「句集を出した小学生俳人」
12歳の小林凛くんは生まれたとき未熟児だった。小学生になり、いじめられ、耐えられないときは学校を休んだ。学校へ行かないときは祖母が外へ連れ出し、動物や植物に親しんだ。俳句は幼稚園の頃から絵本で俳句を。一茶の句が大好きなので俳号は <小林凛>
俳句がいじめ対策になるとは、イジメられるほど俳句は上達、イジメる子たちは損をするわけですね。9歳で朝日俳壇に初入選、やりましたね。「それ見ろ!いじめっ子たちよ!」
★紅葉で神が染めたる天地かな 小林 凛
※まあ、早熟なこと。9歳の坊やがねえ。上手すぎますよ。
★いじめられ行きたし行けぬ春の雨 小林 凛
※その後の朝日俳壇入選句、この句のほうが私は好きです。
この4月に「ランドセル俳人の五・七・五」を出版。1年前に「百歳は僕の10倍天高し」という句を送った縁で、日野原重明さんが推薦文を書いてくださったそうです。大阪府岸和田に住み、昨秋から凛くんは近所の句会に参加、お仲間の老人たちはさぞ刺激されていることでしょう。
★仲直り桜吹雪の奇跡かな 小林 凛
※いじめっ子の1人が謝ってきたそうです。よかったね。凛くん。もうじき夏。ヒマワリの句をたくさん作ってね。私はもうヒマワリは詠めない。松井多絵子