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こころの匙加減

2016-10-05 09:20:08 | 歌う

               こころの匙加減

 ♥ 漱石にわれは疲れる中年の彼に書かれた小説『こころ』  松井多絵子

 本日朝日朝刊の2頁は 大隅氏 ノーベル賞金 若手支援に活用。その記事の下、3分の1頁は本の広告。❤ こころの匙加減 著者・高橋幸枝は100歳の精神科医 海軍省のタイピストを経て、福島県立女子医学専門学校を卒業。33歳で医師になる。49歳で精神科・内科の秦野病院を開院し院長に就任。現在は医療法人社団秦和会理事長。

        <人生とは、自分の 匙加減 をみつける旅>

▴ あらゆる不幸は人と比べることから始まる  ▴ みんな最初の一歩が怖いだけ   
▴ 執着しすぎるとする本当に必要なものを見失う ▴ 美しいものは苦しみを紛らわす
▴ 誰かと話すだけでこころは温かくなる ▴ さみしくなったら、緑を育ててごらんなさい
▴ 寡黙より多弁のほうが10倍好かれる ▴ 断ることも立派な愛情表現

▴ 病は口からやってくる ▴ 室温の「匙加減」は命にかかわる
▴ 洋服の選びがうまければ、寿命も延びる ▴ 「ちょっと不便」なくらいが体にいい
▴ 1ミリでも誰かのお役に立っているか ▴ いい歳をして、見返りなんて求めなさんな
▴ 言葉にしないと、やさしさは伝わらない ▴ 突然の電話は「別れ」の挨拶かも?

 この16のアドバイスは♥「なるほど」である。こんな丁寧な広告を読んだら『こころの匙加減』を買わな人が多いのではないか。或いはもっと詳しく読みたくなるか。

 料理は匙加減次第だ。人により味の好みが違うから難しい。著者は「100年生きてきて、思うのは匙加減の大切さです。「生きていく」とは、この匙加減を見極めていく営みにほかなりません」。 1世紀も前に日本に生まれて自力で医者になり病院を作るなんてスゴイ女だ。夫や子供はいないのか。私は高橋幸枝の食事のことを知りたくなってきた。

     高橋さん 次の本は 「おいしい長寿食の匙加減」をお願いしますね。

                 10月5日  松井多絵子