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今年の☀「手帳大賞」

2016-12-15 09:24:21 | 歌う
          今年の☀「手帳大賞」
                       
 今朝の新聞に 2016年、「高橋がうなった」受賞作が発表されている。「今年、第20回を迎えた手帳大賞の19936通の応募をありがとうございました」。

  第20回 ☀ 手帳大賞  

 ♥ 病室の夕陽より、やっぱり台所の朝陽ね  相野正(66歳 会社員 大阪府)
                                         
  (ガンの外科病棟を退院し、帰宅した翌日、台所に立った妻の一言)
 
 
    {泉麻人賞}

 ♥ ネギにアイロン当てたのがニラ  雨森茂喜(75歳 無職 大阪府)
                                  
   (娘が5~6才の頃、ニラの買い物を頼まれて、、。)
                           
    {椎名誠賞} 

 ♥ 赤ちゃんランドセルだ!! ママも一年生だね。須合里美(29歳 主婦 千葉)

   (赤ちゃんをおんぶしていた時に小学生になったばかりの息子に言われました)

    {黛まどか賞}
                                           ♥ おはなしのきれいなひとだったねえ 鍛治銘子(55歳 主婦 神奈川)
                                         
    (言葉遣いの丁寧な私の友人が帰ったあと三歳の娘がしみじみと、、。)

                                                     
  この受賞者4人の作品は本人の言葉ではない。妻や子供など身近な人の言葉である。川柳のような、俳句のような、短歌のような言葉だが定型ではない。日常生活のなかで、家族などが無意識につぶやいた言葉を聞き流さず捉えた、受賞者は言葉の達人なのだろう。

 賞金は大賞 50万円 審査員賞 各20万円、たった一言で家族旅行ができる、こんなオイシイ賞は少ないですよ。第21回 手帳大賞の締め切りの来年3月31日をお忘れなく。

               12月15日 松井多絵子