か5万だった。
 よく出来たプラモデルが動いているようで、眼が釘付けになった。


 オオスズメバチもオオクワに負けず劣らず、プラモデルか良く出来たフィギアが飛んでいるようなフォルムが、何ともいえずイカしてる。


 
 
 10月20日撮影 本日偶然見つけました。(携帯でご覧の方御免なさい。)


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* スズメバチの巣の近くでは、女王陛下と子息を守る為、働き蜂は軍人に成りますのでご注意を・・・・・


一難去ってまた一難(今年最後のクワガタ採集-其の9)

2005年10月19日 20時12分36秒 | 昆虫採集

 10月12日

 仕事が終わると、即行でガタガタ道の林道へ急いだ。車を止めて道が凸凹になった地点から歩いて行く。

 途中、こんな状態。

 新上五島町は合併不況にあえぐ町。工事の予算も出ないのだろう。台風14号と大豪雨から一月以上経つのにほったらかしのままだ。



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感激!珍種のミヤマ(今年最後のクワガタ採集-其の8)

2005年10月18日 20時41分39秒 | 昆虫採集

 もう薄暗くなってきた。

 今日はもうこのポイントでお終いかと、諦め半分若いタブの樹を覗いた。

 何かいた。

 慌ててデジカメのフラッシュを焚いた。

 奇妙な脚だ。一瞬カミキリムシかと思ったが、牙(大顎)が付いている。いつも見慣れているノコギリとは形態がまるっきし違う。

 ミヤマの中歯型だ!

 ミヤマの大歯型は、数年前に地元のクワガタ採集名人に見せてもらったことがある。彼もその時初めて五島産ミヤマを採集できたと鼻息が荒かった。

 たかがミヤマと馬鹿にするなかれ。新上五島産のミヤマは採集名人でもなかなか採れないレアーな珍品。僕は生まれて初めてのご対面だ。
 例えは悪いが100万積まれても譲れない。暫くは我家の家宝にする。

 季節外れの桜に感謝感謝・・・・

 
 左の大顎の先端が、少し欠けているのが残念。体長50mmUP (携帯電話でご覧の方御免なさい。パソコン画面ではここに五島産ミヤマの画像があります。)

 明日は、道がガタガタで車で行けなかったあの林道を徒歩で行ってみようと思う。


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道が消えた(今年最後のクワガタ採集-其の7)

2005年10月17日 17時57分09秒 | 昆虫採集

 いやァ、まいった。

 台風14号とその直後の大豪雨からひと月経つというのに、林道は彼方此方で未だこんな状態。この先は車で行くのは無理だ。

 だんだん薄暗くなってきた。急がねば・・。

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