宇治田原優駿ステーブル在厩のリナーシェは、すでに馬場入りを開始しています。
◇青山調教主任のコメント 「馬体重が422kgまで増え、テンションもそう高くありませんでしたので、現在はトラックで軽いキャンター1800m、坂路でハッキング1本を消化。まずはこのまま乗り続けていき、目方が減らないようであれば来週から少しずつペースを上げていこうかと思っています。行きっぷり自体は悪くありませんので、パワーをつける意味でも今回はさらなる体重増に重きを置いて進めていきたいところです」
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レースの疲れもとれて、422kgまで回復してくれました。問題はこれからどこまで増えるかですが、「今回はさらなる体重増に重きを置いて進めて」いくそうなので、コチラもあまり心配するのではなく、外厩、厩舎の皆さんの努力が実を結ぶのを楽しみに待ちたいと思います。
この感じだと、あくまで状況次第ながらも今年中にあと一走ぐらいでしょうか。。成長を促しながらとは言え、2歳戦からたくさん走ってくれるのはありがたいです(^^)
【2020/10/17京都2R 2歳未勝利でのリナーシェ:公式HPより】
スピリットファーム在厩のグランソヴァールは、おもにダート周回コースでハロン17~20秒ペースのキャンター3000mを乗られています。
◇明智代表のコメント 「飼葉喰いの心配が要らない馬ということもあり、馬体重が534kgまで増加。これ以上増えすぎても良くないですし、獣医師チェックでも『痛いところはありません』ので、適度にペースを上げて調整しているところです。引き続き調教師とも相談しながら、来週後半から15-15を織り交ぜていくことも検討していきたいと思います」
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このところあまり真面目に走ってくれないのに、食べる量は一人前以上なんですね…。いや、たくさん食べるのは良いことですが、その分しっかり運動もしないとアスリートとしては如何なものかです(^^;)
とにかくグランソヴァールの場合、最後まで集中して真面目に走りさえすれば何とかなるハズですが、外厩での様子を聞く限りでは、普段は特に問題がないようなので却って厄介な感じもします。外厩やトレセンでのトレ―ニングで問題がないとすれば、あとはもう追い切りや実戦で何かをイジっていくしかないですからね。。当然、尾関先生もいろいろ考えておられるでしょうが、例えば馬具の力を借りてみるとか…。
ついつい余計なことを考えてしまいますが、それもこれもグランソヴァールに覚醒して欲しい、復活して欲しいと思うが故ですので悪しからず(^^ゞ
【2020/10/10東京10R 神無月ステークスでのグランソヴァール:公式HPより】
テンコートレーニングセンター在厩のクレッシェンドラヴは、11月29日東京12R ジャパンカップ(G1・芝2400m)に向けて、5日に美浦トレセンに帰厩する予定となっています。
◇伊藤マネージャーのコメント 「オゾン治療を行い、3日に坂路で終い13秒をマーク。これで問題なく送り出せる準備が整いました。先週お話した落ち着きについては、馬が自分勝手ではなく闘志を秘めた感じになっているという意味。今回もいつもと変わりなく、不安のない状態でバトンタッチできそうです」
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もうほとんどの方が感づいていたとは言え、陣営からジャパンカップ参戦がアナウンスされると身が引き締まります。レース3週間前にトレセンに入るルーティンも健在のようですし、「いつもと変わりなく不安のない状態」とのことなので、状態面は引き続き万全と言って良さそうです。
そうなると気になるのは相手関係ですが、これがまた微妙な感じで難しい…。様々な説があるのは承知の上で、果たしてコントレイルとアーモンドアイは出てくるのかどうか。。現時点ではこの強力な2頭は出てこない可能性が高いですが、今後の状況次第でどうなるかは分からないと考えておきます。
