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7日目
まだまだ続いておりました旅行日記…、あともう少しお付き合いくださいませ
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さて前回UPしたドブロヴニクには2連泊。
その翌日、国境を越えて2006年に独立を果たしたモンテネグロ、
コトルの街へエクスカーション。
モンテネグロ北西部、アドリア海沿岸部は非常に複雑に入り組んだ湾を
形成しており、コトルの街はその湾の最も深いところに位置しています。
そのため、ドブロヴニクからバスで沿岸部を走るも、
途中こうしてカーフェリーに乗り、対岸に渡るなどしながらやって来ました。
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ここコトルはこの地形からも分かるように
複雑な海岸線と険しい山に囲まれた天然の要害の地であり、
さらに背後の山に沿って城壁が築かれたことによって、
堅固な城塞港湾都市として栄えました。
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そしてその城壁に囲まれた旧市街はこれまでの街並みと同じ細い石畳の
路地が走り、貿易によってもたらされた富によって築かれた豪華な館や、
美しい教会が建ち並んで、ユネスコ世界遺産に登録されています。
そろそろアドリア海沿岸の中世の街並みは飽きてきたころ…?
こうして旅をしていくうちにどこも似たような風景ばかりに気づくわけですが、
それってすなわち中世のままストップしている街がこれだけ点在し、
ほぼ完璧な姿で保存されていた…ということ!ただただ圧倒です。
約3年前くらいからこのクロアチア周辺の旅が解禁され、
まだ多くの観光客が足を踏み入れていないことから、
徐々に人気を集める観光地へと変わってきているようですが、
その人気というのはきっとこの自然と中世の街並みが違和感なく
溶け込んだ…まるで現代から取り残されたような風景が人々を魅了するのでしょうね。
贅沢なことにこのあたりで「また似たような街だな~」なんて、
思ってしまった自分に旅を振り返りながら反省してしまいます
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実際その場に立っているときは「やって来たぞ!」と、
それを現実に受け止め、割と冷静にただ見学して終わるのですが、
こうして何週間か経って振り返ってみると、
その場に立っていたことさえ夢のような心地になるのはなんとも不思議な感覚。
…うーん、それが旅の醍醐味でもあり、だから人はまた旅に出るのでしょうね
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8日目
アドリア海から離れやって来たのは国境を越えたボスニア・ヘルツェゴビナ。
ドブロヴニクからわずか4時間のモスタルという小さな街。
ミルキーグリーンのネレトヴェ川が街の中央を流れ、
その両岸を美しいアーチを描いた橋「スタリー・モスト」によって、
オスマン支配下の影響が色濃く残り、異国情緒あふれる東西の村がつながれている。
「モスタル」とはボスニア語で「橋の守人」という意味。
その名の通り、街はこの橋を中心に発展、象徴でもありますが、
悲しい現実を今もなお抱いているのです。
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街はネレトヴェ川を挟んで東はムスリム人、
西はクロアチア人と民族によって住み分けされており、
現在も互いの往来はほとんどありません。
もちろん観光地化されつつあるので、
旅行者にとっては橋を渡り自由に過ごすことができます。
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まだまだ手つかずの美しい自然。
ずーっと眺めていても飽きることのないやさしい色をした川の流れ、
川沿いに映える萌ゆる新緑のコントラストがまるでおとぎの国のよう。
こんなに美しい場所なのに、
少し歩くと目をそらしたくなるような景色が此処彼処に…。
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UPだと心が痛くなるので、ちょっと遠目に…。
これは93年に繰り広げられた民族間・宗教間の争いの傷跡ごく一部。
ここは街のど真ん中ですが、
今もなお壁全面に銃弾痕が残されたまま使用・住居としている建物や
半壊した建造物(廃墟)が町中を占めているのが現状でした。
橋を中心に非常に激しい銃撃戦が続いたのだそうで、
復興ままならない地を観光と称してそぞろ歩くことにいささか抵抗を感じ、
やっぱりこの日の晩は眠りにつけず…
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そうはいってもやはり…。
橋からの景色以外には特に何もない小さな町、
多くの観光客が訪れることによって少しでも早い街の再建と復興を願うばかりです。
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ひとつオススメは…、
スタリー・モストの周辺は、両岸ともにまさにトルコでオリエントの香り漂う。
まだトルコを夢見るも訪れたことのない私にとって、
オスマン朝文化はちょっぴり憧れ。
これまでのアドリア海沿岸は完全に西ヨーロッパ文化だったのに対し、
ここは完全なるオスマン帝国
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景色をそこそこ楽しんだのち、通りを眺めるカフェに座って、
濃ゆ~い粉まじりのトルココーヒーをすすったら…あら!不思議!
隣国からたった4時間の距離で「飛んでイスタンブール」気分、楽しめちゃうのです
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ふ・古い?
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旅行記も残すところあと1章!
記憶のあるうちにUP目指して頑張ります~
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