”ばっきん”のブログ

日常生活中心のブログです。
平成28年9月から妻と息子、母の4人で暮らしています。

三八飯店(長万部)の浜ちゃんぽんは単なる海鮮ではない。

2010年10月11日 20時16分15秒 | 外食ラーメン
以前,同店を訪れた時と比して,お客さんの数が少なかったので(高速道の影響だろう)心配だったが,味は変わっていなかった。
私は,海鮮だけに生臭さがでるため、味噌味浜ちゃんぽんを食べたのだが,イカ丸ごと1パイ,ホタテ,ホッキ貝,ツブ,海老,ワカメ,そしてぎんなん草などがぎっしりと具の入ったもので,スープも磯の風味を存分に感じさせる逸品。
麺は西山製を用いており,食べ応えがある。
ラ-メンに対し、ワカメなどの海草系を嫌うフリークも多いが、これだけどーんと出されると気持ちがいいし,函館朝市などにある海鮮麺とはグレードの違うまとまった味が堪能できた。
(ぎんなん草・・・寒い時期に海岸の岩場に新芽の出る、地元では「ほとけのみみ」とも呼ぶ)
なんといっても油で味を調えているわけでないので、ヘルシーであることも付記しよう。
大きな写真と券売機が設置してあり,一段と利用しやすくなったといってよい。


なお,連れは今度も王道の塩味浜ちゃんぽんをチョイスした。





ようやく星龍軒のラーメンが食べられる季節になってきた。

2010年10月09日 23時46分23秒 | 外食ラーメン
函館の代表的塩ラーメンを食べさせてくれるのが若松町の星龍軒であることは広く知られている。
出口製麺の麺を使用していることでも,函館らしさが伝わってくるが,あまりにも有名になりすぎたがゆえに,観光シーズンの昼時の混雑は元客にとって我慢のならないものだ。
店の前に行列が並んでいることの腹の立つったら相当なもので,もう来てやるもんか!と叫びたくなるのだが,10月の声をきくとやはり混雑にも陰りがみえてくるので,入店できることも多くなってくる。
ところで,この店では大体の人が塩ラーメンを注文するのだが,私は一貫して醤油チャーシューメンか醤油ワンタン麺である。
そもそも,塩ラーメンがあまり好きではないので,そうなってしまうのだが,なんと言ってもここのチャーシューは旨い。
そして,醤油ラーメンもなかなかの味である。





大きな門を失った函館の中島廉売

2010年10月08日 21時47分36秒 | 地域
函館の地元紙である函館新聞では「函館信用金庫は千代台支店(千代台町12)と五稜郭支店(本町30)を統合し、12日から杉並町4の新店舗を五稜郭支店として営業する。同金庫は今後も統合計画を進め、現在の14店舗体制から11店舗体制へのスリム化を目指す。」と報じた。
この記事を目にして,真っ先に中島廉売の将来は暗いと思いを馳せた次第である。

なぜなら,今年7月に千代台町3番にあった道南勤医協函館診療所が松陰町に移転し,空き建造物となっているからである。
そして今度は,信金千代台支店の閉店に伴い,こちらも空き店舗となった。
電車道路から中島廉売を見通した場合,左の角が同診療所,右の角が函館信金千代台支店であり,いわば廉売の門を構えていたと言ってよいのだ。
診療所と金融機関という集客効果が膨らむ構造であった町並みが崩れ始めたのは,今に始まったことではない。電車道路沿いの酒店,米穀店,寿司店,その他飲食店が次々と姿を消し,北海道労働金庫までもが柏木町に移転,そして協会病院跡にMaxvalueの出店と中島廉売を取り巻く環境は,厳しくなってしまった。

私も,かつて1974年から1981年まで堀川町に居住していたが,その頃すでに中島廉売は,往時の賑わいを失い,評判を落とし続けていた。
いわゆる安かろう悪かろうの典型で,いいものを求める向きは,新川町の自由市場などに出向いていたものである。

それから,約30年,よく今までもったものだという感が強い。既に地元住民や商店街の意見も集約しきれなくなってきている現在,再開発を続けることは無意味としか思えない。