その他では牝馬3冠のデアリングタクトが出てくるようですが、コントレイル、アーモンドアイよりは『普通の馬』に近い印象です。(充分以上に強いのは承知していますが(^^;)) デアリングタクトを強敵と言うならサートゥルナーリアやグローリーヴェイズ、カレンブーケドールなどの古馬勢もかなり強力なライバルですし、要するに簡単に勝ち負けできるレースでないのは間違いないです。
とにかくクレッシェンドラヴはそういうレースに挑戦するわけで、これはもう全身全霊で応援するしかありません。東京コースは久しぶり、強い相手がいるのも承知の上、G1の舞台でクレッシェンドラヴがどんな走りをしてくれるのか、今から楽しみで仕方がありません(^^)
【2020/9/27中山11R 産経賞オールカマー(G2)でのクレッシェンドラヴ:公式HPより】
■ミンティエアー'20
◇牡当歳 鹿毛 2020.02.09生 浦河産(三嶋牧場)
◇父:マジェスティックウォリアー 母:ミンティエアー (母の父:アグネスタキオン)
◇プラスビタールスピード遺伝子:CT型
◇厩舎未定
◇販売総額 3,900万円 / 総口数 2000口
◇POINT!:早生まれのアドバンテージを差し引いても立派に映る上質馬。8月下旬に離乳を終え、環境の変化にも問題なく対応できており、放牧地ではスッキリとした伸びのある馬体をスムーズに操り、実に軽快な動きを見せている。落ち着きのある性格、順調な成長過程にも好感。ダートでオープン入りを果たした半兄エルモンストロの躍進や父との配合から、砂への適性は勿論のこと、オークスTRで2着した母同様、血統的には高いレベルにおける二刀流の活躍まで期待できそうだ。
◇募集時写真:2020/10/26
アスカビレン'20、キョウエイカルラ'20と当歳牝馬が続いたので、『気になる3番手』は19年産の牡馬からとも考えたのですが、改めて写真や動画を見直したところ、やはりミンティエアー'20も相当に良さそうだなぁと。。その結果、またもや高い方からの順番になってしまいましたけれど(^^ゞ
とにかくこの馬、(今はトモ高が目立っているものの)とてもスッキリしていてバランスの良さが目立ちます。マジェスティックウォリアー産駒でもバリバリのダート体型という印象はなく、芝でやれてもおかしくない雰囲気があると思います。動画はあえてアスカビレン'20の歩きと並べてみましたが、落ち着いてきちんと歩けているのは好感。2月初旬の早生まれだからもあるのでしょうが、これといった欠点がなく心身ともに平均点が高い優等生タイプのように感じます。
ただし、まだ肝心の厩舎が未定なので、すぐに出資云々ということにはならないでしょうか。。もちろん『厩舎に関わらず好みの馬に出資する』という考え方もあるでしょうが、私の場合は一応厩舎も確認したいので。それと、20年産世代には同じマジェスティックウォリアー産駒にエンパイアブルー'20がいて、おそらく来年募集になるのではないかと…。
あまり先読みし過ぎるのも何ですが、出資頭数をソコソコに抑えようとしたとき、同じ世代にマジェスティックウォリアー産駒を2頭入れるかどうかについては冷静に考えてみたいと思います。
血統に関しては、ミンティエアーの母系がDeputy Ministerであることからも、やはりダート色が強いです。マジェスティックウォリアーは芝でも活躍馬を出せると思いますが、一発長打があるとしたらやはりダートでしょう。もちろん長打狙いは簡単ではないですが、ハマると面白いのがダート路線でもありますから、最初からそのつもりで勝負するかどうかがポイントになりそうです。
本馬に関しては、3,900万円(G1超早期2,028万円相当)というお値段、厩舎未定なところも含めて総合的に判断すると、『確かに良い馬だと思うけれど出来るだけ様子を見たい』というのが本音です。当歳募集はデビューまで先が長い分、『どうしても欲しい』と感じる決定的なもうワンパンチが備わってくれば…です。