エルムステークス（Ｇ３）予想

今後のダート界を占う意味でも重要なメンバーが集まった、“新潟の”エルムステークスの予想です。

私のテーマは、『最近の嫌な流れを断ち切るためにはどうすればよいか？』です。経験上、こういうときに大事なのは、難しく考えすぎずにシンプルに整理することだと思います。そんなことを意識しながら予想してみました。

【予想　馬番　馬名（性齢）　斤量　騎手　単勝オッズ（２０：２３）】
◎　⑮　トランセンド（牡３）　53.0　内田博幸　１．８
○　①　ウォータクティクス（牡４）　57.0　藤田伸二　５．４
▲　⑬　アロンダイト（牡６）　58.0　後藤浩輝　８．１
△　⑭　クリールパッション（牡４）　56.0　津村明秀　３３．４
△　④　トーセンブライト（牡８）　57.0　安藤勝己　４６．４
△　⑨　サンライズバッカス（牡７）　58.0　佐藤哲三　２４．１


前走、前々走で圧巻のパフォーマンスを見せたトランセンド。新潟ダート１８００ｍのレコードホルダーが、最軽量５３．０ｋｇなら迷わず本命で構わないでしょう。（レッドディザイアの１．４倍よりは堅い本命だと思います。）
結果的に中途半端な内枠を引かなかったのも、この馬にとっては良かったと思います。大外枠なら揉まれたり砂をかぶったりすることもなく、どうしても逃げたいウォータクティクスを外から追走し、４コーナーで早めに捉まえに行く横綱相撲の競馬で押し切る公算が高いと思います。

対抗は、逃げ確定のウォータクティクス。前走の東海Ｓでは、初距離に加えて出入りの激しい流れに嫌気がさして、１６着（最下位）に敗れていますが、今回は１８００ｍへの距離短縮に加え、最内枠から思い切って逃げられる絶好の条件です。おそらく連勝時の強い姿を見せてくれるのではないでしょうか。

侮れないのは左回り得意のＧ１馬、アロンダイト。トランセンドがウォータクティクスを可愛がりすぎたり、逆に早めに捻じ伏せにいって手こずるような展開になると、この馬の底力がモノをいう場面があるかもしれません。なんと言ってもＧ１馬ですから、軽視は禁物だと思います。

△の３頭は、上位３頭にマチカネニホンバレを加えた強力な先行勢に、後ろから襲い掛かる差し馬をピックアップしています。中でも期待は大通り特別でプラチナメーンを差し切り、その勢いで準オープンの報知杯大雪Ｈもぶっこ抜いたクリールパッション。
人気はありませんが、マチカネニホンバレがウォータクティクスに絡んで共倒れになるような流れになれば、アッと言わせる場面があるかもしれません。


うーん、先程までは馬券の調子が悪いと思いこんでいましたが、このレースの予想は何度見直しても必ず当たるような気がしてきました。こうなると、もう、完全に病気ですね！