時の流れの中に!

少子高齢化の中で高齢者はどう生きて行けば良いのか。

認知症を予防する ⑱ 母と暮らす

2017-09-23 10:15:58 | 認知症
母と暮らして6年間過ごしたが認知症は発症しなかった。

親孝行として考えたプラン、ぼんやりとした時間を無くすための

時間割表作戦など数々の催しを進めてきたが、これらはボケ防止

として考えていた。ボケなかったのはそれらの効果があったから

なのかでも確信はない。母の趣味、好きな食べ物も良く知らない。

何処かへ行こうと言えばついてくるが、80代の母の体力も分か

らずに喜ぶと思って連れて行った。母のためにと思って色々と活

動を進めてきたが手応えがないこともあった。思い返せば反省す

べきことは多い。何が良かって、何が悪かったのか、良く判らな

かったのが実感として残った。

その後、認知症を調べている中で母の認知症介護を綴った女性の

事例を知った。その「母と娘」と「母と私」がリンクした時に認

知症発症の要因と予防についてのヒントが出てきた。

だけど母が骨折で入院していた時に、担当医からMCI(軽度認

知障害)の兆候が見られると説明を受けた。私と母の会話ではそ

れは感じなかったがあのまま入院を続けていたら、どうなってい

ただろう。それほどA病院の環境は悪かった。悪い環境が認知症

発症の要因になる可能性は高い。

タイムリープして6年前の2月に戻り、父が亡くなった時に母の

今後をどうするのか、どうすれば良いか、妹たちと話し合った時

に一人暮らしは無理という妹たちに対して、まだ大丈夫だと言っ

て一人暮らしを押し通した私、長男としての権限で威圧的に妹た

ちを従わせて、母のひとり暮らしを続けさせていたらどうなって

いただろうか。認知症は発症しなかっただろうか、今もなお考え

させられる出来事だった。

※父が亡くなり母の今後を話し合った時、私の判断が間違いで妹

たちが正しかったと認めざるを得ない。母と二人で暮らしていた

期間は妹たちとは音信不通状態だったが、母が危篤状態になって

連絡をして、その後、葬儀など協力して終わらせた。

※母が亡くなり遺品を整理していたらアルバムが見つかった。妹

たちの家族と旅行にいった時の写真か、私と行った旅行の写真ば

かりだった。若い頃の写真は数枚しか残っていなかった。

若い頃の写真を見ていると、あんな酒癖の悪い男と結婚しなくて

も、もう少しましな男を見つけられたのではないかと思った。




母と暮らす おわり

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 認知症を予防する ⑰ 母と暮... | トップ | 認知症を予防する ⑲ パソコ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

認知症」カテゴリの最新記事