中島廉売の大通りは,かつて都市計画道路であったときく。函館自衛隊駐屯地からまっすぐ現在の中島廉売をこえ,海岸町まで抜け,国鉄函館本線まで直結というのが当初の計画だったらしい。こうした計画も実を結ばず,再開発も進まずといった何か因縁めいた話と思う。


地デジ対応テレビは買ったけれど,エコポイントは実に難解

2010年10月07日 19時58分45秒 | ライフスタイル
実は,一月半ほど前にパナソニックの32型液晶TV(TH-L32C2)を購入した。
テレビの代金は59,800円で,リサイクル搬送費が525円,リサイクル回収代金(14型のブラウン管TV)が1,785円で
合計62,110円の導入経費だった。
しかし,ヨドバシカメラの通販でたまったポイントが13,790円分,さらにエコポイントが15,000円分で差し引くと
結局実質33,320円のテレビとなり,随分安く導入できたと感慨もひとしおである。

ところで,エコポイントの申請は実に難解極まりないもので,
1 最初にウェブサイトで申し込み,
2 メールを受け取り,
3 リンクしたウェブサイトにアクセス,本人確認を経たうえで,交換商品を選択
4 申請書類をダウンロードし,プリンタで印刷
5 購入製品の領収書(原本),保証書(コピー),リサイクル券排出者控え(コピー)を申請書に貼付
6 上記を封筒に入れて郵送(80円)
という工程だ。これは,非常に骨の折れる作業であるとともに,高齢者等なら理解に苦しむ代物ではないだろうか。

結局,一月半を経て,ようやく交換商品(ダイエーグループ商品券引き換えはがき)が送られて来た次第だ。

これだけ煩雑な工程を嫌う人のために大手販売店では,自社のポイントとして使用のようなサービスを設け,より簡単な方法で申請を代行している例も多い。

結局,地デジ化とエコポイントに騙されたわけだが,人間の欲はあっさりと我慢というものを打ち砕く。
そう簡単には購入しないと決意していた「地デジ対応テレビ」は,目の前にあるのだ。


函館の夜景は浪費の象徴?・・・ECOに逆行する地域

2010年10月06日 21時47分41秒 | 地域
函館の観光の目玉は,先頃TV番組「美の壺」でも紹介されている「夜景」である。
「函館の夜景」が脚光をあびたのは,第二次世界大戦後になる。
戦前は,そもそも函館山は要塞が築かれた場所であるため,一般人の入山はもとより,写真撮影も禁止されていたという。
したがって,戦後の復興の象徴が夜景なのである。
函館山の夜景がきれいなのは,陸繋島として東西が海であるため,砂州の細い部分に光が集中するからである。
しかし,それだけではきれいにはならない。重要なファクターに光源の多さがあげられる。
函館は,おそらく私が感ずる限りでは,地方都市としては,街灯が多いまちである。街灯と街灯の間の距離が短い。
近年では,さらに公会堂などの観光スポットをライトアップしたり,クリスマスファンタジーなどを催して,ひかりの発散に拍車をかけている。

函館は,産業構造上,生産の町ではなく,消費の町である。そうしたところから,市民も自然に消費に力点をおくクセがついており,貯蓄率も芳しくないはずだ。そうした,消費の気風が,中核市で全国一の生活保護率を生むきっかけになっていると主張するのは言い過ぎではない。

たくさんの電力を消費する夜景が売り物の町は,どう考えてもECOな町ではない。
観光も消費に力点がおかれるなら,やはりECOではない。

私がこの点を憂慮するのは,なにもあまのじゃくだからではない。実際に西部地区に住んでみると解るのだが,夜は人通りの本当に少ない町並みに煌々と街灯が点灯している大通りをみているとむなしさがこみあげてくるからである。
西部地区は,住人が減少し,高齢化も速度を上げている。結局,夜景を維持するために無駄な電力が使用されていることを認識しなければいけないのではないか。

時代は,確実にマーケットの縮小の方向に向かいつつある。無駄との絶縁が新しい函館を生むのではないだろうか。
夜景に頼る構造は,いろんな意味での浪費を糾弾する根拠となり得るのである。