文学好きには評判の悪い昆虫名のカタカナ表記だが、我々昆虫大好き人間には漢字表記するのには抵抗が有る。
一般に属・種・亜種で表記するのが世界共通語的な学名。例えば国産オオクワはDorcus hopei binodulosus(ドルクス・ホーペイ・ビノドゥロス)
そもそもヘイケやゲンジ等と各地で呼び名が違うものを標準語的に統一したのが和名だと僕は認識している。
ちなみに僕の近所のお年寄り達は、クワガタの事を「将軍」とか「皇帝」等と呼んでいる。
そのお年寄りから、聞き慣れない名のクワガタを貰った少年の親が、ノコギリの小歯型を新種のクワガタだと思い込んでいたのには大爆笑だった。彼女達は、図鑑に載ってる大歯型のノコギリしか知らなかったのだ。
ところがこの学名と和名、コロコロ名前が変わるから困ってしまう。
写真のホーペイDorcus hopei hopei(ドルクス・ホ-ペイ・ホーペイ)と国産オオクワは、ついこの間まで属・種はDorcus curvidens(ドルクス・クルビデンス)だった。
和名の中国ホーペイも、ホーペやホペイと記載されているものがあり、ホーペイとホーペとホペイは違う亜種のクワガタと勘違いされる方もいるのでは、と心配になる。
国産ヒラタも覚えきれないほど亜種がいっぱいだ。我が長崎県のヒラタクワガタもゴトウとイキが亜種扱いになったのはごく最近。
ツシマとばかり思って飼育していたものが、実はゴトウかイキだった・・・・というのは想像がつく。
最悪なのは雑交(交雑)個体を累代していた・・・・・・・・。
昆虫図鑑の花形だったオオシカクワガタはいつの間にかウエストウッディーと記載されてるし、ミナミオオクワガタだったのはアンタエウスなのかグランディスなのか分からない。
僕の先輩が長歯型作出に匙を投げたアルキデスも、昔は純和風の名で図鑑に載っていたような気がするが忘れてしまった。
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蝶は、それなりに研究が進んで面白いですが、クワガタには、斑紋が無いから形と混血の優勢の出方なのでしょうか・・・。
その頃はツシマヒラタだったのですから仕方のない事です。昔の話です。
最近のクワガタファンは、同一亜種でも産地にまでこだわっていますのでハイブリットの心配は無いと信じております。